2025年3月13日、デルは複数の新製品を発表
2025年3月13日、パソコンメーカー大手のデル・テクノロジーズ株式会社は、ゲーミングノートPCやゲーミングモニター、デスクトップなどこの春発売を含む複数製品を発表しました。発表会の会場に展示のあった機種の写真を含めてお伝えします。
今回デル・テクノロジーズ株式会社(以下デル)が発表したのは、デスクトップパソコン2製品、液晶ディスプレイ1製品、ゲーミングノートPC2製品、ゲーミングモニター7製品と多岐にわたります。
発表された製品の一覧は以下となります。
ここからは発表された製品をカテゴリごとに紹介していきます。
「Dell Tower」「Dell Slim」は価格.comでも人気の高いInspiron 3xxx/5xxxブランドが統合されてできた製品です。
デル発表会資料より。「Dell Tower」「Dell Slim」は一般向けの製品です
光学ドライブをなくしてすっきりしたデザインに
「高性能でパワフルなAI PC」とのキャッチが付いたタワー型デスクトップパソコンです。最新のインテル「Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)」や、NVIDIA「GeForce RTX 3050/4060」などが選択可能。また、AIアシスタントへのアクセスが容易な「Copilot」キー付き有線キーボードなどが付属します。
さらにDisplayPortと複数の機器を数珠つなぎにできるデイジーチェーン接続にてフルHDモニターを最大4台まで接続可能です。従来モデルからの大きな変更点として光学ドライブがなくなっていますが、SDカードリーダーは搭載されています。
販売価格108,900円(Core i5 14400、16GB、512G、Wi-Fi 6E構成の場合)
2025年3月28日発売予定
細身ボディの「Dell Slim」。こちらも光学ドライブは搭載しません
「高性能、省スペースデザインのAI PC」と銘打ったスモールタイプのタワー型デスクトップです。95×303.5×293(幅×高さ×奥行)mmのスリムな本体ながらインテル「Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)」が選択可能で、クリエイティブな作業などもAIによる効率化が可能です。光学ドライブは搭載しませんがSDカードリーダーを搭載します。
販売価格69,900円(Core i3 14100、8GB、512G、Wi-Fi 6E構成の場合)
2025年3月28日発売予定
こちらは2025年のCESで発表されていたモニターで日本国内向け発売が決まっている製品。AIにより強化された空間オーディオを搭載する世界初のQD-OLEDモニターです。AIによるヘッドトラッキングによって、内蔵スピーカーからの音がユーザーの位置に合わせて補正され、没入感のある体験を実現するとのことです。また、USB-Cケーブル1本で最大90Wの電力を供給可能で、手軽にデバイスを充電・接続してデスク周りを整頓できます。
販売価格未発表
2025年5月22日販売予定(CESでの資料より)
Dellのプレミアムゲーミングブランドである「Alienware」3年ぶりの復活となるゲーミングノートPC2機種も発表されました。
ハイスペックな18型のゲーミングノートPC。解像度はQHD+(2560×1600)です
インテル「Core Ultra HX」プロセッサーとNVIDIA「GeForce RTX 50シリーズLaptop GPU」を搭載し、トータルパフォーマンス能力(TPP)が最大280W(NVIDIA「GeForce RTX 5080」以上の構成の場合)に達する18型ゲーミングノートPCです。
CPUは「Core Ultra 9 275HX」と「Core Ultra 7 255HX」が選択可能ですが、「Core Ultra 7 255HX」搭載モデルは後日発売予定です。また、ビデオカードも「RTX 5090/5070Ti」モデルが後日追加予定です。
販売価格:730,000円(Core Ultra 9 275HX、32GB、1TB、RTX5080の場合)
販売開始日2025年3月18日予定
16型のゲーミングノートPCで、こちらも解像度はQHD+(2560×1600)です
トータルパフォーマンス能力(TPP)が最大240W(NVIDIA「GeForce RTX 5080」以上の構成の場合)に達する16型ゲーミングノートPCです。TPPと画面サイズ以外はほぼ「Alienware 18 Area-51 Gaming Notebook」と同構成で、こちらもCPUはインテル「Core Ultra 9 275HX」と「Core Ultra 7 255HX」から選択可能。ビデオカードは「RTX 5090/RTX 5080/5070Ti」などが選択可能ですが、「Core Ultra 9 275HX/RTX 5080」構成が先行発売され、それ以外については後日発売予定となっています。
販売価格:650,000円(Core Ultra 9 275HX、32GB、1TB、RTX5080の場合)
販売開始日2025年3月18日予定
これら2機種は底面の一部にゴリラガラスが使用されており、マシン内部を透けて見えます。
「Alienware 18 Area-51 Gaming Notebook」の底面。上の枠で囲まれている部分から内部が見えます
また、特許出願中のゼロヒンジによりほとんど目に見えないヒンジを実現。フローティングディスプレイの実現によりゲーム中に気が散らないとしています。
「Alienware」ブランドのモニターはQD-OLED3製品を含む計7製品が発表されています。これらに共通する特徴として、宇宙現象、特にオーロラからインスピレーションを受けたとする「AW30」と呼ばれるデザインが採用されています。また、外観を含め「通気性」や「小さな設置面積」「簡素化されたケーブル管理」などを含むいくつかの点で進化しているとのことです。
今回会場に展示されていたのは27型のこちら
1インチ当たりのピクセル数が166に達する密度が特徴。これはOLEDやQD-OLEDモニターの中で史上最高数値を記録し、視野の鮮明さやスピード、没入感を提供するとしています。また、すべてのQD-OLEDモニターに3年間の限定OLED焼き付きハードウェア保証が付きます。
販売開始日2025年3月18日予定
販売価格: 139,800円
リフレッシュレートが従来の175Hzから240Hzに引き上げられ「AMD FreeSync Premium Pro」および「VESA AdaptiveSync」に加えて、「G-SYNC Compatible」認証も取得。WQHD(3440×1440)解像度と1800Rの曲率により、ユーザーの視界を包み込み、広がりのあるゲームとシネマネマティックな体現を実現するとされるウルトラワイドモニターです。
販売開始日2025年4月15日予定
販売価格: 129,800円
QHD(2560×1440)解像度と280Hzのリフレッシュレートにより、鮮やかなビジュアルとパフォーマンスのバランスを実現し、あらゆるジャンルのゲームで性能を発揮するとしています。
販売開始日 2025年初夏予定
販売価格: 未定
300Hz以上のゲーム環境を手軽に構築できる価格での提供を予定しています。高性能を求めつつ予算も重視するユーザー向けの設計を採用しています。リフレッシュレート320Hzの「Fast IPS FHD」パネルを搭載し、スムーズなビジュアルと最小限の入力遅延を実現。FPSや高速アクションゲームを楽しむのに最適な選択肢とのことです。
販売開始日 2025年初夏予定
販売価格: 未定
AlienwareのQHD(2560×1440)ゲーミング環境を手軽に入手できるよう追加された3サイズのモニターです。共通する特徴として180Hzリフレッシュレートと1ms(GtG)の応答時間により、モーションブラーのないスムーズなゲームプレイを実現。また、「NVIDIA G-SYNC」「AMD FreeSync」「VESA AdaptiveSyn」認証により画面のティアリングを排除。さらに「DCI-P3 95%」の色再現率と「VESA DisplayHDR400」認証がリアルかつダイナミックにシーンを描写するとしています。
販売開始日2025年3月6日発売
販売価格: 59,800円
販売開始日2025年3月6日発売
販売価格: 49,800円
販売開始日2025年4月24日予定
販売価格: 39,800円