ゴルフの楽しさ伝えます
スタンスミスとスーパースター

アディダスの名作2足がゴルフシューズに! コースで履き比べてきた

シンプルなスニーカーの代名詞的存在と言っていい、アディダス「スーパースター」と「スタンスミス」。なんとこれら2モデルがゴルフシューズになったというではありませんか! ということで、2足をコースで履いてプレーしてみた結果を報告します。

アディダス「オリジナルス SS ゴルフ」(左)と「スタンスミス ゴルフ」

アディダス「オリジナルス SS ゴルフ」(左)と「スタンスミス ゴルフ」(右)

オリジナルス SS ゴルフを履いてみる

まずは、オリジナルス SS ゴルフ。

言わずと知れたこのデザインは名作スニーカーの「スーパースター」そのまんまですが、アディダスによれば「アディダスオリジナルスの不動のアイコンであり、70年代から現在に至るまで根強い人気のあるスニーカーのシルエットをそのままにアウトソールをゴルフ用に改良」と説明しています。スーパースターと大声でなぜ言えないのか、裏にはいろいろな事情があると思います。“SS”ってのも、アレですしね……。

権利渦巻くオトナのネーミング事情はともかく、製品はご覧のとおり、まあ、まんまの仕上がりです。

はい、ご存じのデザインですね。象徴的なパーツ、ラバーのシェルトゥはゴルフスイングにおいても十分な堅ろう性を発揮しそう

はい、ご存じのデザインですね。象徴的なパーツ、ラバーのシェルトゥはゴルフスイングにおいても十分な堅ろう性を発揮しそう

元々はバスケットボールシューズだったわけですが、本製品はスパイク鋲を装備。グリップ力に関して文句を言わせない気合いが感じ取れます。ちなみにスパイク鋲のことをメーカーでは「クリート」と表現しています

元々はバスケットボールシューズだったわけですが、本製品はスパイク鋲を装備。グリップ力に関して文句を言わせない気合いが感じ取れます。ちなみにスパイク鋲のことをメーカーでは「クリート」と表現しています

こう見ると、街履きのスニーカーにしか見えません

こう見ると、街履きのスニーカーにしか見えません

スニーカーファンなら(そうでなくとも?)おなじみの、金黒タンラベル。ドイツのメーカーなのになんでフランス語表記なのか、筆者はずっと気になっています(独語、英語の表記もアイテムによってはありますね)。単におしゃれだからでしょうか?

スニーカーファンなら(そうでなくとも?)おなじみの、金黒タンラベル。ドイツのメーカーなのになんでフランス語表記なのか、筆者はずっと気になっています(独語、英語の表記もアイテムによってはありますね)。単におしゃれだからでしょうか?

スパイク鋲の存在を忘れた

オリジナルス SS ゴルフを履いてコースでプレーしてみたのですが、感じたのは大きな軽快感。ゴルフシューズはスイングの土台となる足元をある程度ガッチリ支え、悪天候にも耐える防水性を有しています。となると、ある程度ガッチリした作りになってしまうのですが、本製品は、ほぼスニーカーです。

芝の上を履いているうちに、スパイク鋲が付いていることを忘れてしまうほど。かといってスイング時に便りなさを露呈することはなく、ゴルフシューズとしてしっかり機能してくれました。

着用イメージ。ストリートのままのカジュアル感をまとうことができます

着用イメージ。ストリートのままのカジュアル感をまとうことができます

少し傾斜のあるセミラフからアプローチ。まったく問題なくプレーできました

少し傾斜のあるセミラフからアプローチ。まったく問題なくプレーできました

アッパーの屈曲性をチェック。少し張りがあっていい感じですが、普通のゴルフシューズと比べるとサイドの剛性が足りない感じです。そんなことはメーカーもわかっているので、文句を言うのは野暮ってもの。このデザインでプレーできるカジュアルゴルフを満喫しましょう!

アッパーの屈曲性をチェック。少し張りがあっていい感じですが、普通のゴルフシューズと比べるとサイドの剛性が足りない感じです。そんなことはメーカーもわかっているので、文句を言うのは野暮ってもの。このデザインでプレーできるカジュアルゴルフを満喫しましょう!

バンカーでのグリップ力もバッチリ。片側6個の鋲がしっかり支えます

バンカーでのグリップ力もバッチリ。片側6個の鋲がしっかり支えます

カジュアル感が最大の魅力

9ホールをプレーしてみて、オリジナルス SS ゴルフは、ゴルフシューズとしての機能はほぼ満たしていると言っていいと思いました。全体的な剛性は普通のゴルフシューズには劣りますが、それとトレードオフで手に入れたこのカジュアル感! 気の置けない仲間たちと楽しくプレーするときなんかにうってつけです。かつてのゴルフシューズは本革が主流でかなり重かったものですが、面白い時代になりましたね。

アウトソールの鋲を外してしまえば、街履きから練習場にも対応できそう(このあたりは自己責任でお願いします……)。このデザインのシューズとゴルフが好きなら結構買いのアイテムなのではないでしょうか?

スタンスミス ゴルフを履いてみる

続いて、スタンスミス ゴルフ。こちらは元々テニスシューズ。テニスシューズがストリート用スニーカーになり、さらに時を経てゴルフシューズになるという、なんとも数奇な運命をたどっています。

デザインはなじみのスタンスミスですが、本製品はアッパーとアウトソールに「リサイクル素材を用いたサステナブルな仕様」になっており、地球環境負荷を軽減するシューズとして、スタンスミスはゴルフという新たなフィールドに歩を進めたわけです。

お!と思ったあなたは鋭い。スタンスミス ゴルフにはご覧の「キルティタン」が付いています。ベロの上のおしゃれなヒラヒラです

お!と思ったあなたは鋭い。スタンスミス ゴルフにはご覧の「キルティタン」が付いています。ベロの上のおしゃれなヒラヒラです

キルティタンは脱着可能。完全にスタンスミスになりました。筆者はこちらのほうが好みなので、なしで履いてみました

キルティタンは脱着可能。完全にスタンスミスになりました。筆者はこちらのほうが好みなので、なしで履いてみました

ゴルフ用に開発されたラバーアウトソール。オリジナルスSSゴルフと違ってスパイク鋲を持たないため、ストリートでも着用可能。練習場ユースでも重宝しますね!

ゴルフ用に開発されたラバーアウトソール。オリジナルスSSゴルフと違ってスパイク鋲を持たないため、ストリートでも着用可能。練習場ユースでも重宝しますね!

タンラベルにはハンチング帽をかぶったスタン・スミスさまが鎮座。こういう遊び心がいいですね

タンラベルにはハンチング帽をかぶったスタン・スミスさまが鎮座。こういう遊び心がいいですね

足をくるむホールド感がいい

スタンスミス ゴルフですが、オリジナルス SS ゴルフと比べて圧倒的に軽い、というか、軽快です。人工皮革のアッパー全面で足をくるむような感じで、本当に動きやすい。しかし、「動きやすい=ゴルフシューズとしてすぐれている」というのはまた別問題であって、スイング中のホールド感はオリジナルス SS ゴルフに分があると思いました。

軽快ゆえにアッパーの剛性感がやや頼りなく感じるのですが、それもこれもみんなファッショナブルさを優先したため。ガッチリしたシューズが欲しければ別のモデルを履きましょう。

とにかく軽快に、誰よりも足元を軽やかにしたいという人にはぴったりのシューズでしょうね。オーナーになったら、きれいなホワイトをなるべくキレイにキープして、ゴルフを楽しんでいただきたいです。

スタンスミスはストリートのファッションアイコンなので、ウェアもそれなりに合わせると面白そう。名門コースではあまりにカジュアルダウンした装いをNGとしているケースもありますが、スタンスミスは上品なコーディネートにも対応するので、おしゃれさんの腕の見せどころですね。そうでないゴルフでは、ストリートに寄せたコーディネートでプレーしてもいいでしょう。

着用イメージ。街でもゴルフでも、これ1足で、という感じです

着用イメージ。街でもゴルフでも、これ1足で、という感じです

防水性能を有した人工皮革アッパーは屈曲性抜群

防水性能を有した人工皮革アッパーは屈曲性抜群

芝の上を軽快に。歩きやすさはオリジナルス SS ゴルフを上回ると感じました

芝の上を軽快に。歩きやすさはオリジナルス SS ゴルフを上回ると感じました

スイング時のホールド感はそれなりですが、慣れてしまえば、またほかと比べなければ特段の不満はありません。サイズをしっかり合わせ込めばさらに違ってくると思います

スイング時のホールド感はそれなりですが、慣れてしまえば、またほかと比べなければ特段の不満はありません。サイズをしっかり合わせ込めばさらに違ってくると思います

バンカーショットが成功。スパイク鋲がありませんが、ほぼ気になりませんでした

バンカーショットが成功。スパイク鋲がありませんが、ほぼ気になりませんでした

スニーカーでの来場禁止コースは注意を

かように、2足をコースでプレーしながら履き比べてみました。
どちらもゴルフシューズっぽくないのですが、全体的にやんわりホールドしてくれるのはスタンスミス、やや張りがあるのがオリジナルス SS ゴルフでした。グリップ力はオリジナルス SS ゴルフ、ユーザビリティーはスパイクレスのスタンスミス、といった感じです。

最後に注意点がひとつ、どちらもスニーカーベースのシューズであるため、スニーカーでの来場を禁じているコースへ行く際には気を付けましょう。ならば来場は別のシューズで、コース内で履くだけならいいのでは……と思った場合でも、念のため事前にコースに確認しておけば、無用のトラブルを避けられそうです。

とにもかくにも、あまりかしこまらずにゴルフを楽しみたい日にぴったりの、そんな2足でした。

取材協力:千葉バーディクラブ
写真:野村知也

ゴルフ部員N(編集部)

ゴルフ部員N(編集部)

80台で回ったかと思えば、突然100打ったりするゴルフ部員。得意なクラブは強いて言えばミドルアイアン。苦手なドライバーとパッティングを安定させるべく、練習器具を漁る日々です。

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