世界中のスニーカーファンを魅了し、まさに“スニーカー界のキング”と言える存在と言えば、ご存じ「ナイキ エア ジョーダン」! NBAの元スタープレイヤーで、今やレジェンドと称されているマイケル・ジョーダン氏のシグネチャーモデルとして、1985年にファーストモデルがリリースされてから37年が経つ現在でも、定番のスニーカーとして高い支持を獲得しています。また、時が経つにつれ、圧倒的な存在感をさらに高めつつあります。
数ある「エア ジョーダン」シリーズのなかでも特に人気なのが、1980年代から1990年代初頭にかけてオリジナルモデルがリリースされた「1」「4」「5」「6」「7」。これらは、復刻版はもちろん、他ブランドとのコラボレーションなどが発売されるたびに、話題にあがります。そんな「エア ジョーダン」シリーズにおける人気モデル「エア ジョーダン 5」に、フランスのプロサッカーリーグ「リーグ・アン」所属のチーム「パリ・サンジェルマンFC」(PSG)とのコラボレーションモデルが登場しました。
「ナイキ エア ジョーダン 5 レトロ ロー PSG」(品番:DX6325-204)。「アンディフィーテッド」での販売価格は、23,650円(税込)
ベースモデルは、ナイキのデザイナー、ティンカー・ハットフィールド氏によってデザインされた名作「エア ジョーダン 5」。こちらのデザインは。第2次世界大戦時に使用されたアメリカ空軍の戦闘機「P-51 マスタング」からインスパイアされています。リフレクターを使用したシュータンやクリアソールなどの斬新ディテールを採用しながら、ソールの「エア」ユニットやシューレースのストッパーなど、機能面についても抜かりはありません。
アッパーは、オリジナルモデルが人工皮革「デュラバック」だったのに対し、今作ではヌバックを使用し、すぐれた耐久性とシックな質感を向上させています
ヒールに内蔵された「エア」ユニットが衝撃を吸収し、軽やかな履き心地をサポート
シューレースには、ストッパーが付属。脱ぎ履きが楽!
今作では、そんな「エア ジョーダン 5」の特徴やフォルムを継承しながら、PSGらしく、パリをイメージしてアレンジ。サイドパネルのメッシュを生かしながら、トリコロールのピスネームを加えたり、クリアなアウトソールの内部にPSGと「エア ジョーダン」のダブルネームのアイコンを配したりと、ただのカラーアレンジだけではなく、新たな個性がしっかりと刻まれているのです。
サイドメッシュには、トリコロールのピスネームをオン。パリの別称「PANAME」の刺しゅう入りです
アウトソールのクリアラバーには、ダブルネームのアイコンをオン
ヒールのジャンプマンロゴも、ダブルネームのアイコンでアレンジ
これまでに「エア ジョーダン」シリーズとPSGとのコラボモデルは何度かリリースされてきましたが、「エア ジョーダン 5」とのコラボは、2020年以来の2回目。前作は、オリジナルと同様にブラックをベースとしたハイカットでしたが、今回はローカットを採用。よりライトで履きこなしの幅が広がっていると言えます。そして、カラーリングもベージュをベースにシックな雰囲気へと仕上げられているので、ストリートはもちろん大人の休日スタイルにもフィット……と言うか、今どきの大人の多くは「エア ジョーダン」は通ってきてはず。それぞれのスタイルで楽しんでください!
ローカットになって、履きこなしの幅が広がりました
●取材協力/「アンディフィーテッド」
https://undefeated.jp/
ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。