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またまたヒット、間違いなし!テーラーメイド「ステルスグローレ」発表会レポート

オグさんです。
2022年9月6日、テーラーメイドは新製品「ステルスグローレ」シリーズを発表しました。プレスカンファレンスに参加してきたので、その模様をレポートします。

テーラーメイドの新製品「ステルスグローレ ドライバー」

テーラーメイドの新製品「ステルスグローレ ドライバー」

日本のゴルファーに向けた「グローレ」シリーズ

テーラーメイドの「グローレ」は、日本のゴルファーに向けたモデルとして2012年に初代が発表され、「やさしく飛ばせる」と、いきなりヒットモデルとなったシリーズ。以降2年おきにモデルチェンジを繰り返し、ゴルファーからの高い人気を常に維持してきたブランドです。

なかでも、2014年に発売された「グローレFドライバー」はツアーで一大ブームを巻き起こし、特に女子ツアー、シニアツアーで使用率No.1を記録。もちろんアマチュアもこぞって使用し、文句なく歴史に残る1本となりました。

2018年に同社は、グローバルブランド「M」シリーズのテクノロジーを取り入れた「Mグローレ」を発表。2020年には同じ流れで「SIMグローレ」を発表しました。このように近年は、グローバルモデルで培ったテクノロジーを日本向けにアレンジしてクラブを開発する傾向があるようです。

初代グローレの発表は2012年。2022年で10年目を迎えました

初代グローレの発表は2012年。2022年で10年目を迎えました

革新的な技術をさまざまに取り入れながら、日本のゴルファーに合わせて開発されているのは、グローレ全シリーズに共通する特徴のひとつ

革新的な技術をさまざまに取り入れながら、日本のゴルファーに合わせて開発されているのは、グローレ全シリーズに共通する特徴のひとつ

「ステルス」のカーボン技術をグローレに

今回の「ステルスグローレ」は、過去の流れを継続した形で登場してきました。2022年のゴルフ業界の「目玉」と言っても過言ではないほどの話題をふりまいた「ステルス」シリーズのテクノロジーを、ふんだんに取り入れたハイテクモデルなのです!

カーボンフェースを採用することによって、フェースサイズは約10%大きくなりました

カーボンフェースを採用することによって、フェースサイズは約10%大きくなりました

フェース自体の重さも、カーボンの採用によって約40%も軽量化されています

フェース自体の重さも、カーボンの採用によって約40%も軽量化されています

フェース素材によって生まれた余剰重量を、ボディに適正に振り分けることで、エネルギーロスの少ないヘッドに仕上げられたそうです

フェース素材によって生まれた余剰重量を、ボディに適正に振り分けることで、エネルギーロスの少ないヘッドに仕上げられたそうです

カーボンフェースを採用することは、飛距離性能だけでなく、ミスへの寛容性(スイートエリアの拡大)にも効果があります。画像の赤い部分は、金属フェースのモデルと比べ、ボール初速が高くなったエリアを示しています

カーボンフェースを採用することは、飛距離性能だけでなく、ミスへの寛容性(スイートエリアの拡大)にも効果があります。画像の赤い部分は、金属フェースのモデルと比べ、ボール初速が高くなったエリアを示しています

「マルチマテリアル構造」と呼ばれる、接着のみでヘッドを組み上げるテーラーメイド独自の製法。溶接しないので余剰重量を極限まで削ることが可能で、より理想の重量配分を追求できます

「マルチマテリアル構造」と呼ばれる、接着のみでヘッドを組み上げるテーラーメイド独自の製法。溶接しないので余剰重量を極限まで削ることが可能で、より理想の重量配分を追求できます

もちろんテ―ラーメイドらしく、見た目やアライメント効果も抜かりなし。コントラストや視覚効果などを使った、構えやすいヘッドに仕上がっています

もちろんテ―ラーメイドらしく、見た目やアライメント効果も抜かりなし。コントラストや視覚効果などを使った、構えやすいヘッドに仕上がっています

「SIMグローレ」および「ステルスHD」との比較データ。ステルスグローレが約5ヤード飛んだそうです

「SIMグローレ」および「ステルスHD」との比較データ。ステルスグローレが約5ヤード飛んだそうです

「ステルスグローレ ドライバー」

やはりいちばんの注目は、カーボンフェースを採用したドライバーでしょう。「ステルス」シリーズは、アスリートやツアープロに向けた仕様だったために、一般のアベレージゴルファーには性能を完全に発揮させるにはちょっと手ごわい存在です。

カーボンフェース自体の仕様は変わらないようですが、ヘッド内部のヒール側にウェイトを内蔵してドローバイアスにすることで、つかまりのよいドライバーに設計されたとのこと。さらに、ステルスシリーズに使われる、ヘッドを溶接せずに組み上げる「マルチマテリアル構造」を採用することで、最適な重量配分を実現しています。

また、エアロダイナミクスの見直しによって、前作よりも空気抵抗を軽減。軽めの重量設定と専用に設計された「スピーダーNX」ブランドの純正シャフトとあいまって、とても気持ちよく振り抜けそうです。そのほか、「貫通型スピードポケット」や「ツイストフェース」など、同社の従来のテクノロジーも引き続き搭載しており、まさに「テーラーメイドのテクノロジー全部のせ!」といった感じのドライバーです。

価格は、97,900円(税込、以下同)。前作より価格は上がりましたが、進化具合や現在の情勢を考えると、妥当なところかと思います。

ソールのほとんどをカーボン素材が占める、シンプルなデザイン

ソールのほとんどをカーボン素材が占める、シンプルなデザイン

ヘッドは極端な洋ナシ型ではなく、やや面長な丸形といった感じ

ヘッドは極端な洋ナシ型ではなく、やや面長な丸形といった感じ

ステルスシリーズのカーボンフェースは赤色基調ですが、ステルスグローレでは濃いグレーと黒に

ステルスシリーズのカーボンフェースは赤色基調ですが、ステルスグローレでは濃いグレーと黒に

「ステルスグローレプラス ドライバー」

今回、ドライバーのラインアップには「ステルスグローレ プラス」という、もうひとつのモデルが設定されています(グローレ史上初!)。セレクトフィットストア限定のモデルですが、ひと言で言えば「カチャカチャ付きのステルスグローレ」です。

通常のモデルは接着ネック。ステルスシリーズなどのシャフトを流用したいと考える人は、必然的にこのステルスグローレ プラスを選ぶことになりますね。基本性能はまったく変わらないようですが、脱着式のネックを搭載する分の重量と、ライ角は変更されているようです。

また、ステルスグローレ プラスに合わせた最新のカスタムシャフトを用意しているのも注目ポイント。基本的にはアベレージ向けのシリーズですが、このモデルの設定により、アスリートにも目を向けているのでしょう。

価格は、純正スピーダーNX装着モデルで、101,200円です。

ヘッドデザインに通常モデルとの差はありません。異なるのは、ネックの弾道調整機能の有無のみ(もしかしたらどこか異なる部分があるのかも……?)

ヘッドデザインに通常モデルとの差はありません。異なるのは、ネックの弾道調整機能の有無のみ(もしかしたらどこか異なる部分があるのかも……?)

構えた印象にも、違いは感じませんでしたね。ただし、ライ角はスタンダードポジションでも接着モデルとは差があるようです

構えた印象にも、違いは感じませんでしたね。ただし、ライ角はスタンダードポジションでも接着モデルとは差があるようです

室内試打でも“打音”にビックリ!

プレスカンファレンスの会場には試打ブースが用意されていたので、ちょっとだけ打つことができました。

ビックリしたのは、ドライバーの打音。ステルスシリーズは余韻がない音だったのですが、ステルスグローレは、余韻のある乾いたよい音がするんです! 「音まで作り込んだ」とは発表会で説明がありましたが、かなりよい音です!

さらに驚いたのがフェアウェイウッド(以下FW)。打感、打音、飛距離性能、どれもすばらしい! 個人的には、もう少ししっかりしたシャフトでちゃんと打ってみたいですね。アイアンはかなりの飛び系です。そんな飛んでる?って疑いたくなるような数値が出ていました。このへんは、いつもの計測器で改めて検証したいと思います。

あっという間に、試打ブースには列ができていました。皆さん、打音に驚きの声を上げていましたね!

あっという間に、試打ブースには列ができていました。皆さん、打音に驚きの声を上げていましたね!

フェアウェイウッド、レスキュー、アイアンも

ステルスグローレシリーズは、ドライバー、FW、他社のUTに当たるレスキュー、アイアンと、ほぼフルラインアップの構成です(ウィメンズモデルも同様)。カーボンフェースを採用しているのはドライバーのみで、これはグローバルモデルのステルスシリーズと同じですね。FWは、フェースに、今までのドライバーで使用していた高強度のチタン素材「ZATECチタン」を採用しています。さらにソールには、3番で75gものウェイトを搭載し、低重心かつ、つかまりのよい設定。もちろん、FWも貫通型スピードポケットやツイストフェースを搭載しています。

レスキューは、従来どおりのステンレススチール素材のフェースですが、ソールに43gのウェイトを搭載し、より上がりやすく、ミスに強い仕様に進化しています。

価格は、FWが60,500円、レスキューが44,000円です。

ドライバーに準じた仕上がりで、やさしくボールをつかまえてくれます

ドライバーに準じた仕上がりで、やさしくボールをつかまえてくれます

ステルスグローレ アイアンは、中空構造を採用。「ステルスアイアン」で搭載されていた、トゥ側のボディを樹脂に変えることで余剰重量を生む「トゥラップテクノロジー」を搭載してきました。クロモリ製のフェースに、芯を外しても飛距離が落ちにくい「オーガニック インバーテッドコーンテクノロジー」を上乗せすることで、7番で27°というかなり立ったロフト設定ながら、高弾道で飛距離性能の高い、なおかつミスにも強いアイアンに仕上がっています。

価格は、純正カーボン5本セット(6〜PW)で、148,500円です。

中空構造を採用した飛び系アイアン! ウッド類と比べてややゴージャスなデザインに仕上がっています

中空構造を採用した飛び系アイアン! ウッド類と比べてややゴージャスなデザインに仕上がっています

ロフトは7番で27°と、かなり立っています。ちょっと打っただけですが、高さはしっかり出ていましたね

ロフトは7番で27°と、かなり立っています。ちょっと打っただけですが、高さはしっかり出ていましたね

ヒット作となる可能性大!

後日改めてお借りして、詳しい試打レポートは追ってお届けしますが、ステルスグローレシリーズは、デザイン的にも性能的にも、これまたヒット作となる可能性が高いと思います。ステルスグローレ+は、「第2のグローレFドライバー」になる素質があるのか……!?などという検証もしてみたいですね。

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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