ゴルフの楽しさ伝えます
元サッカー日本代表FWの、オレにも打たせてよ #9

城彰二 meets 620MB 「ゴルフの世界観が変わった……」

ゴルフ大好きな元サッカー日本代表の城彰二さんによるゴルフクラブ試打企画の第8回。タイトリストのアイアン3モデル「T100」「620CB」「620MB」を打ち比べてみました。

じょう・しょうじ 1975 年北海道室蘭市出身。中学生のときに父親の出身地である鹿児島県に帰省し、当地の鹿児島実業高校に入学し、サッカーの技術を磨く。高校 3 年時には冬の選手権大会でベスト 4 入り。卒業後は J リーグのジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)に入団し、デビュー戦から 4試合連続ゴールを挙げて注目される。また、各年代の日本代表としても活躍。1996 年のアトランタ五輪ではブラジルを破る「マイアミの奇跡」に貢献、A 代表では 1998 年フランス W 杯に出場した。現在はテレビ解説や、北海道社会人チーム「北海道十勝スカイアース」の統括ゼネラルマネージャーに就いている。JFA 公認 S 級ライセンス保持。ゴルフを本格的に始めて 5 年、平均スコアは 85 くらいで、元サッカー選手の仲間とラウンドし、ゴルフ談義で盛り上がっているとのこと。最近ではサッカーの現場でもゴルフの話題で持ちきりだとか……。

編集N:今回はタイトリストのアイアン、「T100」「620CB」「620MB」です。新装された「T-SERIES」には「T200」「T300」という飛距離系モデルもあるのですが、ヘッドスピードが50m/sに迫る城さん向けではないので外しました(笑)。

城:はい。まだ、飛び系のアイアンはいらないかな。

うまくなってきたらタイトリストは避けて通れない

編集N:まずは「T100」からお願いします。これは、まあ、「AP2の後継モデル」っていう説明で理解が早いかと。ツアープロが求める、操作性と寛容性をバランスさせたアイアンです。

T100アイアンとご対面

T100アイアンとご対面

城:はいはい、AP2の後継、了解!(T100を構えてみる)うひょー、ヘッドが小さいし、薄い! アスリートゴルファー専用“ザ・タイトリスト”って感じの顔ですね。やっぱり、こうでなくちゃタイトリストのアイアンじゃないですよ。いい顔!

編集N: いきなり引きこまれましたね。

城:やっぱりね、ちょっとゴルフが上達すると、タイトリストのアイアンは避けて通れないと思うんですよ(笑)。買うか買わないかはともかく、一度は気になる存在なんじゃないかな。

編集N:そうですね。ゴルフを始めて間もない人が使っているケースはあまりないと思うんですが、徐々にゴルフの深みにはまっていくと、タイトリストのアイアンは絶対に目に入ってきます。

城:で、こういういかにも難しそうな顔したアイアンを使って、打ちこなしてみたくなるっていうのが、ゴルフ界におけるタイトリストの立ち位置だと思いますよ。

T100アイアン #7

T100アイアン #7

T100は思った以上にボールが上がる!

編集N:ここ何代かは、ミスへの寛容性に振ったモデルも出していますが、ゴルフ熱の高い人に響くのは、タイトリストが昔からターゲットとしているプロや上級者向けのモデルですよね。

城:そうそう。このT100も、小ささがタイトっぽい(笑)。いい球が出そうなイメージがある。(T100の7番を打ってみる)おー!

編集N:いかがでしょうか?

城:思った以上にボールが上がりますね。

編集N:タイトリストのサイトによると、AP2ユーザーであったジョーダン・スピースがインバッグしているみたいです。

城:そうなんですか、そうですよね、これいいもん!

編集N:今回は7番と5番をそれぞれお借りしたので、試してみてください。

城:5番って苦手なんですよね〜。僕の場合、5番の飛距離は200ヤードちょっとなんですけど、ほとんどのケースで24°のユーティリティーで打っちゃいます。(しぶしぶ、T100の5番を打ってみる)

強めの弾道で飛んでいくT100アイアン

強めの弾道で飛んでいくT100アイアン

編集N:うわ!200ヤードのネットに突き刺さってるじゃないですか! ここは2階打席ですけど、飛距離は十分ですね……。

城:うおー、やっぱり、イメージより打ちやすいわ! すげえ! 難しそうな顔してるけど、打つとやさしい、ツンデレアイアンですかね(笑)。これだったら、200ヤード残ってたら迷わず使いますわ。自信あるし。

実は「CB 714」を使ってたんです

編集N:プレイヤーに自信まで付けさせてくれるという、恐るべきアイアンですね(笑)。では続いて、「620CB」です。T100が軟鉄をベースにした複合素材アイアンであるのに対して、これは純粋な軟鉄鍛造モデルです。タイトリストのCBは代々、キャビティーバックになってはいますがあまりやさしくないというか、マッスルバックにごく少量のやさしさを付加した感じですね。

城:そうそう。実は僕「CB 714」を使ってたんです。

編集N:いきなりのカミングアウト! そうだったんですか、どおりで、タイトリストのアイアンについてコメントが豊富なはずだ。

城:T100よりも、こっちのほうが顔が薄く見える。サイズ感やトップブレードの厚みが違うからでしょうね。(620CBを打つ)これこれ! 音が分厚い。T100よりも、ズシッてくる感触ですね。

620CBのソールはツアープレイヤーが好む薄い形状をしている

620CBのソールはツアープレイヤーが好む薄い形状をしている

編集N:歴代モデルのユーザーとして、進化したCBはどうお感じになりました?

城:基本的には大きな変化はないですし、タイトリストも大きく変えるつもりもないと思います。でもさっきのT100と比べると、ボールの食いつきがいいし、押し出せる感じがする。素材が違うからですかね。それで、少しですが操作しやすくなっていて、ターゲットとするスキルはCBのほうが上だってことがわかります。

編集N:なるほど。

620CB #7

620CB #7

城:意外にラクなんですよ、このアイアン。やっぱりいいなあ。

球筋を自由自在に操れる620MB

編集N:歴代CBユーザーも安心ということですね。では最後、「620MB」をお願いします。

城:うわー、出たよマッスルバック……!

初めは620MBに難色を示していた城さん……

初めは620MBに難色を示していた城さん……

編集N:あれ、マッスルバックお嫌いでしたっけ?

城:いやー、いいんですけど、どうも食わず嫌いっていうか、あまり積極的には使わない、かな……。(620MBを打つ)

編集N:どうでしょう?

球の左右高低を意図的に変えて打ち続ける城さん

球の左右高低を意図的に変えて打ち続ける城さん

城:(黙々と打ち続けて)いろんな球が打てる。思ったところに運べる。ええー、こんなにカンタンなのかぁ。

編集N:打つ前とは正反対の、ポジティブリアクションですね!

城:ぶっちゃけ、マッスルバックは食わず嫌いでしたが、これ打ってみてわかりました。すっごい使いやすい! 今のクラブの多くは“直進性”を重視して作られている感じがしますが、これは違う。ホールや状況によって球筋を変えるのがラクにできるんです、僕でも。

編集N:そこがマッスルバックの利点ですね。

620MB #7

620MB #7

城:ちょっと芯を外すと距離が変わるんで、ミスしたなっていうのが明らかにわかる。だから、スイングを作っていくにもいいんじゃないですかね。(と言いながら620MBを打ち続ける城さん)

まさに衝撃の出合いでした……!

編集N:さっきから、ずっとMB打ってますけど……?

城:これはね、すごいですよ!(笑) 飛べばいいのかなって思ってゴルフやってきましたけど、それが根底からくつがえされました。何を求めるかでクラブ選びって変わるんですね。ゴルフの世界観が変わりましたよ、僕。

食わず嫌いだったマッスルバックの操作性に驚きを隠せない

食わず嫌いだったマッスルバックの操作性に驚きを隠せない

編集N:そんなに強烈!

城:かっこいいけど、難しいから敬遠してるのはもったいないですね、これ。5番も打ってみたんですけど、ドローもフェードも、ほぼ思い通りですもん! 今まで5番アイアンなんて林からの脱出用だったんですけど、もったいないことをしていた……。こういうアイアンで、風を計算しながらボールを操ってグリーンを狙えれば、それが成功しようがしまいが、ゴルフのレベルとか楽しみが何段階も上がる感じがします!

写真:中居中也

編集部 ゴルフ部員N

編集部 ゴルフ部員N

80台で回ったかと思えば、突然100打ったりするゴルフ部員。得意なクラブは強いて言えばミドルアイアン。苦手なドライバーとパッティングを安定させるべく、練習器具を漁る日々です。

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