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操作性はライバルを凌駕する

上下左右に“球を操りたい”ならば…キャロウェイ「APEX MBアイアン」がイイ!

オグさんです! 今回はキャロウェイの最新マッスルバック「APEX MBアイアン」の試打レポートをお送りしたいと思います。

キャロウェイ「APEX MBアイアン」

キャロウェイ「APEX MBアイアン」

キャロウェイ製アスリートアイアンの最高峰

「APEX」とは、もともと「ベン・ホーガン」というゴルフメーカーが使用していたブランド。キャロウェイがベン・ホーガン社を買収した後に、キャロウェイのアイアンにAPEXブランドが使われることになりました。

キャロウェイの中でAPEXの立ち位置は、アスリートに向けたアイアンブランドといった感じで、アスリートが求めるアイアンのニーズをいくつかのモデルでしっかりとカバーしています。その頂点に立つのが、このAPEX MBです。

早速見ていきましょう!

シンプルなマッスルバック形状に、丸形の「ウェイトチューニングポート」を装着した特徴的なバックフェース

シンプルなマッスルバック形状に、丸形の「ウェイトチューニングポート」を装着した特徴的なバックフェース

#5

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#7

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#9フェースのネック付近が絞られているような形状が特徴。トップブレードも薄めで、短い番手ほどグースネック度合いが小さくなっており、ショートアイアンはほぼストレートネックになっています

#9
フェースのネック付近が絞られているような形状が特徴。トップブレードも薄めで、短い番手ほどグースネック度合いが小さくなっており、ショートアイアンはほぼストレートネックになっています

ヘッドはプロが好む軟鉄鍛造製法。溝は「JAWSウェッジ」などにも使用されている「20Vグルーブ」を採用し、安定したスピン性能を実現しています

ヘッドはプロが好む軟鉄鍛造製法。溝は「JAWSウェッジ」などにも使用されている「20Vグルーブ」を採用し、安定したスピン性能を実現しています

狭いソール幅に薄いボディが、いやおうなくシャープなイメージを持たせてくれます。少々の深いラフでもスパッと行きそうですね!

狭いソール幅に薄いボディが、いやおうなくシャープなイメージを持たせてくれます。少々の深いラフでもスパッと行きそうですね!

最新設計の軟鉄鍛造アイアン

このアイアンを簡単に表現すると、フィーリングと操作性を重視した上級者がイメージ通りの弾道を打つためのモデル。手間のかかる軟鉄鍛造製造にこだわり、上級者ひとりひとりを満足させるフィーリングを実現させ、ヘッドの抜けや操作性を重視して作られています。

バックフェースに搭載されているウェイトポートはユーザーが調整するものではなく、メーカーが組み立て時に装着するシャフトや使用するゴルファーに合わせ、重心位置を変えずに最適な重量にするためのもの。重心位置が可変できる類のものではありません。

異素材や調整機能に頼らず、最新の設計と単一素材のよさで勝負したモデルとなっています。

ロフト:#4 23°/#5 26°/#6 30°/#7 34°/#8 38°/#9 42°/PW 46°

ロフト設定は7番で34°。昔のアイアンとほぼ変わらないクラシカルロフトです。飛距離よりもコントロール性能を重視した設計になっています。

ずっとボールを打っていたくなる感触

ヘッドは、薄めのトップブレードとヒール側が絞られた形状で、ボールをクリーンに打ちやすそうな、大変にシャープな形をしています。今回は5・7・9番とお借りしまして、それぞれを比較してみましたが、番手によって違いがありました。長い番手は、少しグースネックになっていてシャープさの中に適度なつかまり感を演出し、短くなるにつれ、グース具合が減っていき、ボールをよりクリーンに打ちやすくなるような工夫がされています。

打った感想はと言うと、さすが軟鉄鍛造のマッスルバック。これだけシャープなのに、芯でとらえた感触は重くズシっとしたもので、とても気持ちいい! この感触を味わいたくてずっとボールを打っていたくなります。その分、芯を外したときはそれなりに硬い感触がありますが、これはこれでフェースのどこで打ったかがはっきりとわかる大切な情報。飛距離ロスもそれなりにありますが、こういったクラブを好むゴルファーはミスしたときに飛びすぎを嫌がる方が多いので、デメリットにはならないでしょう。

芯を食ったときの感触は文句なし!こんなに薄いアイアンなのに、しっかりと重みを感じられる気持ちいい打感です!

芯を食ったときの感触は文句なし!こんなに薄いアイアンなのに、しっかりと重みを感じられる気持ちいい打感です!

APEX MBの最大の特徴と言えるバックフェースのウェートチューニングポート。ユーザーによる調整はできません。デザイン上、ハイテク感を感じさせるいいアクセントになっていると思います

APEX MBの最大の特徴と言えるバックフェースのウェイトチューニングポート。ユーザーによる調整はできません。デザイン上、ハイテク感を感じさせるいいアクセントになっていると思います

このAPEX MBは、ミドルアイアン以降ほとんどストレートネックと言っていいほどFP値が大きいので、最新のマッスルバックと比べてボールを非常に拾いやすい印象があります。ボールをクリーンにとらえやすいので、悪いライほど真価を発揮してくれそうです。つかまり性能はアスリートモデルらしくニュートラルで、操作性はもちろん文句なし。上下左右に弾道をしっかりとコントロールすることができました。

ストレートなネックで小ぶりなヘッド……やさしさを感じさせる点がほとんどありませんが、テクニックのある方ほどボールをクリーンに打てる素晴らしい武器になります

ストレートなネックで小ぶりなヘッド……やさしさを感じさせる点がほとんどありませんが、テクニックのある方ほどボールをクリーンに打てる素晴らしい武器になります

5番のデータ。長い番手はややグースが付いていることもあって、軽いイメージでボールをつかまえることができます。つかまえようとしなければちゃんとつかまらないのがこのアイアンのいいところ。飛距離はやはりそれなりですね

5番のデータ。長い番手はややグースが付いていることもあって、軽いイメージでボールをつかまえることができます。つかまえようとしなければちゃんとつかまらないのがこのアイアンのいいところ。飛距離はやはりそれなりですね

7番のデータ。こちらはちょっとつかまりすぎた弾道ですが、高さ、スピン量ともに文句なし。少々硬いグリーンでもしっかり止まってくれるでしょう

7番のデータ。こちらはちょっとつかまりすぎた弾道ですが、高さ、スピン量ともに文句なし。少々硬いグリーンでもしっかり止まってくれるでしょう

9番のデータ。ほぼストレートなネックのおかげで、狙った方向にとても出しやすいイメージが湧きますね。スピンもしっかりかかっていて文句なしです

9番のデータ。ほぼストレートなネックのおかげで、狙った方向にとても出しやすいイメージが湧きますね。スピンもしっかりかかっていて文句なしです

操作性はライバルモデルを凌駕する

APEX MBは、マッスルバックの完成系のひとつだと思います。フィーリングを重視した一枚物の軟鉄鍛造製法を用い、上級者の好む操作性を考えたマッスルバック形状のアイアンを作るにあたり、現状できうることをすべてやっているように感じました。その中で生まれたのが、おのおののゴルファーに合わせてより細かく組み上げられるように、重心位置を変えずに重さを調整できるウェイトポートなのでしょう。

操作性、フィーリングは非常に高い性能を持っていますので、ボールを1球1球イメージして打っていくようなテクニックのあるゴルファーにぜひ使ってもらいたいです。ライバルとしてはタイトリスト「690MB」、テーラーメイド「P7MB」などがあげられますが、操作性で考えると、このAPEX MBのほうが高いと私は感じました。タイトリストやテーラーメイドのMBは、やや直進性を高めている印象がありますね。とにかく操作性を重視するならAPEX MBはおすすめですよ!

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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