ゴルフの楽しさ伝えます
ただ飛ぶだけじゃない!

つかまりすぎないから上級者もOK! テーラーメイド「M5アイアン」試打

オグさんです。

今回はテーラーメイドの「M5アイアン」を試打させていただきましたのでリポートしたいと思います。

ヘッド素材/フェース素材(製法):#4〜#7 450SS(鋳造)+タングステン、#8 450SS(鋳造)、#9〜SW 17-4SS(鋳造)
ロフト:#4 19.5°/#5 22.5°/#6 26°/#7 30°/#8 34.5°/#9 39.5°/PW 45°

番手によって異なる素材と製法

ツアープロからアベレージゴルファーまで、ウッド類の評価が高いテーラーメイドの「Mシリーズ」ですが、アイアンはというと、どちらかと言えば飛距離と安定性を追求した設定になっていると言えます。そのひとつがロフト。アスリート向けのモデルに比べて2〜3°立っており、アベレージゴルファーが好む“飛距離を追求したアイアン”になっているのがわかります。

4番から7番までは比重の重いタングステンを使用することでさらなる低重心にして高い打ち出し角を作りやすくなっていますし、芯を外しても飛距離ロスが少ない「貫通型スピードポケット」やヘッドの低重心化と剛性を高めることで、直進性の高く強い弾道を生み出す「スピードブリッジ」など、搭載されている技術はアベレージゴルファーに恩恵があるものです。

しかし最近の傾向として、ツアープロもこういったモデルを使用するケースもありますので、実際はどのようなゴルファーに合うのかじっくり試打してみたいと思います。

文字どおり、“橋”のようになっている「スピードブリッジ」は、ヘッドの剛性を上げ低重心化することで少々芯を外してもヘッドのブレをなくし、ボールの直進性を高めるための技術。テーラーメイドらしくさまざまな工夫と技術が詰まったアイアンに仕上がっています。構造的には「ポケットキャビティ」の部類に入りますね

M5アイアン #5

M5アイアン #5

M5アイアン #7

M5アイアン #7

M5アイアン #9
やや厚めのトップブレードと、軽いグースネックになっていて、プレッシャーを感じさせないやわらかい形状の顔をしています。サイズ感は標準的で、大きすぎず小さすぎずと言ったところ

さまざまな技術を搭載したモデルですが、構えたときにそれを見せないシンプルな仕上げになっていますね

さまざまな技術を搭載したモデルですが、構えたときにそれを見せないシンプルな仕上げになっていますね

ソールは比較的厚めになっており、ダフリのミスには強そう

ソールは比較的厚めになっており、ダフリのミスには強そう

ヘッド内部を見てみると、いかに重心を深く低く設計しているかがわかりますね。U字型になったフェースはエネルギーロスを防ぐ効果があり、上下に打点を外しても飛距離が落ちにくくなっています

5,7,9番をDG S200で打ってみた

今回は5番、7番、9番と3本お借りし、それぞれをじっくり試打させてもらいました。装着されているシャフトはDG(ダイナミックゴールド) S200。普段自分が使用しているアイアンよりも重量があります。

打ってみると、まぁ、よく飛びます。自分のアイアンより2番手近く飛びますね。感覚としてはUT(ユーティリティー)を打っているよう。重心の低さと深さによってロフトよりも高く打ち出し角と適正なスピンの直進性の高い弾道が簡単に打てます。多少芯を外しても飛距離ロスが非常に少なく、特に下側のミスにはめっぽう強いですね。

打感は、独特の弾き感があり、フェースがたわんでからはじき飛ばすような感触は打っていて爽快感があります

打感は、独特の弾き感があり、フェースがたわんでからはじき飛ばすような感触は打っていて爽快感があります

DGは重量級シャフトのベストセラーモデル。粘る挙動でヘッドをダウンブローに入れやすくツアープロや上級者に好まれるシャフトです

意外! つかまり性能は抑えられている

アスリートプレイヤーが使用することもきちんと考えていると感じたのが、つかまり度合い。もう少しつかまるのかなと想像していたのですが、いわゆるニュートラルな設定です。スイングの傾向がそのまま打ち出し方向に表れる感じで、そこに直進性の高い弾道がぶっ飛んでいくといった印象。細かい操作はできませんが、フェースコントロールができるゴルファーならこれはやさしい! と感じるアイアンだと思います。

#5:ちょっと引っかけてしまったためやや弾道が低くなっていますが、実際はもう少し高く打ち出せました。ねじれが少ない強い弾道です

#7:目標に打ち出せたナチュラルなドローボール。高さもスピン量も適正です。さらっとこの距離が打てるのはすごいアイアンですね

#9:自分のイメージする高さと球筋で、いつもより15ヤード以上飛んでいます。短い番手でも直進性の高さは変わらず

現代のドライバーとも好相性

直進性が高く、飛距離も出て打点のミスに強い。余分なつかまりを抑えてあり、シャフトを合わせれば上級者やパワーヒッターにも十分対応すると言うのが私の率直な印象です。最近の主流である、重心距離の長く深いドライバーとの相性もすこぶるいいと思います。

ミスに強いアイアンが欲しいけど左のミスは避けたい、といったゴルファーには強くおすすめします。パワーはあるけど、まだ技術がないといった方にもいいですね。結果の出しやすいモデルと言えるでしょう。

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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