2024年9月20日、デル・テクノロジーズはインテルの第2世代AI PC向けCPU「Core Ultra 200V」シリーズを搭載するノートパソコン「New XPS 13」を発表しました。
発表された「XPS」シリーズは、メーカー公式サイトで「クリエーターと独創性」とうたっているように、ハイパフォーマンスなモデルとなります。
今回特に目を引くのは、インテルの2世代目「Core Ultra」の特徴でもある省電力部分。メーカーの検証(ワイヤレスでNetflixアプリケーションを使用し1080pの動画を再生)では26時間の視聴が可能とのことです。
発売は9月27日で、フルカスタマイズモデルが購入可能。後日一部構成の即納モデルも販売予定。また、11月下旬には一部量販店での販売も開始する予定とのことです。なお、「XPS」シリーズはほかに画面サイズの違う「XPS 14」「XPS 16」がありますが、今回発表されたのは「XPS 13」のみとなります。
フルカスタマイズモデルはプロセッサーを「Core Ultra 5 226V(メモリー16GB)」「Core Ultra 7 256V(メモリー16GB)」「Core Ultra 7 258V(メモリー32GB)」「Core Ultra 9 288V(後日発売)」から選べます。今回、メモリーがCPUと一体化しているため、「Core Ultra 7」モデルについてはメモリー容量の異なる2機種がラインアップされています。なお、メモリーの増設には対応していません。
また、ディスプレイも「モバイルユーザー向け:13.4型フルHD+(1920×1200)」「クリエイティブユーザー向け:13.4型QHD(2560×1600)」「ハイクオリティユーザー向け:13.4型(2880×1800)OLED」の3タイプから選択可能です。
なお、参考価格はフルHD+、「Core Ultra 6 226V」、16GB、512GB SSDモデルが約26万円。有機ELディスプレイの「Core Ultra 7 258V」、32GB、1TBモデルが約33万円となります。
会場に設置された「New XPS 13」
キーボードには「Copilot」キーが配置されています
シリーズ最薄をうたっており、有機ELモデルが14.8mmと液晶モデルが15.3mm。本体の左右にThunderbolt 4対応のUSB Type-Cポートをそれぞれ1つ、合計で2つ搭載します
電源はUSB Type-C経由で行います。給電中はUSB Type-Cポート1口が余ります
基本スペック
※9月20日時点でのもの
本体サイズ(幅×高さ×厚さ):295.3×14.8(有機EL)、15.3(液晶)×199.10mm
重量:1.18 kg(有機EL)、1.22 kg(液晶)
プロセッサー:
・Intel CoreUltra 5 Processor 226V (8-Core, 8 MB cache, up to 4.5 GHz), 16GBメモリー
・Intel CoreUltra 7 Processor 256V (8-Core, 12 MB cache, up to 4.8 GHz)16GBメモリー
・Intel CoreUltra 7 Processor 258V (8-Core, 12 MB cache, up to 4.8 GHz), 32GBメモリー
・Intel CoreUltra 9 Processor 288V (8-Core, 12 MB cache, up to 5.1 GHz), 32GBメモリー(後日発売)
ディスプレイ:
・モビリティーユーザー向け:13.4型 FHD+ (1920×1200) 非光沢500-nit/100% sRGB/2000:1/120Hz
・クリエイティブユーザー向け:13.4型 QHD+ (2560×1600) 非光沢仕上げタッチ式500-nit/100% DCI-P3/VESA DisplayHDR400/2000:1/120Hz
・ハイクオリティユーザー向け:13.4型 (2880×1800) OLED非光沢仕上げタッチ式400-nit/100%DCI-P3/VESA DisplayHDR TrueBlack500/1,000,000:1
外部インターフェイス:Thunderbolt 4 (USB Type-C)(DisplayPort 2.1とPower Deliveryに対応)×2