「ワラビー」は、1966年に発売されて以来、「クラークス オリジナルズ コレクション」のアイコンシューズとして全世界で支持されているモデルです。ソフトな履き心地で、まるで足をやさしく包み込んでくれるようなフィット感がたまりません。
モデル名は、カンガルーの小型有袋類「ワラビー」から由来するもの。まるで、小さな子供をお腹の袋に入れて、大事に育てるように足をやさしくサポートしてくれます。そんなワラビーならではのしなやかな履き心地はそのままに、「GORE-TEX」でハイテク仕様へと進化したニューモデル「WallabeeGTX(ワラビーゴアテックス)」に要注目!
クラークス「ワラビーゴアテックス」の「ブラック」(品番:26160315)。「アンディフィーテッド」での販売価格は、33,000円(税込)
最大のポイントは、アッパーの素材使い。通常モデルでは、スエードを用いたマットで落ち着きのある雰囲気ですが、今作ではナイロンとスエードによるコンビネーションを採用。モカシン構造の甲上部分にはスエードを使用しているいっぽう、サイドには光沢のあるローゲージナイロンを使用し、より無骨でワイルドな雰囲気を加えています。どことなくミリタリーっぽいテイストも感じさせますね。
甲上部分は、マットなスエードで、サイドはツヤのあるナイロンのコンビネーションアッパー。どことなくミリタリーフレーバーを感じさせます
ヒールには、「ゴアテックス」を搭載した証、ピスネームをオン
ライナーには、「ゴアテックス」メンブレンを使用し、透湿・防水性能を高めています
アッパーとシュータンが一体のガセットタン仕様で、水気の侵入をシャットアウト
今作は「ゴアテックス」のアッパーが目玉ですが、実は目玉がもうひとつ。それが「ビブラムソール」です。従来のワラビーは、天然ゴムが素材の肉厚なクレープソールを採用。ところが今作では、ビブラム社製のクレープソールへとアレンジし、グリップ力と耐久性を大幅に向上させています。
ソールは、従来モデルのクレープソールから「ビブラムソール」へとアレンジされており、グリップ力と耐久性を強化
シックなフォルムにナイロンのつややかな素材感が加わっているので、カジュアルな履きこなしの幅は広めです
本作は、大人カジュアルに最適なワラビーならではのシックな雰囲気と、ハイテクなディテール使いが絶妙にマッチ! 特に「ゴアテックス」と「ビブラム」両方を搭載した進化モデルとくれば、男心は大いにくすぐられます。ちょうど季節的にも梅雨が近づいてきているので、取り入れない手はありませんね。
●取材協力/「アンディフィーテッド」
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ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。