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ゼクシオの2022年モデル

12代目はこちらがメイン!?「ゼクシオ X-eks-ドライバー」を打ってみた!

オグさんです! 今回は、ダンロップから発表になったばかりの「ゼクシオ X-eks- ドライバー」の試打レポートをお届けします!

ダンロップ「ゼクシオ X-eks-ドライバー」

ダンロップ「ゼクシオ X-eks-ドライバー」

12代目のゼクシオはX-exs-がメイン

「ゼクシオ(XXIO)」は2000年に誕生し、以来20年間売り上げNo.1を維持するという金字塔を打ち建てた、日本のゴルフ界に燦然と輝くブランドです。メインターゲットは、いわゆる団塊の世代のゴルファー。日本で最も年齢層が厚い世代のゴルファーに合わせて開発し、進化を重ねることによって高い人気を維持していました。

キープコンセプトで10代目まで順当にモデルチェンジを繰り返してきたのですが、前作の11代目で従来とは異なる動きを見せたのです。ユーザーのヘッドスピードなどを細分化し、スタンダードな「11(イレブン)」と、ヘッドスピードが速めのエンジョイゴルファーに向けた「X(エックス)」、2シリーズのラインアップになりました。

そんな前作にならい、今回発表された12代目も、「12(トゥエルブ)」と「X-eks-(エックス)」(以下、エックス)」の、2シリーズ。従来は、「ゼクシオ」をメインとする扱いだったのですが、公式サイトなどの並びを見るとエックスが前面に来ており、どうやら今作はエックスに力を入れているようです。

採用された2つの目玉テクノロジー

12代目のゼクシオ、目玉となるテクノロジーは、2つあります。
ひとつめは、空力をコントロールするための「アクティブウイング」。クラウンのヒール側の突起が、スイング中の空気の流れをコントロール。遠心力によって起こる過度なトゥダウンなどの悪影響を軽減し、安定したインパクトを実現するテクノロジーです。これにより、従来比で打点のバラつきが17%、フェース角のバラつきが23%も軽減されるのだそうです。

もうひとつは、反発性能を高めるための「リバウンド フレーム」。ヘッドのたわむエリアと、支点となる硬いエリアを交互に配置することで、反発性能を高めるテクノロジーです。この「リバウンド フレーム」は、松山英樹プロをはじめとしたダンロップ契約プロの多くが使用する、スリクソン「ZXシリーズ」のドライバーにすでに採用されています。

安定したインパクトを生むテクノロジーと高い反発性能を実現するテクノロジーが搭載された新生ゼクシオ エックスには期待しかありません!

実物をジックリ見ていきましょう!

黒を基調として淡いグリーンをアクセントに使ったデザインはなかなかスポーティー。ゼクシオシリーズでは初となる弾道調整機能が搭載された点も、2代目となるエックスのポイントです

黒を基調として淡いグリーンをアクセントに使ったデザインはなかなかスポーティー。ゼクシオシリーズでは初となる弾道調整機能が搭載された点も、2代目となるエックスのポイントです

適度なサイズ感のヘッドはボテっとした感じはなく、お助けクラブ的な印象はありません。注目のアクティブウイングも、搭載をアピールする模様は認められますが、アドレス時に気になるような過度な演出はありません

適度なサイズ感のヘッドはボテっとした感じはなく、お助けクラブ的な印象はありません。注目のアクティブウイングも、搭載をアピールする模様は認められますが、アドレス時に気になるような過度な演出はありません

たわむフェースのすぐ後ろ側を硬いエリアに仕上げ、その後ろにたわむエリアを作り、一番後ろのボディは堅ろうに。「軟・剛・軟・剛」の4層構造が高い反発性能を生み出す「リバウンド フレーム」を搭載。適度なディープフェースで、意外と打ちごたえのありそうな雰囲気を持っています。フェースに刻まれたXのミーリングは、構えた時にはほとんど気になりません

たわむフェースのすぐ後ろ側を硬いエリアに仕上げ、その後ろにたわむエリアを作り、一番後ろのボディは堅ろうに。「軟・剛・軟・剛」の4層構造が高い反発性能を生み出す「リバウンド フレーム」を搭載。適度なディープフェースで、意外と打ちごたえのありそうな雰囲気を持っています。フェースに刻まれたXのミーリングは、構えた時にはほとんど気になりません

リバウンドフレームの一番後ろ、「剛」の部分となるボディ内部です。剛性を高めるためのリブが確認できますね。これにより無駄な振動を抑え、パワーを逃さず受け止めます

リバウンドフレームの一番後ろ、「剛」の部分となるボディ内部です。剛性を高めるためのリブが確認できますね。これにより無駄な振動を抑え、パワーを逃さず受け止めます

カップフェース構造を採用。フェース中央部の肉厚を薄く大きく設計することで、よりたわみやすく、フェース全面の反発性能を向上させています

カップフェース構造を採用。フェース中央部の肉厚を薄く大きく設計することで、よりたわみやすく、フェース全面の反発性能を向上させています

シャフトはエックス専用に設計された「Miyazaki AX-2カーボン」を搭載しています。しなるエリアをやや広めに持つ中調子のシャフトで、シャキッとした振り味が特徴。ミートしやすく打ち手を選ばない仕上がりです。46gと軽量に仕上げつつ、シャフトの重心を手元側に設計することにより、ヘッドスピードを高めやすくする工夫がされています。

シャフトに記載された「4533」の数値はダンロップがインターナショナルフレックスコードと呼称するもので、シャフトのしなり具合を数値で示しています。数字はシャフトを4分割したそれぞれのエリアの硬さを表し、一番左の数値がグリップ側で、一番右の数値がヘッド側です。数値が大きいほどしなる量が少ない、つまり剛性が高いことを示しています

シャフトに記載された「4533」の数値はダンロップがインターナショナルフレックスコードと呼称するもので、シャフトのしなり具合を数値で示しています。数字はシャフトを4分割したそれぞれのエリアの硬さを表し、一番左の数値がグリップ側で、一番右の数値がヘッド側です。数値が大きいほどしなる量が少ない、つまり剛性が高いことを示しています

直進性が、とにかく高い!

パッと構えると、適度なサイズ感の黒いヘッドからはアスリートモデル然とした雰囲気を感じられます。今回の目玉のひとつであるアクティブウイングは、黒いカラーのおかげで全く気になりません。クラブ長は45.5インチと抑えた設定で、それなりにアスリートを意識した仕様でありながら、ゼクシオらしい扱いやすさを重視した印象を受けます。

ヘッドスピード40m/sで振ってみると、中弾道で、直進性の高い弾道が打てました。剛性感が高くシャキッとした振り味のシャフトとアクティブウイングの効果なのか、かなり芯でとらえやすかったです。つかまり性能もちょうどよい感じで、狙ったところに打ち出せます。

一番印象に残ったのは、曲がりの少なさ。とにかく直進性が高い! 芯を少々外しても打ち出し方向がちょっとズレる程度、ほとんどコース内に収まる曲がり幅でした。

アクティブウイングはミート率を向上させる新テクノロジー。ほかの設計効果もあるとは思いますが、確かに前作より芯で打ちやすくなった実感はありました!

アクティブウイングはミート率を向上させる新テクノロジー。ほかの設計効果もあるとは思いますが、確かに前作より芯で打ちやすくなった実感はありました!

手元重心設計のシャフトと、軽量化しつつグリップエンドに重さを集中させたグリップの合わせ技「ヘッドスピードアップテクノロジー」の効果で、とても振り切りやすかったです

手元重心設計のシャフトと、軽量化しつつグリップエンドに重さを集中させたグリップの合わせ技「ヘッドスピードアップテクノロジー」の効果で、とても振り切りやすかったです

操作性はほぼない

ヘッドスピードを43m/sまで高めてみても、中弾道、直進性の高さは変わらず、そのまま飛距離が伸びていく印象。ヘッドの操作性と言いますか、スイング中のフェース向きのコントロールもしやすく、少々タイミングが外れても、打ち出し方向が大きくずれることはありませんでした。

これだけ直進性が高いため、操作性はほぼないと言っていいでしょう。

ゼクシオシリーズ初の弾道調整機能を搭載。ロフト角、ライ角、フェースアングルが調整可能です

ゼクシオシリーズ初の弾道調整機能を搭載。ロフト角、ライ角、フェースアングルが調整可能です

低スピンで直進性の高い、とても効率のよい弾道です。この弾道が安定して打てるのには結構驚きました

低スピンで直進性の高い、とても効率のよい弾道です。この弾道が安定して打てるのには結構驚きました

初心者にもおすすめできる!

2代目となったゼクシオ エックス ドライバーは、直進性とミートのしやすさを両立した、非常に完成度の高い仕上がりになっていました。直進性の高いドライバーの多くは、投影面積が大きく、重心深度を深く設計しているのですが、エックスは投影面積をあまり大きくせず、重心深度も極端に深くされていないため、振り切りやすく、直進性の高い弾道を打てる設計になっています。

ゼクシオのブランドイメージは、今回の12代目で大きく変わるかもしれませんね。一気に若返るかも……そんな可能性を秘めています。おすすめできるゴルファーは、アスリートシニアから若いエンジョイゴルファーまで幅広いのですが、個人的には初心者の方に強くおすすめしたいです。それなりに重量があって振り切りやすいので、年齢に関係なく、スイングスキルを身に付けやすいクラブだと思います。

ライバルモデルは、強いていえばキャロウェイ「EPIC SPEED」でしょうか。振り切りやすさと直進性の高さを両立したモデルは、あまり多くはありません。市場に出た時の反応が楽しみなドライバーです!

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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