米・カリフォルニア発の老舗アウトドアバッグブランド「グレゴリー」は、1977年の創業以来、その高い機能性とデザイン性によって、バックパックを中心にさまざまなアイテムが多くの人たちに愛用されている。
アウトドアシーンに対応する丈夫な素材を使用しているだけでなく、開閉しやすいジッパーや多彩なポケットなど、使いやすさも追求されているバッグの中には、街での使用を想定しているものも多い。また、性別や年齢を問わず、誰でも使えるのも魅力だ。
そこで今回は、2023年春から楽しむアウトドアや小旅行におすすめしたい、グレゴリーのバッグを大特集。長年愛され続ける定番モデルを始め、新たに登場したニューモデルなど、使いやすいサイズとモデルを厳選して一挙紹介する。
グレゴリーのバッグを買うなら、まずこの12モデルから!
「デイパック」は、創業当時から40年以上に渡って愛され続けている、同社のアイコン的存在のティアドロップ型パック。
「デイパック」。写真のカラーは定番のブラックで、その他カラーバリエーションも豊富。容量は26L
1986年に日本に上陸して以来、国内でも人気を誇るロングセラーモデルで、クラシックな見た目ながらも、幾度かのアップデートを経ており、現在でもさまざまなシーンで、若者から年配者まで幅広い世代に愛用されているする。
ジッパー式のメインコンパートメントは開口部が大きく開き、荷物を出し入れしやすいのが特徴。丈夫なジッパーにはグレゴリーのアイコンでもあるレザージッパープルが付いている。
フロント部分が大きく開くため、荷物を出し入れしやすい
フロント部分には開閉しやすく、モノを出し入れしやすいようにジッパーが斜めに付いたフロントポケットを備えており、小物の収納に便利だ。
肩への負担が少ない「ライフスパンEVAショルダーハーネス」には、アクセサリーなどを取り付けるのに便利なDリング付き。位置を調節できる「スターナムストラップ」は取り外せる仕様だ。
安定性を高めるショルダーハーネスの「スターナムストラップ」は取り外し可能
そのほかにも、内部にはジッパー付きメッシュポケットや、PCや書類の収納に便利なスリーブポケットが付くなど、シンプルな作りながら使いやすい機能を多数搭載している。
「ファインデイ」は、ロングセラーパック「デイパック」のDNAを引き継ぎつつ、小ぶりでシンプルに設計された、女性にもフィットしやすいバックパック。
「ファインデイ」。カラーバリエーションも8色展開と豊富だ。写真のカラーは定番の「ブラック」
容量は16Lと小ぶりながら、レザージッパープル付きのジッパーで大きく開閉するメインコンパートメントと、斜めのジッパーで出し入れがしやすいフロントポケットを搭載。EVAショルダーハーネスやDリング、取り外し可能なスターナムストラップなど、デイパックと同様の使いやすい機能も踏襲している。
「ファインデイ」をそのままスケールダウンしていることで、通勤・通学やタウンユースなど、幅広いシーンにマッチしてくれるオールマイティなモデル。
「マイティーデイ」は、「デイパック」デザインを踏襲しつつ、容量と機能を追加したデラックスなデイパック。
「マイティーデイ」。カラーは写真の「ブラック」と「コーデュラバリスティックブラック」の計2色で展開される
容量は30Lと「デイパック」よりも大きく、大容量となったメインコンパートメントには、ボトムアクセスジッパーを配置し、下のほうに入った荷物も取り出しやすい。PCや書類の収納に便利なスリーブポケットも備えているため、ちょっとした出張や旅行、仕事帰りのジム通いにも利用可能。さらには、すぐに取り出したい小物などを収納しておくのに便利なサイドポケットやトップポケットも追加されおり、さまざまなシーンに対応する“力強い(マイティー)相棒”だ。
「イージーピージーデイ」は、小柄な女性の背中にもよくフィットするようにデザインされた、スクエア型の小ぶりなバックパック。
「イージーピージーデイ」。写真のカラーは定番の「ブラック」。「デイパック」と同様にカラーバリエーションが豊富だ
上部につかみやすいグラブハンドルが付き、背負わずにそのままでも持ち歩きやすく、フロントとトップのジッパーポケットや両サイドのボトルポケットなど、多彩なポケットを備えるのが特徴だ。
上部には手持ちに便利なグラブハンドルが付くほか、両サイドには使い勝手のいいボトルポケットを搭載
レザージッパープル、パット入りのショルダーハーネス、取り外し可能なスターナムストラップなど、同社のバックパックならではの仕様もしっかりと搭載していてる。
小ぶりでもスクエア型だから中身を整理しやすく、1日に必要なものは十分に持ち歩くことが可能で、シーンを選ばずカジュアルに使えるのも魅力。
内部にはノートPCやA4までの書類が入るスリーブポケットを装備
「アレン20 AL」は、軽量かつシンプルな設計で使いやすい、容量20Lのミニマリスト向きのパック。
「アレン20 AL」。カラーは写真の「ズームブラック」と「カーキ」の計2色の展開
メインコンパートメントには丈夫な「YKKファスナー」を使用しており、グローブをしたままでも開閉しやすい、専用設計の成形ジッパープル仕様を採用。
背面には、蒸れにくいパット入りバックパネルを採用しているため背負った際の負担を軽減してくれるほか、リフレクターのロゴプリントやジッパー付きフロントポケット、サイドのボトルポケットなど、使いやすい機能も充実している。
メッシュ地とパットの組み合わせによるバックパネルで、いつでも快適に背負える
フロント上部にプリントされたロゴは、夜間の視認性を高めるリフレクター仕様
バッグ自体の重量が425gと非常に軽量なのも特徴。シンプルなデザインでも十分な容量と機能を備えているから、急に荷物が増えても安心して使える。
「ルーヌ20」は、グレゴリーのトレイル用製品からインスピレーションを得て誕生した日常使いに最適なパック。
「ルーヌ20」。カラーは写真の「カーボンブラック」と「マットネイビー」の計2色で展開。容量は20L
本体にリサイクルファブリックを使用し、EVAフォーム不使用の「エアークッション・パックパネル」を採用。バックパネルは通気性を確保しつつ、圧力を分散させるだけでなく、吸湿発散性によって冷却効果も期待できる。
メインコンパートメントのほかに、ジッパー式のクイックアクセスポケットや、イヤホンや乗車券などの出し入れの多い小物を収納しやすいデジハーネスポケットなど、使い勝手のいいポケットを多数搭載する。
クイックアクセスポケットには、フロントのジッパーからもアクセス可能。そのほかにも使い勝手のいいポケットを多数搭載する
環境負担に配慮したサステナビリティーな作りでありながら、アクティブなライフスタイルに対応する多彩な機能を持つのが特徴。多機能でも洗練されたスタイリッシュなデザインだから、シーンを選ばずに使えるのもポイントの1つだ。
「ナノ24」は、ハイキングなどのアウトドアはもちろん、公園の散策や街歩きまで、どんなシーンでも使える多彩な機能を備えた、容量24Lのバックパック。
「ナノ24」。カラーは写真の「オブシディアンブラック」とアウトドアライクな「ブレイズグリーン」の計2色で展開
フロントの大きなメッシュポケットは、伸縮性があるバックル留め式。脱いだ上着など、またすぐ取り出したいものを一時的に収納するのに便利だ。
フロントの大きなメッシュポケットなど、出し入れが容易な多彩な外部ポケットも「ナノ24」の魅力
また、トレイルでの水分補給に必要なハイドレーションリザーバーに対応するジッパー式ハイドレーションポケットは、ノートPCやタブレットPC用のスリーブとしても使えるので、山にも街にも対応可能。
そのほかにも、両サイドのボトルポケットや、上部のジッパー式トップポケット、トレイル用ギアを固定できるリフレクター付きアタッチメントループなど、多彩な機能を備えている。
「コンドル24 AL」は、ロールトップ式を採用したユニークなデザインのバックパック。
「コンドル 24」(品番:HQ439019)。写真のカラーはズームブラック。そのほか、カラーバリエーションもあり。容量は24L
折り畳んで固定するロールトップ式のメインコンパートメントには、トップを開閉しなくても、サイドジッパーによってメインコンパートメントにアクセス可能。
大きなものや長いものを入れる際に便利な、開口部を折り畳んで固定するロールトップ式を採用
固定したトップを開けなくても、サイドジッパーからメインコンパートメントにアクセスできる
大きなフロントポケットを始め、両サイドのボトルポケットやパット入りバックパネルを搭載するなど、使い勝手のよさが追求されている。また、つかみやすいグラブハンドルが付いているため、電車移動で手持ちする際に便利だ。さらに、また、両サイドのアジャスターベルトによって、サイズ感を調節可能。
ユニークなデザインでも、機能性はしっかりと確保しており、さまざまなシーンに対応する。
「カバートエクステンデッドミッション」は、容量22Lながら荷物を効率的に収納でき、ブリーフバッグ、ショルダーバッグ、バックパックの3WAYで使えるビジネスバッグ。
「カバートエクステンデッドミッション」。カラーは計5色展開で、写真はオーソドックスな「ブラック」
本体には、大きく開くメインコンパートメントのほか、外側には一般的な15.5インチまでのノートPCが収納できる止水ファスナー付き専用コンパートメントと2つの大きなフロントポケットを装備。内部には小物の収納に便利なポケットが多数付いているため、ビジネスシーンに必要な荷物を効率よく収納でき、収納力も抜群だ。
メインコンパートメントは180度開くため、衣類コンパートメントとしても使え、1泊程度の出張にも対応。取り外し可能なパット付きのショルダーベルトと、収納可能なバックパックスタイルのショルダーハーネスによって、好みのスタイルで使用できる3WAY仕様なのがうれしい。
180度オープンするメインコンパートメントは、衣類コンパートメントとしてシャツなどの着替えもしまえる
収納式のショルダーハーネスを使えば、縦にしてバックパックとして使用できる
そのほか、PCケーブル類の収納に便利なジッパー付きマルチケースが付属するなど、ビジネスシーンでの機能が充実している。
付属のジッパー付きマルチケースは、PCのケーブル類やアメニティといった小物を収納しておくのに便利
「ナノウェストパック」は、スマートフォンや財布、サングラスなどをすっきりと収納できる、多種多様なジッパー式ポケットを備えたウエストパック。
「ナノウェストパック」。写真のカラーは「ブレイズグリーン」で、カラーバリエーションは豊富
容量は3.5L。内側にはメッシュの仕切りを備えたジッパー式メインコンパートメントを、前面にはキーリーシュ付きのジッパー式コンパートメントを、上部にはスマートフォンや貴重品の収納に便利なジッパー式ポケットを備えており、小物を効率よく収納できる。
バックパネルはキルト加工されたエアメッシュパット入りなので、装着時も快適だ。
快適に装着できる、クッション性と通気性に優れたエアメッシュパット入りのバックパネル
幅1.5インチと幅広なバックル開閉式のストラップは、ウエスト周りの装着はもちろん、斜めがけにも対応する。
「サッチェルM」は、シンプルなデザインでタウンユースからアウトドアまで幅広いシーンにマッチする、容量13Lの定番ショルダーバッグ。
「サッチェルM」。写真は定番カラーの「ブラック」。豊富なカラーバリエーションや別素材を使用したモデルもラインアップ
グレゴリーのアイコンでもあるレザージッパープル付きのジッパーで両側に開閉するメインコンパートメントには、内側に小物を分けて収納できるジッパー付きの小型セキュリティポケットを装備。外部には、すぐに取り出したいものを入れられるジッパー付きフロントポケットとスナップ付き背面ポケットが付いている。
スナップ付きの背面ポケットは、すぐに取り出したいものを入れておくのに便利
十分な容量を持つメインコンパートメントの内部には、小物の収納に便利な小型ポケットも備える
ショルダーストラップは長さ調整が可能。普段使いにちょうどよい容量で、男性はもちろん、女性でも使いやすい大きさも魅力のひとつだ。
「クアドロプロ22」は、グレゴリーらしい機能性に富んだ容量42Lの小型スーツケース。
「クアドロプロ22」。カラーは写真の「ディープネイビー」と「トータルブラック」の2色で展開
本体は、汚れがつきにくいテクスチャー加工が施された「プレミアム・ポリカーボネートシェル」を採用しているほか、「TSA(米国運輸保安局)」承認のジッパー式コンビネーションロックを搭載。耐摩耗性にすぐれたYKKの折り込み式ジッパーを使用しているから、中に入れた大切な荷物をしっかりと守ってくれる。
また、独自のクアドロ球形ホイールシステムによって、どの方向にもスムーズに動かせるのも魅力だ。
自動車のガラスをリサイクルした素材を使用したアクティブシールド・コンパートメントは取り外しが可能なうえ、湿気や臭い、汚れなどを移すことなく、汚れた衣類やギアを分けて収納できる。またコンパートメント部分にはポリジン抗菌加工が施されており、臭いの原因となるバクテリアの増殖を防止している。
取り外し可能なコンパートメントは抗菌加工が施されており、汚れた衣類を収納しても臭いがつきにくい
さらに内部には、3つのメッシュポケットとジッパー式収納ポケットを備えたコンプレッションパネルなど、旅先で役立つさまざまな機能を搭載する。
アウトドアやデジタルカルチャーなど、ジャンルに捉われない自由な記事を執筆するライター・編集者。週末は家族でアウトドアを楽しむファミリーキャンパーでもある。