ゴルフの楽しさ伝えます
プラス2番手はウソじゃない

短い番手で狙う喜び! ヤマハ「UD+2アイアン」はやっぱり飛んだ

ゴルフの楽しさ、おもしろさはスコアだけじゃないっ! と常々思っているオグさんです。
さて今回は、ヤマハの「インプレス UD+2アイアン」をお借りすることができましたので、じっくり試打させていただきました!

ヤマハ「インプレス UD+2アイアン」

ヤマハ「インプレス UD+2アイアン」

5番アイアンの距離を、7番の高さとやさしさで

「インプレス UD+2アイアン」は、今注目されている「飛び系アイアン」というカテゴリーを作ったパイオニア的ブランド。UD+2には「ウルトラディスタンス +2番手の飛び」という意味が込められており、当時はなかった、飛距離を最優先したアイアンとして2014年にデビュー。その圧倒的な飛距離によって大ヒットを記録しました。当初はアイアンだけのラインアップだったのですが、メーカーもびっくりのヒットモデルになったため、2代目からは、ドライバーからアイアンまでのフルラインアップのシリーズに昇格したという経緯があります。

UD+2の飛びの秘訣は、クラブの長さと立てたロフト設定、そして高性能なヘッドにあります。通常のアイアンと比べて長くすることでヘッドスピードを稼ぎ、ロフト角を立てることでエネルギー効率を高め、飛距離を得やすくしています。しかしそれだけではただの長い番手のアイアンと一緒です。7番アイアンと5番アイアンを比較すると5番のほうが飛びますがボールは上がらないですし、難しいと感じますよね。UD+2のすごいところは、この5番アイアンの飛距離を7番の球の高さで、そして7番のやさしさで実現しているところにあるのです。

今回お借りしたのは、アイアンでいうと4代目にあたります。飛距離性能はもちろん、アイアンとしてのほかの性能も気になるところ、さっそく見ていきましょう。

ヤマハの大きな音叉マークが目を引くバックフェース。シンプルなデザインで好感が持てます

ヤマハの大きな音叉マークが目を引くバックフェース。シンプルなデザインで好感が持てます

#5

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#7

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#9<br>やや厚めのトップブレードにやや横長のフェース、強めのグースネックと、視覚的にやさしいと感じやすい部分を強調した形状になっています。サイズも大きめでミスには非常に強そうですね。個人的に好きなのが、下側のスコアライン2本に白い塗料を入れていること。この工夫により、強めのグースネックでもフェースの向きがわかりやすくなります

#9
やや厚めのトップブレードにやや横長のフェース、強めのグースネックと、視覚的にやさしいと感じやすい部分を強調した形状になっています。サイズも大きめでミスには非常に強そうですね。個人的に好きなのが、下側のスコアライン2本に白い塗料を入れていること。この工夫により、強めのグースネックでもフェースの向きがわかりやすくなります

フェース素材は「AM355」と呼ばれる高強度スチールを採用。裏側に5本の溝を配することでフェースのたわみ方向をコントロールする「スピードリブフェース」を搭載することで、飛距離に加えて曲がりにくい直進性を得ています

フェース素材は「AM355」と呼ばれる高強度スチールを採用。裏側に5本の溝を配することでフェースのたわみ方向をコントロールする「スピードリブフェース」を搭載することで、飛距離に加えて曲がりにくい直進性を得ています

ソールは、幅広く設計することでダフリのミスに強くしつつ、そこに重さを集中させることで低重心化を図り、ロフト角以上の打ち出し角を実現させています。ソール後方の段差「フリックオフソール」は、クリーンに打てた時にヘッドのヌケを向上させるための工夫です

ソールは、幅広く設計することでダフリのミスに強くしつつ、そこに重さを集中させることで低重心化を図り、ロフト角以上の打ち出し角を実現させています。ソール後方の段差「フリックオフソール」は、クリーンに打てた時にヘッドのヌケを向上させるための工夫です

シャフトラインアップは、40g台のカーボンと70g台のスチールを用意。どちらもしなやかに動き、高い飛距離性能を発揮してくれるので、好みで選んでよいでしょう。とにかく飛距離を重視するならカーボン。ある程度は狙う(コントロールする)性能を考えるならスチールがおすすめです

シャフトラインアップは、40g台のカーボンと70g台のスチールを用意。どちらもしなやかに動き、高い飛距離性能を発揮してくれるので、好みで選んでよいでしょう。とにかく飛距離を重視するならカーボン。ある程度は狙う(コントロールする)性能を考えるならスチールがおすすめです

└40g台のカーボンシャフト装着モデル

└70g台のスチールシャフト装着モデル

構えた顔がよくなった!

最初に構えた印象は、「顔がよくなった!」でした。
このUD+2アイアンは代々試打させてもらっていますが、過去のモデルは、ヘッドの高さを低く抑えたデザインになっており、どちらかと言うとユーティリティーっぽい顔になっていました。ボールが上がりやすそうな印象を与えるのでそれはそれで悪くはないのですが、カッコよさという点ではイマイチな点ではありました。

最新モデルではそこが改善されていて、厚めのトップブレード、強めのグースネックなど、目に見えるやさしさを形にしながら、アイアンらしい顔に仕上がっていて、かなり構えやすくなっています。

先代よりもつかまりが抑えられた

今回5、7、9番をお借りして試打させてもらいました。
まず7番を打ってみると、自分がイメージしている7番アイアンの打ち出し角で飛び出し、ほぼストレートな弾道で飛んでいきました。先代モデルと比べると、ちょっとつかまりが抑えられた印象で扱いやすくなりましたね。

飛距離は文句なし。名前に偽りなく、2番手分しっかり飛んでいます。スピンが少なめなので、グリーンでビタっと止めるのは難しそうですが、高さが出るので十分グリーンを狙えそう。

ミスへの強さはかなりのものですね。クラブが長いためそれなりに芯からは外れますが、少々芯を外しても高さはほとんど変わらず飛距離ロスも少なかったです。安定感の高さが一番進化した部分ではないでしょうか。

7番の打球データ。高さはしっかり出ており、この飛距離ですから飛び系アイアンとして文句はないでしょう。グリーンに直接落としても、ビタッとはいかないまでもとどまってはくれるはず。前モデルよりも左右に曲がる要素が減って直進性は上がりましたね

7番の打球データ。高さはしっかり出ており、この飛距離ですから飛び系アイアンとして文句はないでしょう。グリーンに直接落としても、ビタッとはいかないまでもとどまってはくれるはず。前モデルよりも左右に曲がる要素が減って直進性は上がりましたね

打感は、ビシッといった感じでややはじき感のあるソリッドな感触。芯で打つとても気持ちよかったです

打感は、ビシッといった感じでややはじき感のあるソリッドな感触。芯で打つとても気持ちよかったです

5番はユーティリティーのよう

5番は7番と比較すると少しつかまり性能を高めてある印象を受けました。長い番手はつかまりにくくなりがちなのですが、むしろ7番より若干つかまる印象を受けました。性能は立派なアイアン型UT。つかまりのよいアイアン型UTをお探しの方には、めちゃくちゃおすすめできます。

5番の打球データ。ちょっとつかまり過ぎていますが、距離はFWやUT並み。本当に下手なアイアン型UTより飛びますね。5番は自体は単品売りなので、案外メーカーもそのようなポジションで考えているかも。それぐらい飛びます

5番の打球データ。ちょっとつかまり過ぎていますが、距離はFWやUT並み。本当に下手なアイアン型UTより飛びますね。5番は自体は単品売りなので、案外メーカーもそのようなポジションで考えているかも。それぐらい飛びます

9番は7番よりさらにつかまりを抑えてある印象。安定した飛距離を打たせつつ、つかまり過ぎて飛び過ぎないようになっています。このあたりの番手になるとロフト角が増えるので、スピンもちゃんとかかりますね。

9番の打球データ。え〜自分の7番より飛んでいます(汗)。弾道も悪くないですね。これだけスピンが入れば、ピンをデッドに狙えます。直進性の高い弾道でオートマチックにプレーするなら上級者でも十分使えそう

9番の打球データ。え〜自分の7番より飛んでいます(汗)。弾道も悪くないですね。これだけスピンが入れば、ピンをデッドに狙えます。直進性の高い弾道でオートマチックにプレーするなら上級者でも十分使えそう

構造はポケットキャビティ。アイアンの形を保ちながらより重心を深く低くできるため、打点のミスに強く、直進性の高い弾道を追求するには最適な構造です

構造はポケットキャビティ。アイアンの形を保ちながらより重心を深く低くできるため、打点のミスに強く、直進性の高い弾道を追求するには最適な構造です

“飛びの魅力”を再確認させてくれる

最新のUD+2アイアンは、高い飛距離性能は維持しつつ、形状を含めアイアンに求められる性能をさらに磨いてきたなという印象を受けました。

ライバルとしてはプロギア「egg」や、マルマン「シャトルゴールド」 あたりですね。アイアンでも飛ばしたいという方にはもちろん、短い番手で狙うことに喜びを感じる方にもよいですね。もともと飛距離が出にくい女性の方にもおすすめはできますが、クラブが長いので一度振ってみて振り切れるかチェックしてみてください。
どんなクラブでもやっぱり飛ぶのは気持ちいいですね! “飛びの魅力”を再確認させてくれるクラブでした。

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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