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飛距離や精度をデータで管理! ゴルフゲームみたいな神ガジェットをテストした

どうもオグさんです。
今回はいつものようなクラブではなく、ゴルフに役立つデジタルガジェットをご紹介します。

それがこちら、GARMIN(ガーミン)の「Approach CT-10」です(以下CT-10と表記)。

クラブのグリップエンドに付けて同社のスマートウォッチと同期させることで、その日のショットをすべて記憶してくれるすばらしくも恐ろしいアイテムです(笑)

ガーミンのGPSゴルフウォッチと併せて使用する

これは同社のGPSゴルフウォッチ「Approach S60」(以下S60)と組み合わせることで、各ショットのデータを自動記録し、スマホアプリに転送して後から分析できるというすぐれものです。

S60に関してはこちらをご覧ください

使い方は簡単で、まずCT-10のセンサーをクラブのグリップエンドにねじこみ、1本ずつS60とペアリングさせればOK。センサーが14個入ったフルセットのほかに、3個入りのセットも用意されています。これをドライバー、ウェッジ、パターに取り付けてデータを分析するのも十分効果的だと思います。

ネジ式になっているセンサーをグリップエンドの穴に装着して……

ネジ式になっているセンサーをグリップエンドの穴に装着して……

ペアリングは、センサーが付いたクラブを近付けるとS60の画面に番手が表示されるのでそれを選択するだけ(ペアリングは初回のみ)

センサーが付いたクラブを近付けるとS60の画面に番手が表示されるのでそれを選択すればペアリング完了(ペアリングは初回のみ)

今回は、千葉バーディクラブのインコースでテストラウンドしてみました。

使用した感想を最初にお話しすると、上達志向のある方ほど上達のヒントがたくさん得られるアイテムです。では上達志向が高くないと必要ないかというかというと、そんなことはありません。

このデータを肴にいろいろな味のお酒が楽しめます(笑)!

このCT-10は、各ショットを自動的にトラッキングし、その日にプレーしたショットがすべて記録されます。

<CT-10でわかる主なこと>
・ティーショットの飛距離
・フェアウェイキープ率
・パーオン率
・パット数
・各番手の実飛距離と平均値
・寄せワン率
・ショットごとの左右の散らばり
・各ショットのストロークス・ゲインド
 ※PGAツアーでも使われている指標で、そのショットがどれだけスコアに貢献しているかを示す

以上のようなスタッツを数値化してくれます。またラウンドを重ねてデータを蓄積していくことで、過去の自分との比較や、スコアや内容から導き出されるハンディキャップから自分と同レベルのゴルファーとのデータ比較、さらにはデータを取り込むことで、そのコースの俯瞰(ふかん)図に全ショットを映し出すことができ、あたかもゲーム画面のように自分のショットを反省することができるのです(笑)。

センサー1つの重さは90gちょっと。グリップエンドに付けても私はまったく気になりませんでしたし、じゃまにもなりませんでした。グリップエンドを掌(てのひら)に握りこんじゃうぐらい長く持つ人にとっては気になるかもしれません

実際にコースをプレーしてきました!

簡単に自分のプレーを振り返りながら、コース上でのCT-10の使い方を説明していきましょう。

千葉バーディクラブの10番ホールからティーオフ! スタート前に各クラブのセンサーをスマートウォッチとペアリングし、S60のGPS機能でコースを選択、作動しているか確認すれば準備完了です

こういうショートレンジのショットもしっかり記録してくれます

こういうショートレンジのショットもしっかり記録してくれます

打つ前に近くにあるセンサー(手にしているクラブ)の表示がS60に出るので、使う番手を選択して打つだけ。クラブを複数本持っているときはそれらがちゃんと表示されます

12、16番は3Wでティーショット。この場合も持っているクラブが3WなのでS60には3Wと表示され、3Wのデータとして蓄積されます

この日はショットに大きなミスがなく調子もよかったのですが、半面パットがまったくダメでした……。パッティングの打数はインパクトのセンサーで自動的に記録していますので、カップインしたらパット数を確認し、確定ボタンを押せばOK。もし間違っていれば簡単に修正できます

ここからは、この日のプレーデータを取り込んだ画像を見ていきましょう。

【10H】316Y PAR4

スタートホールは316ヤードと短めのPAR4。ドライバーがうまくいき、残りは71ヤード。セカンドショットはやや突っ込み過ぎましたが、パーオンに成功。下りのバーディパットはかすりもせず……パーでホールアウトしました。

【11H】153Y PAR3

6番アイアンで無理せずセンターを狙いましたが、そういうときに限って狙いどおりに。約5mのバーディパットは、こちらもかすりもせずパー。

【12H】484Y PAR5

ティーショットはドライバーで打つとギリギリ池に届いてしまう可能性があるので、リスクを避けて3Wを選択しました。いまいち当たらずも、218ヤード飛んで結果はフェアウェイキープ。セカンドショットは、バンカーに入らない距離の7番アイアンを選択したものの……少しダフってギリギリフェアウェイに。8番アイアンを持ったサードショットは、セカンドのダフりの影響をそのまま受けて再度ダフり、グリーン手前10ヤードに。飛距離は113ヤード(泣)。アプローチでようやく切り替えることができ、50センチにつけ、1パットのパーでしのぎました。

【13H】400Y PAR4

12番からの悪い流れは断ち切れず、ティーショットは一番嫌いなフックボール。ギリギリ林には入らなかったのですがラフにつかまります。セカンドは左足下がりのラフ、8番アイアンで引っかけを嫌がりグリーン右手前のバンカーへ。サードショットはバンカーから約3mに寄りましたが、パーパットが入らずボギー。嫌な流れが続きます……。

【14H】336Y PAR4

14番は短めのPAR4。ティーショットをミスし飛距離が出なかったため、幸か不幸かフェアウェイをキープ。セカンドショットはPWをコントロールしてグリーン左サイドにオン。10mほどのバーディパットを1mほどに寄せてなんとかパーをとりました。

【15H】510Y PAR5

ドライバーはなんとかイメージどおりの弾道が打て、いいポジションに置くことができました。セカンドは花道狙いで3Wを打ちましたが思った以上に距離が出て、アンダーパーオンに成功。続くイーグルパットは腰くらいまである大きな2段グリーンにビビり、5mの大オーバー。返しのバーディパットもかすりもせず、パー……せっかくのイーグルチャンスでしたが、もったいない終わり方に。

【16H】380Y PAR4

16番は左ドッグレッグ。ドライバーを打つと突き抜けてしまうため3Wを選択し、うまくフェアウェイをキープできました。セカンドショット、9番アイアンでうまく打ったつもりがスイングに緩みが生じ100ヤードしか飛ばせず、グリーン手前に。3打目のアプローチを50cmに寄せてリカバリーに成功し、パー。

【17H】185Y PAR3

ややアゲインストだったこともあり、UTを選択。グリーンやや奥めに乗ったが下りのパットが残ります。やや欲が出てバーディを狙いに行き3mオーバー。返しのパーパットを外し、3パットボギーを喫する……

【18H】415Y PAR4

テストラウンドの最終ホール、ティーショットのドライバーの軌跡がないのは私が17番ホール終了後に3パットのショックで確定ボタンを押し忘れたから……泣。ドライバーを打った後に気付いたのでショットデータはセカンド地点からの記録になってしまいました。ミスして気持ちが落ち込んでも、確定ボタンを押すのを忘れないようにしましょう。残り180ヤードのセカンドショットは4番アイアンを選択。芯では捉えられず距離は出ませんでしたが、どうにかグリーンに届く。無難に2パットでしのぎパーで9ホールを終えました。

細かなデータ分析から”課題”が明確になる!

データを見て分析しましょう

データを見て分析しましょう

スコアカードは該当ラウンドの基本的なショットデータを確認できます。パフォーマンス統計は、過去のデータの平均スコアやベストスコアなどが表示され、今回のラウンドの平均との比較が簡単にできます。

ちなみに私の今回の結果はハーフだけですが2ボギーの38。フェアウェイキープ率は7回中5回で約70%。自分としては満足。パーオンも6/9で約67%と悪くないです。問題はパット。18回は自分としてはアウトですね。

それぞれのクラブの平均比飛距離と最大飛距離もデータとして残っています。自身の各番手の飛距離の把握はもちろん、季節や高地などに行ったときにどのくらい飛距離差が出るかなど、マニアックな分析もできそうです

ショットの概要では「ストロークス・ゲインド」という考え方で分析されます。これはPGAツアーでも採用されている”スコアへの貢献度”を示すもの。CT-10では自分と同レベルのプレイヤーと比べて何がすぐれていて何が劣っているのかがわかり、グラフが低いものが自分の弱点ということになります

今回の私のデータのストロークス・ゲインドは……一応全カテゴリで平均値に届いてはいるようですが、同程度のハンデのゴルファーにはパット以外劣っています。ショットやアプローチはそんなに悪くなった気がするんだけどなぁ……。

この「同程度のハンデ」というのは、全世界のガーミンユーザーのデータと独自のコース難易度などから算出したデータだそうです。私が悔しい思いをしたパットが同ハンデの方々と同等とは、世界的に見るとハンデ4のプレイヤーのショット精度はかなり高いんですね……。この1ラウンドのグラフだけを見ると、ドライバーからアイアンまでのショットに磨きをかけるべきなのでしょうが、個人的に、スコアはショートゲームで作るものだと思うので、パットを含めた100ヤード以内の練習量を増やすべきだと思っています。パット練習は家の中でもできますしね!

ストロークス・ゲインドは、過去の自分とも比較ができます。今回のプレーはいつもより何がよくて何が悪かったのかなど、練習すべき課題や調子を維持するのに重要なデータをひと目で確認することができますね。

この場合のアプローチとは50ヤード以上のショットを指しています。今回は4回打ってこの数値。もう少し精度を高める必要があるということです

3パット2回が響いてますね……。結構近かったパットもミディアムの距離に取られています。毎回変わるピンの位置が正確に入力されたコースデータではないので、ここはある程度しょうがないですが、ロングパットの距離感が課題ということははっきりとわかります……。

結構緊張感のあるラウンドが楽しめました。どのショットもデータとして残ってしまうと思うと、誰かに見られているような気がして身が引き締まりましたね。

CT-10のいいところは、データが詳しく見られてはいおしまい! ではなく、自分の強いところ、足りないところが明確になる点。ハッキリとした練習課題が見つかるので、次にやるべきことを明確にすることができます。練習場じゃいい球打てるんだけどスコアを作れないといった方や伸び悩んでいる方にぜひおすすめしたいですね。さて私は……パッティング練習してきます……。

ホールアウト直後。このときはまだ自分のデータを知りません……。弱点だけでなく強みも改めて発見することができるこのアイテムは、使うほど新たな発見ができそうな気がします

取材協力:千葉バーディクラブ
写真:富士渓和春

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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