だから「ザ・ノース・フェイス」は選ばれる!

厳冬期ランにはこれ! ザ・ノース・フェイスの“走れるカジュアルアウター”

本連載「だからザ・ノース・フェイスは選ばれる!」は、現在セールス絶好調のザ・ノース・フェイスが、ユーザーから選ばれる理由を検証する企画。第43回は、「Free Run Insulation Jacket(フリーランインサレーションジャケット)」をピックアップした。

このプロダクトは、走れるカジュアルウェアをコンセプトに開発されたランニング用アウターで、シルエットはカジュアルシーンでも使いやすい、ややゆとりあるリラックスフィット。シンプルなカラーリングとデザインを採用することで、幅広く活用できる機能的なアイテムに仕上がっている。

「フリーランインサレーションジャケット(Free Run Insulation Jacket)」(品番:NY82290)の「サンドトープ」。公式サイト価格は16,940円(税込)

「フリーランインサレーションジャケット(Free Run Insulation Jacket)」(品番:NY82290)の「サンドトープ」。公式サイト価格は16,940円(税込)

“走れるカジュアルウェア”がコンセプトのインサレーション入りアウター

ザ・ノース・フェイスの「フリーランインサレーションジャケット」は、“走れるカジュアルウェア”をコンセプトに開発。ライフスタイルシーンからランニングシーンまでシームレスに対応してくれる「FREE RUN(フリーラン)」コレクションからリリースされたインサレーション入りアウターだ。

メイン素材には、薄手で軽量ながら、適度な防風性を持つリサイクルナイロンタフタを使用。冷気を受けやすい前身頃と上腕部に、濡れに強い「プリマロフトシルバーインサレーション」を封入しており、ウェア全体の保温力を向上させている。

汗をかきやすい背面は、生地の切り替えによる大きなベンチレーションを配備し、通気性を向上。首の周囲の肌面には、ベタツキを軽減する吸汗速乾性のニット素材を使用している。

フードなしの立ち襟デザイン。首の周りの肌面には、ベタツキを軽減する吸汗速乾性のニット素材を使用している

フードなしの立ち襟デザイン。首の周りの肌面には、ベタツキを軽減する吸汗速乾性のニット素材を使用している

発汗の多い背面は、生地の切り替えによる大きなベンチレーションを配備し、通気性を向上させている

発汗の多い背面は、生地の切り替えによる大きなベンチレーションを配備し、通気性を向上させている

両サイドには、500mlペットボトルもすっぽりと入る大型ポケットを搭載

両サイドには、500mlペットボトルもすっぽりと入る大型ポケットを搭載

冷気を受けやすい前身頃と上腕部に、濡れに強い「プリマロフトシルバーインサレーション」を封入。ウェア全体の保温力を向上させている

冷気を受けやすい前身頃と上腕部に、濡れに強い「プリマロフトシルバーインサレーション」を封入。ウェア全体の保温力を向上させている

【試走レビュー】6kmランを走り終えた際にも発汗量は最小限!

「フリーランインサレーションジャケット」を実際に着てみた!

「フリーランインサレーションジャケット」を実際に着てみた!

気温が5℃を下回るような日は、自分のようにほぼ毎日走っているようなランナーでも、「今日は走るのやめとこうかな!?」と思うものである。そんなときに防寒性にすぐれた手袋やニットキャップは走り出すための応援団となってくれるが、肝心のアウターに意外とピッタリなものが少なかったりする。ウインドブレーカーだと風は防げるが保温性は期待できないし、ダウンのようなインサレーション入りジャケットは保温性が高いものの、走っている途中で脱ぎたくなるくらいに暑くなってしまう。

自分が5着持っていて、冬季は毎日のように着ているパタゴニアの「マイクロ・パフ・フーディ」はインサレーションが適量で、寒風の吹く河原のような場所から暖房がよく効いた山手線の電車内まで、幅広い気温に対応することで知られているが、2年前の厳冬期にこれを着て日課の6kmランをしたことがあるが、最初の1kmくらいは暖かく快適であったものの、それ以降は発汗量が多すぎて不快極まりなかった。しかも走り終わったあとは、汗のせいで急速に身体が冷えてしまった。ハイキングやウォーキング程度の運動量なら問題ないだろうが、さすがにランには向いていなかったのだ。

今回、ザ・ノース・フェイスの 「フリーランインサレーションジャケット」を着て走ったが、想像以上の保温力と快適な着心地を高次元で両立させていることがわかった。これは、冷気を受けやすい前身頃と上腕部だけに濡れにも強い「プリマロフトシルバーインサレーション」を封入し、ウェア全体の保温力を向上させているほか、汗をかきやすい背面は生地の切り替えによる大きなベンチレーションを配備することで、通気性を向上させているからである。最初に大胆な背中の切り返しデザインを見たときは、「いくらなんでも思い切ったデザインすぎて、冷気が入りすぎてしまうだろ……」と思ったが、実際に走ってみると寒く感じることはなく、反対に汗をかきやすい部位なのに6kmランを走り終えた際にも発汗量は最小限であった。

これには、ゴールドウイン創業の地である富山県小矢部市に開設した先進のもの作りを実践するための研究開発施設「ゴールドウイン テックラボ」の存在が大きく貢献している。こちらで人体の発汗メカニズムを徹底的に研究することにより、本当に必要な部位だけにプリマロフトのインサレーションを入れているのである。

【まとめ】お手ごろ価格でオン/オフ兼用アウターを探しているユーザーにおすすめ!

以上のように、「フリーランインサレーションジャケット」は、冬季のランニングに最適な保温性と通気性を高次元で両立することに成功している。そして、そのデザインやカラーリングは、いかにもランニングウェアといったものではないので、街着としても活躍してくれるのがうれしいところ。

カラーリングは「ブラック」とオリーブカラー系の「ニュートープ」、ベージュ系の「サンドトープ」の3カラーで展開。どのカラーリングも甲乙つけがたかったが、「ブラック」のアウターはたくさん持っていることと、オリーブ系のカラーは以前に本連載で紹介した「コンパクトアノラック」を持っているので、今回は「サンドトープ」をセレクトした。意外とアウトドアウェアにはないカラーリングで、これが結果として注目を集め、知り合いからの評判もよかった。

ランニングシーンではブラックのボトム、カジュアルスタイルではデニムとの相性がよく、購入してからヘビーローテーションで愛用する1着となった。リーズナブルな価格でオンとオフを兼用できるアウターを探しているユーザーに特におすすめしたい。

左が「ニュートープ」で、右が「ブラック」

左が「ニュートープ」で、右が「ブラック」

南井正弘

南井正弘

ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長。「Running Style」などの他媒体にも寄稿する。「楽しく走る!」をモットーにほぼ毎日走るファンランナー。フルマラソンのベストタイムは3時間50分50秒。

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