こんにちは! 株主優待大好きブロガー、かすみです。「かすみちゃんの株主優待日記」というブログを19年続けています。
毎日の暮らしの中で食べたり、使ったりするものが贈られるのは株主優待の魅力のひとつですが、先日、7月に権利確定した健康食品の通信販売企業「ティーライフ(証券コード:3172)」の優待品「ほし黒豆」が届きました。ティーライフの優待は、自社ECサイトで使える優待券1,000円分が贈られるという内容。サイト内には体にやさしい食品が数多く取りそろえてあり、毎年どの商品を選ぶか迷ってしまいます。このような自社商品優待も、私のお気に入りのジャンルです。
「ティーライフ」の株主優待券を使って購入した「ほし黒豆」が届きました。甘さ控えめでつい食べ過ぎてしまうのが悩ましいところです
さて、2023年12月に優待を受けられる銘柄は170超と、3月と9月に続き3番目に多い月。ジャンルも幅広く選びやすい月と言えそうですが、今回は外食やレジャーなどで利用できる優待、そして創業記念優待を実施するものなど、筆者おすすめの5銘柄を紹介します。
12月の権利付き最終売買日は12月27日(水)、権利落ち日が翌日の28日(木)。気になる銘柄があれば、12月27日までに購入し、少なくとも28日までは保有するようにしましょう。
(記事で紹介した各銘柄の株価は11月24日の終値です)
最初に紹介するのが、カタログ優待が人気のヤマハ発動機です。同社は静岡県に本社を置く二輪車の世界的メーカーで、船外機や電動アシスト自転車も製造しています。
優待内容ですが、12月末に100株保有していると株主優待ポイント1,000Pが贈呈され、ポイント数に応じた特産品やオリジナルグッズをもらうことができます。昨年は1,000Pの場合、「みかんサイダー6本入り」「贈答品用の佃煮」「深蒸し茶」など13アイテムから選ぶことができました。
私は静岡県内にチェーン展開する「炭焼きレストランさわやか」で使える1,000円分のプリペイドカードを選びました。こちらのお店は、県外からも足を運ぶ人がいる人気ハンバーグチェーンで、私も静岡に遊びに行った際にプリペイドカードを使ってきました。
また、同社は2023年11月7日、株主優待の拡充などを目的に2023年12月末を基準日として「1対3」の株式分割を行うことを発表しています。
ヤマハ発動機の株価は11月24日時点で3,766円なので、100株なら376,600円で優待がもらえます。1,000ポイントを1,000円相当として計算すると、優待利回りは0.27%。予想配当利回り(3.85%)を合わせた総合利回りは4.12%になります。
複数あるアイテムの中から、静岡で人気のハンバーグチェーン「炭焼きレストランさわやか」で使える1,000円分のプリペイドカードをチョイス
静岡に旅行した際に「炭焼きレストランさわやか」で肉厚のハンバーグをいただきました
ヤマハ発動機の株主優待(100株)
・株主優待ポイント1,000Pが贈られ、ポイント数に応じたカタログ掲載の特産品やオリジナルグッズ(12月末)
※3,000株保有で自社カレンダー(6月末)
スイーツ好きにおすすめしたいのが、不二家の優待です。同社は老舗のお菓子メーカーで、ケーキやアイスクリームなどを製造しているほか、喫茶店も各地に展開しています。
優待内容ですが、12月末に100株保有していると不二家グループ店舗で使える優待券3,000円分(500円券×6枚)が贈られます。普段のデザートはもちろんのこと、身近な人の誕生日のケーキ購入にも使えるので使い勝手のよい優待品です。
「甘いモノが苦手」という方は、「不二家レストラン」でこの優待券を使うのがよいと思います。こちらのレストランは、昔ながらの洋食屋さんといった雰囲気のお店で、ケーキはもちろんですが、ハンバーグやオムライスなどのランチも楽しめます。
不二家の株価は11月24日時点で2,538円なので、100株なら253,800円で優待がもらえます。優待利回り(1.18%)と予想配当利回り(1.18%)を合わせた総合利回りは2.36%になります。
不二家グループ店舗で使える優待券3,000円分が贈呈されます
「不二家レストラン」で、優待券を使ってショートケーキとアイスコーヒーをいただきました
不二家の株主優待(100株)
・不二家グループ店舗で使える優待券3,000円分(12月末)
観光やお出かけの際に役立つのが藤田観光の優待。同社は「ホテル椿山荘東京」や各地にある「ワシントンホテル」、箱根でリゾート事業などを手掛けています。
優待内容ですが、12月末と6月末の年2回、100株保有していると、株主優待券10枚と日帰り施設利用券2枚が贈られます。優待券を使うと、「ホテル椿山荘東京」や「箱根小涌園」などの対象施設で、1枚につき1泊1室の基本料金が50%オフ(最大2万円)、飲食料金20%オフ(最大1万円)などの特典が受けられます。
いっぽうの日帰り施設利用券は、温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」(パスポートは通常大人3,500円)と「下田海中水族館」(静岡県、通常大人2,400 円)を1枚につき2名まで無料で入場できます。優待を受けられる施設は関東が中心ではありますが、私も最近、旅行をする機会が増えてきたので、取得を決めた銘柄です。
藤田観光公式HP:優待券・施設利用券の対象施設
藤田観光の株価は11月24日時点で4,040円なので、100株なら404,000円で優待がもらえます。2023年12月期の配当予想は未定としています(優待利回りは算出できませんでした)。
株主優待券10枚と日帰り施設利用券2枚が贈られます
藤田観光の株主優待(100株)
・同社運営の対象施設で使える株主優待券10枚と日帰り施設利用券2枚(12月末、6月末)
今年、創業記念の優待を実施するのが日本和装ホールディングスです。同社は着物や帯といった和服や和装品の仲介販売などを行っています。
同社は2020年12月末で株主優待を廃止しており、現在、常設の株主優待を導入していませんが、創業40年を迎える今年、記念株主優待を実施することを発表しています。その内容ですが、2023年12月末に100株保有していると、QUOカード500円分が贈呈されます。記念優待はとりわけ注目される傾向にありますが、この銘柄は現状の株価ですと4万円前後の資金で購入できるうえ、配当利回りが4%前後ある点が魅力的です。
日本和装ホールディングスの株価は11月24日時点で350円なので、100株なら35,000円で優待がもらえます。優待利回り(1.43%)と予想配当利回り(4%)を合わせた総合利回りは5.43%になります。
創業40年の記念優待として、100株保有でQUOカード500円分が贈呈されます
日本和装ホールディングスの株主優待(100株)
・QUOカード500円分(12月末)
※創業40年の記念株主優待
優待内容を大幅に拡充させたのが、ルックホールディングスです。同社は婦人服の企画・生産、直営店や百貨店、ECサイトなどでの販売まで一貫して手掛けています。
優待内容ですが、12月末に100株を保有していると、自社店舗や自社ECサイトで使える商品券4,000円分が贈られます。昨年までは2,000円分でしたが、2023年からは2倍にアップしたうえ、従来はオンライン限定で使用可能だったものが、一部店舗でも使えるようになりました(2024年4月1日以降)。なおオンライン限定で、優待商品券4,000円分で、10,000円相当の商品が入った株主限定の詰め合わせパックを選ぶこともできます。継続保有の優遇もあり、100株を3年以上保有で、商品券5,000円分にアップします。
参考HP:「2024年4月1日以降に株主優待商品券をご使用いただける店舗 」
同社はシンプルで上品なデザインが人気の「A.P.C.(アー・ペー・セー)」や、北欧のアパレル「マリメッコ」などの人気ブランドを展開しており、女性にうれしい優待と言えそうです。
ルックホールディングスの株価は11月24日時点で2,442円なので、100株なら244,200円で優待がもらえます。優待利回り(1.64%)と予想配当利回り(2.87%)を合わせた総合利回りは4.51%になります。
100株保有で、昨年までの2倍の4,000円分の商品券が贈られます
ルックホールディングスの株主優待(100株)
・自社店舗やECサイトで使える商品券4,000円分(12月末)
株主優待をもらうためには、証券口座を通じて株を買い、権利付き最終売買日に保有している必要があります。証券口座はさほど手間をかけずに開設することができ、最近ではネット上のやり取りですべて完結します(ログインパスワードの受け取りなどは郵送の場合も)。
最近は、つみたてNISAや個人型確定拠出年金(イデコ)など、おトクな制度も整ってきています。ぜひ下にあるランキングやキャンペーン情報、記事を参考にして、証券口座の開設を検討してみてください。
2024年1月版もお楽しみに!
※本記事は、執筆者個人の見解です。特定の銘柄を推奨するものではありません。