アディダスの「LA トレーナー」は、1980年代初頭に誕生した軽量ランニングシューズです。
初代モデルは「ロサンゼルス・トレーナー」というモデル名でしたが、1984年に「LA トレーナー」という今のモデル名に変更されて再登場し、アディダスのクラシックランニングモデルにおける名品のひとつとなりました。
同モデルの最大のポイントは、ミッドソールに設けられたクッショニングのカスタマイズシステムなんですが、そのギミックを含め、当時のカラーリングや素材感も忠実に再現した復刻モデルがこのたび発売されました。
1980年代のテクノロジーを忠実に再現したアディダス オリジナルスの「LA トレーナー」
公式サイト価格は12,100円(税込)
「LA トレーナー」最大の特徴は、ミッドソールのヒール部分に搭載された「バリオ・ショック・アブソープション・システム」。ミッドソールのヒール部分に3色のピンが差し込まれており、これらを入れ替えることでクッショニングの強弱をカスタマイズできます。
クッショニングカスタマイズ機能「バリオ・ショック・アブソープション・システム」を搭載したミッドソール。3色のピンは、「白=ハード」、「赤=ノーマル」、「青=ソフト」とそれぞれ硬さが異なります。これらのピンを自由に組み合わせることで、ヒールのクッション性を好みの強さにカスタムできるわけです
3色ピンが各4本付属。また、ピンの抜き差し専用ツールも同梱されます
今回の「LA トレーナー」復刻モデルでは、1980年代らしいカラーリングや素材感、そしてスッキリとしたフォルムも健在です。
スニーカー業界のトレンドであるダッドシューズとは真逆とも言えるスッキリフォルム
ナイロンメッシュとヌバックのコンビネーションアッパーで、高い通気性と耐久性を両立
アウトソールのトレッドパターンも、オリジナルを忠実に再現。メリハリをきかせたラグがちりばめられています
ハイテクデザイン&ボリューミーフォルム全盛の今、このクラシックでスマートなルックスが逆に新鮮! しかも、ソールのクッショニングをお好みでカスタマイズできちゃうというギア感は、男心に刺さります。
ファッションを中心にさまざまな雑誌やWEB媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。