特別企画

初心者が“スポーツカー”で「快適ひとりキャンプ」決行! 必要なグッズを紹介します

自動車ライターのマリオ高野です。昨今のキャンプブームに乗り遅れまいと、“スポーツカーでキャンプ”に挑戦してみました。

我が家には4枚ドアのセダンもありますが、あえて実用性が乏しいとされる、2ドアクーペのスポーツカーで、ソロキャンプを敢行してみたのです。

"2ドアクーペ"でキャンプできる方法を探してみた

以前、オートバイでソロキャンプを楽しんでおられる方々を取材し、「排気量の小さなバイクに必要最低限の道具を積んでソロキャンプを楽しむカッコよさ」に憧れた経験があります。オートバイでも十分に楽しんでおられる様子を拝見したので、クルマならたとえ2ドアでもまったくもって余裕だろうと考えたワケです。

大型SUVやキャンピングカーなどを用いた“充実装備スタイル”でのキャンプにも憧れますが、それは到底無理だし、現状ではそこまでキャンプにのめり込んでいるわけでもないので、手持ちのクルマで手軽に楽しめる方法を模索したのでした。

ちなみに、筆者はキャンプの超初心者。過去に取材や撮影などでキャンプ場へ行くことはあっても、自分主導で行うキャンプ経験はまったくありません。なので今回も、やってはみたものの、1度でイヤになる、あるいは、すぐに飽きてしまう可能性も否定できないことから、物量、予算ともに最低限で用意しました。

さっそく結果から言いますと、比較的近場の河川敷にある無料キャンプ場にて、スポーツカーでも超簡単&低予算でソロキャンプが楽しめました!

さっそく結果から言いますと、比較的近場の河川敷にある無料キャンプ場にて、スポーツカーでも超簡単&低予算でソロキャンプが楽しめました!

手軽に楽しめる無料キャンプ場でも、それなりに大きめの石などが転がっています。車体やアルミホイールを傷付けない程度かどうか、本番前に下見をして確認することをおすすめします

手軽に楽しめる無料キャンプ場でも、それなりに大きめの石などが転がっています。車体やアルミホイールを傷付けない程度かどうか、本番前に下見をして確認することをおすすめします

河川敷の場合、起伏はあまりないので2輪駆動車(FR)でも慎重に走れば問題ありませんでした。山の中のキャンプ場にFRのスポーツカーを乗り入れるツワモノをたまに見かけますが、無理は禁物です……

河川敷の場合、起伏はあまりないので2輪駆動車(FR)でも慎重に走れば問題ありませんでした。山の中のキャンプ場にFRのスポーツカーを乗り入れるツワモノをたまに見かけますが、無理は禁物です……

河川敷の場合、豪雨時の増水リスクについて、念のためハザードマップなどでチェックしておきましょう。今回筆者が利用したのは、神奈川県の中津川河川敷です

河川敷の場合、豪雨時の増水リスクについて、念のためハザードマップなどでチェックしておきましょう。今回筆者が利用したのは、神奈川県の中津川河川敷です

照明はランタンひとつのみという最低限の用意でも、ひとりなら十分一夜を過ごせます

照明はランタンひとつのみという最低限の用意でも、ひとりなら十分一夜を過ごせます

キャンプ初心者が揃えたアイテムがこちら

今回揃えたアイテムは、以下のとおりです。

●チェア:コールマン(Coleman)「ソファチェア」
●ソロキャンプ用コンロ:Mt.SUMI「Perfect Grill Mini(パーフェクトグリル ミニ)」
●ランタン:キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)「キャンプ 防災用 ランタン UK-506」
●コンロで燃やす炭:ウェーバー(Weber)「バーベキュー チャコールブリケット(炭)」
●クーラーボックス的なバッグ:サーモス「保冷買い物カゴ用バッグ 25L」

車中泊が前提なので、テントは用意していません。寝るときはクルマの窓を開け、窓に貼る蚊帳のようなネットを用意して、換気と虫除けの両立を図るつもりでした。

これにバーベキュー用の食材ひとり分を加えても、2万円でお釣りがくる予算です。

●チェア

まずはチェア、コールマン(Coleman)「ソファチェア」を紹介します。

身長165cm、体重70kgの筆者の場合、長時間座っていても背中や腰が痛くなることはありませんでした

身長165cm、体重70kgの筆者の場合、長時間座っていても背中や腰が痛くなることはありませんでした

背もたれの角度調整機能はありませんが、仮眠程度なら簡易ベッド代わりに十分使えます

背もたれの角度調整機能はありませんが、仮眠程度なら簡易ベッド代わりに十分使えます

ただ座るのみならず、座ったまま寝入ってしまう状況を考慮して、ボリューム感のあるものを選びました。とにかく携帯性が抜群で、2ドアクーペの愛車スバル「BRZ」のトランクにも余裕で積めてかさ張りません。クッション部分をアルミのフレームにつり下げる作業も実に簡単で、手間もかからず。

肝心の座り心地は、メーカーがアピールするとおり、クッションが体をやさしくつつみ込こんでくれて快適でした。アルミ製で軽量、かつ空気抵抗を受けやすい形状なので、人が座っていないと風の影響を受けて倒れたり飛んだりしやすいことにさえ注意すれば、文句なしです。

キャンプ以外の現場や状況でも重宝するので、ずっと愛車のトランクに積んだままでもよいと思いました。

カバーに格納した状態なら、常時トランクの中に積んでおいてもさほどじゃまになりません

カバーに格納した状態なら、常時トランクの中に積んでおいてもさほどじゃまになりません

フレームとクッション部材の組み立て&格納は、誰でも簡単にできるレベル

フレームとクッション部材の組み立て&格納は、誰でも簡単にできるレベル

組み立ては、フレームを広げるように展開し、クッション部材を四隅に引っかけるだけ

組み立ては、フレームを広げるように展開し、クッション部材を四隅に引っかけるだけ

組み立て作業は、慣れれば10数秒で完了します。軽くて空気抵抗が大きい形状ゆえ、人が座っていないと風で飛びやすいのでご注意ください

組み立て作業は、慣れれば10数秒で完了します。軽くて空気抵抗が大きい形状ゆえ、人が座っていないと風で飛びやすいのでご注意ください

真後ろから見た様子。アスファルトでも砂利でも、安定感は変わりません

真後ろから見た様子。アスファルトでも砂利でも、安定感は変わりません

四隅のフレーム取り付け部。簡単に組めるわりには、意外としっかり固定されます

四隅のフレーム取り付け部。簡単に組めるわりには、意外としっかり固定されます

絶妙なテンションの張り具合にて、コールマンブランドの経験や知見の深さを感じさせます

絶妙なテンションの張り具合にて、コールマンブランドの経験や知見の深さを感じさせます

角度的に、本を読む姿勢にも無理はありません。雨などでぬれても多少は水をはじく表皮なので、すぐに乾燥させられます

角度的に、本を読む姿勢にも無理はありません。雨などでぬれても多少は水をはじく表皮なので、すぐに乾燥させられます

●コンロ

次に、コンロ。今回購入した、Mt.SUMI(マウントスミ)の「Perfect Grill Mini(パーフェクトグリル ミニ)」は、 結論から言って大アタリの製品でした。

驚異的なまでにコンパクト、かつ簡単に展開と収納ができるスグレモノです。うたい文句の「組み立て・収納時間1秒」は誇張ではなく、文字どおり、秒でできてしまうのに驚きました。コンパクトなのに頑丈なステンレス製で、コンロとして展開させると、小さいのに意外な重厚感さえあります。

箱に入った状態でも、約22(横)×17(奥行)2(高さ)cmほどのサイズなので携帯性は至高。箱は捨てずに収納用に利用しています

箱に入った状態でも、約22(横)×17(奥行)2(高さ)cmほどのサイズなので携帯性は至高。箱は捨てずに収納用に利用しています

小さいながら密度感は高く、どのパーツもしっかりした手応えが感じられます

小さいながら密度感は高く、どのパーツもしっかりした手応えが感じられます

焼きあがった食材を一時的に移動させる台の面積も、ちょうどよい感じでした

焼きあがった食材を一時的に移動させる台の面積も、ちょうどよい感じでした

携帯性の高さと組み立てやすさは、すばらしいのひと言。家での収納時、どこに置いてもじゃまになりません

携帯性の高さと組み立てやすさは、すばらしいのひと言。家での収納時、どこに置いてもじゃまになりません

収納用のバッグも備わります。コンロが多少汚れた状態でも、このバッグに入れて収納すれば、クルマの荷室が汚れるリスクは低減します

収納用のバッグも備わります。コンロが多少汚れた状態でも、このバッグに入れて収納すれば、クルマの荷室が汚れるリスクは低減します

トングも備わります。筆者はトングを別途用意するのを忘れたので、大変助かりました

トングも備わります。筆者はトングを別途用意するのを忘れたので、大変助かりました

キャンプの初心者にとって、火を起こす作業はキャンプで最も難易度の高い作業ですが、燃料に選んだのは、Weber(ウェーバー)の 「チャコールブリケット」。

燃焼具合によっては底部が熱くなりそうなので、念のため、下に難燃性と断熱性の高い何かを敷いたほうが無難です。筆者はダンボールとアルミ容器を組み合わせました。ただし、今回使った燃料だと、底部はさほど熱くなりませんでした

燃焼具合によっては底部が熱くなりそうなので、念のため、下に難燃性と断熱性の高い何かを敷いたほうが無難です。筆者はダンボールとアルミ容器を組み合わせました。ただし、今回使った燃料だと、底部はさほど熱くなりませんでした

これを適当に7〜8個投入し、激安の着火剤を下に敷いただけで、いとも簡単に着火し、ひとり分の食材を焼くのに十分な火力がすぐに得られました。これだけコンパクトだと、後片付けも超簡単。使用後に水で洗えない状況でも、油や炭で汚れたままでも気にならない手軽さがよかったです。

容量が小さいせいか、中の炭が効果的な熱(食材を数分で焼ける熱量)を発揮し続ける時間は30〜45分程度と、やや短めに感じましたが、必要なら炭を追加すればよいだけなので、個人的には問題ありません。

燃料へ空気を送るための送風道具(うちわなど)はあったほうがよいですが、燃焼が安定すれば特に風を送らずとも適度に燃え続けました。通気性はすぐれているようです

燃料へ空気を送るための送風道具(うちわなど)はあったほうがよいですが、燃焼が安定すれば特に風を送らずとも適度に燃え続けました。通気性はすぐれているようです

サイズ、容量的に最低限のコンロだと思いますが、ひとりで食べるだけの食材を加熱するには十分

サイズ、容量的に最低限のコンロだと思いますが、ひとりで食べるだけの食材を加熱するには十分

今回は豚のロース肉や鶏肉などを200gぐらい焼きましたが、肉の脂分が落ちたりしても、特に問題ありませんでした。ただし容量が小さいため、脂分の多い肉を大量に焼き続けるとコンロ内が脂だらけになり、燃焼コントロールが難しくなりそうです

今回は豚のロース肉や鶏肉などを200gぐらい焼きましたが、肉の脂分が落ちたりしても、特に問題ありませんでした。ただし容量が小さいため、脂分の多い肉を大量に焼き続けるとコンロ内が脂だらけになり、燃焼コントロールが難しくなりそうです

絶対的な火力は小さめですが、ひとりで時間をかけて行う食事には十分

絶対的な火力は小さめですが、ひとりで時間をかけて行う食事には十分

サイズが小さいので薪系の燃料は不向きだと思います。炭系の燃料なら問題なく使えました

コンロはサイズが小さいので、薪系の燃料は不向きだと思います。炭系の燃料なら問題なく使えました

●ランタン

続いては、ランタン。筆者はキャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)の「CSオイルランタン<中> UK-506」をチョイスしました。

単に明るさを得るだけならLED式が人気のようですが、個人的にはどうしても「火」の明かりが欲しかったので、多少面倒でも炎で照らすタイプの古典的なランタンを選択。

シンプル、かつクラシカルなデザイン。キャンプ現場の雰囲気をアップさせる効果は十分です

シンプル、かつクラシカルなデザイン。キャンプ現場の雰囲気をアップさせる効果は十分です

同じ製品でいくつかのサイズがあるなか、かなり小さめの製品を選んだせいか、夜中に本を読んだりするのには不向きな明るさです。照明としての機能を高く求める人には向かないかもしれません。しかし、情緒的には期待以上で、漆黒の闇の中、ひっそりとオレンジ色に燃えながら暖かみのある光を発する様子は、まさに筆者のイメージしていたソロキャンプの夜にピッタリ。

闇夜の中、ただ炎を見ているだけで妙に心が落ち着くという、何とも不思議な感覚に浸ることができました。個人的には、この感覚に浸るのがソロキャンプでいちばん好きなひと時であり、非日常を感じられる部分なので、最高でした。

多少強めの風にさらされても消えにくく、うっかり転倒させてしまっても火が消えたり、逆に危険な燃え方をしたりしないところも気に入りました。

ランタンは、地べたに置くより、少し高い位置に置いたほうが照明としての機能が高まりますので、何らかの台があればよいでしょう

ランタンは、地べたに置くより、少し高い位置に置いたほうが照明としての機能が高まりますので、何らかの台があればよいでしょう

このランタンで使用した燃料は、VASTLAND(ヴァストランド)「ランタン用 パラフィンオイル 2L」。

リッター当たり約1,000円という値段にうろたえましたが、今回買ったランタンの燃料タンク1杯で、数時間は点灯し続けたので安心しました。「横置きで保管するとキャップの劣化につながる恐れアリ」とのことなので、愛車のトランクに立てて積載できない場合は注意しましょう。筆者のBRZではギリギリな感じでした(少し斜めになってしまう)。

アスファルトの上にこぼすと、時間が経っても完全に乾かず跡がずっと残ったので、後片付けが面倒になります。取り扱いにはくれぐれも注意しましょう。

燃焼方法にもよりますが、2Lの燃料があれば、10夜分ぐらいは余裕で使える感覚です

燃焼方法にもよりますが、2Lの燃料があれば、10夜分ぐらいは余裕で使える感覚です

給油口は小さいので、大きめのスポイトのようなものを使って注入することをおすすめします。内部がよく見える明るい時間帯に給油しておきましょう

給油口は小さいので、大きめのスポイトのようなものを使って注入することをおすすめします。内部がよく見える明るい時間帯に給油しておきましょう

中央のガラス部分を持ち上げて、マッチかチャッカマンのようなターボライターなどで着火させます。芯は数ミリ出ていれば十分ですが、引っ込み過ぎないよう注意しましょう

中央のガラス部分を持ち上げて、マッチかチャッカマンのようなターボライターなどで着火させます。芯は数ミリ出ていれば十分ですが、引っ込み過ぎないよう注意しましょう

火力の調整は芯の伸縮で行います。明るさはそれほど変わらないので、火は小さめに調整するのがよいでしょう。今回試した燃料では、ススや煙はほとんど出ませんでした

火力の調整は芯の伸縮で行います。明るさはそれほど変わらないので、火は小さめに調整するのがよいでしょう。今回試した燃料では、ススや煙はほとんど出ませんでした

デザイン性、機能、使いやすさ、価格のどれを取っても高く評価できるランタンです。かなり気に入りました

デザイン性、機能、使いやすさ、価格のどれを取っても高く評価できるランタンです。かなり気に入りました

草むらで地べたに置くと、枯れ草などに引火する恐れがあるかも知れないので注意しましょう

草むらで地べたに置くと、枯れ草などに引火する恐れがあるかも知れないので注意しましょう

個人的な感覚としては、地面から50〜60cmぐらいの高さに置くのがちょうどよいと思いました

個人的な感覚としては、地面から50〜60cmぐらいの高さに置くのがちょうどよいと思いました

ひとりで、ただ火を見ているだけで心が安らぐという、ソロキャンプの大きな魅力のひとつはこのランタンでも満喫できます

ひとりで、ただ火を見ているだけで心が安らぐという、ソロキャンプの大きな魅力のひとつはこのランタンでも満喫できます

絶対に手放せないレベルで気に入りました。LED照明も便利ですが、やはり燃焼による明かりには格別な味わいがあります

絶対に手放せないレベルで気に入りました。LED照明も便利ですが、やはり燃焼による明かりには格別な味わいがあります

●クーラーボックス

さらには、キャンプの必需品であるクーラーボックス。大型のしっかりしたものがあれば理想ですが、ソロキャンプならバッグで十分。今回試したのはこちら、サーモスの「保冷買い物カゴ用バッグ 25L ブラック」です。

本来は買い物用の保冷バッグで、スーパーのレジカゴにはめられるエコバッグのひとつなのですが、予想以上に保冷効果が高くて驚きました。

容量は約25L。四角い形状なので、クルマのトランク内での収まりがよいです

容量は約25L。四角い形状なので、クルマのトランク内での収まりがよいです

手提げも備わっているので、ごく一般的なバッグとしての機能にも問題はありません

手提げも備わっているので、ごく一般的なバッグとしての機能にも問題はありません

それほどコンパクトにはなりませんが、一応折りたたむこともできます。実測サイズは、28.5(横)×26.5(奥行)×2(高さ)cm

それほどコンパクトにはなりませんが、一応折りたたむこともできます。実測サイズは、28.5(横)×26.5(奥行)×2(高さ)cm

我が家では、洋菓子やナマモノなどを買ったときに付いてくる小さな保冷剤を冷凍庫にストックしていたので、それを30〜40個投入しました。これだけで、真夏のクルマのトランク内でも高い保冷効果を発揮。12時間経ってもBBQ用の野菜や生肉類は高い鮮度を保っていました(あくまで参考例であり、保冷効果を保証するものではありません)。

12時間を過ぎてもバッグ内は一定の冷たさを保持し続け、真夏に飲み物が冷たく感じられる程度の温度はキープしてくれます。24時間近くになるとさすがにほぼ常温になりましたが、保冷・断熱効果は期待以上であり、大満足。自宅から数時間で行けるキャンプ場なら安心して使えます。

折りたためば持ち運びも苦にならないし、自宅からやや遠い場所で要冷蔵の食品を買う際にも重宝します。ロングドライブ中、帰宅するまで何時間もかかる土地で要冷蔵の食品を買うのは躊躇するものですが、これがあれば安心です。

2Lのペットボトルを6本格納可能。保冷・断熱のためのクッション材は衝撃吸収性もあるので、瓶類などの割れ物が破損しにくい利点も

2Lのペットボトルを6本格納可能。保冷・断熱のためのクッション材は衝撃吸収性もあるので、瓶類などの割れ物が破損しにくい利点も

内側には、ネット状のポケットも装備します。買い物用バッグとしての機能は高め

内側には、ネット状のポケットも装備します。買い物用バッグとしての機能は高め

一升瓶は、まるごと2本入ります。購入後に温度を上げたくないワインなどの繊細な酒類を運ぶのにも便利です

一升瓶は、まるごと2本入ります。購入後に温度を上げたくないワインなどの繊細な酒類を運ぶのにも便利です

●愛車への積載

今回使用したアイテムを愛車に積載するために使ったのは、「STI折りたたみコンテナM WR BLUE ver.」。 BRZ(新旧とも)のトランクなら、余裕で搭載できます。

50LのMサイズは、大きめの工具や部品、アウトドアグッズ、スポーツ用品などの収納に便利

50LのMサイズは、大きめの工具や部品、アウトドアグッズ、スポーツ用品などの収納に便利

今回使ったすべてのアイテムはこちら

今回使ったすべてのアイテムはこちら

燃料やコンロ、ランタンなど、転がっては困るモノを収納して搭載しました。サイズ:[組み立て時]530(横)×366(奥行)×334(高さ)mm、[折りたたみ時]530×366×95mm、収納荷重:約15〜16kg

燃料やコンロ、ランタンなど、転がっては困るモノを収納して搭載しました。サイズ:[組み立て時]530(横)×366(奥行)×334(高さ)mm、[折りたたみ時]530×366×95mm、収納荷重:約15〜16kg

BRZのトランクに搭載した状態。容積的にはまだ余裕があります。後席は倒していません。

BRZのトランクに搭載した状態。容積的にはまだ余裕があります。後席は倒していません。

スバル純正用品の「リヤバンパーカバー」があれば、荷物の搭載時などにバンパーが傷付きにくく、立てかけたりできるなど便利です

スバル純正用品の「リヤバンパーカバー」があれば、荷物の搭載時などにバンパーが傷付きにくく、立てかけたりできるなど便利です

初めての“スポーツカーキャンプ”は大成功!

結果、今回試したアイテムはすべて期待以上の性能と使い勝手のよさが感じられ、かつコスパも抜群。初めてのキャンプに最適でした。いずれもコンパクトで、基本的に実用性の低いスポーツカーの荷室にも余裕で搭載できます。オートバイでのソロキャンプにも最適でしょう。

さらにいずれのアイテムも、キャンプのみならずさまざまなアウトドア現場で使えるので、キャンプをする頻度が低い人でも、トランクのムダな肥やしになるリスクは低いと言えます。

また、ソロキャンプを何度か実施したのは真夏だったにもかかわらず、いずれも涼しく、蚊などの虫もいない状況ばかりだったため、車中泊時に虫除けのネットを窓に貼る必要に迫られませんでした。準備していた「車中泊時の換気と防虫対策」については、別の機会で試してみたいと思います。

マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。3台の愛車はいずれもスバルのMT車。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
プレゼント
価格.comマガジン プレゼントマンデー
SPECIAL
ページトップへ戻る