ASUS JAPANの「Zenbook 14 OLED UX3405CA」シリーズは、14インチの有機ELディスプレイを搭載する高品位なノートパソコン。薄型・軽量ボディに、インテルの高性能CPUや大容量バッテリーを搭載し、性能・デザイン・コストパフォーマンスのバランスのよさが光る1台だ。本記事では、「Core Ultra 9 285H」を搭載する上位モデル「UX3405CA-T3U9321BLW」を取り上げ、その魅力を紹介する。
「Zenbook 14 OLED UX3405CA」シリーズの上位モデル「UX3405CA-T3U9321BLW」。ボディカラーはシックな印象のポンダーブルーだ
多彩なラインアップを誇る「Zenbook 14 OLED UX3405CA」だが、そのなかでも充実したスペックを搭載しているのが上位モデルの「UX3405CA-T3U9321BLW」だ。
スペックで特に注目なのはディスプレイで、3K解像度(2880×1800、アスペクト比16:10)の有機ELディスプレイ「ASUS Lumina OLED」を採用している。このディスプレイは、高精細な表示が可能なだけでなく、輝度が最大600nitと明るく、VESAの「DisplayHDR TRUE BLACK 600」認証にも対応。DCI-P3色域のカバー率は100%で、正確かつ豊かな色で写真や動画を存分に楽しめる。画面占有率約87%の狭額ベゼルを採用しているので、画面の没入感が高いのもポイントだ。
加えて、「TÜV Rheinland」認証を取得したブルーライト軽減機能により長時間の作業を快適に行えるのも押さえておきたい。Webブラウジングから文書作成、写真・動画編集まで、事務用途とエンタメ用途の両方で快適に使えるディスプレイに仕上がっている。
3K解像度(2880×1800)の有機ELディスプレイ「ASUS Lumina OLED」を採用。リフレッシュレートは120Hz、応答速度は0.2msで、スムーズかつクリアな映像表示が可能だ
「UX3405CA-T3U9321BLW」は、パソコンの基本性能にすぐれるのも特徴だ。「インテル Arc グラフィックス」内蔵のハイエンドCPU「Core Ultra 9 285H」(16コア/16スレッド、最大5.4GHz)を搭載しており、動画編集など負荷の高い作業でも高速に処理できる。さらに、NPU AIエンジンである「インテル AI Boost」によって、パソコン上でのAI処理も効率的に行うことが可能。メモリーは容量32GB(LPDDR5-7500規格)、SSDは容量1TB(PCI Express 4.0 x4接続)と十分すぎるスペックで、複数のアプリを同時に起動してもスムーズな処理が行える。
「Quiet Keyboardテクノロジー」による静音キーボードを採用しており、静かで滑らかなキー入力が可能。タッチパッドは「ASUS NumberPad 2.0バーチャルテンキー」対応なので、タッチ操作で簡単に数字を入力できる
「UX3405CA-T3U9321BLW」の魅力としてもう1点お伝えしたいのが、高品質なデザインのボディだ。充実した性能・機能を搭載しながらも、重量約1.28kg/厚さ14.9mmの薄型・軽量を実現している。
単に薄くて軽く作られているのではなく、米国国防総省が定める調達基準「MIL-STD-810H」に準拠した耐久テストを複数項目クリアし、携帯性と堅牢性を高いレベルで両立しているのがポイント。ノートパソコンは長期間にわたって使用するツールなので、このすぐれた堅牢性はうれしい。モバイル用途で外に持ち出す機会が多い場合でも安心して使用できる。
携帯性と堅牢性を両立した、オールメタル製の軽量・薄型ボディ。シャープでモダンな印象のデザインだ
特筆すべきは、軽量・薄型ながら75Whの大容量バッテリーを搭載し、最長約16.4時間の長時間駆動を実現していること。電源のない環境で丸1日作業をする場合でも、バッテリー切れの心配なく使用できるはずだ。49分で約60%まで充電が可能な急速充電(USB Type-C端子経由)に対応しているのも便利な点である。
薄型・軽量のノートパソコンは、どうしてもバッテリー性能が低くなりがちだが、「UX3405CA-T3U9321BLW」は違う。カタログスペックでは最長約16.4時間の長時間駆動に対応している
さらに、外部インターフェイスも充実しており、高速充電・高速転送・4K出力に対応するThunderbolt 4端子(Type-C/Power Delivery対応)を2基搭載。USB 3.2 Type-A端子、HDMI端子、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ端子もそれぞれ1基備わっている。一般的なノートパソコンの使い方であれば、外部ディスプレイへの映像出力など、周辺機器との接続で端子が足りなくて困ることはないだろう。
外部インターフェイスは右側面にThunderbolt 4端子を2基搭載するのがポイント。高速充電・高速転送・4K出力に対応しており、多彩な使い方が可能な端子だ
「UX3405CA-T3U9321BLW」は、薄型・軽量ボディに、3K解像度の有機ELディスプレイや高性能CPU「Core Ultra 9 285H」などのハイエンドモデルらしい高性能を搭載するのが大きな魅力だ。さらに、バッテリー性能にすぐれ、外部インターフェイスも充実。これといった欠点が見当たらない、トータルバランスにすぐれた14インチノートパソコンと評価できるだろう。
これだけ充実した内容ながら、2025年9月26日時点で価格.com最安価格189,800円(税込)というプライスはお買い得で、コストパフォーマンスは非常に高い。持ち運びやすい高性能なノートパソコンを探している人に、ぜひ注目してほしい1台だ。
最後に、「Zenbook 14 OLED UX3405CA」シリーズの最新ラインアップを一挙に紹介しよう。本シリーズは、本記事で紹介した「UX3405CA-T3U9321BLW」を含めて、幅広い価格帯から選べるコストパフォーマンスの高いモデルが揃っている。