提供:HP日本
ビジネス向けPCは「個人には使いにくい、そもそも購入できないのでは?」と思われがちです。しかし実際は、耐久性やセキュリティ性が高く、個人用途でも多くの利点があります。本記事では、HPのビジネス向けPCの魅力を詳しく解説します。
PCメーカーのWebページにアクセスすると、「個人向け」「ビジネス(法人)向け」という分類をよく目にします。「個人向けPC」は家電量販店などで見かけるものでイメージがしやすいですが、もうひとつの「ビジネス向けPC」はどういった特徴を持っているのでしょうか?
「ビジネス向けPC」とは、名前からイメージできるように企業利用あるいはビジネス利用を前提に設計された製品です。個人向けPCと比べて、耐久性やセキュリティ性能が高く、“長く安心して使える”ことを重視しています。といっても、PCであることに変わりはありません。HPの場合、ビジネス向けPCであっても個人が購入可能です。OSに「Windows 11 Home」を採用するものがあることも、個人ユーザーを想定している現れと言えるでしょう。
このように、ビジネス向けPCは、個人向けPCとは狙いが少し異なります。しかし、その狙いを理解すれば無視するのはもったいない製品群です。個人でも、ビジネス向けPCが適している場合も多いのです。
続いて、HPのビジネス向けPCの特徴を掘り下げます。個人向けPCとは具体的に何が違うのでしょうか? 7つの項目で比較しました。
HPのビジネス向けPCと個人向けPCの大きな違いは、ボディの堅牢性です。長く使うことを想定しているビジネス向けPCはボディの破損が起こりにくく、ノートPCの「Pro」「Elite」各シリーズなら、米国国防総省の調達基準MIL-STDをクリアし、落下衝撃に耐えられます。持ち歩きの機会が多いなら、ビジネス向けを積極的に選びたいところです。
現在のPCは信頼性がかなり高まっていますが、初期不良は今でも一般的に起こりうるトラブルです。そんな初期不良の原因のひとつに輸送中の破損があります。特に、コスト削減のため海外工場で生産した個人向けPCは、代償として輸送時間がかかり、破損の可能性も高まります。いっぽう、HPのビジネス向けPCの多くは、国内(東京)の工場で製造するため、初期不良が抑えられるのです。
PCのBTOカスタマイズは広く行われています。しかし、個人向けPCだと、コスト削減のためカスタマイズの項目が意外と抑えられています。いっぽう、ビジネス向けPCはカスタマイズできる項目が多く、より自分に適した性能に組み立てやすいのです。
セキュリティ対策はPCにとって重要な要素です。HPのビジネス向けPCは、指紋認証や顔認証に対応する製品が多く、より安全で確実なログインが行えます。また、HP独自のセキュリティ機能「HP Wolf Security」も特徴。これは、メールに添付されたデータやリンクをPC本体とは別の仮想環境で実行してダメージを避ける機能や、AIを使った次世代のアンチウイルス機能などが含まれたセキュリティの統合パッケージ。個人向けPCの場合、有償版を別途購入する必要がありますが、ビジネス向けPC(HP Pro、HP Elite、HP Z、HP POSシリーズ)なら無償で同梱されています。
HPの場合、個人向けPCの保証期間は標準で1年、オプションの「HP Care Packサービス」を使用しても最長で3年です。しかし、長期間使い続けるつもりなら少し物足りないかもしれません。いっぽう、HPのビジネス向けPCは、機種ごとの違いはありますが、最長5年の保証をオプションで選べます。
HPのビジネス向けPCは、海外のサポートシステムを使用する個人向けPCとは異なり、国内に設置したサポート拠点を使用します。そのため、よりスムーズなサポートや修理を受けられます。さらに、オプションの「HP Elite Premium」を使えば、平日朝8時から21時までの電話サポートが利用できます。
これらHPのビジネス向けPCの特徴は、どれも長期にわたる”安心”と”効率”をもたらすもの。確かに、個人向けPCの端末価格を比較すれば割高に感じるかもしれません。しかし、SOHOなどで長時間駆動するような使い方では、故障からなるべく早く復帰したい、1台を長く使い続けたいのなら、信頼性の高いビジネス向けPCのほうがトータルでは割安になる余地が大きいのです。
最後に、HPのビジネス向けPCのなかから特に注目度の高い製品をご紹介します。今回は「AMD Ryzen™ シリーズ」のCPUを搭載する、デスクトップPCを3つピックアップしました。いずれも、価格.comで人気の高い製品です。
なお、HPのビジネス向けノートPCは以下の公式ページをご参照ください。
ここで紹介する3製品は、いずれも「AMD Ryzen™」プロセッサを搭載しています。「AMD Ryzen™」プロセッサは、高コスパのエントリーモデルから、性能重視のハイエンドモデルまで幅広いラインアップを誇ります。いずれも、マルチタスク性能にすぐれており、並行していくつもの作業を行う際も快適。事務作業だけでなく、グラフィック処理に代表されるクリエイティブ用途まで幅広くこなせるパワフルさを持っています。
そして見逃せないのが、近ごろ評価を高めている信頼性です。プロセッサメーカーとして30年以上の蓄積があり、ビジネス向けPCに求められる安定性も十分。長く使うなら「AMD Ryzen™」プロセッサを選びたい、そんな製品群なのです。
アダプターを使えばディスプレイの背後に設置できるコンパクトな筐体に、十分なパワーと拡張性が備わった1台です
「HP EliteDesk 8 Mini G1a Desktop PC」は価格.comでも人気の高かった「HP Elite Mini 805 G8」の後継となる超小型PC。特徴だった拡張性がアップデートされ、転送速度40GbpsのUSB4を背面に、転送速度10GbpsのUSB Type-Cポートを前面にそれぞれ搭載、映像出力は引き続き3系統となっています。
搭載するプロセッサは「AMD Ryzen™ 5 220」で、16GBメモリーと512GB SSDを組み合わせています。Microsoft Officeのバンドルなど柔軟なBTOカスタマイズが行えます。
保証も手厚く、標準で1年間翌営業日訪問修理サービス(オプションで4年、5年の延長も可能)が付くほか、豊富なサポート人員によって待ち時間が少ないうえに、平日朝8時から21時まで開設している「HP Elite Premiumサポート」を利用可能です。
拡張性と省スペースを両立。日本のビジネスシーンでは広く使われているボディサイズです
高い拡張性と省スペースを両立したデスクトップPC。前面に6基(USB Type-Cポート2基を含む)、背面に7基(DPオルタネートモード対応のUSB Type-Cポート1基を含む)のUSB端子が備わっています。騒音は最大32dBという低レベルで、自宅での利用も快適です。
ベーシックモデルは「AMD Ryzen™ 5 8600G」、16GBメモリー、512GB SSDという十分な構成で、BTOメニューでは8GBや16GBのメモリーを追加可能。標準保証は4年と5年のオプションが選べるほか、上記の「HP EliteDesk 8 Mini G1a Desktop PC」と同じ「HP Elite Premiumサポート」を利用可能です。「HP Wolf Security for Business」もバンドルされています。
こちらの製品にも「HP Wolf Security for Business」がバンドルされています。
拡張ニーズに応える豊富な端子群と拡張スロットが魅力。なお、筐体の高さは上記の「HP Elite SFF 805 G9」とほぼ同じです
ミニタワー型の魅力は何と言っても拡張性・機能性の高さ。本製品は、光学式ドライブ(DVDライター)を備えるほか、前面に5基(USB Type-Cポート1基を含む)、背面に3基のUSBポートを搭載。PCI Express4.0 x16、PCI Express3.0 x1、M.2(for WLAN)にそれぞれひとつの空きスロットがあり、さらなるシステム強化も可能です。
さらに保証も魅力で、標準で1年間の翌営業日訪問修理サービス&標準保証が受けられるうえに、オプションでそれぞれを3年までの延長できます。搭載するプロセッサは「AMD Ryzen™ 5 8500G」。BTOメニューでメモリーは標準の8GBから最大合計32GBに、SSDは512GBに増設できます。
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