今、メンズの間でもオフィスカジュアルスタイルが広く浸透しています。そのいっぽうで、靴はスーツのときと同じまま……なんていう方もいるのでは? 意外と悩ましい靴選びの最適解を探りながら、おすすめのアイテムを厳選して紹介します。
出典:楽天市場
ビジネススタイルの多様化にともない、昨今推奨されているオフィスカジュアル。そもそも社内で仕事をするのに適したシンプルな服装をさし、「ビジネスカジュアル=ビジカジ」に比べるとよりカジュアルなのが特徴です。となると、どんな靴を履けばよいのか……? 意外と悩ましいものです。企業によって服装の基準は異なるものの、オフィスカジュアルではTシャツやポロシャツ、チノパンといった軽装もOKとされています。そんな装いには、かっちりとした革靴ではなく、スニーカーやローファーなどのカジュアルな靴がマッチするんです。
スニーカーやローファーなどのカジュアルめの靴がおすすめとはいえ、休日と同じ感覚でセレクトするのはいただけません。ここではオフィスカジュアルに適した靴選びのポイントを解説します。
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オフィスカジュアルと言っても、あくまでも仕事着。そのため、休日に合わせるような派手な色は避けるのがベターです。革靴同様、黒やブラウン、ネイビーといった定番色をセレクトしておけば、まず間違いはないでしょう。スニーカーの場合は、着こなしに軽やかさや清潔感をプラスできる白という選択もアリです。
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スニーカーなどのカジュアルな靴がOKということは、素材も何でもいいのでは? と思うかもしれません。しかし、オフィスカジュアルは来客にも対応できるよう、最低限の節度を守ることが大切。となると、選ぶ素材は大人の品格やきちんと感を醸し出せるレザー製がベストです。ちなみに、最近よく見かけるエコレザーでも問題ありません。
ビジネススタイルの中では自由度の高いオフィスカジュアルですが、避けるべき靴があります。それがサンダルです。肌見せ面積の少ないレザー製のグルカサンダルならOK、というイメージがあるかもしれませんが、基本的にサンダルはすべてNGと心得ましょう。また、奇抜な色や柄、デザインもビジネスにはふさわしくありません。
それではオフィスカジュアルにふさわしい靴を見ていきましょう。ここでは「スニーカー」「ローファー」「ハイブリッド靴」という3つのタイプ別におすすめを厳選。自分の好みやスタイルに合った一足に、きっと出会えるはずです。
最近はビジネスシーンでもスニーカーが浸透してきていますが、セレクトには注意が必要。レザー製&定番色を選ぶというのはもちろん、外部の装飾は極力控えめなものが好ましいです。そうすればスニーカーならではのスタイリッシュさはそのままに、革靴のような上品さも手に入れられます。
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不朽のマスターピースである「オールスター」を、上質なレザーアッパーでアレンジした上位シリーズが「オールスター クップ」。タンにはゴールドの箔押しロゴが施され、上質感あるアイキャッチとしてきいています。また、足を包み込むような形状のカップインソールを採用しているのも利点のひとつ。この中敷が歩行時の衝撃を大きく緩和してくれるので、長時間着用していてもストレスを感じさせません。
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世界で最も売れたスニーカーとしてギネスにも認定された名作「スタンスミス」は、テニスシューズをベースにしたコートシューズ。クリーンでシンプルな面持ちにより、合わせるコーディネートやシーンを選ばないその万能性から、発売から50年以上愛され続けています。かかと部分にアクセントが効いたホワイト×グリーンが王道カラーですが、オフィスカジュアル用としてはオールホワイトやオールブラックも重宝!
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シンプルなスニーカーの代表的タイプとしてあげられるのが「ジャーマントレーナー」。1980年代にドイツ軍でトレーニングシューズとして採用されていた靴です。全体としてはシンプルでありつつも、つま先のイタリアンスエードがさりげないスパイスとしてきいているバランスが絶妙。メインの素材はイタリアンガラスレザーで、上質な光沢感をたたえています。リプロダクション オブ ファウンドは軍用トレーニングシューズの復刻を得意としているブランドで、ロゴやタグにはデザインソースの品名、国名、年代まで明記。
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ドレスシューズを得意とするリーガルらしい、シャープで美しいシルエット。アッパーにはエコー社が手掛けた滑らかな風合いのカウレザーを取り入れています。表地のみならず裏材にも贅沢に本革を使うなど、見えないパーツへの注力っぷりもさすがのひと言です。アウトソールには軽量性&クッション性に長けたEVA素材をピックアップ。軽快な歩行をアシストしてくれます。
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東京メイドを掲げる有力フットウェアブランドからピックアップしたのは、デザイン要素を極限までそぎ落としてシンプルに仕上げた定番スニーカーです。アッパーはマットな質感のスムースレザーで、ミニマルであるがゆえにリュクスな表情が際立つ仕上がり。さらに、ライニングには爪先部分まで贅沢にピッグスキンを使用していて、足全体が包み込まれるような着用感を味わえます。まさに、見た目も履き心地もスキのない一足。
ビジネススタイルのローファーと言うと、上品でスマートなフォルムのものをセレクトするのが一般的。しかし、オフィスカジュアルの場合は、休日に取り入れるような少しボリュームがあるタイプもマッチします。ここではコインローファーからビットローファーまで、さまざまなデザインを厳選。
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創業以来、MADE IN JAPANのモノ作りにこだわっているハルタを代表する定番ローファーと言えば「6650」。ただし、ビジネス用としてこれから買うなら大人顔の「920」がイチ押しです。少しロングノーズなので、つま先がスタイリッシュな印象。さらに、ガラス加工のカウレザーで高級感がアップしています。ヒール以外のソールがレザー製で、かなりエレガントなムードです。
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本場英国仕込みの高品質ながら、リーズナブルな価格設定で絶大な人気を集めるジャラン スリウァヤ。好評だった「タッセルローファー」をブラッシュアップさせたこちらのモデルは、すっきりとしたアッパーとタッセルデザインが上品な仕上がり。大人にぴったりな端正なルックスなので、着こなしの格上げ効果を狙えます。
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光沢感の美しさとブラウンの発色が絶妙なスムースレザーを使ったローファーは、フレンチテイストのエレガントな見た目でいて撥水機能を備えたすぐれモノ。適度にボリュームのあるラバーソールは安定感もあり、ビジネスからカジュアルまで幅広い着こなしで活躍すること間違いなし。
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爽やかな足元を演出したいときにおすすめなのが、パラブーツの定番コインローファー「コロー」。名作のデッキシューズ「バース」が原型であることをステッチワークなどが物語っています。水に濡れたデッキでも滑らないマリンソールを採用し、オールソール交換が可能なのもうれしいポイント。過酷な環境にも耐える堅牢性がありながら、軽快さや屈曲性にも秀でていて履き心地は快適です。
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老舗ブランドのタケオキクチが今季より立ち上げたニューレーベル。日本独自の技術・素材にこだわった、ハイエンドなアイテムを展開しています。こちらの一足は、表地に兵庫県姫路産の高級キップベロアを使用。なめしの段階で防水加工を施していますから、雨の日だって苦になりません。革の調達に加えて縫製も国内工場で行っており、耐久性に関しても非常に高レベル。
上品な見た目でありながら、履き心地はスニーカーのよう。そんなハイブリッドなモデルは、オフィスカジュアルとも抜群の相性。ローファーからダブルモンクまで、最近はデザインのバリエーションも豊富なので、好みや着こなしに合わせてセレクトできるのも魅力です。
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ハイブリッドシューズを世に広めた功労者と言えばコールハーン。さまざまなタイプの靴をラインアップしていますが、ここではクラシックな印象が強いウィングチップをピックアップ。華やかな品格を備えたアッパーに対し、ソールは機能的で、軽量性やクッション性、グリップ性をあわせ持っています。高反発なクッショニングのインソールや、ナチュラルな屈曲性を実現した作りなど、どこを取ってもハイレベルです。
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コクのある深い色合いの本革製アッパーに、弾力性に富む発泡素材のアウトソールをセット。東レ社の防水メンブレンをライニングに採用しているのも大きなポイントで、悪天候の日でも憂いなく足をとおせます。さらに、中敷きにはクッショニング良好なカップインソールを起用しており、疲労感を大きく軽減してくれます。
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ソフトで軽量な2層構造のソールにより、スニーカーライクな履き心地を実現。人間工学をベースにしたアナトミカルラストを再現するなど、あらゆるディテールで快適性を高めています。さらに、全方位的な防水透湿性にすぐれる「ゴアテックス サラウンド」も採用し、機能面もハイスペック。自社のタナリーで仕上げた高品質プレミアムレザーが、ビジネスシーンにふさわしい品格を放っています。
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ブランドを代表する定番モデル「ドレスポーツ」は、1990年の「ニューヨークマラソン」で当時の同社副社長が履いて完走し、世界的な大ヒットのきっかけとなった元祖“走れる革靴”。この現行品では、名門ソールメーカーのビブラム社とともに開発した、オリジナルの高機能アウトソールを起用しています。強度にすぐれるうえ、あらゆる路面コンディションにおいても高いグリップ力を発揮。いっぽうで、表地にはキメ細かなプレミアムレザーを使うなど、本格ドレスシューズさながらのクラス感も備えています。
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アッパーは本革を思わせるリアルな質感のエコレザー。スニーカー素材のソールは表地と同トーンで揃え、シックな面持ちに仕立てています。軽量、抗菌消臭、撥水などさまざまな機能を擁し、デリケートになることなく履ける点も◎です。そして、何よりコストパフォーマンスが抜群! アンダー6,000円という価格設定なので、ハイブリッドシューズの入門モデルとしておあつらえ向きです。