だから「ザ・ノース・フェイス」は選ばれる!
トレイルレース用テクニカルパック「TR 10」がスペックアップ!

ザ・ノース・フェイス「着るバックパック」新モデルの実力をチェックしてみた!

現在セールス絶好調のザ・ノース・フェイスが、ユーザーから選ばれる理由を検証する「だからザ・ノース・フェイスは選ばれる!」。第22回は、「TR 10」をピックアップした。

本製品は、本格的なトレイルレース用のテクニカルパックとして進化を続けるプロダクトで、身体との一体感が高い“着るバックパック”。シックなカラーリング&ベーシックデザインは通勤・帰宅ランニングにも対応してくれそうだ。

「TR 10(ティーアール10)」(品番:NM62104)の公式サイト価格は20,900円(税込)

「TR 10(ティーアール10)」(品番:NM62104)の公式サイト価格は20,900円(税込)

止まることなくアクセスできる便利なポケットを多数搭載!

「TR 10」は、ザ・ノース・フェイスを代表するトレイルランニング用モデル「TR」の中型(9L/M)サイズ。メインの素材には、耐久性と軽量性を両立した100デニールナイロンを使用し、ストレッチファブリックを組み合わせることで、収納スペースの確保とスマートな形状を実現。

背面は、銀イオンによる抗菌防臭効果を発揮するポリジン加工を施した、通気性が高い軽量メッシュを使用。またショルダー部分には、上段の可動式ストラップを含む3本のチェストストラップを配置することで、フィット性とホールド性を向上させている。

メインコンパートメント以上の収納力を発揮する外側のストレッチポケットは、視認できるショルダー部分の収納ポケットだけでなく、パックフロントの大型ポケットも含め、立ち止まることなく操作可能な利便性を追求。また、着用したまま本体をコンプレッションできるコード式スタビライザーを設けており、荷物の容量に応じてフィット性の調節が可能なため、防寒着やレインウェア、エマージェンシーキットなどが必要なミドルからロングレースに最適なプロダクトである。

メインコンパートメントは、中央のファスナーを開けてアクセス

メインコンパートメントは、中央のファスナーを開けてアクセス

ショルダーハーネス部分に、給水用フラスクなどを収納するためのストレッチボトルポケットを用意。ペットボトルよりも専用のフラスクを購入したほうが出し入れはスムーズだ

ショルダーハーネス部分に、給水用フラスクなどを収納するためのストレッチボトルポケットを用意。ペットボトルよりも専用のフラスクを購入したほうが出し入れはスムーズだ

脱いだジャケットなどは背中側のコンプレッションバンジーコードに留めておけば、メインコンパートメントの容量を節約できる

脱いだジャケットなどは背中側のコンプレッションバンジーコードに留めておけば、メインコンパートメントの容量を節約できる

いっぽうで、シック&ベーシックなたたずまいは、その使用エリアをアウトドアだけに限定するのはもったいない。ということで、今回は東京・青梅丘陵のハイキングコースと街でのロングランニングにおいて、その使い心地を検証してみた。

ちなみに、「TR」シリーズはこれまでも展開されていたが、今回のモデルチェンジで下記のようなスペック変更が行われ、機能性の向上が図られているという。

●背面メッシュを軽量化。

●背面メッシュにポリジン(抗菌防臭)加工を付与。

抗菌防臭効果のあるポリジン加工を施した背面メッシュは、汗や熱の抜けと汗溜まりを防止することで、従来モデルよりも着用時の軽量化に成功している

抗菌防臭効果のあるポリジン加工を施した背面メッシュは、汗や熱の抜けと汗溜まりを防止することで、従来モデルよりも着用時の軽量化に成功している

●チェストベルトの1番上を可動式に変更。
→体型に合わせたより細かいフィッティングが可能に。

●ストレッチ素材の強度向上。

●左前下部ポケットに滑り止め付きスマホ用ポケットを追加。

スマートフォンなどの収納に便利なポケット

スマートフォンなどの収納に便利なポケット

●背面下部ポケットの両端を、バインディングからフラットな接着仕様に変更し、引っかかりを低減。

●パック下部やサイドにデイジーチェーンを付け、ゼッケンの取り付けやゴムひもによる持ち物のアレンジが可能に。

アウトドアエリアでもまったく揺れを感じない!

実際に使ってみた!

実際に使ってみた!

まず、両腕をストラップに通してみると、「TR 10」は背負うというよりも着るという感覚がピッタリなことに気づく。今から10年ほど前、現在も展開されている「マーティンウィング」というザ・ノース・フェイスのトレイルランニング用バックパックを購入したが、そのモデルよりも身体とのフィット感は明らかにアップしている。バックパックというよりもベストに近い感覚だ。

サイズはS/M/Lの3種類が用意されており、筆者はMを選んだが、サイズ選びは正解だったと思う。荷物の量や多少の体型の変化があっても、フロントの3本のストラップが対応してくれそうだ。

いつもどおり、青梅丘陵のハイキングコースを走ってみたが、上下動があっても背負っている「TR 10」に揺れはほとんどない。背負うタイプのバックパックでは、背中で上下左右に揺れてしまう道においても、「TR 10」は動じなかった。

また、長時間のアクティビティ時には、背中に汗が溜まる感覚は不快に思うものだが、背中に接する背面メッシュが軽減してくれた。この日は2時間程度のアクティビティだったが、ロングトレイルレースに出場するようなランナーは、その恩恵をより一層受けることができるだろう。

翌日は、通勤・帰宅ランを想定した都内での15kmランにおいて使ってみた。アップダウンのあるアウトアドアエリアで揺れを感じなかったので、もちろん街での走行時もまったく問題なし。走っている途中で暑くなり、着ていたジャケットを脱いだ。「また着るかもしれない」と思って最初はコンプレッションバンジーコードで留めておき、しばらくしてメインコンパートメントに収納したが、十分な容量があるので走りに影響はなかった。また、気温がかなり上昇したために背中に大量の汗をかいたが、改良されたメッシュ素材は熱抜けがよく、不快感を最小限にしてくれた。

そしてメリットがもうひとつ。市街地で本格的なトレイルランニング用バックパックを身に着けて走っている時は、「あの派手な色の小さなリュックは何?」というような視線を感じたものだが、このモデルではそれがないのもありがたい。元来ロングトレイル用に開発されたプロダクトではあるが、街に溶け込むようなカラーリング(今回試用した「ブラック」以外に「ティングレー」、「ホワイト×ブラック」も展開)が採用されていることは歓迎すべき点だと思う。

「ブラック」

「ブラック」

「ティングレー」

「ティングレー」

「ホワイト×ブラック」

「ホワイト×ブラック」

【まとめ】セール中の旧型よりスペックアップした新型がオススメ!

以上のように、ザ・ノース・フェイスの「TR 10」をアウトドアフィールドと都心の両方でテストしたが、どちらでも高い機能性を発揮してくれた。

本格的なトレイルランニング用のバックパックは、汎用性に問題があると思われがちだが、この「TR 10」にはその心配はなく、多用途に使用できる点もうれしいところ。定価20,900円(税込)という価格は決して安くないが、マルチパーパスに活躍することを考慮すると決して高い買い物にならないと思う。

「TR」シリーズはモデルチェンジしたばかりで、旧製品も市場でセール販売されているので悩むところだが、先述のようにさまざまな点でスペックアップされているので、個人的にはニューバージョンの購入をオススメしたい。セールで旧バージョンを購入した後で、「やっぱり新しいほうがいいなぁ……」ということは少なくないので。

容量に関しては、「TR 10」以外に「TR6」、「TR ZERO」の3種類がラインアップされており、自分自身のランニングスタイルをしっかりと考慮して、適切なサイズを選びたい。

南井正弘

南井正弘

ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長。「Running Style」などの他媒体にも寄稿する。「楽しく走る!」をモットーにほぼ毎日走るファンランナー。フルマラソンのベストタイムは3時間52分00秒。

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