レビュー
品薄続出! ミズノ「ゼログライドシューレース」をレビュー

全靴に採用したい! 「超ほどけにくい靴ヒモ」でサッカーを2時間プレーしてみた

世間では「3密を避けよう」と叫ばれ続けているが、こんな御時世でも「密着」していてほしい場所はある。靴と足だ。

靴ヒモがゆるんだり、ほどけたりすると、人は必ず歩みを止め、かがみ込んで締め直さねばならない。人間はその必要だがムダと思える行動に、今までどのくらいの労力と時間を費やしてきたのだろうか。特にスポーツ中においては、ヒモのゆるみは深刻な問題を発生させる。プレーの精度を下げるばかりか、ゲームを中断させるという恐ろしさもあわせ持つのだ。

想像してほしい。世界中の人の靴ヒモが同時にゆるんだ瞬間を。みな歩みや行動を止め、かがみ込み、地面を見下げ、思考が停止。そう、“世紀末”の到来である。ヒャッハーである。この恐怖におののいた読者諸君、安心してほしい。救世主が現れたのだ。ミズノ「ゼログライドシューレース」である。

「ゼログライドシューレース」は、2020年11月に発売。価格は990円(税込)。サイズは100/110/120/130/140cmの5種類で展開される。カラーは、上の写真左から「00:ブラック」、「01:ホワイト」、「02:レッド」、「03:グリーン」、「04:イエロー」、「05:オレンジ」、「06:ピンク」、「07:パープル」、「08:サックス」、「09:ネイビー」、「10:ブルー」、「11:シルバー」、「12:ゴールド」の全13色。ちなみに、ミズノブランドアンバサダーの吉田麻也選手(UC サンプドリア/イタリア)など、トップ選手も着用している

「ゼログライドシューレース」は、2020年11月に発売。価格は990円(税込)。サイズは100/110/120/130/140cmの5種類で展開される。カラーは、上の写真左から「00:ブラック」、「01:ホワイト」、「02:レッド」、「03:グリーン」、「04:イエロー」、「05:オレンジ」、「06:ピンク」、「07:パープル」、「08:サックス」、「09:ネイビー」、「10:ブルー」、「11:シルバー」、「12:ゴールド」の全13色。ちなみに、ミズノブランドアンバサダーの吉田麻也選手(UC サンプドリア/イタリア)など、トップ選手も着用している

「ゼログライドシューレース」は、ほどけにくさを追求した靴ヒモ。表面には特殊な樹脂加工が施されており、ミズノの通常サッカーシューズ(「モナルシーダネオセレクト」)のシューレースと比べ、表面のグリップ性が約120%向上しているという。さらに、幅は約4mm、厚みは約0.9mmの薄型に仕上がっており、足の形にフィットしやすくなっている。これらにより、スポーツ時でもヒモがほどけにくく、シュータンがズレにくく、加えて高いフィット感も実現したのである。

「ゼログライドシューレース」の表面をよ〜く見ると、キラキラ光っているのがわかる。また表面の手触りとしては、ベタつきというか、“ぬめり”が感じられる。この特殊樹脂加工のおかげで、ヒモがほどけにくくなることは想像に難くない

「ゼログライドシューレース」の表面をよ〜く見ると、キラキラ光っているのがわかる。また表面の手触りとしては、ベタつきというか、“ぬめり”が感じられる。この特殊樹脂加工のおかげで、ヒモがほどけにくくなることは想像に難くない

8人の戦士たちが“戦場”で思いっきり使い試し!

「ゼログライドシューレース」のスペックを理解しただけでは、おいそれと飛びつくほどバカな筆者ではない。世紀末ほど、ニセの救世主は現れがちだからだ。

そこで、筆者のほかに7人の戦士を招集。全8人が自身のサッカースパイクシューズに「ゼログライドシューレース」を装着し、7人制サッカー「ソサイチ」を実際に2時間プレーして、同製品がどのくらいゆるまないのか、あるいはほどけないのかを検証した。

スパイクシューズ8足のブランドやモデルはバラバラ。ミズノ製5足(忖度ではない)、アシックス製1足、ナイキ製2足で検証した

スパイクシューズ8足のブランドやモデルはバラバラ。ミズノ製5足(忖度ではない)、アシックス製1足、ナイキ製2足で検証した

先述のように、表面に“ぬめり”があるので、一般的なシューレースより装着するのにてこずった。いっぽうで、どのブランドのどのモデルのスパイクにも装着できた

先述のように、表面に“ぬめり”があるので、一般的なシューレースより装着するのにてこずった。いっぽうで、どのブランドのどのモデルのスパイクにも装着できた

ミズノの担当者いわく、スパイクへのボールの吸いつきも多少よくなるのだとか。特に足の甲でボールを蹴る「インステップキック」などは、「ゼログライドシューレース」のぬめりの恩恵を享受しそうだ

ミズノの担当者いわく、スパイクへのボールの吸いつきも多少よくなるのだとか。特に足の甲でボールを蹴る「インステップキック」などは、「ゼログライドシューレース」のぬめりの恩恵を享受しそうだ

筆者も、自身のナイキのシューズに装着してみた。装着後、足を入れてみると、いつもより足の甲に接しているアッパー部分がタイトに感じられた。さらに足囲に合わせてヒモの締め付けを調節すると、足に(本当に)ぴったりとフィットして、ゆるみをまったく感じさせない。これはいい、とてもいい……。靴と足が一体化したようだ。

装着したのは「ゼログライドシューレース」の「06:ピンク」の110cm(シューズは、事情によりスパイクではなく、トレーニングシューズ)

装着したのは「ゼログライドシューレース」の「06:ピンク」の110cm(シューズは、事情によりスパイクではなく、トレーニングシューズ)

そして2時間、8人の戦士たちはフィールドという戦場で汗を流しまくった。これでもかというほど、走って、跳んで、蹴って、ゴールを決め、涙した。

ゲーム中、「ほどける気がしない」「フィット感がスゴい」と、戦士たちから絶賛の嵐!

ゲーム中、「ほどける気がしない」「フィット感がスゴい」と、戦士たちから絶賛の嵐!

2時間後。

結果から言うと、誰ひとりのヒモもほどけないばかりか、ゆるむこともなかったので結び直すことも皆無……。

そもそもプレー中から、そのスゴさを体感していた。靴ヒモがゆるんだり、ほどけたりすると、結び直すためにプレーを中断せざるを得ないし(その間は選手1人がゲームから離脱しているようなものだ)、当然本人の集中力も途切れる。しかし「ゼログライドシューレース」の場合、足に靴がフィットしている感覚が常にあるので、靴ヒモに意識がいかず、プレーに集中し続けられるわけだ。これは、大きな違い。戦士たちはみな、戦場でかがみ込まず、下を向かず、常に前を向いてプレーできたのだから。

“人に前を向かせる”……何てことだ。「ゼログライドシューレース」は本物の救世主だったのだ。

【まとめ】すべての靴に「ゼログライドシューレース」を装着したい!

ミズノが実施したシューレースに関するアンケート(月1回以上スポーツを実施している929人が回答)によると、約64%が「靴ヒモがほどけやすいと感じたことがある」、約74%が「靴ヒモの長さが足に合わないと感じたことがある」、約72%が「靴ヒモのカラーを変えたいと思ったことがある」と回答したという。

そんな悩みは、「ゼログライドシューレース」がマルッと解決する。5種類のサイズ展開と13色のカラーバリエーションで、好みに合ったシューレース選びができる。実際に、先述の7人も、用意された「ゼログライドシューレース」のカラーやサイズを奪い合うために蹴り合うことはなかった。シューレースをめぐって蹴り合いが発生したら、それこそ世紀末である。ちなみに、ミズノに聞いたところ、定番色の「00:ブラック」「01:ホワイト」「02:レッド」「10:ブルー」や、蛍光色の「04:イエロー」「05:オレンジ」が人気だとか。

「ゼログライドシューレース」の長さについては、個人の経験談ではあるが、いつもより短いタイプを選ぶことをオススメする。筆者のナイキのシューズに元々付いていたヒモは、実は120cm。しかし、筆者は常日頃、少し長過ぎると思っていたので、「ゼログライドシューレース」に関してはわざと110cmモデルを使用したのだが、それが功を奏し、蝶々結びがムダにブラブラすることがなくなったのだ。従来のヒモの場合、ゲーム中にヒモがほどけたら、すぐに結び直さないといけないので、多少ヒモが長いほうが扱いやすい。しかし、「ゼログライドシューレース」はほどけにくいので、迅速な結び直しのための長さが必要ないのだ。同じような悩みを持っていた人は、従来のモノより10cm短いタイプを選ぶのも手である。

「ゼログライドシューレース」は、スポーツシューズだけではなく、街履き用のスニーカーにもオススメだ。今後、スニーカー用に丸いタイプもリリースされることを期待したい。

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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