価格.comのゴルフカテゴリーにおける2024年2月の人気ランキング、各カテゴリーの1位は下記のとおりとなった。
●ドライバー:キャロウェイ
●フェアウェイウッド(以下、FW):キャロウェイ
●アイアン:ダンロップ
●ユーティリティー(以下、UT):テーラーメイド
●ウェッジ:テーラーメイド
●パター:オデッセイ
●ボール:ダンロップ
2024年モデルの発売を受けて、各カテゴリーで2023年モデルや過年度モデルの価格が下がり、それらが人気を集めている。
※本記事の価格やそのほかの情報は、2024年2月末時点のもので、現在とは異なる場合があります。
価格.comにおける、2024年2月のドライバー月間人気売れ筋ランキング
2024年2月の売れ筋ランキングベスト10には、キャロウェイ、テーラーメイドが各4製品、ダンロップ2製品がランクインした。このうち、2023年モデルは6製品。新商品発売を受けて、価格が下がっている2023年モデル「PARADYM X」が1位、「STEALTHグローレ 」が2位となったほか、同月に発売が開始されたものも含め2024年モデル4製品がランクインした。
1位は、前月に続きキャロウェイの2023年2月発売モデル「PARADYM X・純正シャフトVENTUS TR 5 for Callaway・S・10.5度」。平均価格、最安値ともに49,500円で、発売当初に比べ、3万円近く価格が下がり、引き続き人気製品だ。同モデルは、ヘッド中間部分に業界初のカーボン素材のみで構成した「360°カーボンシャーシ」を導入。大きな余剰重量を生み出したことにより、ターゲットゴルファーに合わせて相反する性能を妥協することなく追求している。シリーズにはドライバーが4製品ラインアップされており、本モデルはそのなかでも、ややドローバイアスで高打ち出しの、やさしく飛ばしていける仕様。ストレッチバックした丸い形状により、プレイヤーに安心感も与えてくれる。8位タイにも同モデルのフレックス違い「SR」が入っている。
3位は、スタンダードで幅広いプレイヤーに対応する「PARADYM・純正シャフトVENTUS TR 5 for Callaway・S・10.5度」。やや洋ナシ型にも近い構えやすい形状であるほか、「ペリメーターウェイト」やアジャスタブルホーゼルで自分好みの仕様に調整できる。
「PARADYM」シリーズは3製品もベスト10に入る人気ぶりで、7位には2024年2月発売の新商品「PARADYM Ai SMOKE MAX・純正シャフトTENSEI 50 for Callaway・S・10.5度」が入った。発売直後の平均価格は75,506円、最安値は67,700円。本モデルは、25万個以上におよぶリアルゴルファーのヘッド挙動データをAIに学習させた「Aiスマートフェース」を採用。インパクト時に無数の小さなたわみを発生させ、打ち出し角やスピン量を自動補正する。フェース全体がスイートスポットのように働き、 スイング軌道や打点の違いによるロスを抑え、確かな飛びを実現するという。先述のとおり、「PARADYM」シリーズは4種類のドライバーをラインアップしているが、「PARADYM Ai SMOKE MAXドライバー」は最もスタンダードな仕様で、幅広いレベルのゴルファーに対応する。
2位は、テーラーメイドの2022年10月発売モデル「STEALTH グローレ・純正シャフトSPEEDER NX for TM・SR・10.5度」。平均価格45,897円、最安値38,198円と、最安値が4万円を切ってきた。10位も同モデルのフレックス違い「STEALTH グローレ・純正シャフトSPEEDER NX for TM・R・10.5度」。軽量カーボンフェースと「ツイストフェース」の組み合わせによりボール初速と安定性を実現し、低重心設計でやさしく飛ばそうという設計だ。
4位もテーラーメイドで、こちらは2024年2月発売の新商品「Qi10・純正シャフトDiamana BLUE TM50・SR・10.5度」。平均価格86,152円、最安値76,560円である。本モデルは、オーソドックスなヘッド形状により高弾道で飛距離を実現し、寛容性も高いというすぐれたバランスの「Qi10 ドライバー」。クラウンに使われているカーボン使用量を97%まで大幅にアップした「インフィニティーカーボンクラウン」を搭載しており、カーボンの使用によって生み出した余剰重量を、新しいヘッド形状やヘッド内部に再配分することで、さらに高い慣性モーメントを実現している。また、第3世代の「60層カーボンツイストフェース」と、フェースを支える「新開発フレーム」も採用。インパクト時、ボールへのエネルギー伝達効率を高めることで、ミスヒットしてもむだなスピンが抑えられ、ボール初速がキープされるという。
5位は、2023年12月発売の2024年モデル、ダンロップ「ゼクシオ13ネイビー・純正シャフトMP1300 ネイビー・R・10.5度」である。平均価格79,199円、最安値64,680円。フェース外周部の剛性をトゥからヒールにかけて最適化した「BiFLEX FACE」を採用し、外周部がエネルギーを受け止め、フェースとボディのたわみが増幅することで高初速エリアが拡大。これにより初速アップを図っている。また、2段式に進化したクラウンの凸部の新「ActivWing」がさらに空力性能を向上させており、ダウンスイングでのヘッド挙動を安定させることで、インパクト時のフェース角と打点の安定化に貢献。飛距離アップを実現している。ちなみに、9位は2023年12月発売「ゼクシオ エックス2024年モデル・純正シャフトMiyazaki AX-3・SR・10.5度」。平均価格79,354円、最安値67,210円である。
そして「PARADYM X」とともに8位タイに入ったのが、2023年2月発売の「STEALTH2・純正シャフトTENSEI RED TM50・S・10.5度」で、平均価格54,254円、最安値49,500円。発売当初より3万円近く下がって人気だ。
2024年モデルの発売があり、前モデルの価格がさらに下がってきた。ベスト10に入ったドライバーのロフトはすべて10.5度で、フレックスはS、SRが各4製品、Rが2製品である。
3月は、各社の新商品2024年モデルがどこまで上位に入るかに注目である。
価格.comにおける、2024年2月のフェアウェイウッド月間人気売れ筋ランキング
2月のFWで人気となったのは、テーラーメイド5製品、キャロウェイ4製品、ヤマハ1製品で、2023年モデルは4製品。2024年モデルのランクインはなかった。
1位は、キャロウェイの2023年1月発売モデル「PARADYM #3HL・純正シャフトVENTUS TR 5 for Callaway・S・16.5度・170cc」。平均価格34,944円、最安値28,220円で、2024年モデルが発売されて最安値が3万円を切っている。4位も「PARADYM #5・純正シャフトVENTUS TR 5 for Callaway・S・18度・154cc」。平均価格35,916円、最安値27,000円である。
「PARADYM FW」は、「トライアクシャルカーボン」と「フォージドカーボン」を採用し、搭載された「タングステン・スピードカートリッジ」なども加えて重量配分を最適化。これにより、高慣性モーメント化を実現している。
2位は前月1位の、テーラーメイド「M4 2021年モデル#5・Atmos Red Fairway・S・18度・156cc」である。平均価格、最安値とも14,300円で、低価格で人気が継続している。「スピードポケット」を搭載することで高い飛距離性能とミスヒットに強い寛容性を備えている。
3位にはテーラーメイドから2021年2月に発売された「SIM2 MAXレフティー #5・TENSEI BLUE TM50・R・18度・160cc」がランクイン。平均価格、最安値とも11,000円である。
同社からは、6位にも2023年2月発売の「STEALTH2 HD#5・純正シャフトTENSEI RED TM50・S・19度・185cc」が入っている。平均価格35,548円、最安値29,900円。「STEALTH2 HD」は、大型シャローヘッドとハイロフト設計により、高弾道と高い寛容性を搭載したハイドローフェアウェイウッド。ソール側まで巻き込んだ「3Dカーボンクラウン」により、カーボンエリアが拡大しており、重心を下げながらも後方にウェイトを配置でき、高弾道で安定したショットを可能にした。また、「アドバンスドICTフェース」は、より大きなスイートエリアを生み出すためのモデル別、ロフト別設計。さらに「ツイストフェース」搭載により、安定性と高い再現性を可能にしている。ちなみに9位も、同シリーズのフレックス違い「STEALTH2 HD #5・TENSEI RED TM50・R・19度・185cc」である。
10位はヤマハの2021年10月発売の「リミックス VD FW #5・純正シャフトDiamana YR f・R・18度」である。平均価格30,365円 、最安値24,800円で、女子プロが使用して人気が出た。フェースに高い反発性能を持ったβチタンを採用し、ボール初速が大幅にアップ。クラウンには軽量カーボン、ボディには6-4チタン精密鋳造、ソールには高比重合金を配したことで超低重心化を達成し、高打ち出し・高初速・低スピンを実現している。
FWのベスト10の番手内訳は、#3が2製品、#5が7製品、#7が1製品となった。使い勝手がよい#5が人気である。
価格.comにおける、2024年2月のアイアンセット月間人気売れ筋ランキング
2月のアイアンセットのベスト10には、ダンロップ6製品、テーラーメイド2製品、タイトリスト、ブリヂストン各1製品が入った。2023年モデルはが4製品で、鍛造アイアンも4製品。
1位は、先月に続きダンロップの2021年12月発売「ゼクシオ エックス 2022年モデル 5本セット・NS PRO 950GH neo DST・S」である。平均価格78,354円、最安値66,062円。高強度の新フェース素材「DHATM1」(高強度特殊鋼)を採用することで、フェースを肉薄化し、たわみを生み出すことで飛距離性能を向上させている。また、「Vソール」によりさまざまなライからグリーンを狙えることと、すぐれたスピン性能を両立している。10位には同モデルのシャフト違い「ゼクシオ エックス2022年モデル 5本セット・Miyazaki AX-2・S」が入った。
2位もダンロップ製品で、2022年11月発売の「スリクソン ZX5 Mk II 6本セット・NS PRO 950GH neo DST・S」である。平均価格114,640円、最安値87,599円で、価格は安定している。「ZX5 Mk II」は、フェース周辺部に配した溝「スピードグルーブ」と最適なフェース肉厚設計の「MAINFRAME Mk II」により、すぐれたボールスピードに加え、外観、スピン、操作性、寛容性などのバランスが取れたアイアン。また、ソール形状とバンス角の最適な設計により、インパクト時の抜けのよさがさらに向上した新「TOUR V.T. SOLE」を採用する。ロフトは7番で31度。
5位は、2021年12月発売モデル「ゼクシオ 12・ネイビー 5本セット・MP1200 ネイビー・R」で、平均価格93,741円、最安値76,000円である。8位も同モデルのシャフト違い「ゼクシオ 12・ネイビー 5本セット・NS PRO 850GH DST for XXIO・S」、9位もフレックス違いの「ゼクシオ 12・ネイビー 5本セット・MP1200 ネイビー・SR」が入るなど、「ゼクシオ」が人気である。
3位は、テーラーメイドの2023年9月発売モデル「P790 2023年モデル 5本セット・NS PRO MODUS3 TOUR 105・S」である。平均価格130,799円、最安値105,670円。アスリートゴルファーが求めるコントロール性能や飛距離性能と寛容性に加え、見た目の美しさも追求している。また、番手別ヘッド設計「FLTD・CG デザイン」を採用。重量や形状の異なるタングステンウェイトを各番手に配置することで、ロングアイアンでは「飛ばしやすさ」、ミドルアイアンでは「狙いやすさ」、ショートアイアンでは「止まりやすさ」が感じられるなど、寛容性と安定性を向上させている。
4位には、2022年2月発売モデル「STEALTH 5本セット・TENSEI RED TM60・S」が入っている。平均価格78,047円、最安値58,800円である。軽量ポリマー素材を使用する「キャップバックデザイン」によって軽量化と強度をあわせ持った中空構造を採用しながら、番手別に設計された「アシンメトリック・ドローフェースデザイン」を採用。5〜7番には「貫通型スピードポケット」を搭載し、番手ごとに求められる性能を的確に発揮する。さらに、シャローヘッドとワイドソールデザインの低重心化設計により、高弾道のショットが可能なうえ、ソールが適度に湾曲した「ラウンドソール」により、どんなライからでも振りぬきやすい。なお、7番のロフトは30度である。
6位は、タイトリストの2023年8月発売モデル「T200 2023年モデル 6本セット・NS PRO 105T・S」。平均価格132,721円、最安値116,000円で、価格は安定している。ヘッド全体の剛性を高めているうえに、進化した「マックスインパクトテクノロジー」を採用することで、フェースの広範囲で抜群の打感とスピードパフォーマンスを発揮。また、高密度タングステンや抜けのよい新ソールが許容性と安定性を向上させており、グリーンで止める力を妥協することなく大きな飛びを提供する。7番のロフトは30.5度。
ダンロップの2022年モデル「ゼクシオ エックス」「ゼクシオ 12」が2024年モデルの発売を受けて価格が下がり、5製品がベスト10に入ってきた。
価格.comにおける、2024年2月のユーティリティー月間人気売れ筋ランキング
2月のUTランキングベスト10の内訳は、テーラーメイド5製品、キャロウェイ4製品、ダンロップ1製品となった。2023年モデルのランクインは3製品。
1位は、テーラーメイドの「M4・2021年モデル・Atmos Red・S・25度」である。平均価格、最安値ともに12,100円と低価格で、人気が継続している。5位にも同モデルのフレックス違いの「M4・2021年モデル・Atmos Red・R・25度」、6位にもロフト違いの「M4・2021年モデル・Atmos Red・S・22度」が入っている。
9位もテーラーメイドで、2023年2月発売の「STEALTH2 HD・TENSEI RED TM60・S・20度」である。平均価格 26,718円、最安値 22,616円。新商品の発売を受けて価格が下がる傾向にある。「STEALTH2 HD」は、シャローヘッド設計で低重心化を実現しているほか、レスキュー(テーラーメイドでのUTの呼称)専用設計の「アドバンスドICTフェース」を採用。より大きなスイートエリアを生み出すためのモデル別、ロフト別設計で、センターフェースでヒットしても、オフセンターでヒットしてもボールスピードがアップする。また、「ツイストフェース」搭載により、高い安定感も魅力だ。さらに、新構造のカーボンクラウン「貫通型スピードポケット」「Vスチールソール」を搭載しており、飛距離性能を保ちながら、さらなる寛容性に加え、高い直進性を兼ね備えている。
2位は、キャロウェイの2022年3月発売モデル「ROGUE ST MAX・VENTUS 5 for Callaway・R・23度」である。平均価格18,275円、最安値14,999円と、2万円を切る価格で人気である。スタンダードな位置づけの「ROGUE ST MAX」は、ややドローバイアス設計。わずかにストロングロフト化されており、やさしく大きな飛びを実現している。また、「JAILBREAK ST」を採用。ヘッド内のトゥとヒールに“柱”を設置し、従来モデルよりもフェースカップの端までたわませることで、ボール初速を向上させている。さらに、AI設計による「FLASHフェースSS22」によってスピードだけでなくスピン量や打ち出し角も考慮されているほか、トゥ側に配置した「プレシジョン・タングステンウェイト」により重心をフェースセンターに配置できるようになった。4位も同シリーズの「ROGUE ST MAX FAST・Speeder NX 40 for Callaway・R・24度」。
7位もキャロウェイ製品で、前月1位の2023年7月発売モデル「ビッグ バーサ 2023年モデル・SPEEDER NX for Callaway・SR・21度」が入った。平均価格28,235円、最安値24,398円で、価格は安定している。オフセットがストレートに近いレベルまで小さくなり、ターゲットに向けて、より正確にセットしやすい設計だ。
8位にもキャロウェイの2023年3月発売モデル「PARADYM・VENTUS TR 5 for Callaway・S・21度」が入った。平均価格28,966円、最安値24,640円で、新商品発売で価格が下がっている。本モデルは、ツアープレイヤーも好むシャローで丸みを帯びたFWに近いシェイプを導入。これに合わせて「AI FLASHフェース」は最適化され、「JAILBREAKテクノロジー」もコウモリの羽のような形状に変わった。ソールの前方には、「タングステン・スピードカートリッジ」も搭載する。
いっぽう3位は、ダンロップが2021年12月に発売した「ゼクシオ 12 ネイビー・MP1200・R・23度」で、平均価格28,230円、最安値23,382円である。
ランクインした製品のロフト別内訳は、19度、20度が各1製品、21度が2製品、22度が1製品、23度が2製品、24度が1製品、25度が2製品となった。
価格.comにおける、2024年2月のウェッジ月間人気売れ筋ランキング
2月のウェッジランキングベスト10には、クリーブランド5製品、フォーティーン2製品、テーラーメイド、タイトリスト、キャロウェイ各1製品が入った。うち、2023年モデルは3製品。
1位はテーラーメイドの2021年9月発売モデル「ミルド グラインド 3 ウェッジ クローム・NS PRO MODUS3 TOUR 105・S・58度・11度」である。新商品が発売され、平均価格 12,700円、最安値12,600円と、13,000円を切る価格で人気が出ている。本モデルは、「RAWフェーステクノロジー」はそのままに、新たにフェース面に無数に搭載された高さ0.02mm、幅0.25mmのバー状の突起「レイズド マイクロ リブ」の効果により、スイングスピードが速くないグリーン周りでのショット時でもバックスピン量がアップし、より高い精度でのアプローチを可能にしている。
2位は、クリーブランドの2022年12月発売モデル「CVX ZIPCORE ウェッジ・NS PRO 950GH・S・56度・12度」である。平均価格、最安値ともに9,900円。本モデルは、ネック部に軽比重のセラミックピンを入れ、余剰重量を最適配分。また、ヒール側に空洞を設けた「HOLLOW CAVITY(ホローキャビティ) デザイン」によりさらなる余剰重量を生み出し、相乗効果で上下左右の慣性モーメントが拡大したことで、寛容性が向上している。さらに、ショット時の衝撃を吸収する「GELBACK(ジェルバック)」により心地よい打感をサポートしつつ、溝の設計をより深く、より鋭くしたうえに、ピッチを狭くして本数を増やすことで、フェアウエイはもちろん、ラフやウェットなどの悪条件下でも安定したスピン性能を発揮。また、ロフト別に最適な3種のソール形状を用いることで、安定したアプローチショットをサポートする。7位にも同モデルのシャフト&ロフト違いの「CVX ZIPCORE ウェッジ・Diamana for CGII・W・52度・11度」、9位にも同じく同モデルのシャフト&ロフト違いの「CVX ZIPCORE ウェッジ・Diamana for CGII・W・56度・12度」が入っている。
3位もクリーブランドで、先月1位だった2023年3月発売モデル「RTX 6 ZIPCORE ウェッジ ツアーサテン・ダイナミックゴールド・S200・46度・10度」である。平均価格 15,761円、最安値 13,540円で、価格は安定している。本モデルは、ロフト別に異なるフェースブラストとレーザーミーリングを搭載した「HydraZip」フェースで、ラフやウェット時など芝や砂、水分などがボールとフェースに入り込むような悪条件下でのスピン性能が向上し、すぐれたスピンコントロール性能を発揮。また、ネック部にインサートする軽比重のセラミックピンを大型化し、余剰重量を創出している。さらに、打点位置に近い重心位置を実現し、上下の慣性モーメントを増大させたことで、飛距離と方向安定性を向上させている。8位には同モデルのシャフトとロフト違い「RTX 6 ZIPCORE ウェッジ ツアーサテン・NS PRO 950GH neo・S・50度・10度」が入っている。
4位はタイトリストの2022年3月発売モデル「ボーケイデザイン SM9 ウェッジ ジェットブラック・NS PRO 950GH neo・S・56度・10度S」である。平均価格 18,881円、最安値 16,790円で、価格が安定している。「SM9」は、弾道の高さをイメージどおりにコントロールし、精度の高い“ドロップ&ストップ”を極めるために、最先端のテクノロジーとクラフトマンシップから生み出されたウェッジだ。
5位はフォーティーンの2023年10月発売モデル「DJ-6 ウェッジ・FT-62w Ver2・W・56度」である。平均価格22,008円、最安値19,149円。「DJ」シリーズは、アマチュアゴルファーが「道具でスピンをかけられる、そしてよりやさしく寄せられる」を追求しており、「DJ-6」は最も「ダフりに強い」を追求した新「キャニオンソール」により、「100切り」を目指すアマチュアゴルファーのベストスコア更新のサポートをする。10位も同社の2021年12月発売モデル「DJ-5 ウェッジ・NS PRO DS-91w・W・50度・6度」で、平均価格15,783円、最安値15,400円である。
ランクインしたウェッジのロフト内訳は、46度1製品、50度2製品、52度1製品、56度4製品、58度2製品である。
価格.comにおける、2024年2月のパター月間人気売れ筋ランキング
2月はベスト10のうち、オデッセイ7製品、テーラーメイド2製品、スコッティ・キャメロン1製品である。三角ホーゼルは4製品。2023年モデルは4製品である。
1位は3か月連続で、オデッセイの2023年11月発売モデル「AI-ONE #7 CH 34インチ」である。平均価格35,723円、最安値32,000円で、価格は安定している。「AI-ONE」に採用されたインサートは、キャロウェイのドライバーのように裏面が複雑な隆起のある形状。オフセンターヒットした際にもボールスピードが落ちないようにという条件でAIが設計したもので、ミスヒットに強い。「#7CH」は、ツノ型にクランクホーゼルを組み合わせた形状で、9位にも同シリーズのブレードタイプ「AI-ONE #1 34インチ」が入っている。
2位もオデッセイで、2021年8月発売の「ホワイト ホット オージー #1WCS ストロークラボ シャフト 34インチ」が入っている。平均価格18,248円、最安値17,640円である。登場から20年以上経っても人気が衰えない、ボール素材と同じ「ホワイトホットインサート」を搭載したモデルである。6位タイには同シリーズの「ホワイト ホット オージー #1 33インチ」が入った。
同じ6位タイには、オデッセイから2023年4月に発売された「TRI-BEAM DOUBLE WIDE 34インチ」が入っている。平均価格32,274円、最安値25,960円である。8位も同シリーズの「TRI-BEAM #7 34インチ」だ。「TRI-BEAM」シリーズは、オデッセイが「ラケットホーゼル」と呼ぶトライアングル形状のホーゼルを搭載。従来モデルよりもヘッドの広い範囲に繋がって支えるスタイルにより、オフセンターヒット時のヘッドのブレに強い。
3位は、スコッティ・キャメロンの2023年3月発売モデル「スーパーセレクト ニューポート 2 34インチ」である。平均価格62,809円、最安値55,999円で、価格は安定している。ブレードパターとミッドマレットパターのデザインを進化させ、新たなミーリング方法や改良されたネックデザイン、洗練されたシェイプ、進化したマルチマテリアル構造、そして最先端の重量配分を備えている。さらに、303ステンレススチールのソリッドなフェースを始め、ステンレススチールのソールウェイトや「トライソールデザイン」、ツアーからインスピレーションを受けた「NEW アイビーム プラミングネック」、「デュアルミルドフェーステクノロジー」を採用。シャープでメカニカルな形状を持つフラッグシップモデルである。
ランクインしたパターの長さは、33インチが1製品、34インチが9製品である。
価格.comにおける、2024年2月のゴルフボール月間人気売れ筋ランキング
2月のゴルフボールランキングベスト10の内訳は、ダンロップ4製品、テーラーメイドと本間ゴルフが各2製品、ブリヂストンとタイトリストが各1製品となった。
1位は2か月連続で、ダンロップの2022年3月発売製品「スリクソン TRI-STAR 2022年モデル [ホワイト]」である。平均価格 2,883円、最安値 2,780円。大きな飛距離性能とスピンコントロール性能を高い次元で両立させたディスタンス系3ピースボールだ。
2位は2022年4月発売の「スリクソン X3 [ホワイト]」である。専用設計の飛び特化型「REBOUND FRAME」構造は、ボールスピードを最大化する“軟(コア)剛(ミッド)軟(カバー)”の3層構造。外剛内柔コアがボールスピードを高め、高打ち出し・低スピンを実現し、ミッド層でボールスピードをアップする。アライメント機能を備えたサイドマークは、ターゲットに向かって真っすぐ打つイメージを持たせる横ラインに加え、シンプルな縦ラインを追加したことで、目標に対してよりスクエアにセットアップしやすい。
3位もダンロップ製品で、2022年3月発売の「スリクソン AD SPEED 2022年モデル [ホワイト]」。平均価格2,808円、最安値2,000円である。高反発コアと「高弾道338スピードディンプル」により、風に強く力強い高弾道な飛びを実現。また、ソフトアイオノマーカバーによるやわらかい打感もセールスポイントだ。サイドマークは、縦ラインを2本配置することでアライメント機能が向上。目標に対してよりスクエアにセットアップしやすい、ディスタンス系2ピースボールである。
8位は2023年3月発売の「スリクソン Z-STAR ダイヤモンド 2023年モデル [ホワイト]」である。平均価格6,466円、最安値5,148円。「スリクソンZ-STARシリーズ」の中でも、ロング・ミドルアイアンでのスピン性能を優先するプレイヤー向けモデルだ。コア中心部の硬度変化を大きくすることでボール初速がアップし、ドライバーの飛距離性能が向上。さらに、コア全体の2/3付近の硬度を高めることで、アイアンのスピン量がアップしている。また、コアの表面付近の硬度変化をゆるやかにし、すぐれたアプローチスピンとアイアンスピン性能を発揮。配合を一新した高摩擦「Spin Skin+」コーティングで、インパクト時のボールの滑りを抑制し、フェースに食いつくような打感を実現している。ツアープロも好んで使う、コントロール系3ピースボールだ。
4位は、テーラーメイドの2021年4月発売製品「TP5x Pix ボール 2021年モデル」で、平均価格5,410円、最安値4,300円である。同社独自の5層構造は、ドライバーなどの初速性能を高めて飛距離アップを実現しながらも、各番手に必要な適正スピン量、とりわけグリーンサイドでのバックスピン量を確保している。目標方向に正しく設定するために調整された「TaylorMade」ロゴと、ユニークなデザインが施された「クリアパスアライメント」も特徴。装飾的な効果を生むだけでなく、グリーン上でのアライメントやパッティングの動きもサポートする。ツアーでも人気のコントロール系5ピースボールだ。
5位は、本間ゴルフの2021年1月発売製品「ホンマ D1 SPEEDMONSTER [イエロー]」である。平均価格2,573円、最安値1,650円。新たに開発されたコアとメタルミックスレイヤーが相乗効果を発揮し、初速アップと飛距離の向上を実現したディスタンス系3ピースボールだ。
7位も同社が2022年3月に発売した「ホンマ D1 BT2201 2022年モデル [ホワイト]」である。平均価格1,791円、最安値1,480円。ロースピンラバーコアは粒子状の再生材を10%使用することで、コア材質であるブタジエンゴムの使用量を削減して環境負荷を低減。また、高反発・高耐久アイオノマーカバーとの組み合わせで飛びを実現している。368ディンプルで風に負けない強弾道を生みだす、ディスタンス系2ピースボールだ。
ゴルフボールのベスト10の内訳は、ディスタンス系が6製品、コントロール系が4製品である。
3月は、各社の2024年モデル発売で、過年度モデルの価格がさらに下がると予想される。これにともない、まだ新しめの2023年モデルが各カテゴリーのベスト10にどのくらいランクインするか、そして2024年モデルが各カテゴリーのベスト10に入るかも注目である。