本連載「だからザ・ノース・フェイスは選ばれる!」は、現在セールス絶好調のザ・ノース・フェイスが、ユーザーから選ばれる理由を検証する企画。
第41回は、「Free Run Crew(フリー ラン クルー)」をピックアップした。このプロダクトは、日々のトレーニングやランニングなど、デイリーでの使いやすさを追求した高機能ソックス。オーガニックコットンや吸汗速乾性にすぐれるリサイクルポリエステルといった環境に配慮した素材を使用しており、肌当たりと機能性を高いレベルで追求している。
「フリー ラン クルー(Free Run Crew)」(品番:NN82103)の公式サイト価格は、1,650円(税込)
ザ・ノース・フェイスの「フリーランクルー」は、2021年のデビュー以来、好調なセールスを記録している「フリーラン コレクション」にラインアップされるクルーソックス。環境に配慮した素材は、オーガニックコットンと吸汗速乾性にすぐれるリサイクルポリエステルにこだわり、肌当たりのよさと高機能を追求。つま先とかかと部には補強糸を使用することで、ソックス全体の強度を高めている。
また、銀イオンによる抗菌防臭効果によりニオイの元となるバクテリアの繁殖を抑えるポリジン加工が施されているので、大量に発汗した際にも安心。シンプルなデザインとカラーで、日常のさまざまなシーンで活用できる。サイジングはユニセックス。
履き口には、2本のストライプと「THE NORTH FACE」のロゴが入っている
中足部のサポートは、きつくもなく、ゆるくもなく、絶妙な塩梅
つま先(上)とかかと部(下)は、補強糸を使用することで、ソックス全体の強度を向上させている
銀イオンによる抗菌防臭効果で、ニオイの元となるバクテリアの繁殖を抑えるポリジン加工済み。大量に汗をかいても、従来のソックスよりもニオイの心配が少なくて済む
「フリー ラン クルー」を実際に履いてみた!
ザ・ノース・フェイスのクルーソックスと言うと、本連載で2021年4月に紹介した「ランニング アンイーブン ドライ ボーダー 2P」や、2022年3月にピックアップした「トレイル ベント クルー」もあげられるが、この「フリー ラン クルー」は、いずれとも異なった特徴を有している。
まず触ってみると、オーガニックコットンとリサイクルポリエステルからなる素材は、パイル仕上げの部分を始めとして肌触りがとてもやわらかい。実際に履いてみると、締め付け感はほとんどなく、かといってゆる過ぎることもない。筆者は25-27cm表記のMサイズをセレクトしたが、自分の足に合わせてオーダーしたかのように足をやさしく包んでくれる。コートシューズタイプのスニーカーと合わせて普段履きで1日、ランニングシーンで1日試してみたが、どちらの用途でも快適。本連載を読んで「トレイル ベント クルー」を購入してくれた知人が、「自分には中足部のサポートが強過ぎました!」と言われたこともあったが、このソックスのサポート感なら彼のようなソックスの締め付け感を嫌うユーザーも納得してくれるはずだ。それほどちょうどいい塩梅のフィット感であった。
クルー丈なので、ミッドカットやハイカットのハイキングシューズやバスケットボールシューズを履くときにもピッタリ。洗濯の回数がまだ1回なので、耐久性の確認はまだまだこれからだが、素材からはかなり丈夫な印象を受けた。
以上のように、ザ・ノース・フェイスの「フリーランクルー」は、ランニングやアウトドアアクティビティー、ライフスタイルシーンなど、さまざまなシチュエーションに対応してくれる、汎用性にすぐれたソックスである。素材がやわらかいので、長時間スポーツに使ったときには生地が撚(よ)れるかもしれないと思ったが、いつもより長く10km走った際でもまったく問題なかった。
実は、最初にオンラインショップでチェックしたときは、「ニュートープグリーン」というオリーブ系のカラーを購入しようと思ったが、オンライン先行のようで、東京・原宿の「THE NORTH FACE Sphere」には入荷しておらず、結局「ブラック」を購入。今回2度履いてみて、すでに「ホワイト」を含めた全3色を買ってしまおうと思っている。そう思わせてくれる1,650円という買いやすいプライスも、うれしいポイントだ。
ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長。「Running Style」などの他媒体にも寄稿する。「楽しく走る!」をモットーにほぼ毎日走るファンランナー。フルマラソンのベストタイムは3時間52分00秒。