提供:ファーウェイ
ファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン最新モデル「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は、他社のハイエンドモデルと同等クラスの機能性を備えながらも、希望小売価格28,800円(税込)という手に取りやすい価格を実現した最新モデル。この「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を動画でレビューしたので、ぜひご覧ください。
最初に「HUAWEI FreeBuds Pro 3」の基本スペックや特徴的な機能を紹介しましょう。イヤホンの音質のかなめとなるドライバーは、11mmのダイナミックドライバーと、マイクロ平面振動板ドライバーを搭載します。この2基のドライバーにより14Hzから48KHzまでの幅広いサウンド表現が可能になっています。
高音質という面においては、LDACとHWA(L2HC)に対応しており、高解像度のハイレゾ音源が楽しめるのもポイントです。
特徴的な機能としてはアクティブノイズキャンセリング(ANC)と「アダプティブEQ」に注目。ANCの性能は従来機「HUAWEI FreeBuds Pro 2」比で50%アップ。さらに、外耳道の構造、装着の状態、音量を自動的に検知しEQを調整する「アダプティブEQ」により、どのようなユーザーにも一貫したサウンド体験を提供してくれます。
電話やWeb会議での利用において重要なマイク性能(通話音質)については、従来機からハードウェアとソフトウェアの両方を改良することで、風切り音や環境音のノイズ低減性能が向上したとのことです。
こういった基本スペックや機能を踏まえて、次章からのレビューで深掘りしていきましょう。
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」のカラバリは「シルバーフロスト」「グリーン」「セラミックホワイト」の3種類を用意。「シルバーフロスト」はグレー寄りのシルバー、「グリーン」はシルバーにうっすらとグリーンが乗ったようなカラーで両方とも落ち着いた印象です。いっぽうの「セラミックホワイト」は、どちらかと言うと、ポップ、カジュアルという言葉が似合うデザインです。
「グリーン」(上)、「シルバーフロスト」(左)、「セラミックホワイト」(右)
ケースはコンパクトでポケットに入れても違和感のないサイズ。「シルバーフロスト」と「グリーン」はサンドブラスト加工によりさらっとした手触りです。「セラミックホワイト」はツルッとした加工が施されています。ファーウェイのロゴの部分は、新しくナノガラスを採用したことで耐久性がアップ。美しい外観を保ったまま長期間使用できるでしょう。
ケースにはもうひと工夫されています。それは、ヒンジに工夫を施したことで、ケースを開けたときのイヤホンの露出面が大きいことです。これによりイヤホンを取り出しやすくなっています。細かい点ですが、気配りの利いたデザインです。
ケースに入れたときのイヤホン本体の露出面が大きいので、指でつかみやすくなっています
イヤホン自体も非常に小さく軽快な着け心地。耳への圧迫感も少なく、寝ながら使える“寝ホン”としても快適さを備えます。それでいて、耳にぴったりフィットするため、激しく頭を動かす運動時でも落下の心配はほとんどありません。
操作はイヤホンの柄の部分で行うのですが、タッチ操作に対応する部分にくぼみが設けられており、どこをタッチすればいいのか非常にわかりやすいです。ピンチするとカチッと音がなるため、操作したことがちゃんとわかるようになっているのも優秀だと思いました。
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は、低音最大14Hzまでの11mmダイナミックドライバーと、高音最大48kHzまでのマイクロ平面振動板ドライバーという2つのドライバーを搭載。14Hz〜48kHzと周波数帯域が非常に広いため、微細な音まで表現可能なクリアな音質が楽しめます。
実際に聞いてみたところ、低音の押し出しが強くてキレもいいです。最近の音楽トレンドをカバーできる味付けをしつつ、中高音もおざなりになっていません。ボーカルはツヤがあり伸びやかで、高音もシャカシャカと抜けた感じはしませんでした。
低音の鳴りとスピード感を確保しつつ、ボーカルが埋もれることなく、しっかりと前に出てきます。1つひとつの音の輪郭がはっきりしていて、目の前で演奏を聞いているかのような臨場感があるという感じです。
加えて、LDACとHWA(L2HC)に対応しているため、対応するスマートフォンなどを持っていれば、高音質、高ビットレートなハイレゾ音源も楽しめちゃいます。音質にこだわりたい人もきっと満足するはずです。
続いては、本機の特徴的な機能をレビューしましょう。ノイズキャンセリングについては、3つのマイクによってノイズを識別し、それをファーウェイの最新アルゴリズム「インテリジェント・ダイナミックANC3.0」で処理することで強力なノイズキャンセリングを実現しています。
実際に試してみたところ非常に強力でした。特に、低音はほとんど気にならないレベルまで低減してくれます。お店のBGMや、近くにいる人の声などは完全に消えませんが、音楽を聞いているとほぼ気にならないレベル。人混みが多い街中でも音楽の世界に没頭できます。 電車内でも走行音がかなり小さくなり、車内アナウンスが若干聞こえるくらい。個人的には電車のなかで動画を見るのが好きなのですが、ノイズを大幅に低減くれるので、セリフなどもしっかり聞き取れ、集中して見ることができました。
続いては「アダプティブEQ」です。この機能は簡単に言うと、どのような耳の形のユーザーでも、また、大音量でも、小さい音でもオリジナルの音質に近い状態で楽しめる機能です。外耳道の構造、装着の状態、音量を自動的に検知し、リアルタイムでイコライザーを調整して、音量の違いによる周波数の歪みも補正してくれます。
加えて、専用のスマートフォンアプリ「HUAWEI AI Life」にはプリセットのEQやカスタマイズできるEQが用意されているので、こだわりたい人は自分好みに調節することが可能です。
通話やWeb会議で使う際に重要なマイクは、新しく搭載された骨伝導VPUセンサーと、トリプルマイクによりユーザーの声を正確に集音。さらに、機械学習を活用した「DNNアルゴリズム」により、従来機「HUAWEI FreeBuds Pro 2」比で風切り音のノイズキャンセリング性能が80%、環境ノイズキャンセリング性能が5dB向上したとのことです。
実際のマイクの音質については記事上部の動画で紹介しているので、そちらをぜひご覧ください。クリアな音質は、通話はもちろんのこと、Web会議でメインスピーカーで話しても、会議参加者がしっかりと聞き取れるレベルです。
また、外出先で使うことが多い完全ワイヤレスイヤホンで重要な購入指標となるバッテリー駆動時間は、イヤホン単体で約6.5時間(ANCオフ)、約4.5時間(ANCオン)。充電ケース込みで約31時間(ANCオフ)、約22時間(ANCオン)というロングバッテリーを実現しています。毎日2〜3時間程度の利用であれば、充電切れを心配することなく利用可能です。
仕事用のイヤホンとして使う人には外せないマルチポイント接続にも、もちろん対応。PCに接続していても、スマートフォンに電話がかかってきたら自動で接続をスマートフォンに切り替えてくれるため、使い勝手にすぐれています。また、LDACのマルチポイント接続に対応しているのもポイントが高い点です。
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は、音楽や映画の視聴からWeb会議まで、幅広い用途で、かつ、高いレベルで楽しめる性能の高さと機能を備えています。イヤホン本体が小型で使いやすいのもポイントが高いですね。それでいて希望小売価格が3万円を切る28,800円(税込)に抑えられているのは、お買い得だと思います。高性能イヤホンを探している人には要チェックの1台です。