南井正弘の「毎日走って、わかった!」
スントの人気モデルの実力を検証!

入荷しても即完売! 小型化&高級感アップのGPSウォッチ「スント 9 ピーク」

スントは、北欧ブランドならではの洗練されたデザインと高機能を融合することで、アウトドア&スポーツ向けGPSデバイスの世界で確固たるポジションを築き、ランナーからも高い信頼を得ているブランドだ。

そんなスントが2021年6月17日にリリースしたのが、GPSウォッチ「スント 9 ピーク チタニウム」。従来の「スント 9」の機能と長時間のバッテリーライフを、薄型&小型ケースに移植した最新作だ。ここでは、発売以来、入荷と即完売を繰り返してきた人気モデルの実力を検証する。

「スント 9 ピーク グラナイト ブルー チタニウム(SUUNTO 9 PEAK GRANITE BLUE TITANIUM)」(品番:SS050520000)。公式サイト価格は、82,390円(税込)

「スント 9 ピーク グラナイト ブルー チタニウム(SUUNTO 9 PEAK GRANITE BLUE TITANIUM)」(品番:SS050520000)。公式サイト価格は、82,390円(税込)

チタンケースにより軽量性や堅牢性などを実現!

「スント 9」と言えば、多機能と耐久性、そしてロングバッテリーライフを兼ね備えたフラッグシップモデルとして知られ、その堅牢な作りゆえに、どちらかというと“重いGPSウォッチ”であった。

今回リリースされた「スント 9 ピーク」シリーズは、スントがこれまで製造してきた中で最も薄くて小さく、そして頑丈なウォッチに仕上がっている。なかでも、「スント 9 ピーク チタニウム」は、ケースに「グレード5チタン」を使用しており、軽量化と高い快適性を実現。チタンは、硬くて傷が付きにくく、低アレルギー性であることから、肌にやさしく快適に着用できることに加え、高級感あふれる見た目も演出できるのが魅力だ。

手に持った段階で軽さは感じられたが、身に着けるとその軽量感は見た目以上。これには、留め具の金属ピンがシリコン製ベルトにしっかりと留められることで生み出される、高いフィット性が大きく貢献していると思う。

左が「スント 9 ピーク」で、右が従来モデル「スント 9 バロ」。ベゼル径50mmの「スント 9 バロ」と並べてみると、ベゼル径43mmの「スント 9 ピーク」のコンパクトさがよくわかる

左が「スント 9 ピーク」で、右が従来モデル「スント 9 バロ」。ベゼル径50mmの「スント 9 バロ」と並べてみると、ベゼル径43mmの「スント 9 ピーク」のコンパクトさがよくわかる

ケースの厚さも、「スント 9 ピーク」と「スント 9 バロ」では大きく異なる。「スント 9 ピーク」は10.6mmで、「スント 9 バロ」は16.8mmと、6mmも差がある

ケースの厚さも、「スント 9 ピーク」と「スント 9 バロ」では大きく異なる。「スント 9 ピーク」は10.6mmで、「スント 9 バロ」は16.8mmと、6mmも差がある

「スント 9 ピーク」は、洗練された雰囲気なので、ドレッシーな装いやビジネスシーンにもマッチ

「スント 9 ピーク」は、洗練された雰囲気なので、ドレッシーな装いやビジネスシーンにもマッチ

インターフェイスは、従来のスント製GPSウォッチと共通。ランニングを計測する時は、基本的に「ランニングベーシック」をセレクトする

インターフェイスは、従来のスント製GPSウォッチと共通。ランニングを計測する時は、基本的に「ランニングベーシック」をセレクトする

実際に使ってみた!

「ランニングベーシック」のスタート画面

「ランニングベーシック」のスタート画面

先述したように、「スント 9 ピーク チタニウム」は、スント史上最薄&最軽量のGPSウォッチで、従来の「スント 9」シリーズとは対極にあるモデルだ。多機能やタッチパネルなどを継承したことから「スント 9」とネーミングされているが、サイズと重量に関しては、シリーズの従来モデルと本モデルはまったくの別物と考えてよいだろう。

操作のインターフェイスは、従来モデルと共通する点が多いので、今までに同社のGPSウォッチを使ったことがあれば、操作はすぐに慣れるはず。本体右上のボタンを押すと、エクササイズの画面が現れるので、その状態でセンターボタンを押すと、さまざまなエクササイズが表示される。通常のランニングであれば、「ランニングベーシック」を選び、GPSの捕捉が完了し、心拍数が計測可能状態になったらセンターボタンを押せば、エクササイズがスタートする。

走り始めてすぐに実感したのは、「ホント軽いし、腕振りのジャマにならないなぁ」ということ。以前使用していた「スント 9 バロ」が本体重量81gだったのに対し、今回のモデルは 52g。数字上は29gの差だが、体感では半分以下の軽さに感じる。これは、ケースが極薄になるなど、体積も大幅に減少したからだろう。実は、直近では「スント 5」を愛用していたのだが、それと比べても、サイズと重量ともに本モデルのほうが小さくて軽い。

いっぽう、走っている時に多少とまどったのは、タッチパネル非採用の「スント 5」に慣れていたせいで、押すボタンを何度か間違えたこと。それ以外はスント共通のインターフェイスなので、初回のランが終わるころには、使用方法をマスターできていた。走行中は1kmごとのラップをビープ音とバイブレーションで教えてくれるし、走行後にランデータがスマートフォンのアプリへと転送されるのもスムーズに行われた。

「スント 9 ピーク チタニウム」は、スマホへの着信などを通知する機能も備えているので、メールやSNSのお知らせをリアルタイムで知ることができる点は、ライフスタールシーンにおいても便利。なお、日本語表示にも、しっかり対応している。

運動強度ゾーンなども計測可能。カラー液晶の視認性も高い

運動強度ゾーンなども計測可能。カラー液晶の視認性も高い

ランニングのデータは、従来どおり、スマートフォンの専用アプリに転送される。アプリ上で、走行データを確認、分析できる

ランニングのデータは、従来どおり、スマートフォンの専用アプリに転送される。アプリ上で、走行データを確認、分析できる

【まとめ】女性や腕の細いユーザーからも選ばれやすくなったことは明らか!

以上のように、「スント 9 ピーク チタニウム」は、従来の高機能を、コンパクトなサイズと、従来モデルでは考えられないレベルのライトウェイトで実現したことは注目に値する。それゆえ、2021年6月のデビュー以来、大ヒットを記録しており、入荷してもすぐに完売してしまう状況が現在まで続いている。

最近は、アメリカのGPSウォッチブランド、カロス(COROS)の「カロス ペース2」が、29gという超軽量性とロングバッテリーライフといった高機能を有しながら、2万円台という低価格で日本市場でも注目を集めており、実際に使用してみて、そのコストパフォーマンスの高さにびっくりさせられたが、今回「スント 9 ピーク チタニウム」を使用してみて、「プレミアムなGPSウォッチのマーケットでは、やっぱりスントのポジションは揺るぎないなぁ」と感じた。

本モデルは、過度にアウトドアテイストでもスポーティーな雰囲気でもないので、ドレッシーな装いやビジネスシーンにマッチするのもうれしいところ。また、スントの従来モデルよりも、サイズがコンパクトになったことで、女性や腕の細いユーザーからも選ばれやすくなったことは明らかである。

82,390円(税込)という価格は決して安くないが、その多機能性と汎用性、高級感を考慮すると、価格以上の価値があると思う。「スント 9 ピーク」には、ケースにチタニウムを使用したタイプのほかに、ステンレススチールをケースに用いたモデルもラインアップされており、そちらのほうは価格が1万円以上安い。筆者は、チタニウムケースの質感に魅了されて「スント 9 ピーク チタニウム」をセレクトしたが、この時計の機能、サイズ、デザインに注目したユーザーは、「チタニウムモデル」よりも10g重くはなるが、「ステンレスモデル」を選ぶのもアリだ。

南井正弘

南井正弘

ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長。「Running Style」などの他媒体にも寄稿する。「楽しく走る!」をモットーにほぼ毎日走るファンランナー。フルマラソンのベストタイムは3時間52分00秒。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
スマートフォン・携帯電話のその他のタグ
ページトップへ戻る