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スコアアップより楽しむ派! ならば「ゼクシオ X アイアン」がおすすめです!

オグさんです! 今回は、ダンロップ「ゼクシオ エックス アイアン」の試打レポートをお届けします。

ダンロップ「ゼクシオX アイアン」

ダンロップ「ゼクシオX アイアン」

2代目となったゼクシオ エックス

「ゼクシオ(XXIO)」は、2,000年に誕生。以来20年間売り上げNo.1を記録するなど、日本のゴルファーなら必ず一度は聞いたことがあるであろう超メジャーブランドです。日本のゴルファーの中で最も層の厚い団塊の世代をターゲットに開発され、2年ごとにモデルチェンジをしながら進化を重ねることで、高い人気を維持してきました。

ゼクシオが長い期間、人気を維持できたのには、いくつか理由があります。
そのひとつに、極端にコンセプトを変えず、”ゼクシオらしさ”を大切にしていたことがあげられます。何代か前から最新のゼクシオへ買い替えても違和感がほとんどなく、スムーズに移行できるからです。

そんな圧倒的ブランド力を誇ったゼクシオは、メインターゲットの高齢化が影響してか、11代目で、従来のコンセプトを踏襲したスタンダードな「11(イレブン)」と、ヘッドスピードが速めのエンジョイゴルファーに向けた「X(エックス)」の2シリーズのラインアップに変化します。

そして今回の12代目も、「12(トゥエルブ)」(以下、12)と「X-eks-(エックス)」の2シリーズでの展開となっています。

ゼクシオのアイアンは、ミスに強く安定した弾道を追求しながら、打感などのフィーリング、振り抜きなどの扱いやすさなど、性能以外の部分にも配慮して作られており、トータルバランスのよいモデルとして、アベレージゴルファーから、女子プロまで幅広いゴルファーに愛用されてきました。
この基本コンセプトは、11代目に誕生した、ヘッドスピードが速めのゴルファーに向けた設計のエックスアイアンにもしっかりと引き継がれています。

今回ご紹介するのは、そのエックスアイアンの2代目にあたるモデル。今回は、エックスシリーズにかなり力が入っているようなので、仕上がりがとても楽しみです!

バックフェースにはゼクシオブランドのロゴをあえて使わず、「X」のロゴだけを配した使用したシンプルなデザイン。金属質でカチッとした仕上がりになっており、高級感もありますね

バックフェースにはゼクシオブランドのロゴをあえて使わず、「X」のロゴだけを配した使用したシンプルなデザイン。金属質でカチッとした仕上がりになっており、高級感もありますね

ゼクシオ エックスアイアン・#5

ゼクシオ エックスアイアン・#5

ゼクシオ エックスアイアン・#7

ゼクシオ エックスアイアン・#7

ゼクシオ エックスアイアン・#9<br>5番と7番はある程度のつかまり性能を感じさせるグースネック。9番は、方向性を意識してか、グースの度合いがやや抑えられています。直線的で適度な厚さを持つブレードがカチッとした印象を持たせ、アスリートにも好まれそうなきれいな顔に仕上がっています

ゼクシオ エックスアイアン・#9
5番と7番はある程度のつかまり性能を感じさせるグースネック。9番は、方向性を意識してか、グースの度合いがやや抑えられています。直線的で適度な厚さを持つブレードがカチッとした印象を持たせ、アスリートにも好まれそうなきれいな顔に仕上がっています

フェースには、新素材である「DHA TM 1」という高強度の特殊鋼を採用。番手別最適重心設計を採用することで、ロングアイアンは飛距離を、ショートアイアンはコントロール性能を重視した設計になっています

フェースには、新素材である「DHA TM 1」という高強度の特殊鋼を採用。番手別最適重心設計を採用することで、ロングアイアンは飛距離を、ショートアイアンはコントロール性能を重視した設計になっています

ボディには軟鉄鍛造構造を採用。打感の追求、ロフトライ角調整など、やさしさだけでなく、アスリートが好む部分もしっかりと考えた仕様になっています

ボディには軟鉄鍛造構造を採用。打感の追求、ロフトライ角調整など、やさしさだけでなく、アスリートが好む部分もしっかりと考えた仕様になっています

ソール幅は広めでバウンスも大きく、ダフりのミスに強い設定ながら、2段ソールにすることで抜けのよさも追求しています

ソール幅は広めでバウンスも大きく、ダフりのミスに強い設定ながら、2段ソールにすることで抜けのよさも追求しています

シャフトバリエーションは、自社で専用に開発した50gのカーボン「Miyazaki AX-2」と、独自の味付けを施した90g台のスチール「NS PRO 950GH neo DST スチール」をラインアップ。
軽量でシャープに振り抜けるカーボンと、適度な重量で当たり負けしにくいスチール、といった違いがあります。一般的な男性なら、まずはスチールから試してみるとよいでしょう。

軽量で鋭くしなりもどる印象のオリジナルカーボン「Miyazaki AX-2」。強振しても受け止めてくれる強さを持っていますが、ヘッドスピードがドライバーで40m/s以上ある方だとちょっと物足りなく感じるかもしれません

軽量で鋭くしなりもどる印象のオリジナルカーボン「Miyazaki AX-2」。強振しても受け止めてくれる強さを持っていますが、ヘッドスピードがドライバーで40m/s以上ある方だとちょっと物足りなく感じるかもしれません

ロフト:#5 23°/#6 26°/#7 29°/#8 33°/#9 38°/PW 43°

HS40m/sあれば性能を引き出せる

構えたときの形状は、なかなかのハンサム顔。適度なグースネックがやさしさを演出しつつ、直線的なブレードがカチッとしていて、とても構えやすかったです。

ドライバーで40m/sぐらいのヘッドスピードを目安に試打をスタート。お借りしたスペックは純正カーボンのSフレックス。エックスアイアンのロフト設定は7番で29°で、アベレージゴルファー向けのモデルとしては平均的な設定です。

何球か打ってみて、安定感の高さを強く感じました。芯でとらえたときは、適度な高さで飛び出す、直進性の高い弾道が打てます。少々芯を外しても高さが変わりにくく、飛距離ロスが少ないのです。ソール幅も適度な幅があり、バウンスも強めに設定されているので、ダフりのミスにも強いですね。何となく勝手にアスリート向けの印象を持っていましたが、安定感の高さが光る仕上がりになっています。

操作性は少しだけあるかな?といった感じ。インテンショナルに曲げられなくはないですが、かなり極端な動きをしないと曲がってくれません。基本は、直進性が高く曲がらないモデルと言ってよいでしょう。
エックスはヘッドスピードが速めのゴルファー向けというポジションですが、40m/sあれば、性能を十分引き出せると思います。

球がすごく上がりやすい、すごく飛ぶというわけではありませんが、安定して一定の弾道が打ちやすいのがエックスのよさだと思います

球がすごく上がりやすい、すごく飛ぶというわけではありませんが、安定して一定の弾道が打ちやすいのがエックスのよさだと思います

ヘッド構造はポケットキャビティ。打点のミスに強く、直進性の高いモデルに多い構造です。アベレージゴルファーには大変うれしい性能を実現する構造ですが、この深いポケットに芝が入ると掃除がちょっと大変というデメリットもあります(笑)

ヘッド構造はポケットキャビティ。打点のミスに強く、直進性の高いモデルに多い構造です。アベレージゴルファーには大変うれしい性能を実現する構造ですが、この深いポケットに芝が入ると掃除がちょっと大変というデメリットもあります(笑)

安定感を求めるならスチールシャフト

ヘッドスピードをドライバーで43m/s程度まで高めて打ってみましたが、やや弾道が高くなった以外、大きな変化はありませんでした。打点のミスに強く直進性の高い弾道が安定して打てる性能が、ヘッドスピードが高くなっても維持されているのはすごいですね。

シャフトがしっかりしているおかげで、これくらいのヘッドスピードでも違和感なく、振り切ることができましたが、個人的には、もう少し重量のあるスチールシャフトのほうがより安定した弾道が打てるかなと思います。楽して飛距離を稼ぎたいと考えるならカーボンでもよいですが、より安定感を求めるならスチールがおすすめです。

フェースにはいわゆるバネ鋼を使っているだけにややソリッドな打感ではありますが、そこはゼクシオ! 余計な振動が少なく、適度なはじき感をともなう感触が心地いいですね

フェースにはいわゆるバネ鋼を使っているだけにややソリッドな打感ではありますが、そこはゼクシオ! 余計な振動が少なく、適度なはじき感をともなう感触が心地いいですね

7番の弾道データ。右に打ち出すドローボールを意識して打ちました。高い直進性の効果でボールが戻りきらず、やや右にそれています。飛距離も出ていますが、スピン量も確保されており、グリーンに直接キャリーさせても十分止まってくれるでしょう

7番の弾道データ。右に打ち出すドローボールを意識して打ちました。高い直進性の効果でボールが戻りきらず、やや右にそれています。飛距離も出ていますが、スピン量も確保されており、グリーンに直接キャリーさせても十分止まってくれるでしょう

一般的な男性なら12よりもエックスが合いそう

2代目となるゼクシオ エックス アイアンは、現代のアイアンに求められるニーズをしっかりと抑えた仕上がりになっていました。ヘッドスピードが速めのゴルファーに向けたと言ってもスタンダードのゼクシオ12に対してで、ハードな印象はありません。ごくごく一般的な男性ゴルファーであれば、エックスがマッチするのではないでしょうか。

前作と比較すると、直進性がより高まった印象を受けました。操作性よりも直進性の高さを求める現代のゴルファーに合わせた順当な進化の仕方だと思います。

ライバルモデルは、キャロウェイ「X-フォージド」や、ミズノ「Mizuno Pro225」といったところでしょうか。それなりにクラブは振れるけど、そんなにガツガツせず楽しんでプレーしたいと考えるなら、エックスアイアンはおすすめですよ!

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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