スペックやデザインなどパソコン選びで重要なことはいろいろあるが、最後にモノを言うのは「設計」の信頼性だ。ASUSは2006年以来、20年連続でマザーボード国内シェア1位(実売データに基づく年間販売数の表彰「BCN AWARD」による)を誇り、世界市場でも高い支持を得ているメーカーである。そんなPCの設計を知り尽くしたASUSから「AI PCの決定版」と言っても過言ではない新型ノートパソコン「ASUS Vivobook 14(X1407AA-U5165BU/U5161BU)」が登場した。インテルの最新CPUを搭載しながら10万円台前半(2026年3月23日時点)という驚異的な価格を実現した14インチモデルだ。その特徴を詳しく解説する。
インテルの最新CPUを搭載した14インチノートパソコン「ASUS Vivobook 14(X1407AA-U5165BU/U5161BU)」。ASUSならではの堅牢設計とコストパフォーマンスの高さが魅力の1台だ
本機のスペックにおける最大のトピックは、モバイル向けCPUの最新世代「インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ 3)」に属する「Core™ Ultra 5 プロセッサー 325」をいち早く搭載したことだ。これによるメリットはいくつもあるが、特に以下の3つが注目点である。
モバイル向けCPUの新モデル「インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー325」をいち早く搭載。16GBメモリー/512GB SSD仕様の「X1407AA-U5165BU」と、16GBメモリー/1TB SSD仕様の「X1407AA-U5161BU」の2モデルがラインアップする
「インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 325」は、搭載するAI専用エンジン「NPU」の性能が最大47 TOPSに向上し、マイクロソフトが提唱するAI PCの基準「Copilot+ PC」の要件(40TOPS以上)を余裕でクリア。ラフスケッチから高画質な画像を生成する「Cocreator」や、あらゆる動画の音声を自動で字幕表示する「ライブ キャプション」によるリアルタイム翻訳など、「Copilot+ PC」が持つ高度なAI機能をローカル環境で高速に実行できる。
「インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ 3)」は、GPUコアに最新の「Xe3アーキテクチャ」を採用した「インテル® グラフィックス」を搭載しており、画像・動画編集のプレビューや書き出し速度が飛躍的に向上。AIを活用した写真の高画質化といったクリエイティブな作業もストレスなくこなせる性能だ。
「Xe3アーキテクチャ」採用の「インテル® グラフィックス」を搭載。画像・動画編集などの作業も快適に行える
「インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ 3)」は、製造プロセスに最先端技術の「インテル® 18A」を採用しているのも見逃せない。背面給電技術「PowerVia」などの導入によって電力効率が劇的に向上しており、本機は動画再生時で約11.0時間、アイドル時で約18.0時間という長時間のバッテリー駆動を実現している。マルチタスク時でもシステム全体の応答性が損なわれず、一日中キビキビとした動作を維持できる。
マイクロソフトが提唱するAI PCの基準「Copilot+ PC」に準拠。「Cocreator」や「ライブ キャプション」などのAI機能を快適に利用できる
本機は、ASUSならではのこだわりの設計を採用しているが、特に使い勝手の面でポイントとなるのがディスプレイだ。
16:10比の14インチディスプレイ(1920×1200)を採用。オーディオテクノロジー企業Diracと共同で設計したオーディオシステムも、学習やエンターテインメントの質を高めてくれる
本機は、16:10比の14インチディスプレイ(1920×1200)を採用している。一般的な16:9比に比べて少し縦に長いアスペクト比のため、Webサイトの閲覧や資料作成時に一度に確認できる情報量が増えるのがポイントだ。膨大な文献を読み込むレポート・論文の執筆や、複雑なデータを扱うビジネスシーンにおいて、スクロールの手間を減らすこの「縦の広さ」は大きな利点となる。
16:10比の14インチディスプレイ(1920×1200)を採用 。一般的な比率よりも縦に少し長いため、スプレッドシートなどのデータも余裕を持って表示できるのが強みだ
画面占有率約87%の狭額縁設計により、14インチのコンパクトなボディを維持しつつ、広い作業空間を確保している。さらに、ブルーライトを軽減する「TUV Rheinland」認証(ドイツに本部を置く第三者認証機関)のアイケア機能も搭載。長時間の学習やデスクワークでも目が疲れにくい設計となっている。
ASUSのノートパソコンは堅牢性にすぐれるのが大きな特徴だ。本機にもその伝統はしっかりと受け継がれている。
本機は、米国軍用規格「MIL-STD 810H」に準拠した厳しい耐久性テストをクリアしている。高温、低温、高度、衝撃、振動に加えて、キーボード耐久やパネル圧力など、ASUS独自のテストもパスしており、持ち運びの多い場合でも安心して使用できる。20年連続マザーボード国内シェアNo.1という信頼の裏付けが、この堅牢な設計に息づいていると言えるだろう。
米国軍用規格「MIL-STD 810H」に加え、ASUS独自の過酷なテストを複数クリア。持ち運びの多い日常でも安心して使用できる堅牢性を誇る
コンパクトな筐体ながらUSB 3.2 Gen 1 Type-C×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×2と充実のUSB端子を搭載。HDMI出力も備わっており、実用的なポートを網羅している。変換アダプターを使わずに周辺機器や外部ディスプレイに接続できる、実用性を重視した設計だ。
急速充電Power Delivery対応のUSB 3.2 Gen 1 Type-CやHDMI出力など、変換アダプターなしで周辺機器を接続できる充実の外部インターフェイスを装備する
バッテリーの充電を80%に抑えて寿命を延ばす「バッテリーヘルスマネジメント機能」や、モバイルバッテリーからの充電が可能な「USB-C Easy Charge」に対応。さらに、直感的な操作が可能なスマートジェスチャー対応の大型タッチパッドなど、快適な使い勝手を支える工夫が各所に施されている。
バッテリー寿命を延ばす「バッテリーヘルスマネジメント機能」や、外出先で重宝する「USB-C Easy Charge」に対応している
直感的な操作を可能にする大型タッチパッドに加え、プライバシーを守る物理的なカメラシールドを搭載するなど、細部まで使い勝手が追求されている
最新の「インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ 3)」を搭載しながら、10万円台前半という圧倒的なコストパフォーマンスを実現した本機は、まさに「AI PCの決定版」と言えるノートパソコンだ。
最新のAI機能をフル活用できる高い処理能力。一度に得られる情報量が多い16:10ディスプレイ。「MIL-STD 810H」に準拠した高い堅牢性。こうした特徴は、日々の学習やレポートの作成に励む大学生や、業務の生産性を徹底的に重視するビジネスパーソンにとって、作業効率を大きく高める武器となる。さらに、進化した「Xe3アーキテクチャ」によるグラフィック性能は、画像編集やSNS向けの動画制作といったクリエイティブな作業においても威力を発揮する。大学生やビジネスパーソンを中心に、幅広い層に「AI PC時代の最適解」を提示する1台となるはずだ。
なお、ASUSは、学生、およびその保護者、教職員の方が利用できる特別な割引制度「ASUS学割プログラム」を用意しているので、新入学の学生向けとして選びやすい。また、メーカー保証ではカバーされない自損故障に対して故障箇所不問で修理対応が受けられる「ASUSのあんしん保証」など購入後のサポート体制も整っているのもASUS製品を選ぶのに見逃せないポイントだ。
ASUSは、本記事で紹介した「ASUS Vivobook 14」以外にも、充実したノートパソコンのラインアップを揃えている。なかでも注目したいのが、価格.comの人気売れ筋ランキングで上位にランクインした実績を持つ、有機ELディスプレイ搭載の14インチモデル「Zenbook 14 OLED UX3405CA」シリーズだ。より薄型・軽量なボディと有機ELによる圧倒的な映像美を求めるのなら、多くのユーザーから支持されているこちらのモデルも有力な選択肢となるだろう。