ここ数年、ポロシャツに代わるアイテムとして注目されているモックシャツ。モック(mock)とは、英語で「偽物の、見せかけの」という意味があり、襟の高さに厳密な定義はありませんが、タートルネックのように折り返さないところが特徴です。
ゴルフウェアの中では、割と新しいデザイン
PGAツアーでは、タイガー・ウッズ選手が赤いモックシャツを着用したり、国内では石川遼選手が着用していたり、一般ゴルファーの間でも襟なしのゴルフシャツスタイルが徐々に増えてきています。ただ、昔からのゴルファーにとってやはり気になるのはドレスコードでしょう。
2017年、米女子ツアーでミッシェル・ウィ選手の装いが話題になりました。まるでタンクトップのようなウェアは、OKそれともNG? さまざまな意見が出ましたが、なかには開催地であるシンガポールの高温多湿の気温に合わせた服装をすることは合理的な選択、という意見もありました。地球温暖化対策の一環としても、気候に適した柔軟な服装が認められつつあるのでしょうか?
最近、日本でもカジュアルにゴルフを楽しめるゴルフ場が増えてきていることも、ゴルフウェアの自由度が広がってきている大きな要因です。
夏は、トップスに1枚、ボトムスに1枚で完結するコーディネートだからこそ、それぞれに自分のこだわりを見せたいですよね! 本稿では、この夏に買い足しておくと便利な「襟なしゴルフシャツ」をご紹介します。
カラーは、写真のザンダー・シャフリー選手着用のホワイトのほか、ナチュラルグリーンを用意
ストリートテイストのさりげないラインプリントはコーディネートがしやすい
高機能素材「アルファドライ3D」を採用し、吸水速乾性にすぐれたハイネックシャツ。肌接地面にははっ水糸を使用、汗を瞬時に生地表面に移動して肌面に戻りにくくすることで、汗冷えを軽減します。またレディースでは、モックネックには珍しいノースリーブタイプを展開。プロも認める、機能的でスポーティーな着こなしを楽しめます。
カラーは写真のレモンイエローのほか、ブルー、オフホワイト、ブラックに加え、それぞれ胸元に太めのラインが入ったパターンも用意
レディースでは珍しいノースリーブタイプを展開。着用しているのは成田美寿々選手
細めのパネルボーダーが上品な着こなしを演出する、接触冷感のモックネックシャツ。春夏のプレーに求められる吸汗速乾機能に加え、気になる匂いを抑える消臭機能と、肌を紫外線から守るUVカット機能付き。レディースでは、裾のボーダーリブと胸元のFIDRAロゴがアクセントになったモックネックシャツを展開。カジュアル感を抑えたデザインは、今シーズン初めてモックネックを着てみようと思っている方に特にオススメです。
カラーは写真のネイビーのほか、ホワイトを用意
レディースモデルでは、写真のホワイトのほか、ネイビーを用意
薄い素材感ながら、UVケア性と高いストレッチ性を兼ね備えた半袖モックネックシャツ。襟幅は前を短く、うしろを長くすることで、首元の暑苦しさを軽減しました。さらに、夏にうれしい接触冷感・UVカット・透け防止の機能が快適な着心地を実現。上品なロゴ使いが、すっきりスマートな印象を与えます。
カラーは写真のネイビーのほか、オフホワイトを用意
胸元のロゴは同色で上品な印象に
清涼感のある細めのボーダーデザインが特徴の、天竺半袖ハイネック。特殊ストレッチ糸を使用することで、ストレッチ感をアップ、形態安定性にもすぐれているのでシワになりにくく、利便性の高いアイテムです。ニットベストやブルゾンのインナーとしてもすっきりと決まる絶妙な丈感とシルエットで、秋まで長く活用できます。
カラーは写真のホワイトのほか、グレーを用意
背面にはさりげなくブランドロゴを配置
機能性の高いポリエステルジャージ素材をベースにした、シンプルなモックネックシャツ。肩には、今シーズンイチ押しのオリジナル「ナバホ」モチーフをニットテープであしらい、シンプルながら着こなしのアクセントになるアイテムです。UVカット、接触冷感、透け防止、高いストレッチ機能により、着心地と快適さを兼ね備えています。
カラーは写真のブラックのほか、グレー、ホワイトを用意
アメリカ南西部の先住民「ナバホ族」由来のナバホ柄をニットテープで表現
吸汗速乾性と高いUVガード機能を持つ「アルファドライ3D」素材を採用。ゴールドウインのテック・ラボが開発した、スイング時の負担をやわらげるパターン設計と、肌面にはっ水糸を用いることで、汗冷えとべたつき感を軽減。猛暑でもさわやかな着心地を実現しました。
カラーはネイビーのほか、ホワイト、ライムを用意
レディースモデルでは、写真のホワイトのほか、ネイビー、ライムを用意
布帛(ふはく)ライクな新触感のウーブンニットを採用した、吸汗・速乾・UVケア機能付きのロゴプリントモックネックシャツ。大胆な「Move Sport」のロゴ使いが目をひく、スポーティーでアスリートスタイルに合わせやすいアイテムです。
カラーは写真のネイビーのほか、オレンジを用意
左肩にはブルーレーベルの名を体現する青いワッペンを配置
ライトダンボールニット素材のシンプルなプルオーバー。ナチュラルタッチでストレッチ性にすぐれ、インナーとしてもレイヤードスタイルとして着まわせるアイテムです。吸汗速乾性にすぐれ、適度なストレッチ性とUPF40+を備えたポリエステル素材を採用。背面にはロゴをボーダーで表現し、うしろ姿のコーディネートにもアクセントを加えてくれます。
カラーは写真のホワイトのほか、ネイビー、グレーを用意
背面ボーダーがコーディネートのアクセントに
ベースボールカラーがこなれた雰囲気を演出する、半袖ポロシャツ。右胸にはプーマのトレードマークでもある「フォームストライプ」を基調とした刺しゅうを、左胸にはメタリックなプーマキャットのデザインをあしらっています。やわらかく心地よい風合いのポリエステル生地には、吸水速乾性の高い「dryCELL」機能を採用し、ドライで快適な着心地をキープします。
エッジに彩りを添えたベースボールカラーが特徴
カラーは写真のホワイトのほか、ブラック、ネイビーを用意
吸水速乾性とUVカット機能を持ち合わせたモックネックシャツ。ベア天竺を採用したことで、ストレッチ性と弾性回復性がプラスされ、ラウンド時に体の動きに合わせて追従する着心地は格別です。マルチカラーで作り上げた先染めボーダーで、清潔感のあるコーディネートが完成します。
カラーは写真のオフホワイトのほか、ネイビー、レッドを用意
背面は前面と異なるシンプルなデザイン
夏ゴルフに最適なUV・吸汗速乾・接触冷感を持った高機能素材採用のモックネックシャツ。ビンテージTシャツを今風にアレンジし、ドロップショルダーデザインと背面のロゴプリントの中には、サーフシーンを描いたロサーセンらしいデザインが特徴のアイテムです。カラーバリエーションが豊富なのもうれしいところ!
カラーは写真のイエローのほか、チャコール、グリーン、オレンジ、サックスを用意
バックプリントは遊び心のあるロサーセンらしいデザイン
男女とも、襟なしシャツがここまで多くラインアップされていることに驚きませんでしたか? 襟なしスタイルはゴルフのニュースタンダードになりつつあるのかもしれませんね!
ただ、襟がなくてもOKと言われても、このコーデで本当に大丈夫なのか? とまだまだ不安な方も多いと思います。そういう方は、“ゴルフアパレルブランドの襟なしシャツ”を購入すれば、まずは問題ないでしょう。ただし、ゴルフ場によってドレスコードは異なりますので、事前に必ずチェックしてお出かけくださいね。
ゴルフ雑誌、ゴルフ関連Webサイトなどにおける取材・編集・執筆業務のほか、ゴルフ関連企業・団体のWebおよびソーシャルメディア戦略構築における総合コンサルティング業務および企画・運営業務を行う。