ゴルフの楽しさ伝えます
超人気クラブがモデルチェンジ

今度の”11代目”も飛ぶんですか!? 「ゼクシオ イレブン ドライバー」試打

オグさんです。

今回は先日発表になったばかりの住友ゴム「ゼクシオ イレブン」シリーズから、ドライバーを試打させてもらいましたので早速レポートしたいと思います。

11代目はイレブンとXの2本立て

「ゼクシオ」とは、日本でゴルフをたしなんでいる方であれば知らない人はいないというぐらい認知度の高いブランド(アルファベットでは「XXIO」と表記します)。ゴルフをやらない方でも聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。2000年に初代が発売され、以降ずっと売れ続けている過去に例を見ないシリーズなのです。

そのゼクシオが先日モデルチェンジし、11代目が発表されました。11代目は「イレブン」と「X(エックス)」の2つのシリーズをラインアップ。どちらもエンジョイゴルファー対象のクラブですが、ヘッドスピードによってモデル分け。シャフトやヘッド構造を専用設計にすることで、それぞれ対象ゴルファーに合ったクラブになっています。

発表会にもおじゃましてきましたのでその模様はこちらをご覧ください

イレブンはヘッドスピード38を対象に

「ゼクシオ イレブン」は、対象ヘッドスピードを38m/sに設定し、楽にゴルフを楽しみたいシニア世代のゴルファーに向けた設計になっています。特徴的なのが、グリップエンドに重さを集約した「ウェイト・プラス・テクノロジー」。シャフトの手元側を軽量化しながらも重さを一番端に集めることで、スイング中にヘッドの重さに負けることなく、安定してクラブを支えやすくなっているのだそう。

もちろんヘッドも進化しています。高初速エリアを従来モデル比で72%広げることに成功した「フラットカップフェース」や、新開発の「スターフレーム構造」によってソールとクラウンの広範囲を薄肉化して軽量化し、慣性モーメントを増加させています。

では実際にクラブを見ていきましょう!

今作よりロゴのデザインも一新したゼクシオ。そのロゴをトゥ側に配し、ブラックとミラー仕上げを効果的に使ったデザインにまとめられています。前作より若々しくなった印象です

クラウンの塗装は、従来のゼクシオと同じブルーのグラデーションを使った凝った仕上げ(ほかにレッドモデルもあり)。太陽光の下で見ると映えるとてもきれいな塗装です。ヘッドシェイプはいびつな部分がないきれいな輪郭。投影面積は大き目で安心感があります

新開発のフラットカップフェースを搭載したことで従来モデルより高初速エリアが72%も拡大されています。インパクトエリアには細かいミーリングがなされていて安定したボールが打てそうですね

対象ヘッドスピードが38m/sに設定されているモデルとしては、それほどシャローバック(ヘッド後方が下がっていて、ボールが上がりやすい)にはなっていないですね。一見アスリートモデルに見えなくもない形状です

意外にも強めのライナー性弾道が出た!

構えてみると、一度でもゼクシオを手に取ったことがある人ならすぐわかる、ゼクシオらしいクラウンのきれいな塗装が目に入ります。ブルーにグラデーションが施された凝った塗装は、太陽光下で見ると非常に美しく、高級感があって所有感を満たしてくれます。

フェース周りはシルバーに仕上げてあり、クラウンのカラーとのコントラストがはっきりしていてフェース面の向きもわかりやすくなっています。きれいなシェイプでありながら、アドレス時の不安的要素をうまく取り除かれている仕上がりだと思います。

冒頭でも少し触れていますが、今作の注目すべき点は「ウェイト・プラス・テクノロジー」という技術。グリップエンドにウェイトを装着し、いわゆる“カウンターバランス”にすることでスイング中にかかるヘッドの負荷を減らし、安定したスイングを実現させるための技術です。実際にスイングするとどのように感じるのかを意識しながら打ってみたいと思います。

想定されるゴルファーのヘッドスピードが38m/sということで、まずはそのあたりを意識して打ってみました。試打したスペックは、Rフレックスの純正シャフト、ロフトは10.5°です。飛んでいった弾道は中弾道で、ヘッドスピードの割には強めのライナー性弾道。ちょっと意外でしたね。もう少し高く上がってフワッとした弾道を想像していましたので、意外にも強い弾道が打てる印象です。

芯を少々外しても弾道のブレは少なめで、高さの差もほとんどありませんでしたね。さすがに操作性という点では、高いとは言えません。そういった特性のクラブではないので当然ですが、意図的に曲げようとしても大きくは曲がらず、直進性が非常に高い仕上がりです。

つかまりは極端ではなく、まずまずといった表現がいいかと思います。スライスがドローになるような強いものではなく、安定したフェードが打ちやすくなるといったニュアンスが適当ですかね。そういったちょうどよさ具合もゼクシオのよさだと思います。

気になる「ウェイト・プラス・テクノロジー」による振り心地ですが、正直言われなければほとんどわからないレベルで、ほかのクラブと同じように振ることができました。今作は「ゼクシオ イレブン」、「ゼクシオ X」共にドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアンまでラインアップしているのですが、すべてにこの「ウェイト・プラス・テクノロジー」は搭載されています。すべて同じシリーズでそろえたときはもちろんですが、ドライバー単品でキャディバッグに入れても違和感はないでしょう。

今作のキモとなる「ウェイト・プラス・テクノロジー」。このグリップエンドに装着されたウェイトによる振り心地ですが、対象ヘッドスピード付近で振っているかぎりでは、正直違和感はありませんでした。強いて言えば、対象外の速いヘッドスピードで振ったときにやや手元の重さは感じましたね。ですので、自分のヘッドスピードとよほどかけ離れたスペックを使わなければほかのクラブと組み合わせても問題はないでしょう

「ウェイト・プラス・テクノロジー」の具体的な効果は、カウンターバランスによるスイング中のヘッドの重さによる負荷を軽減し、スイングプレーンの安定化を図ること。実際に振ってみるとその効果を実感することができます。軽やかに振れました!

切り返しからダウンスイングにかけてヘッドを加速させやすかったです

切り返しからダウンスイングにかけてヘッドを加速させやすかったです

ヘッドスピードが速い人には「X」がある

次に、もう少しヘッドスピードを上げて打ってみました。すると途端に弾道が高くなり、スピンもやや増えました。フレックスがRということもありますが、対象となるゴルファーをしっかり絞り込んで、その範囲の中で最大の飛距離や直進性を追求している印象があります。

ヘッドスピードがある程度速いゴルファーのために、「ゼクシオX」を別途開発したのでしょう。そちらのレポートは近日中にアップしますのでお楽しみに。

インプレッションであえて触れなかったのですが、ゼクシオシリーズで外せないのが打感や打音。市場で高い評価を得ていて、今作もばっちり作り込まれています。「カキ〜〜ン」という高めの金属音ですが、不快な雑音がなく、澄んだ余韻のある非常に心地よい音がします。爽快感を演出してくれるので練習していても飽きないですし、コースでもよく響き、すっごい飛ばし屋になったような気にさせてくれますよ!

打音だけでもゼクシオを使う価値はありますよ。余韻のある、とても心地よい音です

打音だけでもゼクシオを使う価値はありますよ。余韻のある、とても心地よい音です

対象ヘッドスピードを意識して振ってみたのですが、軽やかに振れて思ったよりヘッドスピードが出てしまいました(笑)。ライナー性の弾道でランもよく出ています。スピンは多めに計測されていますが、前に飛ぶ弾道で効率はよさそうでしたよ。狙ったところに安定した弾道が打てるクラブだと思います

楽に振れるように作られたクラブ

ゼクシオ イレブンは、まさに対象ゴルファーがゴルフをエンジョイするためにうってつけのクラブに仕上がっていました。飛距離やミート率を高めるテクノロジーを搭載しながら、振ったときのクセを極力減らし、楽に振れるように作ったクラブだと思います。

個人的には前作のゼクシオ テンと比べると振りやすさがより向上したように思いますね。「ウェイト・プラス・テクノロジー」の効果なのでしょう。 ただし、対象ゴルファーにピントがしっかり合っている分、ヘッドスピードが速めのゴルファーが使うとクラブの性能があまり発揮されないと感じました。速く振っても曲がらない、安定性が高いクラブであることは間違いないのですが、やや上がり過ぎてしまう傾向もありました。おそらくメーカーもそういったことを理解したうえで、今作はもうひとつのゼクシオ「X」を作ってきたのだと思います。

「ゼクシオ イレブン」にご興味を持った方は、ぜひ「ゼクシオX」も試打してみてください。「ゼクシオX」のレポートも近日中にアップしますのでお楽しみに!

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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