提供:FCNT
2025年8月に登場したFCNTのスマートフォン「arrows Alpha」。待望の高性能arrowsで、価格.comでも人気は高い。2025年12月上旬現在でも強力なライバルを相手に人気・注目ランキングの上位を維持している。本記事で「arrows Alpha」が高い支持・注目を維持し続ける理由に迫ろう。
arrowsシリーズの新しいフラッグシップモデル「arrows Alpha」は、2025年8月25日より、NTTドコモ、楽天モバイル、SIMフリー(一般流通)から発売中。価格.comの最安価格は69,900円(価格は2025年12月上旬時点のもの)
「arrows(アローズ)」と言えば、日本では広く知られたスマートフォンのブランド。最近では、お手ごろ価格の「arrows We」シリーズが人気で、そのイメージを持つ人も多いだろう。そのいっぽうで、過去に、光彩認証を世界で初めて取り入れた「ARROWS NX F-04G」のような先進技術を積極的に導入する実績も多く、技術力のブランドというイメージもある。
そんな「arrows」の最新モデルとして2025年8月に登場したのが「arrows Alpha」。シリーズとしては久しぶりのハイスペック機なうえにお手ごろな価格もあいまって、価格.comでの人気は発売当初から高かった。
同年10月2日から13日の間でスマートフォン・携帯電話カテゴリ人気・注目ランキング1位を獲得、その後も1桁順位を維持している(2025年12月上旬時点の順位)。しかも、クチコミの件数は1300件以上、ユーザーレビューも160件以上ある、こうした投稿数からわかるように熱意のあるユーザーが多いことも特徴的だ。
質感の高いボディは6.4インチのディスプレイを組み合わせて持ちやすいサイズにまとめている
そんな「arrows Alpha」は、近ごろのスマートフォンとしてはかなりコンパクトなサイズだ。約6.4インチの有機ELディスプレイを備えたボディは、横幅約72mm、重量はわずか約188gに抑えられている。200g超えのスマホが続出する近ごろ、このサイズだけでも存在感がある。それでいて、ディスプレイの視認性も十分高いため、持ちやすさと画面の見やすさ・操作のしやすさのバランスが絶妙に取れているのだ。
また、このコンパクトなボディは、arrowsシリーズの伝統であるタフネス仕様という特徴も備える。しかも、タフネス性能の重要な指標である防水性能が従来のIPX8に加えてIPX6/8/9に強化されており、摂氏80度の高熱の水を高圧で吹き付けても動作が維持される。日常に想定される以上の過酷な状況に耐えられるのだ。
米国国防総省の調達基準であるMIL-STD-810Hの23項目をクリア。高温、低温、低圧、塩水噴霧などさまざまな環境に耐えられる
ボディは、米国国防総省の調達基準であるMIL-STD-810Hの23項目をクリア。いちばん身近なタフネス性能の落下衝撃については、FCNTの独自試験試験としてMILの耐衝撃基準を上回る高さ1.5メートルからコンクリートへの落下衝撃に耐える性能を備えている。この落下衝撃の基準はカメラを構えたときに落としたりや、成人男性の通話中の高さから滑り落ちてしまうといった、起こりやすい状況を想定したものだ。
そして、こうしたタフネス性能を、サイズや重量を含めたスリムなデザインと両立させているのが「arrows」らしいところ。タフネスであることを意識させない伝統は「arrows Alpha」にもしっかり受け継がれているのだ。
米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810H)の23項目、落下、耐衝撃、防水(浸漬)、防塵(6時間風速有り)、防塵(脆弱面90分)、塩水耐久、防湿、耐日射(連続)、耐日射(変化)、耐振動、防水(風雨)、雨滴、高温動作(摂氏60°固定)、高温動作(摂氏32〜49°変化)、高温保管(摂氏70°固定)、高温保管(摂氏30〜60°変化)、低温動作(摂氏-20°固定)、熱衝撃、低温保管(摂氏-30°固定)、低圧動作、低圧保管、氷結(摂氏-10°氷結)、氷結(摂氏-10°結露)に準拠した試験を実施。充電可能な温度範囲:摂氏5〜35°。使用環境:温度摂氏5〜35°、湿度45〜85パーセント。風呂場では、温度は摂氏5〜45°(ただし、温度は摂氏36°以上または湿度86パーセント以上は一時的な使用に限ります)。湿度は45〜99パーセント、なお、すべての機能の連続動作を保証するものではありません。また、調査の結果、お客さまの取扱いの不備による故障と判明した場合、保証の対象外となります。
タフネスボディと並んでarrowsシリーズのもうひとつの伝統的な特徴として、バッテリー持ちを挙げる人も多い。ここではバッテリー性能について詳しく見ていこう。
搭載されるバッテリーは容量5000mAhと標準的だ。しかし、FCNTの調査によると1日に10時間使用するかなりヘビーな使い方でも2日のバッテリー持ちを実現しているという。
「arrows We2 Plus」はユーザーからのバッテリーに関する評価も上々で、カテゴリ平均を上回る3.96ポイントもある(ポイントは、2025年12月上旬時点のもの)。それを上回る性能を、よりハイスペックなハードウェアで実現しているところが「arrows Alpha」のバッテリー持ちの実力と言えよう。
もうひとつ、「arrows Alpha」のバッテリー関連の機能について忘れてはならないことがある。それは急速充電で、残量1パーセントから100パーセントまでの充電にかかる時間はわずか35分という性能の高さだ。
スマートフォンのバッテリーは年々大きくなり、充電にかかる時間も長くなりやすい。そんなジレンマを解消するのが急速充電で、各社が力を入れている。そのなかでも「arrows Alpha」の急速充電は、国内で発売されるスマートフォンの中でも屈指の高性能と言ってよいだろう。わずかな時間でも十分充電できるので、たとえば、朝起きてバッテリーがほとんど残っていないと気づいたときでも、15分もあれば1日使えるだけの充電が行える。
しかも、「arrows Alpha」は充電性能をフルに発揮できる充電器が同梱されている。一般的に、こうした充電器は高性能な分、高価だ。しかし、「arrows Alpha」なら、別途購入する必要がないのだ。
フル充電にかかる時間はわずか35分! 継ぎ足し充電もわずかな時間でたくさんでき、フットワークが軽い
90Wの充電器を同梱。高価な充電器を別途購入しなくよてい
「充電ブースト」の利用を事前に設定し、同梱の充電器利用した場合。1〜100%までの最短充電時間。使用環境などにより変動します。画面消灯状態且つ摂氏25°環境下でのテストに基づくものです。
基本性能の点でも「arrows Alpha」は注目だ。搭載されるSoC「Dimensity 8350 Extreme」は、アッパーミドル向けになるが、ハイエンドスマホに求められるグラフィック性能とAI性能が高いという特徴がある。そのため、3Dゲームのスムーズな動作や後述するAI機能を強力にサポートできるのだ。
搭載するSoC「Dimensity 8350 Extreme」は、グラフィック性能とAI性能が高い。また、効率のよい4nmプロセスで製造されているため、上述の良好なバッテリー持ちにも一役買っている
メモリーは12GBで、512GBのストレージを組み合わせている。特に注目したいのがストレージだ。「arrows Alpha」のような10万円以下の製品で512GBのストレージを備える製品は、国内で正規販売されるスマートフォンではなかなか見当たらない。こうした大容量ストレージを備えた製品は、20万円近くのウルトラハイエンドスマホがメインだ。
大容量化が止まらないアプリや写真や動画、電子書籍データのニーズが高まっているため、ストレージの不足は近ごろの隠れた問題点だ。特にゲームでは深刻で、ひとつのアプリだけで30GBや40GBくらいは普通に消費してしまうことは珍しくない。
ストレージの空き容量が減ると、システムが極端に不安定になる。そのため、ユーザーとしてはなるべく大きなストレージの製品を選ぶしかない。その点、「arrows Alpha」は、アプリのインストールを存分に行ってもまだ余裕があるし、長く使い続けて撮りためた写真や電子書籍がかさんだとしても、安心して使い続けられるだろう。スマートフォンを長く使う近ごろの風潮にも「arrows Alpha」はマッチしていると言えそうだ。
ここでは、「arrows」シリーズの新しい試みとして「arrows Alpha」の目玉と言える独自のAI機能を解説しよう。
「arrows Alpha」はもちろんGoogleの生成AI「Gemini」など一般的なAIを使うことができる。それに加えて、「arrows AI」というFCNT独自の生成AIを利用できるのだ。
「arrows AI」はスマホの生成AIとして本格的なものだ。AIを使った高度な検索機能に加えて、プロンプトやラフスケッチからの画像生成、ユーザーの好みを反映したプレイリストの作成、音声データの文字起こしとその要約といった機能を備えている。
いずれも魅力的な機能だが、注目したいのは音声データの文字起こし。類似する機能は現在、ハイエンドクラスのスマートフォンの一部にとどまっている。「arrows Alpha」のような価格帯では貴重な存在だ。
なお、「arrows Alpha」には、AI専用のボタン「アクションキー」を備えており、いつでもすぐに「arrows AI」を呼び出すことができる。また、「アクションキー」は長押しや2度押しで、ほかのAIを含む好みのアプリの起動にも使える。「arrows AI」とほかのAIの使い分けも気軽に行えるし、AIでなくても手間のかかる決済アプリの起動に「アクションキー」を使ってもぐっと便利になるだろう。
コントラスト比の高い構図を破綻なく写し取っている。また、山肌の荒々しいディテールの再現性も高い。AIを活用することで安定した画質で撮影が行えるのが「arrows Alpha」の魅力だ
メインカメラは光学式手ブレ補正機構を備えているため手ブレに強いが、さらに生成AIを組み合わせることで、より強力な手ブレ補正を実現。動画撮影で重宝するだろう
スマートフォンのカメラではズーム撮影で画質が粗くなりやすい。しかし「arrows Alpha」は、生成AIを組み合わせた超解像技術で、なめらかな画質のズーム撮影が行える
「arrows Alpha」の魅力を4つの視点から迫った。「arrows」は歴史のあるブランドであり、タフネスやバッテリー持ちといった伝統的な特徴に期待する人は多いだろう。それらの機能は「arrows Alpha」でも、さらに強化された形で受け継がれている。
加えて、わずか35分という超高速の急速充電や、「Dimensity 8350 Extreme」や512GBの大容量ストレージのもたらす、ニーズを踏まえた高い基本性能へのこだわり、そして進化するAI「arrows AI」によって、ハイエンドスマートフォンに求められる機能を高いレベルで実現している。
価格.com最安価格が69,900円(2025年12月上旬時点)ながらも、これらを実現しているのは驚きと言ってよく、厳しい目を持つ価格.comユーザーからも高評価を得るのは納得である。「arrows」のファンにとっても期待を裏切らない1台だし、初めて「arrows」を選ぶ人も、きっと満足できるだろう。