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コンバーチブル型のCopilot+ PC「HP OmniBook Ultra Flip 14 AI PC」が登場!

日本HPは2024年10月4日、次世代AI PCの新モデルとして14型ノートパソコン「HP OmniBook Ultra Flip 14 AI PC」を発表した。インテルの新CPU「Core Ultra シリーズ2(Lunar Lake)」を搭載する高性能モデルで、HPの「Copilot+ PC」準拠ノートパソコンとして初めてコンバーチブル型を採用する意欲作だ。

「HP OmniBook Ultra Flip 14 AI PC」、希望小売価格249,700円(税込)〜、2024年10月下旬出荷予定

「HP OmniBook Ultra Flip 14 AI PC」、希望小売価格249,700円(税込)〜、2024年10月下旬出荷予定

NPU最大48TOPSの「Core Ultra シリーズ2」を搭載

HPは、マイクロソフトの次世代AI PC「Copilot+ PC」に準拠するノートパソコンを積極的に展開している。2024年5月にクアルコムのCPU「Snapdragon X」シリーズを搭載するモデルを、7月にAMDのCPU「Ryzen AI」シリーズを搭載するモデルをリリースした。

今回「Copilot+ PC」準拠モデルに追加された「HP OmniBook Ultra Flip 14 AI PC」の特徴は大きく2つ。ひとつは、CPUにインテルの「Core Ultra シリーズ2」を採用することだ。

「Core Ultra シリーズ2」は、NPUが最大48TOPS、GPUが最大67TOPSという圧倒的な処理性能を実現しているうえ、DRAMを実装するMoP(メモリー・オン・パッケージ)の採用によって消費電力も大幅に抑えられている。AI PC用として非常にすぐれた性能を発揮するCPUだ。

高性能かつ低消費電力が特徴の最新CPU「Core Ultra シリーズ2」を採用

高性能かつ低消費電力が特徴の最新CPU「Core Ultra シリーズ2」を採用

多彩な使い方ができるコンバーチブル型。ディスプレイも高性能

もうひとつの特徴は、HPの「Copilot+ PC」準拠モデルとして初めて、ディスプレイが360度回転するコンバーチブル型を採用すること。ディスプレイも高性能で、2.8K(2880×1800、 16:10 )の14型有機ELタッチパネルディスプレイを搭載している。ペン入力に対応しているので、イラスト制作などクリエイティブな作業にも活用できる。

コンバーチブル型なのでディスプレイを自在に回転させて使用できる

コンバーチブル型なのでディスプレイを自在に回転させて使用できる

「Spectre」シリーズ譲りの高品位ボディ

外観は、筐体の角がカットされた「カットエッジ」を採用するなど、プレミアムモデル「Spectre」シリーズのスタイリッシュなデザインを踏襲。厚さ(最厚部)約14.9mm、奥行約216mm、重量約1.34kgのコンパクトなサイズ感で携帯性も高い。

「Spectre」シリーズのデザインを踏襲したスリムな筐体。ボディカラーは新色のイクリプスグレー

「Spectre」シリーズのデザインを踏襲したスリムな筐体。ボディカラーは新色のイクリプスグレー

「カットエッジ」デザインを採用。「カットエッジ」部にはUSB Type-C端子もしくはThunderbolt 4端子が備わっている。ヒンジ部の青いマークは、高性能なAIデバイスに付けられる「HP AI Helixロゴ」だ

「カットエッジ」デザインを採用。「カットエッジ」部にはUSB Type-C端子もしくはThunderbolt 4端子が備わっている。ヒンジ部の青いマークは、高性能なAIデバイスに付けられる「HP AI Helixロゴ」だ

大型のハプティックタッチパッドを採用。キーボードは日本語配列で、AI PCらしくCopilotキーも用意されている

大型のハプティックタッチパッドを採用。キーボードは日本語配列で、AI PCらしくCopilotキーも用意されている

このほか、AIツールと機能を集約した独自アプリ「HP AI Companion」や、NPUを活用するAIカメラ補正アプリ「Poly Camera Pro」、法人向けPCのセキュリティーソリューションを個人向けにカスタマイズした「HP Wolf Security for Consumer」なども搭載。ハンドジェスチャーによるタッチフリー操作にも対応している。

独自アプリ「HP AI Companion」の画面。プロンプトを入力したり、PCのパフォーマンス状態をチェックしたりできる

独自アプリ「HP AI Companion」の画面。プロンプトを入力したり、PCのパフォーマンス状態をチェックしたりできる

約900万画素の高精細カメラとデュアルマイクを内蔵。AIカメラ補正アプリ「Poly Camera Pro」を使って快適なビデオ通話が可能だ

約900万画素の高精細カメラとデュアルマイクを内蔵。AIカメラ補正アプリ「Poly Camera Pro」を使って快適なビデオ通話が可能だ

まとめ さまざまなスタイルで使える高性能AI PC

インテルの「Core Ultra シリーズ2」を搭載する「Copilot+ PC」準拠ノートパソコンは、HPを含めていくつかのPCメーカーがすでに商品化している。今後さらにラインアップが増えていくのは間違いないが、そのなかで「HP OmniBook Ultra Flip 14 AI PC」の特徴として押さえておきたいのがコンバーチブル型を採用していることだ。

現時点で「Copilot+ PC」準拠ノートパソコンを見るとコンバーチブル型はほとんど見当たらない。さまざまなスタイルでAI PCを快適に使ってみたい人にとって、コンバーチブル型で高性能な「HP OmniBook Ultra Flip 14 AI PC」は魅力的に映るはずだ。

ラインアップされるのは以下の3モデル。スタンダードモデルとパフォーマンスモデルはすでに受注が開始されていて、2024年10月下旬以降に出荷される予定だ。なお、「Copilot+ PC」のAI機能は11月下旬より無償アップデートで提供される。

スタンダードモデル
Core Ultra 5 226V(最大4.50GHz、NPU 40TOPS)
16GBメモリー/1TB SSD
バッテリー駆動時間:最大20時間
希望小売価格:249,700円(税込)

パフォーマンスモデル
Core Ultra 7 258V(最大4.80GHz、NPU 47TOPS)
32GBメモリー/1TB SSD
バッテリー駆動時間:最大20時間
アクティブペン同梱
希望小売価格:299,200円(税込)

スプリームモデル
※12月以降販売開始予定
Core Ultra 9 288V(最大4.50GHz、NPU 48TOPS)
32GBメモリー/2TB SSD
バッテリー駆動時間:最大20時間
アクティブペン同梱
希望小売価格:349,800円(税込)

真柄利行(編集部)
Writer / Editor
真柄利行(編集部)
フィルム一眼レフから始まったカメラ歴は、はや約30年。価格.comのスタッフとして300製品以上のカメラ・レンズをレビューしてきたカメラ専門家で、特にデジタル一眼カメラに深い造詣とこだわりを持っています。フォトグラファーとしても活動中。パソコンに関する経験も豊富で、パソコン本体だけでなく、Wi-Fiルーターやマウス、キーボードなど周辺機器の記事も手掛けています。
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