ニュース
「INSTAPUMP FURY」発売25周年記念モデルがアツい!

本日発売、もう逃すな! 「インスタポンプフューリー」オリジナルカラー、5年ぶり復刻

歴代モデルを中心に展開するリーボックのカジュアルライン「Reebok CLASSIC(リーボック クラシック)」から、1994年にランニングシューズとして発売され、今も同社の代表的なモデルとなっている「INSTAPUMP FURY(インスタポンプフューリー)」のオリジナルカラー2色が、発売25周年を記念して復刻。2019年4月5日より発売されます。

当時の「INSTAPUMP FURY」。詳細は以下で紹介します

当時の「INSTAPUMP FURY」。詳細は以下で紹介します

また、1990年代に同社が開発し、スポーツシーンに影響を与えた画期的テクノロジーや、前衛的デザインによってファッション業界で注目を集めたモデルを一堂に会した期間限定ミュージアム「Reebok 90s House」が、2019年4月5日〜4月14日まで東京・原宿の「B-SIDE」にて開催されます。その内覧会の模様もレポート!

「Reebok 90s House」の内観一部

「Reebok 90s House」の内観一部

「INSTAPUMP FURY」は、こうして生まれた

言わずと知れた超人気スニーカー「INSTAPUMP FURY」。日本では、1994年の発売当時は売れ行きがかんばしくありませんでしたが、アイスランドの歌手、ビョークさんが雑誌「Cut」の表紙で履いたことで人気爆発。ナイキの「AIR MAX 95(エアマックス95)」やプーマの「DISC BLAZE(ディスクブレイズ)」などとともに、1990年代の「ハイテクスニーカーブーム」と呼ばれた社会現象を引き起こしました。

「INSTAPUMP FURY」は当時(今でもですが)、すべてが革新的でした。

1989年に発売されたバスケットボールシューズ「The Pump(ザ・ポンプ)」に内蔵されていたポンプ膨張構造をシューズの外側に移し、靴ヒモのないユニークなランニングスニーカーとして生み出されました。レースレスデザインやスプリットソール、鮮やかで大胆不敵なカラーウェイが融合した1足は、今もなお、その奇抜さにおいて衰えていません。

以下では、「INSTAPUMP FURY」の誕生秘話を紹介します。

「INSTAPUMP FURY OG」の生みの親、スティーブン・スミス氏

「Reebok 90s House」プレス向け内覧会でトークショーに登壇したスティーブン・スミス氏。ニューバランスのクラシックモデルの名作「574」「576」「996」「1500」、さらにはアディダス「ファントム2」やナイキの「Air Max 2009」「スピリドン」「ショックス モンスター」なども彼がデザインを手がけました

1980年代後半、リーボックは革新的な製品を開発するために、商品開発、化学、スポーツ科学、デザインの分野に精通したメンバーによって「ATG(Advanced Technology Group)」と呼ばれるスペシャルチームを結成しました。そんな彼らによって開発されたのが、1989年に発売されたバスケットボールシューズ「The Pump(ザ・ポンプ)」に搭載されたフィッティングテクノロジー「The Pump Technology(ザ・ポンプテクノロジー)」です。

1989年に発売されたバスケットボールシューズ「The Pump(ザ・ポンプ)」。タンの上のポンプをプシュプシュ押して空気を入れ、フィット感を調整します

「ATG」はその後、フットウェアデザイナーの新鋭だったスティーブン・スミス氏を迎え入れ、1991年に「RAC(Reebok Advanced Concepts)」と改名。スミス氏は、「The Pump」の開発者、ポール・リッチフィールド氏とともに「RAC」の中核メンバーとなり、それまでシューズの内側に内蔵されていた「エアチェンバー(空気室)」をアッパーの一部に移すことを考案しました。

当時「INSTAPUMP FURY」のデザインのアイデアをメモしたノート。スミス氏が「自動車でいう『コンセプトカー』のようにリーボックの技術をすべて詰め込んだ」と言うように、ノートにはクルマの絵も描かれている。ちなみに、スミス氏は大の「ハローキティ」好きだとか

スミス氏が開発当時、会社にあった素材を使って手作りしたアッパー

スミス氏が開発当時、会社にあった素材を使って手作りしたアッパー

「INSTAPUMP FURY OG」の奇抜なカラーに込められた思い

「INSTAPUMP FURY」の開発は、世の中に存在しないデザインを生み出すという野心的なコンセプトで進行。その結果、当時としては実現が困難であった、ソールを2つに分離させる「スプリットソール」の実現に成功しました。

また当時、アメリカのカスタムカー「ホットロッド」の炎のペイントに夢中になっていたスミス氏。ここからインスピレーションを得て、ランナーが「INSTAPUMP FURY」を履いたときに、炎に包まれているかのように見せるために、「イエロー×レッド」という鮮やかな配色を施したそうです。

スミス氏が手書きで描いた「INSTAPUMP FURY」のデザイン画

スミス氏が手書きで描いた「INSTAPUMP FURY」のデザイン画

社内からはネガティブな反応

当時のリーボックの営業・マーケティング部門は、スミス氏のデザインを「奇抜すぎる」としてネガティブな反応を示し、「ブルー」「グレー」「ブラック」のシューズしか売らないと反対。納得のいかなかったスミス氏は、「RAC」に大きな期待を向けていた当時のリーボックCEOへ、イエローとレッドを大胆に用いた「シトロン」を最初のカラーとして発売してほしいと直談判。こうして、リーボック史上最も前衛的なモデル「INSTAPUMP FURY」が1994年に発売されたわけです。

1994年春に発表された「INSTAPUMP FURY」のファーストモデル。ちなみに、この幻の初回生産版は、「INSTAPUMP FURY PROTO 94」として2019年3月22日に、全世界1994足限定で復刻販売されました。もちろんすでに完売してしまいましたが……

1994年秋には、シューズタンとかかとへのプルタブ追加やアウトソールの素材変更など、いくつかの変更点が加えられたアップデートバージョンが発表されました。本モデルが「OG」の名で知られ、今回復刻発売されるモデルです

いっぽうで、スミス氏のデザインに反対した営業・マーケティング部門が求めたブルーのカラーリングモデルも生産・発売されました。それが、日本では「サックス」として知られる「INSTAPUMP FURY」のセカンドカラー。1990年代に起きたスニーカーブームの中、「シトロン」と同様に高い人気を誇った1足です。

スミス氏から「ボーリング・ブルー(退屈な青)」と呼ばれていたセカンドカラー「サックス」。こちらのモデルのアップデート版も今回復刻されます

当時の売上構成比は、「シトロン」65%、「サックス」35%と、「シトロン」が2倍の売り上げを叩き出しました。スミス氏の主張が正しかったことが証明されたのです。

ちなみに、スミス氏にとって最高の思い出は、1994年の「MTV Music Awards」で、彼が大ファンのエアロスミスがパフォーマンスした際、スティーブン・タイラーさんが「INSTAPUMP FURY」を履いていたことだそうです。

20周年時に買い逃した人はぜひ!

そんな「INSTAPUMP FURY」の「OG」モデル2色が、発売25周年を記念して、2019年4月5日に発売されます。

「INSTAPUMP FURY OG(インスタポンプフューリー OG)」の「シトロン」(品番:V47514)。リーボック自店販売価格は19,440円(税込)

「INSTAPUMP FURY OG(インスタポンプフューリー OG)」の「サックス」(品番:M48756)。リーボック自店販売価格は19,440円(税込)

発売店舗は以下の通り。

・リーボック オンラインショップ
・リーボック クラシックストア(原宿、HEP FIVE、ダイバーシティ東京、あべのHOOP、立川立飛、横浜ビブレ、名古屋みなとアクルス)
・リーボック フィットハブ(ららぽーとEXPOCITY、博多 キャナルシティオーパ、北千住マルイ)
・ZOZOTOWN
・ABC-MART Grand Stage各店
・ABC-MART Online
・アトモス ハラジュク
・atmos Blue Omotesando
・atmos Shinjuku
・BEAMS 原宿
・BILLY'S ENT 各店
・BILLY'S ENT Online
・GR8
・JOURNAL STANDARD 各店
・KICKS LAB.
・LITTLE UNION TOKYO
・mita sneakers
・Styles DAIKANYAMA
・UNDEFEATED 渋谷
・UNDEFEATED 大阪
・UPTOWN Deluxe
・UPTOWN 熊本店

ちなみに、「INSTAPUMP FURY OG」は、5年前の2014年にも20周年記念で復刻されています。そのとき購入できなかった人は、今回こそはお買い逃しのないように!

また、今回の復刻に合わせて、1994年発売モデルのシルエットを踏襲した前期型と呼ばれる、キッズモデル「VERSA PUMP FURY(バーサ ポンプフューリー)」も同日に発売。さらに、人気のサンダルタイプからもOGカラーが4月12日に発売されます。

上の「VERSA PUMP FURY(バーサポンプフューリー)」は、5,929円(税込)。下の「INSTAPUMP FURY SANDAL(インスタポンプフューリー サンダル)」は、17,280円(税込)

以上で紹介した当時のモデルなどはすべて、冒頭で紹介した期間限定ミュージアム「Reebok 90s House」にて展示されています。「ザ・ポンプテクノロジー」だけでなく、ソールに内蔵されたエアポッドにより安定性とクッション性を生み出す「ディーエムエックス・ムービング・エア・テクノロジー」、通称「DMX」の歴代モデルも展示。また、NBA史上最強と言われる伝説のセンター、シャキール・オニールのファースト・シグネチャーモデルや、「RAC」がデザインした未公開のプロトタイプも展示されるなど、会場は貴重な作品が満載です。

1990年代の日産「フェアレディZ」を「シトロン」カラーにカスタマイズしたスペシャルカーもお目見え

1990年代の日産「フェアレディZ」を「シトロン」カラーにカスタマイズしたスペシャルカーもお目見え

「DMX」の歴史についても学べます

「DMX」の歴史についても学べます

スティーブン・スミス氏の作業場を再現したブースも

スティーブン・スミス氏の作業場を再現したブースも

「Reebok 90s House」

・開催期間:2019年4月5日〜4月14日
・営業時間:11:00〜20:00
・会場:B-SIDE(東京都渋谷区神宮前5-11-2)
・入場料:無料

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る