「ターミネーター」は、ナイキが1985年にリリースしたバスケットボールシューズ。 このモデルは2022年に8年振りに復刻されて大変話題になりました。
まずは、「ジョージタウン大学」のチームカラー「ネイビー×グレー」の初代モデルを皮切りに、パイソン柄エディション、そして以前本連載でも紹介した「グリーン」など、複数のカラーバリエーションもリリースされ、当時を知るスニーカーマニアから現代のスニーカーヘッズまで、多くのファンを魅了しています。
そんな「ターミネーター」に、無骨な雰囲気漂うワークブーツからインスパイアされたスペシャルエディションが加わりました!
ナイキ「ナイキ ターミネーター HIGH」の「ブラック/ブラック/ブラック」(品番:FJ5464-010)。「アンディフィーテッド」での販売価格は19,800円(税込)
本モデルのアッパーには、毛足の長いスエードやキャンバス、ナイロンといった複数の素材が組み合わせて構成。これにより、デザインに豊かな質感と奥行きが加わり、重厚感があふれています。
さらに、シューレースにはワーク&トレッキングシューズで使用される太い丸ヒモが使用されているほか、アイレットの上部にはワークブーツ特有のフックも追加されており、斬新なスタイルが確立されています。
これらのアレンジにより、「ターミネーター」は一段と無骨でワイルドな雰囲気を放っているわけです。
シューレースは太めの丸ヒモでアレンジし、耐久性を強化
シューホールのトップ2つを金属製のフックに変更し、ワークブーツらしく無骨な雰囲気を加味
「ターミネーター」のオリジナルモデルの魅力は、今作でもしっかりと継承しています。
まず、ヒールデザイン。通称「ビッグナイキ」と呼ばれる大きな「NIKE」ロゴが誇らしげに配されており、驚くべき存在感を放っています。そのロゴはひと目見れば誰もが認識するほどのアイコニックなデザインで、「ターミネーター」のアイデンティティーと言えるでしょう。
そして2つ目の特徴は、ノン「エア」ソール。これにより、「ターミネーター」はすぐれた接地感を提供しており、コートでのプレーはもちろんのこと、スケートボード用のシューズとしても非常に高い人気を博しています。
通称「ビッグナイキ」ロゴが存在感をアピール!
ノン「エア」ソールですぐれた接地感を提供
本モデルは、まさに「ターミネーター」のアイデンティティーと斬新さを融合した一足。ブーツのようなルックスとアーバンなテイストが見事に融合し、個性的で魅力的な足元を作り出しています。ストリートスタイルだけではなく、アメカジスタイルにもフィットしてくれるし、履きこなしの幅もグーンと広がりました。このスペシャルな復刻モデルは、「ターミネーター」ファンやスニーカーマニアにとって、まさに欠かせない一足となるでしょう!
アーバンアウトドアスタイルの足元として大活躍!
●取材協力/アンディフィーテッド
ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。