レビュー

あまりの人気にサイズ欠け続出! HOKAの最強ウィンタースリッポンを徹底解剖

みなさん、冬の足元はどうしていますか? 上半身はダウンジャケットでバッチリ決めていても、足元がスニーカーだと、ちょっと物足りなく感じることも。かといって、本格的な冬靴は、街コーデにはやや不釣り合い……。「街履きを中心に考えながら、暖かくて、アウトドアもアクティブに楽しめるシューズが欲しいな」と考えているときに、ぴったりな一足を見つけました! それが、HOKA(ホカ)の「KAHA 2 FROST MOC GTX(カハ 2 フロスト モック GTX)」です。

人気沸騰中のHOKAから登場した、このウィンタースリッポン。その魅力を、実際に履いてみて徹底解剖します。

HOKA「カハ 2 フロスト モック GTX」。公式サイト価格は33,000円(税込)

HOKA「カハ 2 フロスト モック GTX」。公式サイト価格は33,000円(税込)

まるで寝袋! 驚きの履き心地とHOKAのテクノロジー

独特の厚底ソールでトレイルランニングシューズに革新をもたらしたHOKA。ここ数年でトレイルランニングだけでなく、ロードランニング向けシューズ、そしてついにはハイキングシューズのカテゴリまで幅広くラインアップを広げ、ファンを増やし続けています。

そんなHOKAの新作「カハ 2 フロスト モック GTX」が、発売直後からサイズ欠け続出という噂を聞きつけ、いても立ってもいられず、さっそく試してみることに。筆者はベージュ系の「ハニー/ウィート」をチョイスしました。

足を入れた瞬間、「おおっ…!」と思わず声が漏れました。まるで寝袋に足を入れたような、フカフカの履き心地! 「プリマロフト ブラックインサレーション」が、まるで羽毛布団のように足を包み込み、冷気から守ってくれます。さらに、履き口のリサイクルポリエステルを使用したストレッチフリースが、肌にやさしくフィット。この極上の快適さ、一度体験したら、もういつもの冬靴には戻れないかも……。

足を入れた瞬間、まるで寝袋のようなフカフカ感。極上の履き心地を実感する一足です

足を入れた瞬間、まるで寝袋のようなフカフカ感。極上の履き心地を実感する一足です

HOKAのお家芸と言ってもいい、クッションの効いた分厚いミッドソールも健在です。二重構造コンプレッションEVA素材のミッドソールには、接地の際の衝撃を軽減し、かかとからつま先にかけての重心移動をスムーズにする「Hubble(ハブル)ヒール」と、着地時の左右のブレを瞬時にアジャストしやすくするかかと部の切れ込みデザイン「SwallowTail(スワローテイル)」を採用。これにより、驚くほどのクッション性と安定感を実現しています。

足元を支える圧倒的クッション性。HOKAの技術が快適さを実現!

足元を支える圧倒的クッション性。HOKAの技術が快適さを実現!

さらに、環境に配慮したリサイクルポリエステルを91%使用したリップストップアッパーに、TPUフィルムで補強されたつま先と、細部まで行き届いたHOKAのこだわりが、本モデルを特別な一足にしています。そのうえ、ここまでの機能性、特にクッションを備えながらも、重さわずか464g(28cm片足実測)と、見た目を裏切る軽さなのもうれしいところ。

実際に履いて歩いてみると、まるで雲の上を歩いているような、フワフワとした履き心地。抜群のクッション性でしっかりと衝撃を吸収してくれているのがよくわかります。それでいて、足元は驚くほど安定していて、長時間の歩行でも疲れにくい。これは、一度体験してみないとわからない、HOKAならではの着用感です。

一般的なスニーカーに比べても足への負担が軽く、何より暖かい!

リサイクルポリエステル91%のアッパーで環境に配慮。キルティングパネルに詰め込んだふわふわの中綿で快適さも抜群

リサイクルポリエステル91%のアッパーで環境に配慮。キルティングパネルに詰め込んだふわふわの中綿で快適さも抜群

全天候型で頼れるヤツ! GORE-TEX搭載で雨も雪もへっちゃら

「カハ 2 フロスト モック GTX」は、機能性も抜群。GORE-TEX防水メンブレンを搭載しているので、雨や雪の日だって安心です。ソールに高さがあるので、雪に埋もれるようなことがあっても靴の中にしみてこないのがうれしいところ。これなら、急な天候変化にも慌てることなく、アクティブに動き回れるでしょう。

そして、アウトドア好きにはたまらないのが、アウトソールに採用された「ビブラム メガグリップ」。ゴツゴツしたソールが特徴的で、そのグリップ力は、まさに圧巻! 5mmのラグが地面をがっちりとらえ、安定した歩行をサポートしてくれます。

「ビブラム メガグリップ」が、滑りやすい冬の道を力強くサポート。

「ビブラム メガグリップ」が、滑りやすい冬の道を力強くサポート。

先日、試しに公園の芝生の上を歩いてみた際も、滑ることなく安定した歩行を楽しめました。冬の低山ハイクやキャンプなどを、安全かつ快適に楽しみたいなら、本作はまさに最強のパートナーとなるでしょう。ただし、冬のガチ登山には対応不可です。より本気度の高い一足が欲しい方は、同時期にHOKAから発売されたブーツタイプの「KAHA 2 FROST GTX(カハ 2 フロスト GTX)」を選びましょう。

スタイリッシュなデザインで、街にも自然に溶け込む

アウトドアシューズって、ゴツくて普段使いにはちょっと抵抗がある……そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。でも、「カハ 2 フロスト モック GTX」なら大丈夫。ポテッとしたフォルムとすっきりとした履き口の絶妙なバランス、そしてミニマルで洗練されたデザインに仕上げられています。

どんな服装にも合わせやすく、むしろ、いつものコーディネートをワンランクアップさせてくれる、そんな存在感があります。ボリュームのあるシューズなので、流行りのオーバーサイズでワイドパンツのスタイルにもピッタリ。これはもう、街履きにも最適な、ファッショナブルなウィンターシューズです。

カラーは、ベージュにオレンジの差し色が効いた「ハニー/ウィート」(写真)と、黒のワントーンでまとめた「ブラック/ブラック」の2色展開

カラーは、ベージュにオレンジの差し色が効いた「ハニー/ウィート」(写真)と、黒のワントーンでまとめた「ブラック/ブラック」の2色展開

サイドの「HOKA」のロゴもアクセントになっており、ヒールのタグにあしらわれた雪のマークも、デザイン全体のアクセントとして効いているように思います。

ポーラテック&ゴアテックスのタブが、冬の厳しい天候にも安心の一足であることを証明

ポーラテック&ゴアテックスのタブが、冬の厳しい天候にも安心の一足であることを証明

脱ぎ履き楽々! クイックレーストグルが便利すぎる

スリップオンタイプの本作は、脱ぎ履きがとにかく簡単です。キャンプ場でテントの出入りが多いときや、街中で座敷のお店に立ち寄りたいときなど、サッと脱ぎ履きできるのは想像以上に便利。時間がないときでも、モタモタすることなく、スマートに動けます。

隙間風をシャットアウトするストレッチフリースの履き口で快適さアップ。脱ぎ履きも楽ちん!

隙間風をシャットアウトするストレッチフリースの履き口で快適さアップ。脱ぎ履きも楽ちん!

そして、忘れてはいけないのが、バンジーレースを採用したクイックレーストグルクロージャー。このおかげで、フィット感を簡単に、そして精密に調整できます。手袋をしたままでも操作できるから、寒い冬でもストレスフリー。こういう細やかな配慮、本当にうれしいですよね。

アクセントにもなるオレンジのバンジーレース。手袋のままでも操作できるクイックレーストグルで、フィット感の調整もイージーです

アクセントにもなるオレンジのバンジーレース。手袋のままでも操作できるクイックレーストグルで、フィット感の調整もイージーです

【まとめ】暖かくてルックス良好、さらに全天候対応の価値ある一足!

定価33,000円(税込)という価格を見て、少し躊躇する気持ちもわかります。でも、実際に履いてその快適さと機能性を体験したら、きっと納得するはず! 寝袋のような暖かさ、全天候型の安心感、そして街にも映える洗練されたデザイン。これだけの価値を提供してくれるシューズは、ほかにはそうないでしょう。

この冬は「カハ 2 フロスト モック GTX」で、快適でスタイリッシュなアウトドアライフを満喫しましょう!

軽くて暖か、街にもアウトドアにもなじむ、HOKAの新作シューズ。スタイリッシュなデザインと快適な履き心地で、冬のお出掛けがもっと楽しくなるはず!

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竹治昭宏
Writer
竹治昭宏
出版社勤務時代はメンズファッション誌、レディースファッション誌の編集者として奮闘。現在はフリーランスの編集/ライターとして、雑誌やWeb、カタログ制作など幅広く活動中。仕事として最新トレンドを追いかけつつも、プライベートではお気に入りの服や時計をずっと愛用するタイプ。ひと目惚れして新しく仲間入りさせたものがあっても、なぜか古くからあるものを使ってしまいがちです。
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岡田 太(編集部)
Editor
岡田 太(編集部)
雑誌とWebでファッション/ライフスタイル系メディアの編集長を務め、「価格.comマガジン」へ。被服費&趣味関連の散財でクレジットカードを使い倒してきた経験を生かし、現在はクレカを中心としたマネー記事を担当。
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