ナイキの「ブレーザー」は、1977年に同社初のバスケットボールシューズとしてリリースされたモデルです。シンプルなデザインと、すぐれたグリップ力や耐久性から、1980年代にはスケートボーダーたちも愛用していました。近年では、ナイキのスケートボードライン「ナイキ SB」仕様でも、素材やカラーリングなど、バリエーション豊かにリリース。「エア フォース 1」や「エア マックス」シリーズと並び、今やナイキのアイコニックモデルのひとつとして君臨しています。
そんな「ブレーザー」を特徴付けるディテールと言えば、サイドに配された大きめの「スウッシュマーク」ですが、今期はその「スウッシュマーク」をより大きくデザインした「ナイキ ブレーザー MID '77 ジャンボ(NIKE BLAZER MID '77 JUMBO)」が登場! くるぶし部分やアウトソールもアレンジされており、より機能的な1足へとアップデートされています。
「ナイキ ブレーザー MID '77 ジャンボ」の「ブラック」。公式サイト価格は、13,200円(税込)
まずは、このでっかい「スウッシュ」見てください! 上のシューレースホールの補強パーツや、下のミッドソールまでハミ出るほど大きく配されており、ナイキファンにはたまらない大胆デザインに仕上がっています。
本モデルでは、ミッドカットゆえの弱点である脱ぎ履きしにくいという点もキッチリとクリア。くるぶし付近が、伸縮性のあるゴムパーツに切り替えられているので、シューレースを解かずとも、そのまま脱ぎ履きできちゃいます。まるでサイドゴアブーツを連想させるような作りです。
大型の「スウッシュ」には、シボ感のあるレザーを採用し、ワイルドな雰囲気を演出
履き口の後部が、サイドゴア状のゴムパーツに切り替えられており、脱ぎ履きがラクチン
ヒールだけではなく、シュータンにもプルタブが設けられています
もうひとつ注目すべきなのは、アウトソール。トレッドパターンはオリジナルと同様のヘリンボーン型を踏襲しているのですが、凹凸の溝にメリハリを付け、隆起させています。真横から見るとそのさまがしっかりと見えるのですが、それはまるでワークブーツのような無骨な雰囲気を醸し出しています。若干の厚底効果もあるので、スタイルアップも期待できます。
メリハリを効かせたトレッドパターンで、グリップ力も強化
ワイルドフレーバーが満載で、アーバンアウトドアの足元にもフィット!
シンプルでクラシックな「ブレーザー」が、こんなにも大胆でインパクトのある1足へとアップデートされているとはビックリ! しかも、まるでラグソールのように隆起したトレッドパターンのアウトソールは、山で遊ぶ時もグリップ力を発揮してくれそう。ストリートとアウトドア両方で活躍してくれるシューズです。
「ハバネロレッド」などもラインアップ
●取材協力/「UNDEFEATED HARAJUKU MEIJIDORI」
https://undefeated.jp/
ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。