自動車メディア業界でもっとも筋トレが好きなライター、マリオ高野です。
(筋肉量が1番だとは言ってない)
コロナ禍により、「おうちのジム化」を実現して1年と数か月が過ぎました。
<参考記事>
筋トレ大好きライターが挑んだ「おうちのジム化」、その顛末を教えます
上記の記事で紹介した器具はいずれもアタリでして、すべて今も愛用しております。特に耐久性を不安視していたインクラインベンチは安かった割に今も不具合がなく、満足度は非常に高いということを報告しておきましょう。
ただし、根性不足により、1年数か月も経った割に大したバルクアップはできておらず、現在は停滞期に突入している状況です。
そんな日々の中で「新しい刺激」を求めていたところ、ナンジャコリャ!? という筋トレ器具を発見しました。
それがこの、「バーンマシン2」です。
手首や前腕のトレーニング器具かと思いきや、解説を読むと全身のエクササイズや持久力アップ、体幹やバランス感覚を養う効果もあると言います
この手の、簡単で万能、何にでも効くとうたう筋トレ器具はイマイチ信用できないのですが、よくよく見ると、自分の手持ちの器具ではできない類のトレーニングができる様子であり、にわかに欲しくなりました。
とにかく今求めるのは「新しい刺激」や「変化」だったので、少なくともその目的にはよさそうだと思い、試してみたところ、これが思いのほかすばらしくてビックリ!
回転負荷の強弱の調整幅はかなり大きく、ほとんど抵抗のない状態から、筋トレ中級者あたりのフィジカルでもすぐにキツさを感じるほど重い状態まで無段階に調整できます
筋トレ初心者から中級者まで幅広いユーザー層にオススメできます。重量は4kg弱で、軽めのダンベル代わりとしてもさまざまなトレーニングに応用できます
基本動作の「定番的な回転運動」、ボクシングのパンチの連打のように体の前で回転させる運動は、重めに調整して行うと予想の10倍はハードであり、開始から10秒もたてば腕と肩まわりが熱くなるのを感じます。第一印象は、重いウェイトを持つ前のウォーミングアップに最適だとすぐに思いました。
取り扱い説明書やYouTubeに出てくる基本動作(胸の前あたりでパンチを繰り出すようにして回転させる)は、軽めにするとウォーミングアップにも最適。ダンベルやマシンなどで追い込んだあとのシメとして行うのも大変効果的だと感じました
説明書記載のとおり、パンチの回転運動を30秒ずつ、回転の向きを変えて行うと、普段は効かせるのがなかなか難しい肩と前腕、そして三頭筋に心地よいパンプ感が1セット目から得られるのです。
ウェイトを使ったトレーニングで得られるパンプ感とは少し異なりますが、追い込むのが苦手な部位にいきなり効いたので、使い始めてからすぐに「これはアタリの器具だ!」と直感しました。これぞまさに、自分が求めていた「新しい刺激」です。
ダンベルやマシンなどで行うウェイトトレーニングとは全然違う負荷、刺激が得られる感覚です。負荷が軽めの状態でも30秒も行えばかなりのキツさとなり、心肺能力向上効果も期待できるでしょう
バーンマシン2は、「定番的な回転運動」のほかにも、かなりの多種多彩なトレーニングが行えます。基本的には腕の動作がメインになりますが、5kg弱の重さがあるので、軽めのダンベル的な負荷もかけられますし、やり方次第では説明書どおり全身のエクササイズが可能です。
単体でも十分よいトレーニングになりますが、ダンベルやバーベルなどのウェイトで追い込んだあと、もしくはプッシュアップ(腕立て伏せ)の“最後のシメ”的に行うと、相当なパンプが得られるでしょう。
プッシュアップを効果的に行うためのおすすめグッズはこちら。
<参考記事>
“腕立てふせ”が10倍楽しい!「パーフェクトプッシュアップ」でさらに追い込める
ダンベルを使ったトレーニングである程度追い込み、重い器具を持つのがツラくなった状態でも、バーンマシン2でのトレーニングはかかる負荷の質が異なるので、そこからさらに追い込むことができます。
重いウェイトで追い込むと落としたりケガをしたりするリスクがありますが、バーンマシン2は限界まで追い込んで体が限界に達したとしても、事故になりにくいのもいいところです
「パーフェクトプッシュアップ」を使っての腕立て伏せとの併用も効果的です。ウェイトと同様、体が限界に達した状態からさらに追い込むのに有効だと感じました
自室がフローリングや畳である場合、ダンベルやバーベル、プッシュアップ用器具などは使用時に床を保護するマットなどが必要になりますが、バーンマシン2はそういう気遣いが不要なのもいいですね
ダンベルやバーベルよりもギリギリまで追い込みやすいのも大きな利点だと感じました。限界に達してしまってもケガや事故に繋がるリスクは低いので、安心して追い込めます。前腕、二頭筋、三頭筋、肩まわり、大胸筋など幅広い部位に刺激が入るので、うまく意識すればピンポイントで追い込みたい部位を鍛えられるようになるでしょう
まだ使い始めて1週間ほどですが、本気で使い込むとバルクアップに大変有効なのは間違いないと確信できました。気になるのは耐久性。使っている感触としてはまずまず頑丈な器具だと思われますが、摩擦の高いベアリングの抵抗を身体の負荷とするので、器具にかかる負荷は小さくないはず。
価格からして、筋トレのガチ勢が1年ぐらい使って壊れないのなら問題ないでしょう。私はガチ勢ではないので、2年ぐらいはもってほしいところ。耐久性については、またいずれ報告したいと思います。
一部のレビューにあったような「塗料がはげて白い粉がでる」不具合は確認できていません。製品名が「2」なので、改良版だと期待します。
カバンの中に携帯しやすいほどではありませんが、ダンベルなどよりは持ち運びしやすいので、出張先など外出時にも持ち出しやすいと感じました
(※本記事の内容は個人の感想に基づくものです。効果を保証するものではありません。また、器具の安全性については、細心の注意をはらってご利用ください。)
1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。3台の愛車はいずれもスバルのMT車。