選び方・特集

LGのおすすめテレビ2選 “推し”は有機EL! 【2025年9月】

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LGエレクトロニクスは、韓国の総合家電メーカーです。日本でもノートパソコンや空気清浄機など、さまざまな家電でその名を見かけるようになりました。テレビメーカーとしても注目されているのは、有機ELテレビを強力に推進しているから。

ここでは、LGエレクトロニクスが展開する有機ELテレビのラインアップを整理し、それぞれのシリーズの特徴を徹底解説します。シリーズごとの画質や音質はどれほど違うのか? 実際に見て、聴いたインプレッションとおすすめモデルを紹介します。

〈レビュー・監修〉ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人
ホームシアターのある暮らしをコンサルティングするfy7d(エフワイセブンディー)代表。ホームシアター専門誌「ホームシアター/Foyer(ホワイエ)」の編集長を経て独立、住宅・インテリアとの調和も考えたオーディオビジュアル記事の編集・執筆のほか、システムプランニングも行う。「LINN the learning journey to make better sound.」(編集、ステレオサウンド)、「聞いて聞いて!音と耳のはなし」(共著、福音館書店。読書感想文全国コンクール課題図書、福祉文化財推薦作品)など。

LGエレクトロニクス テレビの主なラインアップと特徴

透過型有機ELディスプレイを搭載した「OLED77T4PJA」。後ろが透けているため、圧迫感が薄いというコンセプチュアルなモデルです。こうした先進的な製品をラインアップすることもLGエレクトロニクス製テレビの特徴と言えます

透過型有機ELディスプレイを搭載した「OLED77T4PJA」。後ろが透けているため、圧迫感が薄いというコンセプチュアルなモデルです。こうした先進的な製品をラインアップすることもLGエレクトロニクス製テレビの特徴と言えます

LGエレクトロニクスが2025年時点で現行製品としてラインアップしている有機ELテレビは4シリーズ。関連会社であるLGディスプレイ製の有機ELパネルを使い、垂直統合型の物作りでコストパフォーマンスにすぐれた有機ELテレビを発売し、有機ELテレビのメリットを前面に押し出してマーケティング活動をしています。この理由から、LGエレクトロニクス製のテレビであえておすすめすべきは有機ELのみ。本記事で紹介するのはすべて有機ELテレビです。

豊富なサイズバリエーションを揃えた主力シリーズのうち、高級ラインが「G5」シリーズ(55V型から83V型まで4モデル)、スタンダードラインが「C5」シリーズ(42V型から83V型まで6モデル)で、価格と性能のバランス(コスパのよさ)から「C5」シリーズが多くの人にとって選択肢となると思われます。

そのほか、受注生産モデルとしてメーカー希望小売価格1,100万円(税込)の「透過型&ワイヤレス」モデル「OLED77T4PJA」(77V型のみ)と、「ワイヤレス」モデル「OLED97M5PJA」(97V型のみ)をラインアップ。これらはディスプレイ部とチューナーなどが入った「Zero Connect Box」が別建てになっていて、双方がワイヤレスでつながるため、テレビの配置が自由にできるというものです。

受注生産モデルを含め、ここまでの製品はすべて4K有機ELテレビです。

今回視聴したモデルは、「OLED77T4PJA」を含む3シリーズ。そのいずれもが、「無理をしなくてもストレートにいい絵が出る心地よさ」をもたらすものでした

また、他社にはない特徴として、リモコン自体の動作に合わせてポインターが動く「マジックリモコン」、独自のOSである「web OS」、さらに「LGアカウント」に登録したユーザーごとに各種モードを切り替えてくれる「パーソナルウィザード」機能があります。「パーソナルウィザード」は、マジックリモコンのAIボタンを押して話しかければその人の「LGアカウント」に自動で切り替わり、そのユーザー好みの画質、音質モードに切り替えたり、AIチャットボットと相談して画質・音質を調整できたり、視聴コンテンツを提案してくれたりするもの。テレビもAIコンシェルジュの時代に入ったことを実感します。

基本的なテレビの選び方

まずはLGエレクトロニクスに限らない基本的なテレビの選び方を確認してみましょう。これから選ぶならば、4Kテレビを検討すべきです。そのうえで高画質を求めるならば55V型以上がおすすめ。小さいテレビが欲しい場合の有力候補は43V型、さらに小さいテレビならば4Kよりも解像度が下がりますが32V型がおすすめです。

部屋の広さや用途に合ったサイズを選ぶのが基本ですが、サイズによって選べる製品が異なることに注意しましょう。

最新製品の基本は4Kテレビ

データは2025年6月時点のもの

データは2025年6月時点のもの

4Kテレビとは、水平(横)方向の解像度が4,000画素(実際には3,840)のテレビのこと。従来の一般製品で採用されていたフルHD(1,920×1,080)よりも約4倍細かく、高精細な映像を映し出せます。地デジ放送の解像度はHD(1,440×1,080)なので、4Kは必要ないと思われるかもしれません。それでもこれからテレビを購入するならば、4Kテレビがおすすめです。

その大きな理由は、42V型以上の最新テレビは、基本的にすべて4K解像度だから。あえて旧モデルなどの低解像度のテレビを選ぶ必要はありませんし、低解像度の大型テレビが安いということもありません。また、4K放送を見ないのであれば、専用アンテナの設置は不要です。

今やAmazonプライム・ビデオやNetflix、YouTubeなどでは4K解像度のコンテンツは珍しくありません。それらを100%楽しめるのが4Kテレビなのです。さらに、地デジ放送などHD以下の解像度コンテンツであっても、4Kテレビは映像の解像度を4Kに変換(アップコンバート/アップスケーリング)して高精細化します。

すぐれた映像処理能力を持っていることも4Kテレビのよいところ。4Kテレビに買い替えれば、何気なく見ていたいつものコンテンツをより楽しめるかもしれません。

サイズ選びは部屋の広さ次第

テレビを選ぶときに真っ先に考えるのは、サイズのことではないでしょうか。

最新のテレビは画面周辺の額(ベゼル)が細くなっており、とても省スペース。もし10年ほど前のテレビからの買い替えならば、思っていたよりも大きなサイズが候補になるはずです。

具体的には、
・6畳ほどの部屋であれば43V型まで
・8〜10畳ほどの部屋であれば43〜60V型
・12畳以上の広い部屋出あれば60V型以上

がひとつの目安になるでしょう。

なお、サイズ選びには「適正視距離」から逆算するという考え方もあります。「適正視距離」とは、画面に近づいた場合にテレビのメッシュ状の画素が見えない(最短)距離のこと。たとえば、4Kテレビを視聴する位置が画面から1m程度の場合、55V型が「適正」となります。最も大きな没入感を得られる距離、ならびにサイズ選びの仕方とは言えるのですが、普段使いの距離としてはあまりに近くなります。推奨サイズも過度に大きくなりがちなため、実生活や部屋に合ったサイズから考えたが現実的でしょう。

高画質・高音質を狙うなら55V型以上

データは2025年6月時点のもの

データは2025年6月時点のもの

部屋の広さ以外にも、テレビのサイズ選びで重要なことがあります。高画質・高音質のテレビを求めるならば、メーカーの主力と言える55V型以上のモデルがおすすめです。

テレビは年々大型化していて、現在メーカーの主力サイズは55V型と65V型。高画質モデルはそもそも55V型もしくは65V型以上のモデルしか展開されていないこともよくあります。50V型以下のサイズを検討すると選択肢が減ってしまうため、コストパフォーマンスと高画質を考えるなら、いちばん有力になるのが55V型以上のサイズです。

本記事で紹介するLGエレクトロニクスのおすすめ製品は、すべて有機ELテレビです。したがって、あまり小さなサイズ展開はありません。低価格の小型テレビを購入するならば、他メーカーの液晶テレビを検討しましょう。

LGエレクトロニクス製の小型テレビを、ということであれば「C5」シリーズには42V型の有機ELテレビがラインアップされています。比較的小型の有機ELテレビは存在自体が希少です。注目するとよいでしょう。

有機ELテレビは「部屋を暗くして」「映画を見る」人におすすめ

現在のテレビは、有機ELと液晶の大きく2つに分けられます。2つを分けるのは発光方式の違い。詳細はともかく、とにかく画質がよいテレビを求めるならば有機EL、コストパフォーマンスを求めるならば液晶を選ぶとよいでしょう。

有機ELテレビは総じて画質がよく、グレーではない黒らしい黒を再現できることが特徴です。正確な光の表現ができるため、映像に臨場感が出るのです。また、視野角が広い(斜めから見ても色が変わりにくい)ことも大きな特徴です。ひと昔前の有機ELテレビは液晶テレビよりも暗いと言われていましたが、最新モデルでは明るさに不足はなく、どのような環境でも使いやすいテレビだと言えます。

録画機能重視派は3チューナーモデルが安心

最新のテレビでは、外付け(別売)HDDを接続すれば地デジなどの番組を録画できます。テレビ番組を録画する方法としてはDVD・ブルーレイレコーダーを使う方法もありますが、録画番組をディスクに残したり、DVDなどのディスクを再生したりという予定がないならば、テレビだけでも十分でしょう。

DVD・ブルーレイレコーダーを使わずに録画機能を充実させたい場合は、3チューナーを搭載したテレビがおすすめ。3チューナーのテレビならば、テレビと外付けHDDを接続するだけで2番組の同時録画(と同時の別番組視聴)が可能。録画したい番組が重なる場合でも困ることがありません。

よく使うネット動画に対応しているかをチェック

最新のテレビは、基本的にほとんどがネット動画の視聴に対応しています。つまりDVDプレーヤーやFire TV Stick、Chromecastなどのストリーミング端末がなくても、NetflixやAmazonプライム・ビデオ、YouTubeなどの動画を楽しめるということ。

上記3つはほぼすべての製品が対応していると思って間違いありませんが、TVerやDAZNなどに対応しているかどうかは製品次第。リモコンにショートカットボタンを搭載していることもあるので、自分が利用するサービスに対応しているかどうか、リモコンにボタンがあるかどうか、確認するとよいでしょう。

ひと昔前はこうした製品を「スマートテレビ」と呼びましたが、今ではそう呼ぶことは少なくなりました。世の中のテレビほとんどが「スマートテレビ」化したからです。

価格.comマガジンがおすすめするLGエレクトロニクスのテレビ2選【2025年9月版】

ここからは、ホームシアターコンシェルジュ遠藤義人さんが実際に見て聴いて、“これは買い!”とおすすめする製品を紹介します。

価格.comマガジンのおすすめ基準

〈基準1〉放送番組やYouTubeの画質がすぐれているか
映像表示の「モード」を自動調整や「標準」「スタンダード」などにして、放送番組やYouTubeを視聴。自然な補正や色再現ができているかをチェックしました。

〈基準2〉映画の画質がすぐれているか
映像表示の「モード」を映画再生向きの「映画」や「シネマ」などにして、Ultra HDブルーレイを中心に再生。4K解像度のコンテンツを自然な解像感、色再現で見せられるかをチェックしました。

〈基準3〉視野角がすぐれているか
画面を斜めから見たときにも色が大きく変わらないかをチェックしました。視野角が広い(斜めから見ても色が変わりにくい)と、リビングルームなど広めの部屋でも使いやすいと言えます。

〈基準4〉音質がすぐれているか
ニュースやドラマでの人の声が聴き取りやすいか、スポーツ中継や音楽ライブに臨場感があるか、映画での低音に迫力があるかをチェックしました。

〈基準5〉操作性がすぐれているか
操作時の動作が機敏か、リモコンの利便性がよいか、インターフェイスは使いやすいかをチェックしました。

以下の表で紹介するテレビは、各シリーズの代表機種です。個別の製品紹介項目にそのシリーズにどのサイズが展開されているか、併記しています。シリーズによってサイズ展開が異なることに注意しましょう。

製品
価格.com最安価格
画像ショップリンク画面サイズ解像度種類地デジチューナー数
LGエレクトロニクスOLED55G5PJB
LGエレクトロニクス「OLED55G5PJB」55V型(インチ)4K有機EL3
LGエレクトロニクスOLED55C5PJA
LGエレクトロニクス「OLED55C5PJA」55V型(インチ)4K有機EL3

No1. LGエレクトロニクス「G5」シリーズ【55〜83V型】
文句の付けどころがないすぐれた画質

気に入った点
  • すぐれた有機ELならではの深い漆黒と明るさ
  • 誇張感がない正確なコントラストと色再現性
  • クリアーな人の声とわざとらしさのない低音再現性
気になる点
  • 価格が高め
  • これみよがしな派手で力強い表現は期待できない

映画の世界にどっぷりと浸れる、画質と音質にすぐれた有機ELテレビが欲しいならば、最高の画質・音質を目指したLGエレクトロニクスのフラッグシップ(最上位)モデル「G5」シリーズがおすすめ

総じて文句の付けどころがなく、パネルの体力を持て余しているほどの余裕を感じさせる表現力に唸らされる体験を得られました。視野角も広く、斜めから見ても色が変わらないのも有機ELならでは。

確認したのは55V型の「OLED55G5PJB」。画質は堂々としていて、有機ELのリーダーであり続けてきた、LGエレクトロニクスの矜持をまざまざと見せつけるよう。

明るい部屋で映像モードを「標準」とすると、赤いドレスはコッテリと濃厚に再現されます。地デジ番組のような元々高画質とは言えない映像でも、ノイズ感少なく、しかも過補正なく、ひたすら上品に処理しています。

真骨頂は部屋の照明を落として使う「FILMMAKER MODE」。映画を見るときに映像モードにこれを選ぶだけで、圧倒的な映画体験が得られます。夜間の戦闘シーンなどは、目が慣れてくると街灯の光や銃撃の閃光1つひとつの点と線、ブルーからオレンジまでの微妙な色の違いまでが詳らかに確認でき、まるでみずから戦闘に参加しているかのよう。アクションゲームをするユーザーなら、さぞ没入感を得られることでしょう。

サウンドの面では、バーチャル「11.1.2ch」の立体音響(実際の搭載スピーカーは4.2ch分)を再現すると謳いながらも、これ見よがしな包まれ感や押し出し感は皆無。むしろ、拍子抜けするほど自然に、映像コンテンツに寄り添います。

スポーツ中継ではスタジアムの歓声に適度に包まれながらもアナウンスや解説が聴き取りやすいし、アクション映画では重低音で地響きを起こすのではなく映像とシンクロした適切な効果音として情報を伝えてくれます。これまた上品なのです。

価格.comユーザーのレビュー・評価

・とにかく高画質で明るい
・マジックリモコンが便利で他メーカーのテレビに戻れないほど
※2025年9月24日時点の、価格.com「OLED55G5PJB」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

OLED55G5PJB [55インチ]の製品画像
  • LGエレクトロニクス
  • OLED55G5PJB [55インチ]
  • 価格.com最安価格398,000 ( 発売日:2025年7月下旬 )
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画面サイズ
55V型(インチ)
種類
4K有機ELテレビ
バックライト
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HDMI端子
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OLED65G5PJB [65インチ]の製品画像
  • LGエレクトロニクス
  • OLED65G5PJB [65インチ]
  • 価格.com最安価格552,000 ( 発売日:2025年8月下旬 )
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画面サイズ
65V型(インチ)
種類
4K有機ELテレビ
バックライト
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HDMI端子
4端子
BS/110度CS4K
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OLED77G5PJB [77インチ]の製品画像
  • LGエレクトロニクス
  • OLED77G5PJB [77インチ]
  • 価格.com最安価格736,983 ( 発売日:2025年7月下旬 )
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画面サイズ
77V型(インチ)
種類
4K有機ELテレビ
バックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
4端子
BS/110度CS4K
x2
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OLED83G5PJA [83インチ]の製品画像
  • LGエレクトロニクス
  • OLED83G5PJA [83インチ]
  • 価格.com最安価格980,001 ( 発売日:2025年7月下旬 )
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画面サイズ
83V型(インチ)
種類
4K有機ELテレビ
バックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
4端子
BS/110度CS4K
x2
自動録画対応

No.2 LGエレクトロニクス「C5」シリーズ【42〜83V型】
上品な画質の高コスパ有機ELテレビ

気に入った点
  • 正確なコントラスト表現と豊富な色彩
  • 控えめながらツボを押さえた音質
  • 42V型から83V型まで幅広いサイズ展開
気になる点
  • 「G5」シリーズと比べるとスケーリングなどの画質で劣る

コストパフォーマンスの高い有機ELテレビを狙っているならば、LGエレクトロニクスのスタンダードモデル「C5」シリーズがおすすめ。発売から間もない2025年9月29日時点では他メーカー品に比べて安いとは言えませんが、2024年モデル「C4」シリーズの動向から、2025年末から価格.com最安価格がこなれてくると見込まれます。

確認したのは55V型の「OLED55C5PJA」。「G5」シリーズと比べても、絵作り自体に大きな違いは感じません。ことさら高性能をアピールすることなく、正確に再現しようという上品さが「C5」シリーズにも通底しています

明るい環境で映像モード「標準」を試すと、スタジオ出演者を血色よく再現します。女性の白い手に血が通い健康的なトーンです。もっとも、地デジ放送番組のような解像感のない映像のスケーリング(解像度変換表示)の点では、「G5」シリーズとの落差を感じました。映像がパン(カメラの横移動)する際の斜め線の処理(家具のエッジ、弦の震え、白黒の鍵盤の処理など)に際して、ややぎくしゃくしたシーンが見受けられました。

「FILMMAKER MODE」で見る映画作品では、黒がしっかり沈み、暗いシーンでも色数が豊富。まさに映画館で見るかのように、暗闇に青やオレンジの閃光だけが横切る世界観を堪能できます。

スピーカーシステムを比べると、「G5」シリーズの4.2chに対して、この「C5」シリーズは2.2chとのこと。実際に聴いた印象としては、やや高音域がキツいかと感じる場面があるぐらいで、さほど格差はありませんでした。スタジアムの歓声も、野太い男性の声もテレビとしては十分で、ミリタリーアクション映画においても戦車のキャタピラー音や爆撃音も「G5」シリーズに遜色ないのは、AIによるバーチャル立体音響処理のおかげでしょう。

OLED42C5PJA [42インチ]の製品画像
  • LGエレクトロニクス
  • OLED42C5PJA [42インチ]
  • 価格.com最安価格260,000 ( 発売日:2025年7月下旬 )
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42V型(インチ)
種類
4K有機ELテレビ
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OLED48C5PJA [48インチ]の製品画像
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  • OLED48C5PJA [48インチ]
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48V型(インチ)
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4K有機ELテレビ
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4端子
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OLED55C5PJA [55インチ]の製品画像
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  • OLED55C5PJA [55インチ]
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55V型(インチ)
種類
4K有機ELテレビ
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OLED65C5PJA [65インチ]の製品画像
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65V型(インチ)
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4K有機ELテレビ
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  • OLED83C5PJA [83インチ]
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83V型(インチ)
種類
4K有機ELテレビ
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4端子
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“透ける“有機ELテレビの実力をチェック

画面が“透けている”有機ELテレビ「OLED77T4PJA」。市場想定価格は1,100万円(税込)の受注生産モデルです

画面が“透けている”有機ELテレビ「OLED77T4PJA」。市場想定価格は1,100万円(税込)の受注生産モデルです

気に入った点
  • インテリアとの共存を実現するほかにない方式
  • 画質が非常に上質
気になる点
  • 価格が非常に高い
  • 家具としてのデザイン性はもうひとつ

おすすめ製品2選のほかにも、LGエレクトロニクスのテレビには多くのラインアップが用意されています。そのなかでも特にユニークな“透ける”4K有機ELテレビを紹介しましょう。

メーカーのショールームに足を運び、確認したのは77V型の「OLED77T4PJA」。「透ける1,000万円のテレビ」ということで、正直なところ“色物”のイメージを抱いていましたが、これは真剣に考えた末に生まれたテレビの未来像だったのです。

「電源をオフにすると大きな黒い石板になってしまう大型テレビは、上質なインテリア空間に置けない」とインテリア界隈から敬遠されがち。それゆえ、ホームシアター業界では使わないときはスクリーンを収納できるプロジェクター視聴を提案してきました。昼は外光を取り入れつつ窓の景色をながめ、夜はスクリーンを下げて映像を流し第2の窓とする……。それと同じことをテレビで実現しようという気概がこの「OLED77T4PJA」から感じられたのでした。LGエレクトロニクスが2019年に発表したローラブル(巻き取り式)有機ELテレビのように。

「OLED77T4PJA」は、スチールのフレームで構成された薄型収納のような出で立ち。一見水槽のようで、オリジナルコンテンツとしてもアクアリウムが用意され、テレビ番組を見ないときは水槽のように演出できます。

後ろが“透けた”まま映画コンテンツを再生してみると、背景と混濁することなく、きちんとした有機ELテレビの映像が映し出されます。さらに黒を引き締めたければ、ディスプレイ下部に収納された黒幕「T-Curtain Call」を画面後ろに立ち上げられます。しかし、“透けた”ままでも、その必要もないほどきちんとした有機ELテレビでした。

ワイヤレス伝送の技術も搭載されているため、チューナー部は隠して設置できるのもインテリア向きです。このスタイルの製品が、将来的にリーズナブルな価格で提供されるようになるかは疑問ですが、インテリアとホームシアターの共存という問題に対するひとつの答えとして今後が注目されます。

LG SIGNATURE OLED T OLED77T4PJA [77インチ]の製品画像
  • LGエレクトロニクス
  • LG SIGNATURE OLED T OLED77T4PJA [77インチ]
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4K有機ELテレビ
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メーカー別の特徴は?

本記事ではLGエレクトロニクスのテレビを紹介しましたが、国内外さまざまなメーカーがテレビを発売しています。できることがまったく違う、ということはありませんが、メーカーごとに個性があることは間違いありません。以下に主要メーカーの特徴を紹介しましょう。メーカー別やメーカーを横断したおすすめテレビについては、関連記事をご覧ください。

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【LGエレクトロニクス】有機ELを強力に推進する

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柿沼良輔(編集部)
Writer / Editor
柿沼良輔(編集部)
AV専門誌「HiVi」の編集長を経て、カカクコムに入社。近年のAVで重要なのは高度な映像と音によるイマーシブ感(没入感)だと考えて、「4.1.6」スピーカーの自宅サラウンドシステムで日々音楽と映画に没頭している。フロントスピーカーだけはマルチアンプ派。
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