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左のミスが少なくなった!

前作までとはちょっと違う! 「インプレス UD+2」ドライバーを検証した

オグさんです! 今回はヤマハの「UD+2ドライバー」を試打させてもらいましたので、レポートしたいと思います!

ヤマハ「インプレス UD+2 ドライバー」

ヤマハ「インプレス UD+2 ドライバー」

フルラインアップになって3代目のドライバー

「インプレス UD+2」とは、今注目の「飛び系アイアン」の先駆けとなったブランドで、最初はアイアンのみのラインアップでした。UD+2は「ウルトラディスタンス +2番手の飛び」という意味が込められているのです。そして、本当に2番手飛ぶ飛距離性能がウケて初代モデルは大ヒットし、2代目からはエンジョイゴルファーがドライバーに最も求める飛びを重視し、ドライバーからアイアンまでのフルラインアップ構成になりました。

今作のUD+2はフルラインアップになってから3代目のモデル。このドライバーは、飛距離に対するこだわりはそのままに「超まっすぐ」というキャッチコピーを付け、直進性の高さを磨いてきたようです。注目すべきテクノロジーは「スピードボックス」という、クラウンとソールのフェース周りに設けられた箱状の凹み。これがあることでフェース周りの剛性を高めてエネルギーロスを軽減し、ボール初速を高めることに成功しているといいます。さらには高い慣性モーメントによってミスへの強さを高め、非常に大きい重心角にすることでボールのつかまりを高めています。

ちなみに前作のドライバーは非常に強いつかまり性能で、フックボールで飛ばす!といった仕様でした。さて3代目はどんな弾道で飛ばせるんでしょうか。早速見ていきましょう!

フェース周りのスピードボックスと大きな音叉マークが今回のデザインの特徴になっています。ヤマハ製だからでしょうか、リブの部分が若干ピアノを連想させます

フェース周りのスピードボックスと大きな音叉マークが今回のデザインの特徴になっています。ヤマハ製だからでしょうか、リブの部分が若干ピアノを連想させます

クラウンのスピードボックスがスクエア感を出してくれるので、目標に対して非常に構えやすいです。できるだけFP値(出っ歯具合)を低くしてボールのつかまりをよくしています。ヒールにボリュームがある形状は、いかにもつかまりそうな雰囲気を出していますね

クラウンのスピードボックスがスクエア感を出してくれるので、目標に対して非常に構えやすいです。できるだけFP値(出っ歯具合)を低くしてボールのつかまりをよくしています。ヒールにボリュームがある形状は、いかにもつかまりそうな雰囲気を出していますね

フェースは比較的ディープですが、低く深い重心とスピードボックスにより、左右だけでなく上下のミスにも強い設計になっています

フェースは比較的ディープですが、低く深い重心とスピードボックスにより、左右だけでなく上下のミスにも強い設計になっています

なだらかに後方へ落ちていくシャローバック形状を採用。この角度からは見えませんが、ソールのヒール側にウェートが搭載されていて、重心を深く低くしつつ、つかまり性能を高めています

なだらかに後方へ落ちていくシャローバック形状を採用。この角度からは見えませんが、ソールのヒール側にウェートが搭載されていて、重心を深く低くしつつ、つかまり性能を高めています

シャフトはフジクラ製。ヤマハ専用に設計した「Air Speeder for Yamaha M421d」を採用しています。適度にシャキッとした振り味を持ち、ミートしやすいシャフトです

シャフトはフジクラ製。ヤマハ専用に設計した「Air Speeder for Yamaha M421d」を採用しています。適度にシャキッとした振り味を持ち、ミートしやすいシャフトです

過去2代とは異なる特性に注目!

まず構えた印象ですが、スピードボックスが配置されているクラウンのフェース側とボディがツートンカラーになっており、ここに目線が行きます。この部分は箱状のスピードボックスがフェースに対して平行に並んでいるので、フェースを目標に対して構えやすくしてくれる効果があり、意外と言ってはなんですが、スムーズに構えることができました。
お借りしたスペックは、フレックスSの10.5°。最初は特に意識せずポンポンと打ってみました。まぁ、よくつかまります。これは初代から一貫している性能のひとつ。ボールをつかまえるには、フェースがしっかりとターンする必要があるのですが、どの年代のモデルもオートマチックにヘッドがターンするよう設計されていて、つかまった弾道が自然と打てるようになっています。ただ、この最新作は過去の2代のモデルとはちょっとボールの飛び方が違いました。

過去の2モデルは、ドロー系の左に曲がる弾道で飛ばしていた印象があるのですが、今作はそれがちょっと弱まっていますね。これは慣性モーメントの高さが関係しているのだと思いますが、サイドスピンがかかりにくい仕様になったと言えます。インパクトでフェースを目標以上にターンさせてボールを打ち出し、サイドスピンの少ない弾道で安定して飛ばす!といった仕上がりのクラブになっています。

弾道は、しっかりボールをつかまえているため、これまた意外に低スピンの強い弾道が自然に打てます。打点を外すとスピンは増えるのですが、それがサイドスピンにはなりづらく、少々飛距離は落ちますが上に浮いてくれるので意外とミスにならない。スライスに悩む方はもちろんですが、右へのミスに悩む方に強くおすすめしたいドライバーですね。

右へのミスを気にせず気持ちよく振り切れるクラブに仕上がっています。打感も、適度にはじき感がある心地よいもの。左のミスを減らしたいゴルファーは、RMXシリーズのほうがマッチすると思います

右へのミスを気にせず気持ちよく振り切れるクラブに仕上がっています。打感も、適度にはじき感がある心地よいもの。左のミスを減らしたいゴルファーは、RMXシリーズのほうがマッチすると思います

このスピードボックス周辺が、アイアンでいうブレードっぽい役割をしてくれるので、一見すると特異な形に見えますが、目標に対してスッとフェースを合わせることができます

このスピードボックス周辺が、アイアンでいうブレードっぽい役割をしてくれるので、一見すると特異な形に見えますが、目標に対してスッとフェースを合わせることができます

スピードボックスはソールにも搭載されています。フェース周辺の剛性を上げることで、ボール初速を高めています

スピードボックスはソールにも搭載されています。フェース周辺の剛性を上げることで、ボール初速を高めています

しっかりとつかまりつつ、低スピンで強い弾道が打てていますね。データはフックボールですが、実際はちょっと左にまっすぐ飛んでいました。ちなみに、いろいろな打ち方をしてみましたが、右へ飛ぶことはほとんどありませんでした

しっかりとつかまりつつ、低スピンで強い弾道が打てていますね。データはフックボールですが、実際はちょっと左にまっすぐ飛んでいました。ちなみに、いろいろな打ち方をしてみましたが、右へ飛ぶことはほとんどありませんでした

左右どちらにも曲がってしまう人にもおすすめできる!

最新のUD+2ドライバーは、飛距離にこだわり、つかまり性能の高さでボールを飛ばすという初代からのコンセプトを守りつつ、直進性を高めることにより、さらに安定して飛ばせるクラブに進化していました。前作も性能は高かったのですが、一部のゴルファーはフックボールが出てしまい左のミスになってしまったケースもありました。今作は高いつかまり性能を維持しながらフックボールになりづらくなったので、幅広いゴルファーが使えるようになりましたね。

おすすめしたいのはやはり右へのミスを抑えたい方ですが、左右どちらにも曲がってしまうといったゴルファーにも試してもらいたいですね。安定してボールをつかまえてくれますので弾道は安定するはず。飛距離にこだわりたいゴルファーなら、ぜひ一度試してもらいたいですね。

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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