2022年の「箱根駅伝」でも話題になったランニングシューズ「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」。その分厚いミッドソールから「厚底シューズ」とも呼ばれていますが、実はそういったパフォーマンスモデルだけではなく、カジュアルモデルでも「厚底スニーカー」が今、人気です。
そんななか、先述の「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」の試作モデルをベースにして生まれた厚底スニーカー「ナイキ エア ズーム タイプ」をご存じでしょうか。今回は、その「ナイキ エア ズーム タイプ」をベースに、素材をアレンジしたバージョン「ナイキ エア ズームタイプ プレミアム」を実際に試し履きして、その魅力を探ります!
「ナイキ エア ズームタイプ プレミアム」(品番:DC5632-001)。「UNDEFEATED」での販売価格は、18,150円 (税込)
本モデルのいちばんのポイントと言えるのが、ミッドソールの前足部に設けられた、「アルファフライ」と同様の2つの「ズーム エア ポッド」です。これが着地と蹴り出し時に、高いクッション性と反発性を発揮してくれます。
そして中足部ですが、本家の「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」ではスピード重視のため、カーボンプレートが内蔵されていますが、本モデルにはその代わりにTPUプレートが内蔵されており、よりシティライクな履き心地へとチューニングが加えられています。
ミッドソールの前足部には、2つの「ズーム エア ポッド」を装備し、クッション性とエネルギーリターンを向上させています
後足部は、クッションフォームを2層構造で組み合わせ、ソフトな履き心地を提供
そして、「プレミアム」版ならではの特徴と言えるのが、アッパーやソール全面に施された素材です。パイナップルの葉の繊維から作った植物素材のファブリックを、アイステイやシュータンに配し、ナチュラル感を演出。さらに、コルクとラバーをミックスしたアウトソールを採用し、落ち着きのある雰囲気も加えています。
アイステイは、パイナップルの葉の繊維から作った植物素材のファブリックを使用
アウトソールには、コルクを使用した合成ラバーを採用し、軽量化も実現
ミッドソールにも、コルクがちりばめられています
ナチュラルな質感なので、チノパンなどアースカラーのパンツとも好相性
本モデルは、旬な厚底ソールモデルなので、ワイド系パンツなど、今っぽいスタイルにバッチリと映えます。しかも、本モデルでは、パイナップルの葉を原料にしたファブリックやコルクを効果的に加えることで、ナチュラルかつ大人っぽい雰囲気も十分。ランニングモデルをベースにしたスマートシルエットながらも、厚底ソールでインパクトもあるので、ヘビーデューティーな冬のコーディネートにもハマってくれるはず!
●取材協力/「UNDEFEATED」
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ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。