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今風スイングを身に付けたい!

韓国発“シャローイング養成グッズ”の効果のほどは!? 編集部員が試してみた

最近、練習熱がとみに高まっているゴルフ部員Nです。
今、ゴルフレッスン界のホットワードはご存じ「シャローイング」ですが、練習器具を漁るのが趣味の私が見つけた“シャローイング養成グッズ”とも言うべきアイテムをご紹介します。

それがこちらの「ROTATER MAX(ローテーター マックス、以下ローテーターと表記)」。
なんでも、韓国で開発された肩関節用のリハビリ器具をゴルフ用に発展させたものらしく、この器具を使うことでシャローイングに必要な体の使い方を体得できるのだそう。

こちらがローテーター。メインフレームがプラスチック製なのでかなり軽量です

こちらがローテーター。メインフレームがプラスチック製なのでかなり軽量です

シャローイングとは何か

ローテーターの使用感をお伝えする前に、一応シャローイングについての説明を。とはいえ私は一介のアマチュアゴルファー故、専門家の書籍やSNSなどから知った知識の受け売りだとご理解ください。

シャローイングとは、切り返しのときにシャフトの延長線が寝て降りてきて、緩い(シャロー)角度でインパクトに向かうこと。細かい定義は各種あるようですが、飛球線後方から見たときに、腕が地面と平行になったポジションでシャフトの延長線上がボールより奥(右打ちのゴルファーを撮影した場合、画面右側)をさしていればシャローイングになっている、とのこと。これにもいろいろ意見はあるみたいですが、アマチュアの理解の一片と言うことでご勘弁を。

シャロー(イング)の反対はスティープ(急な)で、同じポジションで撮影したときにシャフトの延長線上が自分とボールの間をさしている状態を言うようです。

左がシャローで、右がスティープ。あくまでイメージですので詳しくは専門書籍やサイトなどをご覧下さい

左がシャローで、右がスティープ。あくまでイメージですので詳しくは専門書籍やサイトなどをご覧下さい

では、シャローイングすると何がいいのか。これもいろいろと意見が分かれるところでして、そもそもシャローイングなど必要ないという人、プロなどごく一部の上級者が取り入れればいいと言う人、スイングに迷っていて再現性に欠けるアマチュアはぜひものにするべきと言う人など、さまざまです。

一般的に言われるシャローイングのメリットは以下。
・クラブフェースが開閉する度合い(ROC…rate of closure)が小さくなることで、インパクトが安定し、意図せぬボールの曲がりが少なくなる
・インパクトがハンドファースト(手元がヘッドよりも目標方向に先行した形)になりやすく、アイアンでは飛距離が出て、かつ適切なスピン量が得られる
・スティープな軌道よりもヘッドスピードが上がる

などなど、シャローイングを修得すればいいことしかないようです。じゃあすべてのゴルファーがシャローイングを取り入れたスイングをすればいいではないかということになりますが、修得がかなり難しいため、(適正な指導者のもとで)根気強くスイング作りをすることが求められるようです。練習量の少ないアマチュアは数年かかるとも……。

それに、スティープな軌道でも再現性が高ければ問題はなく、トッププレイヤーの中にはシャローな軌道で打っていない選手も少なくありませんし、アマの上級者にもそういう方はたくさんいます。スティープな軌道のスイングはインパクト付近での腕の動作が多くなりますが、鍛錬を積めばクラブの入れ方を感覚的に制御し、ボールを自由に操ることができるメリットもあります(かなりの鍛錬を積めば……)。

そもそもシャローイングは過去のトッププレイヤー達にも見られる現象なのですが、ドライバーが大型化したこの時代において、フェースローテーションを少なくし、ヘッドスピードを上げて低スピンで飛ばす高効率のスイングを突き止めると、結果的にシャローイングになっているというのがホントのところだという人もいます。これがわかったのは、スポーツ科学や測定機器の発達によってトッププレイヤーのスイング分析が進んだからだとか。

以上のようなことを調べたり聞いたりして判断すると、スティープな軌道でスイングが安定しないアマチュアの私にとってシャローイングは、かなり魅力的なワードに感じられるのでありました。

※昨今取りざたされるシャローイングは「左手の掌屈」「シャットフェース」とセットになることが多いのですが、本稿では割愛します。詳しくは、レッスンプロやコーチの書物やサイト、SNSなどをご覧ください。

まずはストレッチから

前置きが長くなりましたが、ローテーターを使っていきます。
まずは、ストレッチ。トッププレイヤー達の肉体は柔軟性に富んでいるからこそ、効率的なスイングを可能にしています。肩のリハビリ器具が原形というだけあって、肩周りのストレッチができるようになっています。

肩の内回転。体の硬い私も、続けていれば少しはやわらかくなりそうな感じでした

肩の内回転。体の硬い私も、続けていれば少しはやわらかくなりそうな感じでした

ぐーっとひねります。肩関節の可動域はスイングに大きな影響を及ぼします……

ぐーっとひねります。肩関節の可動域はスイングに大きな影響を及ぼします……

取扱説明書には数種類のストレッチメニューが記載されており、家で毎日やってみる価値がありそうです

取扱説明書には数種類のストレッチメニューが記載されており、家で毎日やってみる価値がありそうです

シャローイングに必要な動きが体感できる

ストレッチを終え、スイングのための使い方に入ります。まず、バックスイングからインパクト。下記写真のようにローテーターを構え、体を動かしてみます。すると、今までに味わったことのないような“捻転感”が得られました。この筋肉をこうやって動かすと、シャローイングに必要なバックスイングになるのだな、というのが徐々にわかってきます!

バックスイングを正面と後方から。右肩を中心として体幹部、それにつられて下半身が動いてくるのを感じられました

バックスイングを正面と後方から。右肩を中心として体幹部、それにつられて下半身が動いてくるのを感じられました

切り返しからインパクトをやってみます。ローテーターに促されて体を回すと、インパクトで右肩がかなり下がり、右肘も曲がって力強いインパクトができそうな形です。

切り返しからインパクト。私のいつものスイングに比べ、右肩をかなり下げて打たねばいけないように感じました

切り返しからインパクト。私のいつものスイングに比べ、右肩をかなり下げて打たねばいけないように感じました

続いてローテーターの持ち方を変え、フォローからフィニッシュまでを体感します。こちらは、上記バックスイング〜インパクトと比べると、まあ、まあ……といった感じ。インパクトで詰まったりフォローが小さくなったりする人にはよさそうです。私もどちらかといえばそういうタイプなのですが、今まで使えていなかった筋肉や動きを意識できたのは前者だったと言うだけです(笑)。

このようにセットし……

このようにセットし……

フォローからフィニッシュへ

フォローからフィニッシュへ

実際にボールを打ってみた

ローテーターによって新たに知覚した動きや意識をもって、ボールを打ってみました。トッププレイヤーは、当たり前ですが上体が起き上がることなくアドレスよりも背中が曲がってボールに覆い被さるようにインパクトを向かえます。そんなイメージを持ち、ローテーターで意識した動きを再現するようにゆっくりスイング。

左がイメージで右が実際のスイング。当たりは厚かったです(笑)

左がイメージで右が実際のスイング。当たりは厚かったです(笑)

右肘が体に付いたままインパクトできると最高です。「ここに下ろしてくればいいのか」という気付きはかなり衝撃的でした

右肘が体に付いたままインパクトできると最高です。「ここに下ろしてくればいいのか」という気付きはかなり衝撃的でした

別々のスイングで切り返しの位置を比較。右肘のポジションが少し後ろ側でまだまだ未完成ですが、スティープな切り返しから少しは改善の兆しが見られていると感じています

別々のスイングで切り返しの位置を比較。右肘のポジションが少し後ろ側でまだまだ未完成ですが、スティープな切り返しから少しは改善の兆しが見られていると感じています

まずは小さいスイングでゆっくりと

かようにローテーターを使ってみたのですが、シャローイングをともなうスイングを身に付けるにはかなりいいアイテムではないかと思いました。クラブがスティープに下りてしまい困っている、体のターンで打つスイングを体感したいなどと考える人にはおすすめできると感じます。

このローテーターで体感できる動きですが、人によってはかなり大きな違和感をともなうことが予想されます。その違和感を受け入れ、まずは小さいスイングをゆっくりと繰り返すのが正しい使い方。ローテーターを使えばすぐにスイングが変わることは決してないと思いますが、球を打たない日でも家の中で動きをじっくり確認していけば、かなりの成果が出るのではないでしょうか。

スイングがすぐもとに戻ってしまうとあきらめる前に、それこそ年単位でじっくりと練習に向き合うことで、スイングが数段レベルアップされるアイテムだと強く思いました。

SNSを見ると韓国や欧米でレッスンに使われているようですし、パッティングストロークを改善する使い方もあるようですので、気になった方は一度使ってみることをおすすめします。

写真:野村知也

ゴルフ部員N(編集部)

ゴルフ部員N(編集部)

80台で回ったかと思えば、突然100打ったりするゴルフ部員。得意なクラブは強いて言えばミドルアイアン。苦手なドライバーとパッティングを安定させるべく、練習器具を漁る日々です。

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