本連載「だからザ・ノース・フェイスは選ばれる!」は、現在セールス絶好調のザ・ノース・フェイスが、ユーザーから選ばれる理由を検証する企画。第47回は、「S/S Free Run Border Crew(ショートスリーブフリーランボーダークルー)」をピックアップした。
このプロダクトは、日差しが強い春先から夏のアクティビティーで使いやすい速乾性と通気性を両立したボーダー柄のウェアで、ランニングからライフスタイルシーンまで幅広い用途に対応してくれる汎用性にすぐれた一着だ。
ザ・ノース・フェイス「ショートスリーブフリーランボーダークルー(S/S Free Run Border Crew)」(品番:NT12396)。公式サイト価格は7,590円(税込)
「ショートスリーブフリーランボーダークルー」は、日差しが強い春先から夏のアクティビティーで使いやすい速乾性と通気性を両立したボーダー柄のランニングウェア。素材には不用になったウェアを回収し、再資源化したポリエステル糸を採用しているように、環境に配慮する資源循環型アイテムでもある。
ハリ感のある生地は、通気性がよく、さらりとした着心地で、ランニング中でも肌への貼り付きを軽減。また、銀イオンによる抗菌防臭効果を発揮する「ポリジン・バイオスタティック加工」を施すことでイヤなニオイを抑制している。
シルエットはややゆとりがあり、ランニングを始めとしたさまざまなアクティビティーはもちろん、日常のアクティブウェアとしても活用できる。
コットンやリネンのような肌触りの生地は、サラッとしていて着心地がよい。吸汗速乾性にもすぐれているので、ランニングを始めとしたさまざまなアクティビティー時でも快適性を失わない。ちなみに、胸のブランドロゴはプリントではなく刺繍を採用しているので高級感もある
ポリエステル100%の生地に銀イオンによる抗菌防臭効果を発揮する「ポリジン・バイオスタティック加工」を施すことで、イヤなニオイを抑制
「ショートスリーブフリーランボーダークルー」を実際に着てみた!
本連載ではこれまで、ザ・ノース・フェイスのフリーランコレクションにラインアップされるプロダクトをいくつか紹介してきた。そのいずれもが「いかにもランニングウェア!」といったデザインではなく、適度にカジュアルなテイストを取り入れることで、ランニングだけでなく、ライフスタイルシーンにもシームレスに対応する汎用性の高さを備えていた。
結論から言うと、今回トライした「ショートスリーブフリーランボーダークルー」もそんな特徴を継承しており、マルチパーパスに活躍してくれた。
まず手に取ってみると、シャリ感のある生地はポリエステル100%でありながら、コットンやリネンといった天然素材のような肌触り。見た目においても表面の光沢を抑え、ボーダー柄なのもあいまって、スポーツシーンだけでなく普段着としてもピッタリな雰囲気だ。
着心地もさらっとした触感で、長時間着ていても快適。日課の6kmランでも使用してみたが、吸汗速乾性にすぐれたマテリアルは汗を素早く吸収して乾燥してくれるので、快適に走れた。吸汗速乾性能に関しては同ブランドの「ショートスリーブGTDロゴクルー」などのほうが若干上だが、機能性とカジュアルテイストを絶妙にミックスした点は、他アイテムの追随を許さない。
手に入れてからというもの、ランにカジュアルシーンにヘビーローテーションで着用。あまりに気に入ったために、「ブラック×ホワイト」に続き、「ケルプタン×リーフウォーターズ」も手に入れたほどだ。ポリエステル100%なので、洗濯したあとの乾燥が早いのもうれしい。
あまりにも着心地がいいので、こちらの「ケルプタン×リーフウォーターズ」のカラーも購入した
カラバリはほかに「ホワイト×ブラック」も用意
以上のように、「ショートスリーブフリーランボーダークルー」は、機能性とファッション性の両立に成功しており、月並みな言い方だが、1着あると本当に便利な存在。ボーダー柄だがクラシックな雰囲気なので、無地感覚でコーディネートしやすい点もうれしいところだ。
数少ない欠点としては、人気アイテムということもあり、すでに在庫が少なくなっているカラーやサイズがあるということ。筆者も2着目の「ケルプタン×リーフウォーターズ」を手に入れる際には多少苦労したように、ポピュラーなザ・ノース・フェイスブランドの中でも特に人気のようだ。
「ショートスリーブフリーランボーダークルー」は、普段着としてもスポーツウェアとしても着られるものを探している人にピッタリな1着だ。
ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長。「Running Style」などの他媒体にも寄稿する。「楽しく走る!」をモットーにほぼ毎日走るファンランナー。フルマラソンのベストタイムは3時間50分50秒。