ナイキの「エア フォース 1」は、1982年に初めて「エア」テクノロジーを搭載したバスケットボールシューズとしてリリースされたモデル。アメリカ合衆国大統領専用機「エアフォースワン」のコールサインから由来したモデル名を冠した、まさに不朽の名作とも呼ばれる傑作シューズです。
コートではNBAプレイヤーたちをサポートしたことはもちろん、音楽やストリートファッションとも親和性が高いことで知られています。そんな「ナイキ エア フォース 1」の40周年を祝う2022年は、これまでにさまざまなスペシャルエディションがリリースされてきました。そういったアニバーサリーモデルのなかでも、特にクールで個性的な1足を見つけちゃいましたので、今回はそちらを紹介します。
「ナイキ エア フォース 1 ロー レトロ」(品番:DM0576-100)。「アンディフィーテッド」での販売価格は、15,400円(税込)
「ナイキ エア フォース 1 ロー レトロ」は、リリース40年目を祝うコレクション「ナイキ エア フォース 1 ロー カラー オブ ザ マンス コレクション」からリリースされた1足。ホワイトをベースに構成したアッパーに、ブラウンの「スウッシュ」が配されており、落ち着きのあるシックな雰囲気です。
本作の最大のポイントは、「Since 1982.」とプリントされたブラシが付属するということ。 1982年当時、ヒップホップ好きで、「ナイキ エア フォース 1」を着用していた多くのヘッズたちは、スニーカーが汚れてしまったときにすぐに磨けるようにブラシを常に携帯していたと言われています。本作の付属ブラシは、そんな当時のヘッズたちの習慣からインスパイアされているというわけです。
さらに、シュータンには、「アニバーサリー エディション」のアルファベット刺しゅうが施されており、スペシャル感を高めています。
「Since 1982.」とプリントされたブラシが付属
シュータンのラベルには、「アニバーサリー エディション」のアルファベットをゴールドで刺しゅうし、スペシャル感をプラス
もちろん、「ナイキ エア フォース 1」ならではのフォルムやディテールはしっかりと継承しています。
アッパーは、シボ感のある肉厚なレザーを使用しており、クリーン&高級感のある質感に仕上がっています。そして、ソールユニットは従来モデルどおり、ウレタンを使用した厚みのあるミッドソールの内部に、圧縮ガスを内蔵したエアバッグを埋め込んだ「エア」クッショニングシステムを採用。高い衝撃吸収性と反発力を発揮してくれます。
アッパーは、シボ感のあるレザーでシックなテイストに
ミッドソールには、「エア」クッショニングシステムを採用し、すぐれた衝撃吸収性と反発力を発揮
カジュアルから大人シックまで、さまざまなスタイルにマッチするシンプルなデザインと、ミュージックカルチャーとの結び付きからインスパイアされたブラシがツボの本モデル。この辺りのうんちくも、男心を刺激しますよね。
なお、「ナイキ エア フォース1 ロー カラー オブ ザ マンス コレクション」は、今回お試しした「ブラウン」のほかにも、「ホワイト」、「ユニバーシティ レッド」、「ロイヤルブルー」の全4色で展開されています。
流行に左右されないシンプルなルックスは、永遠に不滅です!
●取材協力/「アンディフィーテッド」
ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。