ナイキを代表するアイコニックモデルと言えば、やはり「ナイキ エア マックス 95」。1987年発売の「エア マックス 1」から始まった「エア マックス」シリーズの6代目モデルとして、1995年に登場し、ハイステクスニーカーブームの火付け役に。当時は、「エア マックス狩り」なんてワードまで登場し、社会現象になりました。まさに、スニーカー史上空前の大ヒットモデルと言えます。
そんな大人気の「エア マックス 95」に、今季、エポックメイキングな新作「ナイキ エア マックス 95 SE」が投入されたので、早速試してきました。
ナイキ「ナイキ エア マックス 95 SE」(品番:DH2718-400)。「atmos 千駄ヶ谷」での販売価格は、18,700円(税込)
本モデルは、ナイキの架空の陸上チーム「Air Max Running Club」のイメージを表現した1足。1970年代のトラック競技のウェアやギアで多く見られたカラーリングやデザインをモチーフに、レトロとモダンの2つのテイストを融合させています。
ベースモデル「ナイキ エア マックス 95」の特徴とも言える、素材が重なり合うようなサイドパネルは、毛足の長いスエードとナイロンによってクラシック感を表現。そして、シュータンのラベルは、通常の「airmax」ロゴではなく、オレンジのスウッシュ&斜めロゴにアレンジしており、ヴィンテージ感を押し出しています。
人体をイメージしたとされるサイドのデザインは、スエードとナイロンで挟むように毛足の長いヘアリースエードを使用し、ヴィンテージ感を演出
シュータンは、ナイキのオールドランニングモデルで多く見られる“スポンジ剥き出し”タイプを採用
インソールには、「Air Max Running Club」のロゴとアイコンをオン
スウッシュのアクセサリーが付属しており、好きな位置に付け替えられます
ミッドソールは、もちろん「エア マックス 95」ならではの「ビジブルNike Airクッショニング」を搭載。シリーズの従来モデルは、ヒール部分のみを可視化したビジブルエアでしたが、「エア マックス 95」ではヒールだけではなく、前足部も可視化されています。
そしてアウトソールは、「エア マックス」シリーズを象徴すると言っても過言ではない「ワッフルソール」をしっかりと継承しています。
ミッドソールは、前足部にもビジブルエアを搭載
アウトソールは、スクエアドットによるすぐれたグリップ力を発揮する「ワッフルソール」を採用
ビビッドなカラーとシックな質感がバランスよく共存しており、いろんなファッションに取り入れやすいルックスへと仕上げられています
ナイキの架空の陸上チーム「Air Max Running Club」が醸し出すレトロなカラーリングやディテール使いと、「エア マックス 95」が本来持つハイテクデザインが、絶妙なバランスで共存。テック系パンツなどに合わせるスポーツミックスにもマッチするし、デニムやカーゴパンツなどのアメリカンカジュアルにもストンとハマる。今回のレトロアレンジで、より一層汎用性が高まっています。
●取材協力/「atmos 千駄ヶ谷」
https://www.atmos-tokyo.com/
ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。