Daddy’s Sneaker
Vol.14 ニューバランス「MS237 SB」

今旬のレトロテイスト! 噂のニューバランス「237」を履いてみた

本企画「Daddy’s Sneaker」は、30〜40歳代のパパにとって本当に使えるスニーカーを模索する連載企画。ここで言う同世代の平均的なパパたちとは、以下のように定義づけています。

・平日はスーツ姿で出勤。休日は全身ファストブランドで無難な感じにまとめがち
・休日のお出かけは、家族や子供を連れて公園や地元のショッピングモールへ
・自由に使える1か月分のお小遣いは3〜5万円

そんなパパたちがスニーカー選びで押さえておくべきは以下の3点です。

・生活圏内でも浮かないデザイン
・公園でも子供と走り回れる機能性
・地方でも買えて、値段は20,000円まで

以上の条件から導き出されるのは、「トレンドを超越したスタンダード」。履けば思わずテンションが上がり、とはいえ浮くことはない。ひと言で表すなら、“地に足のついたスニーカー”。ここでは、そのおすすめモデルと、その履きこなし方を紹介します。

★★連載「Daddy’s Sneaker」のアーカイブはこちら!★★
https://kakakumag.com/backnumber/?contents=158

第14回テーマ/レトロテイストを現代的に再解釈したニューモデル

ファッション好きからスポーツファンまでを虜にするニューバランス。数多あるラインアップの中から、ライフスタイルカテゴリーの新作をイチ早く紹介!

ファッション好きからスポーツファンまでを虜にするニューバランス。数多あるラインアップの中から、ライフスタイルカテゴリーの新作をイチ早く紹介!

さても隆盛極まるスニーカーシーン。その勢いは留まることを知らず、シーズンごとに革新的なテクノロジーを投入したハイテクモデルがリリースされ続けています。しかしそのいっぽうで、スニーカーのファッション的トレンドとして注目されているのが“レトロテイスト”。そこで今回は、パパ世代のファンも多いNew Balance(ニューバランス)から、レトロテイストが楽しめる1足を紹介します。

それがコチラ! 1980年代のニューバランスのアーカイブモデルから着想を得た新作「237」です。しかも今回は、2021年7月発売のニューカラーがひと足先に着弾! 本記事では、その履き心地やデザインはもちろん、シューズの歴史などにも触れながら、どんなスタイルに合うのか?といった視点を踏まえつつ、“なぜ買いなのか!?”を検証してみました。

そもそも「237」ってどんなスニーカー?

スニーカー業界屈指の老舗として知られるニューバランスは、その115年の歴史の中で数多くの名作を輩出してきました。軽く例をあげてみても、アパレルブランドとのコラボでもおなじみとなった「574」「576」などの「500」番台、「990」番台、フラッグシップ機種である「1000」番台と、その後継シリーズ「2000」番台などなど、枚挙にいとまがありません。そして、これらの名作を定期的に復刻することで、同ブランドがコアなスニーカーファンの支持を獲得してきたのはご存じのとおり。ですが、近年はそれだけでなく、最新テクノロジーを投入したニューモデルはもちろん、アーカイブの名作を現代的に改良したアップデートモデル、名作同士をかけ合わせたマッシュアップモデルを開発するなど、老舗の看板に慢心することなく、新たな挑戦を続けています。

今回紹介する「237」は、最後に紹介したマッシュアップモデルに当たると言えます。1980年代にリリースされた3つのアーカイブモデル「420」「1300」「Gator(ゲイター)」から着想を得ており、そのルックスはまさにトレンドの“レトロテイスト”にほかなりません。では、ここからは「237」の実物の写真をご覧いただきつつ、細部を掘り下げていきましょう。

今旬のレトロテイストを取り入れつつ、ほどよくモダナイズ

「ニューバランス」の「MS237 SB」(品番:MS237SB)。カラーは「ホワイト」。2021年7月発売予定

「ニューバランス」の「MS237 SB」(品番:MS237SB)。カラーは「ホワイト」。2021年7月発売予定

1980年代のランニングシューズに見られるスリム&ロープロファイルなシルエットを、現代風に再解釈して誕生した本モデル。1982年にリリースされ、著名なランニング誌において、全体の「パフォーマンス」、「フィット性」、「履き心地」のよさにより、第1位に評価されたランニングシューズ「420」の軽量性や、細身で美しいシルエットが受け継がれています。

また、1970年代からインスピレーションを得た、白ベース×ボルドーの配色も、大人のこなれ感があってパパの足元には最適。さらに、スエードとナイロンを組み合わせたアッパー、切りっ放しのタン、巻き上がりのアウトソールなど、ヴィンテージ風味のディテールの魅力をより際立たせています。

そして、何より目を引くのが、インパクトを放つ「ビッグ N ロゴ」です。これは、2020年に発売され、瞬く間に人気モデルとなった「327」とも同様。レトロな雰囲気を放ちながらも、モダンさを感じさせる絶好のアプローチと言えるでしょう。これなら、合わせるアイテムやスタイルを問わず、幅広く活躍してくれるに違いありません。それでは、ディテール各所をチェックしてみましょう。

2種類の素材で構成されるアッパー。「ビッグNロゴ」が印象深い

2種類の素材で構成されるアッパー。「ビッグNロゴ」が印象深い

寄ってみると、パーツごとの素材感の違いが一目瞭然。滑らかなナイロン素材と表情のあるスエード、そしてシボ感が表情豊かなシンセティックレザー(人工皮革)素材の「ビッグNロゴ」が描き出すバランスは絶妙。「ビッグNロゴ」の下部に配置されたマッドガード(泥除け)と呼ばれるパーツは、1982年にリリースされた「ゲイター」のディテールを継承しています。確かに、特徴的ではありますが、誰しもがパッと思い浮かぶパーツではないというマニアックさが、ウンチクが大好きなパパ世代の男心をくすぐるハズ。

続いては、バックビューにも目を向けてみましょう。ポイントは、左右非対称に設計されたヒールラベルと、細身のアッパーとボリューミーなソールが描き出す絶妙なバランス感。この鋭角に巻き上げられたソールユニットも「ゲイター」から。フットボールやラクロスなどの競技用として、グリップや屈曲性、軽量性を強化したシューズから落とし込まれたディテールだけに、デザイン性だけではなく安定性にもすぐれ、機能性は十分。アウトソールに向かって広がる独特なフォルムも、着用者の脚をスマートに見せ、さらに足元に視線を集める一助となります。

ヒールラベルに刻まれたブランドロゴが、レトロ感に拍車をかける

ヒールラベルに刻まれたブランドロゴが、レトロ感に拍車をかける

ラバーの色合いがクラシカルな印象を与えるアウトソールは、波型のパターンを採用。シンプルながら十分なグリップ力を確保し、歩行をサポートしてくれます。ちなみに、写真でチラッと見えている甲部分のトゥガードのアシンメトリーなデザインが、“スニーカー界のロールス・ロイス”とも称される名機「1300」からインスパイアされた部分だとか。

十分なグリップ力を備えている、波型のソールパターン

十分なグリップ力を備えている、波型のソールパターン

ではこの辺りで、実際に着用したスタイルサンプルといきましょうか。

配色とボリュームで、リラックス感とこなれ感を呼び込む

今回は、シューズが持つレトロな雰囲気を意識しつつ、リラックス感のある大人ストリートな装いに挑戦。トップスは、ミントカラーが色鮮やかな68&ブラザーズのオープンカラーシャツをチョイス。これを軽く腕まくりして軽さを出しつつ、ボトムスはシュプリームのチノパンの裾をラフにロールアップ。いわゆる“こなれ感”ってやつを意識してみました。で、帽子は前回同様、ウーシングのタムで引き締め。これに「237」を合わせてみると……!?

「ニューバランス」の「MS237」の「ホワイト」を着用

「ニューバランス」の「MS237」の「ホワイト」を着用

実際にコーデに合わせてみてわかるのが、そのバランスの取りやすさ! アッパーは細身のいわゆるレトラン顔ですが、ソールが昨今流行りのダッドシューズを思わせるボリューミーさがあるため、細身のチノパンからショーツまで、どんなボトムスとも相性抜群。特に、テーパードがかかったタイプと合わせると、コーデ全体がスッキリ見えておすすめです。今の時期なら、写真のように、裾をラフにロールアップして足首を見せるとより効果的。

また肝心の履き心地ですが、見てのとおり、ソールに厚みがあるおかげで、クッション性もよく歩行時も安定感があるように感じられました。

ついでに今回は、シューレースの結び方にもひと工夫。普段は「オーバーラップ」(シューホールの上から下へ通す方法)派ですが、よりリラックスした履き心地を求めて、「アンダーラップ」(シューホールの下から上へ通す方法)に。こちらのほうが、足への圧力が小さくなるため、長時間の着用でも疲れにくいと言われており、シューレースを結ばず内側に収めることでスッキリした足元に。ちょっとしたテクニックですが、結構見た目も変わりますので、ぜひ1度お試しあれ。

【まとめ】いつものスタイリングの鮮度を、一気にフレッシュに変える!

というわけで、今回はニューバランス「MS237 SB」をピックアップしました。

パパ世代に人気の「ニューバランス」。合わせやすいし履きたいけれど、定番モデルは何だかんだ周囲と被ってしまうのがお悩みという人も多いことでしょう。そんな時に、ちょっと目先を変えてトレンドを落とし込んだモデルを選んでみると、普段の着こなしがグッと新鮮なものに変わるハズ。名作はひと通り持っているという人は、ぜひこんな新作にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

TOMMY

TOMMY

メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛するアラフォー38歳。

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