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レノボが1kg切りの超軽量機種含む「ThinkPad」7モデル15製品を発表

レノボ・ジャパン(以下、レノボ)は2025年3月18日にビジネスノートPC「ThinkPad」の新モデルとして、7モデル15製品を発表しました。同日より順次発売されます。

発表された製品は以下です。

・ThinkPad X13 Gen 6
・ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition
・ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 Aura Edition
・ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 1
・ThinkPad T14s Gen 6
・ThinkPad T14 Gen 6
・ThinkPad T16 Gen 4

なお、これらはユーザーの利用環境などにより以下の3つにカテゴライズされています。

・ハイブリッド・テレワーカー
日々最適なワークプレイスを能動的に選びながらホームオフィス、サードプレイス、事業所問わず勤務する働き方
・ホーム・オフィスワーカー
在宅勤務、もしくは事業所内の移動が中心
・インターナルワーカー
事業所内の特定の場所での業務がメインとなる働き方

このカテゴリーに沿ってまとめたものが以下となり、幅広い用途をカバーするように新機種が登場していることがわかります。

発表会プレゼンテーション資料より作成

発表会プレゼンテーション資料より作成

なお、インテル「Core Ultra 200V」搭載製品およびAMD「Ryzen AI PRO 300」搭載製品はすべて「Copilot+ PC」です。また、今回発表された製品はいずれも5G Sub6または4G LTE 通信にオプションで対応可能なほか、法人向けではPC組み込み型で5年間のデータ通信容量制限なしの5G / 4G LTE接続利用権が付属する「Lenovo ConnectIN(レノボ コネクティン)」が選択可能。このほか、「Copilot」キーの搭載や、ユーザーによるバッテリー交換可能な仕様が共通化されています。

さて、ここからは個別の機種について解説していきます。

「ThinkPad X13 Gen 6」

「ハイブリッドワークのための最適解」とされ、日本のユーザーの声に応えた重量約933gからという超軽量ボディを実現。さらに堅ろう性や接続性、メンテナンス性などを備えた妥協のない13.3型のモバイルノートPCです。前世代比でさらに狭額縁化したことによる携帯性の向上や、標準搭載された500万画素カメラと360度集音マイク、Thunderbolt 4、USB Type-A、HDMIなどに対応する拡張性など、ハイブリッドワーク環境に必要な性能を備えています。

・販売価格
 未発表
・発売日
 インテル「Core Ultra 200U/H」シリーズ搭載製品は2025年5月上旬以降発売予定
 AMD「Ryzen AI PRO 300」シリーズ搭載製品は2025年6月中旬以降発売予定

「ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition」

「AI時代の軽量モバイル」とされ、14型ながら4辺狭額縁のディスプレイを搭載し高い可搬性を実現したモデルです。ヒンジのデザインと取り付け方法の見直しや、底面カバー素材と設計の変更などといった使い勝手を犠牲にしない軽量化がなされています。さらに「Copilot+ PC」となるインテル「Core Ultra 200V」シリーズ搭載モデルでは、内部モジュールの軽量化なども実施。その結果、有機ELディスプレイ搭載の最軽量構成で約986gからという軽さを実現しています。

・販売価格
 376,200円(税込)インテル「Core Ultra 200V」シリーズ搭載製品
・発売日
 インテル「Core Ultra 200U/H」シリーズ搭載製品は2025年4月下旬以降予定

「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 Aura Edition」

「多彩なスタイルで活躍する」とされる14型回転型マルチモード2in1ノートPCのフラッグシップモデルです。インテル「Core Ultra 200V」シリーズ搭載製品は「Copilot+ PC」。パフォーマンスとバッテリー駆動時間の両立のため、OSのパワーモードを「バランス」モードに設定した際、レスポンスに合わせて動的なCPUパフォーマンスのコントロールを行う新技術「Efficiency Optimizer」を搭載しています。

・販売価格
 397,100円(税込)〜インテルCore Ultra 200Vシリーズ プロセッサー搭載製品
・発売日
 インテル「Core Ultra 200U/H」シリーズ搭載製品は2025年4月下旬以降予定

「ThinkPad T14s Gen 6」

「大容量バッテリーで安心」をうたいユーザー自身が交換可能な大容量58Whrバッテリーを搭載する14型のモバイルノートPC。Thunderbolt 4に加えUSB Type-AやHDMIといった充実した外部インターフェイスを備えます。また、オプションで5Gおよび4G LTE接続にも対応。こちらは「インテル Core Ultra 200V」シリーズ、インテル「Core Ultra 200U/H」シリーズ搭載製品のほか、AMD「Ryzen AI PRO 300シリーズ」搭載製品を発売予定で、発表済みの「ThinkPad T14s Gen 6 Snapdragon」と合わせて、豊富な選択肢を揃えます。

・販売価格
 321,200円(税込)〜インテル Core Ultra 200V シリーズ搭載製品
・発売日
 インテル「Core Ultra 200V」シリーズ搭載製品以外は6月上旬以降発売予定

「ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 1」

14型狭額縁の回転型マルチモード2in1ノートPC。ユーザーが交換可能な大容量58Whrのバッテリーを搭載します。オプションで選択可能な「Lenovo Yoga Pen」をディスプレイ右側面にマグネットで装着可能。プライバシーシャッターを備えた500万画素カメラを搭載し、高品質なオンライン会議を実現できます。
・販売価格
 未定
・発売日
 2025年6月上旬以降発売予定

「ThinkPad T14 Gen 6」

Thunderbolt 4×2やUSB Type-A、HDMIに加えて有線LANポートを搭載する拡張性にすぐれた14型ノートPC。Wi-Fi 7に加えて5Gにもオプションで対応可能なため、場所を問わない働き方をサポートしてくれるでしょう。こちらはインテル「Core Ultra 200V」シリーズ、インテル「Core Ultra 200U/H」シリーズ搭載製品のほか、AMD「Ryzen AI PRO 300シリーズ」搭載製品の計3種がリリースされます。

・販売価格
 未発表
・発売日
 インテル製CPU搭載製品は5月上旬以降発売予定。AMD製CPU搭載製品は4月下旬以降発売予定。

「ThinkPad T16 Gen 4」

狭額縁筐体に16型の大型ディスプレイを搭載したノートPC。ユーザー交換が可能な86Whr大容量バッテリーのほか、オプションで5Gも選択可能で、大画面でありながら移動のしやすさと場所を問わない接続性を兼ね備えています。インテル「Core Ultra 200U/H」シリーズ搭載機とAMD「Ryzen AI PRO 300」シリーズ搭載機をラインアップします。

・販売価格
 未発表
・発売日
 インテル製品は5月上旬以降発売予定。AMD製品は4月下旬以降発売予定。

柴田崇志(編集部)
Writer / Editor
柴田崇志(編集部)
モノ雑誌で10年弱編集を経験した後、カカクコムに入社。前職ではAV家電やカメラを中心に幅広い製品を担当。スペックからわかりづらい製品の違いをわかりやすく説明したいです。
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