おトクの真相! 月刊キャッシュレス展望
キャッシュレス関連のニュースとキャンペーンのまとめ情報【2021年7月】

「えきねっと」でJRE POINTが貯まる! チケットレス乗車がかなりおトクに

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済……。めまぐるしく変化を続けるキャッシュレス決済の動向をコンパクトに伝える連載企画「おトクの真相! 月刊キャッシュレス展望」。過去1か月のキャッシュレス関連のニュースの中から、マネー編集部員やマネー担当ライターが気になったニュースをピックアップしてお届けします。記事の最後には、記事公開時点で参加可能なキャッシュレス関連のキャンペーン情報も掲載していますので、おトク情報の取りこぼしがないようこちらもぜひチェックを。この連載は、毎月月初の公開予定です!

今回は、JR東日本の指定券・国内旅行予約サービス「えきねっと」のリニューアルの話題からお伝えします。

「えきねっと」がリニューアル! 注目はJRE POINTとの連携

2021年6月27日、JR東日本の指定券・国内旅行予約サービス「えきねっと」が、「この20年で最も大規模なリニューアル」(同社リリースより)を実施しました。今回のリニューアルでは、ユーザーインターフェイスの改善や、同乗者に送ったQRコードを使い、別の駅で切符が発券できる機能の導入など、見るべき点が少なくありません。その中でもマネーの面から注目したいのが、JR東日本の共通ポイント「JRE POINT」とえきねっととの連携です。

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大幅なリニューアルを行った「えきねっと」(画像は2021年7月7日時点の公式サイトより)

「えきねっとポイント」は廃止へ

これまでは、えきねっとで切符や旅行商品などを購入すると、独自ポイントの「えきねっとポイント」が貯まる仕組みでした。いっぽう、JR東日本傘下のクレジットカード「ビューカード」の利用では、別のポイントであるJRE POINTが貯まるため、同じJR系のサービスでありながら2つの異なるポイントが混在する状態が続いていました。

今回のえきねっとのリニューアルにより、事前にJRE POINT会員番号をえきねっと上で連携することで、えきねっとでの利用でもJRE POINTが貯まるようになります。なお、えきねっとポイントは2021年8月末でサービスが終了。2つのポイントが実質的に統合されることになります。

ポイント付与率はチケットレス乗車が圧倒的に有利

実際、えきねっとではどれほどのJRE POINTが貯まるのでしょうか。JR東日本のポイント付与例によると、紙の切符を購入した場合(※)のポイント付与率は「0.5%」となっています。

いっぽう、交通系ICカードやモバイルSuicaでチケットレスで乗車できる「新幹線eチケットサービス」のポイント付与率は「2%」。同じくチケットレスで乗車でき、在来線の特急を対象とする「えきねっとチケットレスサービス」のポイント付与率は「5%」と、紙の切符に比べてかなり高めのポイント付与率が設定されています。

※在来線「えきねっとトクだ値」、新幹線eチケットサービス(紙の切符を利用)、特別企画乗車券など

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えきねっとで利用するサービスによってJRE POINTの付与率が異なります(画像はJR東日本プレスリリースより)

えきねっと×ビューカードでJRE POINTがさらに貯まる

また、えきねっとでの決済にビューカードを使うことで、さらに多くのJRE POINTを貯めることも可能です。

当サイトでも以前お伝えしましたが、JR東日本は2021年7月より、ビューカードで対象の商品・サービスを利用した際に、JRE POINTが通常(0.5%付与)より多く貯まるポイントシステム「VIEWプラス」の内容を変更しています。これにより、それまでの「一律1.5%付与」から、商品やサービスによって「0.5〜8%付与」とポイント付与率に傾斜を付ける形に変わりました。一例をあげると、「モバイルSuicaでモバイルSuica定期券を購入」で「ゴールドカードは4.0%付与」、「一般カードは3.0%付与」となるなど、チケットレスを優遇する傾向にあります。

VIEWプラスで優遇される商品・サービスのひとつが、「えきねっとでの利用」です。えきねっとでビューカードを使って決済した場合、「ゴールドカードは8.0%付与」、「一般カードは3.0%付与」とこちらも高いポイント付与率が適用されるようになっています。

つまり、えきねっとでの決済にビューカードを使うと、「えきねっと分」と「ビューカード分」の両方でJRE POINTが貯まることになります。たとえば、前出の「新幹線eチケット(チケットレス乗車)」を、ビューカードのゴールドカードで決済した場合は、「2%+8%=10%」という、極めて高い還元率となります。

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VIEWプラスの対象サービスのひとつが「えきねっとでの利用」。えきねっとでビューカードを使うことでJRE POINTがさらに貯まります(画像はVIEWプラス公式サイトより)

「新幹線に乗れる」などJRE POINTの用途も広がった

使い方によっては、従来より貯まりやすくなった感のあるJRE POINTですが、その用途も今回のリニューアルで広がっています。これまでJRE POINTは、JR系ECサイトでの買い物での利用や、普通列車グリーン券への交換、あるいはSuicaへのチャージといった用途が中心でした。

今回のえきねっとのリニューアルにより、JR東日本の新幹線・特急列車に乗車できる「JRE POINT特典チケット」に交換できたり、JR東日本区間の新幹線eチケットサービスの座席を、グリーン車やグランクラスにアップグレードできる「JRE POINTアップグレード」に利用できたりと、航空会社における「マイル」にも似た特典が用意されました。

えきねっとのリニューアルやVIEWプラスの内容変更から、JR東日本がチケットレスに力を入れていることは明らかです。JR東日本ユーザーの人は、この機会におトクな利用方法を再度チェックしてみてはいかがでしょうか。

ヤマダホールディングスが銀行サービス「ヤマダNEOBANK」をスタート

ヤマダデンキなどを展開するヤマダホールディングスと住信SBIネット銀行は、銀行サービス「ヤマダNEOBANK(ネオバンク)」を2021年7月1日に開業しました。

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ヤマダホールディングスが独自の銀行サービスをスタート

ポイントが貯まる仕組みや家電や家具の購入費を組み込んだ住宅ローンを提供

これは、SBIネット銀行が提供する「NEOBANK」(後述)を利用した銀行サービスです。銀行の基本機能である預金機能(円貨預金、外貨預金、目的別口座など)、決済機能(振込、外貨送金、口座振替など)などが使えるほか、キャンペーンに参加するとヤマダポイントが貯まる機能や、キャッシュカード不要でアプリだけでATMが利用できるなどの機能を備えています。

なかでもユニークなのは、ユーザー専用の住宅ローン「ヤマダNEOBANK住宅ローン」です。家具や家電の購入費も住宅ローンに組み込むことができるもので、ヤマダデンキが手がける銀行ならではのユニークな取り組みと言えるでしょう (※)。口座開設の申し込みはヤマダデジタル会員アプリから行い、同サービス会員かつ満18歳以上の日本国内に在住する個人が申し込みの対象です。

ヤマダホールディングスは2021年8月に大塚家具を完全子会社化。このほかにも、住宅や環境資源開発など事業領域を多角化してきました。ここに、銀行サービスが新たに加わった形です。

※当面はヤマダホールディングスグループのハウスメーカーで住宅を購入した人限定で利用可能。

NEOBANKで金融機能を持たない企業も銀行サービスに参入できるように

ヤマダNEOBANKをシステム面で支えているのが「NEOBANK」です。これは、住信SBIネット銀行が、パートナー企業に対して預金、決済、貸し出しなどの銀行機能の中から、パートナー企業が必要とする機能を提供するサービスのこと。

住信SBI銀行が提供しているNEOBANK。公式サイトには3社の導入事例が掲載されています(画像はNEOBANK公式サイトより)

住信SBIネット銀行が提供しているNEOBANK。公式サイトには3社の導入事例が掲載されています(画像はNEOBANK公式サイトより)

2020年4月には、日本航空がJALマイレージバンク会員向けの銀行サービス「JAL NEOBANK」をスタートし、外貨預金などの取引サービスを提供。さらに2021年3月には、株式会社Tマネーが、T会員限定の「T NEOBANK」を開業。銀行取引でTポイントを付与するなどのサービスを行っています。NEOBANKは、あらゆる業種が「銀行をインストールする」(NEOBANK公式サイトより)ことを目差すとしており、今後も新たな形の銀行が生まれていくのか、その動向が注目されています。

「楽天カード」の2枚持ちが可能に!

これまで「原則ひとり1枚発行」だった楽天カードが、2021年6月1日より、カード会員に対する2枚目のカード発行を開始しました。

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楽天カードを2枚持つことで得られるメリットは?(画像は楽天カードのプレスリリースより)

楽天ポイントも集約できる

楽天カードはキャンペーンを含めるとポイント還元率が高く、ポイントの使い道も幅広いことから人気の高いクレジットカードですが、今回の「2枚目の発行」では、2枚目のカードで貯まる楽天ポイントも1枚目のカードのアカウントに集約することができます。

また、1枚目と2枚目では明細も異なり、引き落とし口座を分けることも可能です。このことから、これまで「生活費は楽天カード」「趣味やレジャー費は他社のクレジットカード」といったように、利用用途によってカードを使い分けていた人が、他社のカードを2枚目の楽天カードに替えることで、ほぼ同じ使い勝手でありながらより多くの楽天ポイントを貯められるようにもなります。

異なる国際ブランドの楽天カードが持てるメリットも

このほか、1枚目と2枚目でそれぞれ異なる国際ブランドの楽天カードを持つことができるのもメリットになります。国内に強いJCBと、世界で幅広く使えるVisaやMastercardを組み合わせるなど、各ブランドの強みを組み合わせることができます。

同様のサービスとしては、三井住友カードが「VisaとMastercard」を同時に発行できる「デュアル発行」を展開。また、リクルートカードも「JCBとVisaかMastercard」の組み合わせでの合計2枚カード発行が可能です。高いポイント還元率から安定した人気を誇る楽天カードが同様のサービスを始めたことにより、同じカードを2枚発行するメリットに目を向ける人が増えるかもしれません。

まだ間に合う! 今月のキャッシュレス関連キャンペーンまとめ

▼えきねっと×ビューカード。新規利用で最大20,000ポイントプレゼント(9月30日まで)

期間中にエントリーのうえ、ビューカードをえきねっとに登録し、ビューカードで初めて、えきねっと(JR券予約)の予約時決済をした人を対象に、えきねっとでの利用金額合計10,000円をひと口として、抽選でJRE POINTがプレゼントされます。1等は20,000ポイント(200名)、2等は5,000ポイント(800名)です。

キャンペーン期間:開催中〜2021年9月30日まで
公式サイト:https://www.jreast.co.jp/card/campaign/eki-net202107/

▼2枚目の楽天カード作成&利用で、もれなく1,000ポイントもらえる(常時開催)

2枚目の楽天カードを作り、カード申し込み日の翌月末までに1万円以上利用すると、もれなく1,000ポイントがもらえます(もらえるのは期間限定の楽天ポイント)。なお、一部対象外のカードがあるので、詳細は公式サイトにてご確認ください。

キャンペーン期間:開催中〜
公式サイト:https://www.rakuten-card.co.jp/campaign/add-card/

▼三井住友カード、10万名に最大50,000円分のVポイントギフトを進呈(8月31日まで)

三井住友カードが、当選者合計10万名に最大50,000円分のVポイントギフトをプレゼントするキャンペーンを実施中です。期間中にVpassにログインし、対象カードでエントリーしたうえで買い物をすると、期間中の利用金額合計50,000円(税込)をひと口として抽選し、1等50,000円分×100名、2等5,000円分×1000名、3等500円×9万8,900名にVポイントギフトが当たります。

キャンペーン期間:開催中〜2021年8月31日まで
公式サイト:https://www.smbc-card.com/camp/00011/index.html

(執筆協力:大正谷成晴)

価格.comマネー編集部

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