モッズコートは、MA-1と並ぶ人気のミリタリーアウター。その起源は1951年にアメリカ陸軍で採用された寒冷地用のコート「パーカー シェル M-1951」で、通称「M-51」と呼ばれています。後に改良モデルとして1960年代後半に登場した「M-65パーカー」とともに、その名声は時代を超えて今日まで続いています。
今やファッションシーンにおいて欠かせない“名品”として、多くのアパレルブランド/ショップがサンプリングするこのモッズコートですが、春の新作ラインアップが出揃う中からとびきりイイヤツを見つけたのでご紹介します! それが、シエラデザインズの「ワイド モッズ コート」。フード&エポーレットが付かない後期型のM-65タイプをモチーフにした一着です。
シエラデザインズ「ワイド モッズ コート」(品番:831001)。シエラデザインズ公式サイトでの販売価格は31,350円(税込)
シエラデザインズと言えば、古くからアウトドアシーンで愛されてきた「60/40(ロクヨン)クロス」が有名ですが、本作はポリエステル65%・コットン35%を混紡した「65/35クロス」を採用。「60/40クロス」の特徴である引き裂き耐性や対摩耗性、撥水性は継承しつつ、よりしなやかかつ軽量な生地感で、快適な着心地を提供してくれます。
「60/40」と並び、アウトドア好きに長く親しまれてきた「65/35クロス」を使用
襟元にはブランド名の刻印入りドットボタンをセット。これはシエラデザインズが誇る大定番モデル「オリジナル マウンテン パーカー」でも象徴的に使われているディテールです。また、フロントにはアンティークゴールドのジップを使用し、クラシックなミリタリー感を引き立たせているのも見逃せないポイント。ブランドらしさをしっかり体現しながら、オリジナルへの敬意も忘れない作り込みは着用者の所有欲を刺激します。
襟元のドットボタンにはブランド名が刻印されています
アンティークゴールドのフロントジップがミリタリームードを後押し
身幅を大きくとったリラックスシルエットのボディは、両脇に大容量のポケットを有しています。収納力にすぐれていて、財布やスマホ、ペットボトル、鍵など、通常の外出に必要な手回り品程度なら問題なく収容可能。バッグを持ち歩く必要がなくなれば、移動時やアクティビティーの際に機動性が高まって便利です。
一般的な手回り品なら余裕で収まる大容量のポケットで、カバンなしでの外出も可能!
このモッズコートは、夏以外の3シーズン着用可能な使い勝手のよいアイテム。春や秋の肌寒い日や冷え込む朝晩に最適なうえ、真冬でもほかのアイテムと組み合わせれば防寒アウターとして十分な暖かさを提供してくれます。コーディネートを選ばずどんな着こなしにもマッチする汎用性の高さを持ち合わせているため、1着あればさまざまなシーンで大活躍すること請け合いです!
洗練されたデザインと快適な機能性によって、シーン不問で活躍必至です
●取材協力/「シエラデザインズ」