2022年のスニーカーシーンにおいて、動向が気になるのが「ナイキ エア フォース 1」。1982年、ナイキ初の「エア」搭載モデルとして登場して以来、ミュージックやファッションなど、さまざまなアンダーグラウンドなカルチャーシーンで、常に高い支持を獲得しているスニーカーです。今や、ストリートシーンからキレイめ系まで、すべてのスタイルカテゴリーにフィットする鉄板アイテムとして君臨しています。
1982年に登場したということは、そう、2022年は生誕40周年! それを祝うかのように、例年以上にさまざまなアレンジバージョンが発表されています。そんな「ナイキ エア フォース 1」に、また個性的な1足が加わりました。
「ナイキ エア フォース 1 '07 LV8」(品番:DH7440-001)。「アンディフィーテッド」での販売価格は、13,200円(税込)
「ナイキ エア フォース 1」の誕生40周年となる2022年は、実はアメリカのプロバスケットボールリーグ「NBA」が75周年を迎えた年でもあり、本モデルのヒールのサイドには、バスケットボールのリングを意味する「Hoops(フープス)」のロゴパッチを配し、バスケットボールへのオマージュを表現しています。
カラーリングは、ブラックをメインに、オリーブドラブとオレンジを重ね、ミリタリーテイストに仕上げられています。
ヒールのサイドでは、「Hoops」のロゴでバスケットボールをオマージュ
ライニングやアウトソールなど、随所にオリーブドラブを配し、ミリタリーっぽい雰囲気に
スウッシュや「AIR」のロゴなどは、オレンジで配し、ボマージャケットのようなテイストに
本モデルではもちろん、「ナイキ エア フォース 1」ならではのボリューム感あふれるシルエットを継承。加えてミッドソールには、バスケットボールでのパフォーマンスを追求して開発された「ナイキ エア クッショニング」を搭載しており、軽量で快適な履き心地を1日中キープしてくれます。
いっぽう、本モデルではシュータンの構造をアップデート。通常はフォーム入りのナイロン仕様ですが、本モデルではメッシュ構造を採用し、軽量性と通気性を追求しています。
ミッドソールには、「ナイキ エア クッショニング」を搭載し、オリジナルの快適な履き心地を継承
メッシュ仕様のシュータンは、すぐれた通気性を確保
無骨なフォルムが、ワイドパンツといった今っぽいスタイリングにフィット!
本モデルは、「ナイキ エア フォース 1」ならではのボリューム感あるフォルムと、無骨なミリタリーテイストのカラーリングが絶妙にマッチ。そして、バスケットボールを「フープス」というロゴで表現した、バスケットボール通にはたまらないディテール使いのセンスもさすがです。元々は、バスケットボールシューズとして誕生した「エア フォース 1」のルーツも容易に連想できますよね。まさに、“原点回帰”とも言える1足かと。
●取材協力/「アンディフィーテッド」
https://undefeated.jp/shop/default.aspx
ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。