価格.comのゴルフカテゴリーにおける2024年1月の人気ランキング、各カテゴリーの1位は下記のとおりとなった。
●ドライバー:キャロウェイ
●フェアウェイウッド(以下、FW):テーラーメイド
●アイアン:ダンロップ
●ユーティリティー(以下、UT):キャロウェイ
●ウェッジ:クリーブランド
●パター:オデッセイ
●ボール:ダンロップ
1月中旬にかけて2024年モデルの発売情報が公式アナウンスされ、各カテゴリーで2023年モデル、過年度モデルの価格が下がって人気が出ている。
※本記事の価格やそのほかの情報は、2024年1月末時点のもので、現在とは異なる場合があります。
価格.comにおける、2024年1月のドライバー月間人気売れ筋ランキング
2024年1月の売れ筋ランキングベスト10では、テーラーメイド4製品、キャロウェイ3製品、ダンロップ3製品がランクインした。このうち、2023年モデルは7製品。新商品の発売情報を受けて、2023年モデル「PARADYM X」が1位、同「STEALTH2」が2位となった。2024年モデルの「ゼクシオ13」「ゼクシオ エックス」がベスト10入り。
1位は、2023年2月発売のキャロウェイ「PARADYM X・純正シャフトVENTUS TR 5 for Callaway・S・10.5度」。平均価格48,037円、最安値39,900円で、価格が安定している。発売当初77,000円程度していたものが、3万円近く価格が下がり人気だ。
本モデルは、ヘッド中間部分に、業界初のカーボン素材のみで構成した「360°カーボンシャーシ」を導入。これによって大きな余剰重量を生み出し、ターゲットゴルファーに合わせて相反する性能を妥協することなく追求した。シリーズにはドライバーが4製品あるなか、「PARADYM X」はややドローバイアスを持つモデル。高打ち出しでやさしく飛ばせる仕様だ。ストレッチバックした丸い形状は、プレイヤーに安心感も与えてくれる。
4位も同シリーズ「PARADYM・純正シャフトVENTUS TR 5 for Callaway・S・10.5度」で、スタンダードで幅広いプレイヤーに対応するのが「PARADYM」だ。やや洋ナシ型にも近い、構えやすい形状で、「ペリメーターウェイト」や「アジャスタブルホーゼル」で自分好みの仕様に調整可能。
9位にも「PARADYM MAX FAST・純正シャフトSPEEDER NX 40 for Callaway・SR・10.5度」がランクインし、ベスト10に「PARADYM」が3製品入った格好だ。
2位は、テーラーメイドが2023年2月に発売した「STEALTH2・純正シャフトTENSEI RED TM50・S・10.5度」が入っている。平均価格49,779円、最安値43,800円で、発売当初75,000円程度していたが、価格が下がり人気が出ている。
「STEALTH2」は「FARGIVENESS(どこまでも遠くへどこまでもやさしく)」をキーワードに開発されたカーボンウッド。新たに「カーボンソール」「特殊強化カーボンコンポジットリング」を採用し、ヘッドに使用しているカーボン容量を増やし、余剰重量の重量配分を最適化した。これによって慣性モーメントが飛躍的に向上し、再現性の高いショットが可能になった。また、ヘッド後方に25gのタングステンバックウェイトを搭載したことで、高慣性モーメント化。空気抵抗を減少させる「イナーシャ ジェネレーター」との相乗効果で、高い飛距離性能を保ちながら寛容性が進化した。さらに、フロントウェイトをソールに配置し、最適な打ち出し角とスピン量で打ちやすく安定したショットを実現している。
「STEALTH2」は、「STEALTH2」シリーズ3製品の中ではスタンダードなモデル。6位も同モデルのフレックス違い「STEALTH2・純正シャフトTENSEI RED TM50・SR・10.5度」である。
3位はテーラーメイドの2022年10月発売モデル「STEALTH グローレ・純正シャフトSPEEDER NX for TM・S・10.5度」である。平均価格49,112円、最安値40,320円。7位にも同モデルのフレックス違い「STEALTH グローレ・純正シャフトSPEEDER NX for TM・R・10.5度」が入った。
5位は2023年12月発売の2024年モデル、ダンロップの「ゼクシオ13ネイビー・純正シャフトMP1300 ネイビー・R・10.5度」である。平均価格79,964円、最安値64,000円。
本モデルは、フェースの外周部の剛性をトゥからヒールにかけて最適化した「BiFLEX FACE」を採用。外周部がエネルギーを受け止め、フェースとボディのたわみが増幅することで高初速エリアが拡大しており、初速アップを実現している。また、2段式に進化したクラウンの凸部の新「ActivWing」が空力性能をさらに向上させ、ダウンスイングでのヘッド挙動を安定させることで、インパクト時のフェース角と打点の安定化に貢献。これにより飛距離アップを実現した。
9位は2023年12月発売の「ゼクシオ エックス2024年モデル・純正シャフトMiyazaki AX-3・SR・10.5度」である。平均価格80,080円、最安値73,920円。
ベスト10に入ったドライバーのロフトはすべて10.5度であり、市場では10.5度の人気が継続している。シャフトフレックスは、Sが4製品、SRが4製品、Rが2製品となった。
2月は、各社の新商品発売を受けて2023年モデルが上位を占めることが予想される。
価格.comにおける、2024年1月のフェアウェイウッド月間人気売れ筋ランキング
1月のFWランキングの内訳は、テーラーメイド4製品、キャロウェイ4製品、ダンロップ、ヤマハ各1製品である。うち、2023年モデルは6製品だった。
1位は先月3位のモデル、テーラーメイド「M4 2021年モデル #5・Atmos Red Fairway・S・18度・156cc」。平均価格、最安値とも14,300円で、その低価格で人気である。本モデルは、「スピードポケット」を搭載することで、高い飛距離性能とミスヒットに強い寛容性を備えている。
3位タイは同社の2023年2月発売モデル「STEALTH2 #5・純正シャフトTENSEI RED TM50・S・18度・170cc」で、平均価格36,793円、最安値30,800円である。ソール側まで巻き込んだ「3Dカーボンクラウン」により、カーボンエリアが拡大、重心を下げながらも後方にウェイトを配置でき、高弾道で安定したショットを可能にした。また、「アドバンスドICTフェース」は、より大きなスイートエリアを生み出すためのモデル別、ロフト別設計。さらに「ツイストフェース」の搭載により、安定性と高い再現性を可能にしている。「Vスチールソール」を採用し、接地面積を最小限に抑え、抜けのよさを向上させているのもポイント。フェースの上部に帯状の「レーザーアライメント」を施し、シンプルな見ためながらも構えやすさが向上した。6位も同シリーズの「STEALTH2 HD #5・TENSEI RED TM50・S・19度・185cc」である。
2位には、キャロウェイの2023年1月発売モデル「PARADYM #3HL・純正シャフトVENTUS TR 5 for Callaway・S・16.5度・170cc」が入っている。平均価格36,032円、最安値28,220円。2024年モデルの発売情報がリリースされ、2023年モデルの最安値が3万円を切った。
3位タイにも「PARADYM #5・純正シャフトVENTUS TR 5 for Callaway・S・18度・154cc」がランクイン。平均価格36,290円、最安値28,200円である。さらに8位にも「PARADYM #3・純正シャフトVENTUS TR 5 for Callaway・S・15度・170cc」が入るなど、2023年モデルの人気が上昇中だ。「PARADYM FW」は「トライアクシャルカーボン」とフォージドカーボンを採用し、「タングステン・スピードカートリッジ」なども加えて重量配分を最適化し、高慣性モーメント化を実現している。
3位はダンロップの2021年12月発売モデル「ゼクシオ12ネイビー #5・純正シャフトMP1200 ネイビー・R・18度・162cc」で、平均価格35,002円、最安値28,800円である。2024年モデル発売を受け、発売当初52,000円程度していたものが、最安値3万円を切っている。本モデルは、「ActivWing」によりダウンスイング時の空力をコントロールすることでヘッドのブレを抑え、最適なインパクトを実現。「REBOUND FRAME」構造との相乗効果で、ボールのスピードアップおよび、大きな飛距離を生み出している。反発エリアも前モデル比131%でミスヒットの飛距離ロスを低減する。
FWのベスト10の番手の内訳を見ると、#3が2製品、#5が7製品、#7が1製品である。
価格.comにおける、2024年1月のアイアンセット月間人気売れ筋ランキング
1月のアイアンセットランキングベスト10には、ダンロップ5製品、テーラーメイド3製品、タイトリスト、ブリヂストン各1製品が入っている。ダンロップの新商品の発売を受けて前モデルの価格が下がり、人気が出ている。ランクインしたアイアンのうち、2023年モデルは5製品で、鍛造アイアンは5製品。
1位は、先月4位だったダンロップの2021年12月発売モデル「ゼクシオ エックス 2022年モデル 5本セット・NS PRO 950GH neo DST・S」である。平均価格75,426円、最安値は64,000円。高強度の新フェース素材「DHATM1」(高強度特殊鋼)を採用することでフェースを肉薄化し、たわみを生み出すことで飛距離性能を向上。また、「Vソール」によりさまざまなライからグリーンを狙える。
2位もダンロップ製品で、2022年11月発売の「スリクソン ZX5 Mk II アイアン 6本セット・NS PRO 950GH neo DST・S」である。平均価格115,421円、最安値93,069円で、価格は安定している。10位にも同モデルのシャフト違い「スリクソン ZX5 Mk II アイアン 6本セット・Diamana ZX-II for IRON・S」がランクインした。「ZX5 MkII アイアン」は、フェース周辺部に配した溝「スピードグルーブ」と最適なフェース肉厚設計の「MAINFRAME MkII」によりすぐれたボールスピードに加え、外観やスピン性能、操作性や寛容性などを備えるバランスが取れた好アイアン。ソール形状とバウンス角の最適な設計により、インパクト時の抜けのよさがさらに向上した新「TOUR V.T. SOLE」を採用する。ロフトは7番で31度。
3位はテーラーメイドの2023年9月発売の「P790 アイアン 2023年モデル 5本セット・NS PRO MODUS3 TOUR 105・S」である。平均価格129,660円、最安値105,100円。本モデルは、アスリートゴルファーが求めるコントロール性能や飛距離性能、寛容性に加え、見た目の美しさも追求しており、番手別ヘッド設計「FLTD・CG デザイン」を採用。また、重量や形状の異なるタングステンウェイトを各番手に配置することで、ロングアイアンでは「飛ばしやすさ」、ミドルアイアンでは「狙いやすさ」、ショートアイアンでは「止まりやすさ」が感じられ、寛容性と安定性を向上させている。
同社のアイアンは、6位にも2022年2月発売の「STEALTH アイアン 5本セット・KBS MAX MT85 JP・R」が入っている。9位にも同モデルのシャフト違い「STEALTH アイアン 5本セット・TENSEI RED TM60・S」がランクイン。平均価格75,615円、最安値62,000円である。本モデルは、軽量ポリマー素材を使用する「キャップバックデザイン」を採用した軽量化と強度を併せ持った中空構造により高弾道を実現。また、番手別に設計された「アシンメトリック・ドローフェースデザイン」を採用することで、正確で安定したショットが打てる。ちなみに、#5〜7には「貫通型スピードポケット」を搭載し、番手ごとに求められる性能を発揮する。さらに、シャローヘッドとワイドソールデザインの低重心化設計が高弾道のショットを可能にし、ソールが適度に湾曲した「ラウンドソール」により、どんなライからでも振りぬきやすい。7番のロフトは30度である。
4位はタイトリストの2023年8月発売モデル「T200 アイアン 2023年モデル 6本セット・NS PRO 105T・S」である。平均価格131,607円、最安値109,880円で、価格は安定している。ヘッド全体の剛性を高めているほか、進化した「マックスインパクトテクノロジー」を採用することで、フェースの広範囲で抜群の打感とスピードパフォーマンスを発揮。また、高密度タングステンや抜けのよい新ソールが許容性と安定性を高め、グリーンで止める力を妥協することなく、大きな飛びを提供する。7番アイアンで、ロフト30.5度という設定。
ダンロップの2022年モデル「ゼクシオ エックス」「ゼクシオ12」が、2024年モデルの発売を受けて価格が下がり、人気が上昇中である。また、2023年モデル「ZX5 MkII アイアン」が2位と10位に入るなど、引き続き人気を得ている。
価格.comにおける、2024年1月のユーティリティー月間人気売れ筋ランキング
1月のUTランキングベスト10の内訳は、テーラーメイド4製品、キャロウェイ3製品、ダンロップ2製品、ピン1製品である。2023年モデルのランクインは3製品。
1位は、キャロウェイの2023年7月発売モデル「ビッグバーサ 2023年モデル・SPEEDER NX for Callaway・SR・21度」である。平均価格27,659円、最安値10,430円。本モデルは、オフセットがストレートに近いレベルまで小さく、ターゲットに向けてより正確にセットしやすい設計だ。また、「JAILBREAK BATWINGテクノロジー」や、AIが設計した「FLASHフェース」「プレシジョン・タングステン・インナーウェイト」などを採用し、飛距離や上がりやすさ、打ちやすさが進化した。アジャスタブルホーゼルも新たに搭載し、ほかの番手とのロフトピッチを調整しやすくなっている。
4位もキャロウェイで、2023年3月発売モデル「PARADYM・VENTUS TR 5 for Callaway・S・21度」がランクイン。平均価格29,892円、最安値24,640円で、発売当初40,480円であったものが新商品発売情報を受けて大幅に値下がった。ツアープレイヤーも好むシャローで丸みを帯びた、FWに近いシェイプを導入。これに合わせて「AI FLASHフェース」は最適化され、「JAILBREAKテクノロジー」もコウモリの羽のような形状に変化している。ソールの前方には、「タングステン・スピードカートリッジ」も搭載。ヘッド後部の「カットウェーブソール」は、タフなライでも抜けのよさを実現している。
10位も同社の2022年3月発売の「ROGUE ST MAX・VENTUS 5 for Callaway・S・23度」である。こちらも新商品情報を受けて価格が下がり、平均価格、最安値とも15,800円。フレーム状の形状をした「JAILBREAK ST」をヘッド内のトウ・ヒールに設置し、従来よりもフェースカップの端までしっかりとたわませることができ、ボール初速を向上する設計だ。
2位はテーラーメイドの「M4・2021年モデル・Atmos Red・S・25度」である。平均価格、最安値とも12,100円という低価格で人気。9位にロフト違いの「M4・2021年モデル・Atmos Red・S・22度」が入っている。
6位は2023年2月発売モデル「STEALTH2・TENSEI RED TM60・S・22度」。平均価格 28,289円、最安値 23,999円で、新商品情報を受けて価格が下がる傾向にある。「STEALTH2」はレスキュー専用設計の「アドバンスドICTフェース」を採用。より大きなスイートエリアを生み出すためのモデル別、ロフト別設計だ。センターフェースでヒットしても、オフセンターでヒットしてもボールスピードは上がるうえ、「ツイストフェース」搭載で安定性と高い再現性を可能にしている。さらに、新構造のカーボンクラウンや、「貫通型スピードポケット」「Vスチールソール」を搭載しており、飛距離性能を保ちながら、さらなる寛容性や高い直進性を兼ね備えたモデルだ。
3位はダンロップの2021年12月発売モデル「ゼクシオ 12ネイビー・MP1200 ネイビー・R・23度」である。平均価格26,258円、最安値22,000円で、新商品発売を受けて価格が下がり人気である。7位も同モデルのフレックス違いの「ゼクシオ 12ネイビー・MP1200 ネイビー・SR・23度」である。
ランクインした製品のロフトを見ると、19度、21度、22度が各2製品、23度が3製品、25度が1製品である。
価格.comにおける、2024年1月のウェッジ月間人気売れ筋ランキング
1月のウェッジのベスト10の内訳は、クリーブランド、キャロウェイ、テーラーメイド、フォーティーン各2製品、タイトリスト、ピン各1製品である。2023年モデルは6製品。
1位は2か月連続で、クリーブランドの2023年3月発売の「RTX 6 ZIPCORE ウェッジ ツアーサテン・ダイナミックゴールド・S200・46度・10度」である。平均価格15,837円、最安値13,540円で、価格は安定している。ロフト別に異なるフェースブラストとレーザーミーリングを搭載した「HydraZip」フェースで、ラフやウェット時など芝や砂、水分などがボールとフェースに入り込むような悪条件下でのスピン性能が向上し、すぐれたスピンコントロール性能を発揮する。また、ネック部にインサートする軽比重のセラミックピンを大型化し、余剰重量を創出。打点位置に近い重心位置を実現し、上下の慣性モーメントを増大させて飛距離や方向安定性を向上させている。
クリーブランドは7位にも2022年12月発売の「CVX ZIPCORE ウェッジ・NS PRO MODUS3 TOUR 115・S・52・11度」が入っている。平均価格10,906円、最安値10,099円である。ネック部に軽比重のセラミックピンを入れ、余剰重量を最適配分。ヒール側に空洞を設けた「HOLLOW CAVITY(ホローキャビティ)」デザインにより、さらなる余剰重量を創出。相乗効果で上下左右の慣性モーメントが拡大し、寛容性が向上した。また、ショット時の衝撃を吸収する「GELBACK(ジェルバック)」により心地よい打感をサポートするほか、溝の設計をより深く鋭く、ピッチを狭くして本数を増やすことで、フェアウェイやラフなどのウェット条件でも安定したスピン性能を発揮する。
2位はフォーティーンが2023年10月発売した「DJ-6 ウェッジ・FT-62w Ver2・W・56度・10度」である。平均価格22,127円、最安値19,149円。「DJ」シリーズはアマチュアゴルファーが「道具でスピンをかけられる、そしてよりやさしく寄せられる」ことを追求しており、その新作「DJ-6」では最も「ダフりに強い」ことを追求した「新キャニオンソール」によって、「100切り」を目指すアマチュアゴルファーのベストスコア更新をサポートする。10位も同社の2021年12月発売モデル「DJ-5 ウェッジ・FT-62w・W・58度・8度」で、平均価格16,280円、最安値15,400である。
3位はタイトリストが2022年3月に発売した現行モデル「ボーケイデザイン SM9 ウェッジ ブラッシュドスチール・BV105・54度・12度D」である。平均価格 18,819円、最安値 17,170円で、価格が安定している。「SM9」は、弾道の高さをイメージどおりにコントロールし、精度の高いドロップ&ストップを極めるために、最先端のテクノロジーとクラフトマンシップから生み出されたウェッジだ。
4位はテーラーメイドの2021年9月発売モデル「ミルド グラインド3 ウェッジ クローム・NS PRO MODUS3 TOUR 105・S・58度・11度」である。新商品が発売され、平均価格 12,330円、最安値10,227円に下がって人気だ。「RAWフェーステクノロジー」はそのままに、新たにフェース面に無数に搭載された高さ0.02mm、幅0.25mmのバー状の突起「レイズド マイクロ リブ」の効果により、スイングスピードが速くないグリーン周りでのショット時でもバックスピン量がアップ。より高い精度でのアプローチを可能にしている。8位タイも同シリーズの「ミルド グラインド3 ローバウンス ウェッジ クローム・NS PRO MODUS3 TOUR 105・S・58度・8度」である。
ランクインしたウェッジのロフトは、46度1製品、52度2製品、54度、56度各1製品、58度5製品である。ウェッジの2023年モデルは2製品。
価格.comにおける、2024年1月のパター月間人気売れ筋ランキング
1月のベスト10の内訳は、オデッセイが7製品、テーラーメイドが2製品、スコッティ・キャメロン1製品となった。“三角ホーゼル”搭載モデルは4製品で、2023年モデルは4製品である。
1位はオデッセイから2023年11月にリリースされた「AI-ONE #7 CH 34インチ」である。平均価格36,330円、最安値30,141円。「AI-ONE」に採用されたインサートは、キャロウェイのドライバーのように、裏面が複雑な隆起のある形状なのだが、オフセンターヒットした際にもボールスピードが落ちないように、という条件でAIが設計したものだという。「#7 CH」はツノ型ヘッドにクランクホーゼルを組み合わせた形状。7位も同シリーズのブレードタイプ「AI-ONE #1 34インチ」、8位にも同シリーズの、幅の広いブレード形状のモデル「AI-ONE DOUBLE WIDE DB 34インチ」が入っている。
今月7製品をトップ10に送り込んだオデッセイにおいては、2位にも2021年8月発売モデル「ホワイト ホット オージー #1WCS ストロークラボ シャフト 34インチ」が入っている。平均価格、最安値とも17,640円。登場から20年以上経っても人気が衰えないボール素材と同じ「ホワイトホットインサート」を搭載したモデルである。
5位にも同シリーズの「ホワイト ホット オージー #1 33インチ」や、4位には2023年4月発売モデル「TRI-BEAM #7 34インチ」が入っている。平均価格32,046円、最安値26,302円である。9位にも同シリーズの「TRI-BEAM DOUBLE WIDE」34インチが入っている。「TRI-BEAM」シリーズはホーゼルが「ラケットホーゼル」と同社が呼ぶトライアングル形状であり、従来よりもヘッドの広い範囲に繋がって支えるスタイルにより、オフセンターヒット時のヘッドのブレに強い。
3位はスコッティ・キャメロンの2023年3月発売モデル「スーパーセレクト ニューポート 2 34インチ」である。平均価格62,434円、最安値54,450円で、価格は安定している。ブレードパターとミッドマレットパターのデザインを進化させ、新たなミーリング方法、改良されたネックデザイン、洗練されたシェイプ、進化したマルチマテリアル構造、そして最先端の重量配分を備えている。303ステンレススチールのソリッドなフェース、ステンレススチールのソールウェイト、「トライソールデザイン」、ツアーからインスピレーションを受けた「NEW アイビーム プラミングネック」、「デュアルミルドフェーステクノロジー」を採用。シャープでメカニカルな形状を持つフラッグシップモデルである。
ランクインしたパターの長さは、33インチ1製品、34インチ9製品である。
価格.comにおける、2024年1月のゴルフボール月間人気売れ筋ランキング
1月のゴルフボールのベスト10には、ダンロップ3製品、ブリヂストン3製品、本間ゴルフ2製品、キャロウェイ、タイトリスト各1製品がランクインした。
1位はダンロップの2022年3月発売モデル「スリクソン TRI-STAR 2022年モデル [ホワイト]」である。平均価格 2,865円、最安値 2,680円で、大きな飛距離性能とスピンコントロール性能を高い次元で両立させたディスタンス系3ピースボールである。
2位は2023年2月発売の「スリクソン Z-STAR XV 2023年モデル [ホワイト]」。平均価格6,485円、最安値5,170円である。本モデルは、「スリクソンZ-STARシリーズ」の中でも特にドライバー飛距離性能にフォーカスしたモデル。コア中心部の硬度変化を大きくすることでボール初速がアップし、ドライバーの飛距離性能が向上する。さらに、コア全体の2/3付近の硬度を高めることでアイアンのスピン量がアップ。また、コアの表面付近の硬度変化を緩やかにし、すぐれたアプローチスピンとアイアンスピン性能を発揮する。配合を一新した高摩擦「Spin Skin+」コーティングで、インパクト時のボールの滑りを抑制し、フェースに食いつくような打感を実現する、コントロール系3ピースボールである。
3位はブリヂストンの2022年2月発売モデル「BRIDGESTONE GOLF TOUR B X 2022年モデル [ホワイト]」である。平均価格6,454円、最安値4,950円。「TOUR B」シリーズの新商品の発売情報を受けて価格が下がり人気となっている。ドライバーショットでは、新開発の「ハイドロ LS コア」と「ハイスピード・インナーカバー」の相乗効果による、「高初速×低スピン」を実現し、風に強い弾道を追求。また、アプローチショットでは、新開発の「リアクティブiQ・ウレタンカバー」と「スリップレス・バイトコーティング」の働きで、「低初速×高スピン」を実現し、高い操作性を追求した。「飛距離」と「コントロール性能」を高次元バランスしたコントロール系3ピースボールである。10位にも同シリーズの「BRIDGESTONE GOLF TOUR B XS 2022年モデル [ホワイト/コーポレートカラー]」が入っている。
4位は本間ゴルフの2021年1月発売モデル「ホンマ D1 SPEEDMONSTER [ホワイト]」で、平均価格2,998円、最安値1,980円である。新たに開発されたコアとメタルミックスレイヤーが相乗効果を発揮し、初速アップと飛距離の向上を実現しているディスタンス系3ピースボール。
5位も同社の2022年3月発売モデル「ホンマ D1 BT2201 2022年モデル [ホワイト]」である。新たに開発した「ロースピンラバーコア」は粒子状の再生材を10%使用することで、コア材質であるブタジエンゴムの使用量を削減。環境負荷を低減しながら、高反発・高耐久アイオノマーカバーとの組み合わせで飛びを実現している。368ディンプルで風に負けない強弾道を生みだすディスタンス系2ピースボールだ。平均価格1,864円、最安値1,490円。
ゴルフボールのベスト10の内訳は、ディスタンス系が6製品、コントロール系が4製品となった。
2月は各社の2024年モデルが発売されるため、引き続き2023年モデルなど過年度モデルの価格が下がることが予想される。特にまだ新しい2023年モデルが各カテゴリーのベスト10のどのくらいを占めるか、そして発売早々2024年モデルが各カテゴリーのベスト10に入るかにも注目したい。